集まり散じて1年

 「新生早稲田祭したくスタッフ」や「早稲田祭運営スタッフ」出身の面々が、昨晩集まりました。
 地下鉄早稲田駅上の「一休」にて。

 公務員だったり、中小企業の社員だったり、自由業だったり、通信会社や今話題のIT企業への入社が決まっていたり、テレビ局の記者だったり、人気予備校講師だったり、さまざまです。

 若い人にだいぶ顔を知らない方も増えましたが。


 テレビ局の人とか予備校講師だとか、華々しい職に就いた人が普通にその辺にいる、というのが早稲田的だなと思いました。

 店内に貼ってある他のサークルやゼミの色紙を眺めていても、

「一休が生んだ NHKアナウンサー ○○○○(←名前)」

なんていう文字が目に入ったりすると、学生時代、日常的に早稲田にいることで受けていた影響というのは計り知れないものがあったのかもなぁ、と。


 社会人になって、そうした環境から距離を置くようになると、一見花形に見える職業も実際はどうかな……と少々醒めた目で見るようになりました。

 たとえば民放テレビ局の記者なんて、本当に記者といえるような仕事ができる環境にあるのかな、とか。

 でも、実際にその人の顔や話しぶりを見ていると、やっぱり後光がさして見えちゃったりするわけで、ただただ、すごいなぁ、と。


 それと比べると、今の私は、毎日作業服にヘルメット姿で、パソコンやメールアドレスや名刺ではなく工具一式が支給され、それでいて年下の先輩社員には経験や技能で及ぶべくもなく……と、彼らのような花形職業に見えるような要素はありません。

 それでも、来月受ける社内資格の試験に仮に受かったとしてその後予想される配属先云々の話になって、「高橋さんの仕事面白そう」と何人かから言ってもらえたりすると、満更でもない気分になったり。


 まぁ、年収の話だけは、忘れたほうがよさそうです。
author by よんなん
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