「ラジオ深夜便」の意外な一面

 『眠れぬ夜のラジオ深夜便』(宇田川清江著・新潮新書)を8割方読みました。

 NHK「ラジオ深夜便」って私が中学生の頃にはすでにあったので、昔からある長寿番組かと思っていたら、1990年4月スタート、と、平成に入ってから始まった番組だったというのを知ったのが一番の驚きでした。

 それまで、NHKラジオは深夜放送すらやっていなかったというので、「24時間いつでもどこでも安心をお届けするNHKのラジオ放送」というフレーズは、最近になってつくられたもの、ということになります。

 本から少し離れますが、もっと衝撃的なのは、今夜の「ラジオ深夜便」の番組表
 23時台・0時台は「もっと身近にもっと世界へ“NHK80”」と題していて、NHKがここ連日やっているラジオ放送80周年記念の特集だと分かるんですが、今夜の「ビッグパーソナリティー〜深夜の解放者たち」の回のゲストは

> 俳優…愛川 欽也
> 作家…落合 恵子
> 元ニッポン放送アナウンサー…斉藤 安弘

 全員NHK以外で番組をやっていた人じゃないですか。
 特に、斉藤安弘さんはNHKの番組表上で「ニッポン放送」と記されているばかりか、現在も日曜〜木曜の「オールナイトニッポン」3〜4時台を担当されている、いわば「ラジオ深夜便」のライバルなのに。しかも、今夜はそれこそ日曜の夜だというのに。

 意外と、NHKはNHKでもラジオ放送のほうは時々ぶっ飛んだことをやってます。

 話は本へ戻って、1998年10月に「鉄道唱歌」を66番まで延々流す特集をやったくだり(151ページ〜)を読んだとき、「ズームイン!!朝!」より前に「ラジオ深夜便」でやっていたのか! と思ってしまいました。

 調べてみると、「ズームイン!!朝!」の放送記録(参照)にも1998年10月に「鉄道唱歌の旅 信越本線編」を流したことが記されているので、「ラジオ深夜便」が特集を組まないまでも毎年10月に部分部分を流していたのとどちらが本当に早かったのかは分かりませんが……。
 ちなみに、「ズームイン!!朝!」のほうは商品化までされています。。。


 意外といえばもう一つ、「ラジオ深夜便」の姿勢の一つに

・歌詞のある演歌は禁止

がある(18ページ)と読んで、あ、そう言われてみればそうだな、と。

 まぁ、NHKは深夜放送としては最後発でしたから、当時「走れ歌謡曲」(文化放送)「歌うヘッドライト」(TBS)というほぼ演歌専門のような番組が民放にあったなかでは、当然だったのでしょうけれど。

 でも、私が聴きはじめたとき、どちらかといえば中高年向きの番組内容なのにすーっと吸い込まれていったのは、演歌がほとんど流れてこなかったからかもしれません。



 今朝、筆者の宇田川清江アンカーの「ラジオ深夜便」を聴いてみました。
……土曜の夜は、いちかわエフエム「夜もラジオぼーや」のほうを聴いてしまうことが多いので、実は宇田川アンカーの「ラジオ深夜便」は初めてのような気がします。

 こんなに声のトーンが高い「深夜便」のアンカーがいらっしゃったのか、というのも意外です。
author by よんなん
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