小規模私立学校の戦略というかそんな感じの話

DSC03652.jpg 我が母校(中学・高校)の学園祭があったので、顔を出してみました。

 1学年250人という小ぢんまりとした学校です。
……体育の時間には校庭を斜めに走らないと50m走ができないという、物理的にも小さい学校です。


 浦安から電車を乗り継いで中学・高校の6年間通った学校ですが、自分が卒業するあたりから入学試験の日を変えたり、先生方も入れ替えたり、校長先生が何回か変わったり、だいぶ雰囲気が変わりました。

 校舎も戦前建築の歴史を感じさせるものから、新築ではあるものの何の変哲もないつまらない建物に変わりましたし。

 学園祭で後輩君たちを見ていると、「よい子」が増えたという印象です。……扱いに困る子が減ったという点ではよいのかもしれませんが、いなきゃいないで、つまらないですね。(なんてことを)

 もはや、15年前に卒業した頃とは、すっかり違う学校になっていました。

 いや、15年も経って化石のように変わっていないようでは、それはそれで心配になりますが。

 母校の教員になった同級生と話しても、「腰パン」なんかいなくなったほか、この学校の入学試験も狭き門になって(いわゆる偏差値が上がって)入るのも難しい学校になっているのだとか。


 この学校に入れたい(入りたい)という親御さん(子ども)が増えたということは、学校の経営面ではよい傾向なのかもしれないです。


 一方、引き続き千葉県に住んでいる身として、仮に自分に子ができたとして果たして山手線の向こう側まで通わせる価値があるのか、と考えると、千葉県内にも似たような学校ならあるんじゃない? という気がしてきました。


 自分の場合は「電車に乗って学校に通いたい」という動機があったので、都内の学校、という時点で意義はありましたが!

 それでも、入学試験の日が2月2・6日だったので第2志望として受けられる学校だったから選んだというだけで、「この学校に行きたい!」と選んだわけではなかったですし。。。


 東京の私立中学の入試日は2月1日に集中するので、どれか1つ選ばなければいけない、というときに、我が母校に特徴らしい特徴があるかというと、激しく微妙なところです。


 家から近くて、中高一貫校で、このくらいのレベルの学校があったなら、そこでもいいんじゃないかという話になりそうです。……千葉県内の中学入試は1月中なので、志望しようがしまいが都内の学校の前に練習代わりに受けるんですけどね。

 入試難易度が同じくらいのレベルだと、市川学園を筆頭に、渋谷教育学園幕張とか。

 自分の中学入試のときは、「本八幡まで(JRで4駅)しか電車に乗れない」という理由で市川学園の合格を辞退しておいて何を言っておるかという話ですが。


 ……たぶん学校経営者にとっても、上に書いたように定員はもともと少ない学校ですし、東急目黒線沿線(目黒まで1駅)にあって大井町線や田園調布以遠の東横線から通学は便利ですから、東急沿線の親御さんに「家から近くて変な虫もつきそうになくて…」と選んでもらえれば経営的に満足なのかもしれないです。

 個人的には、2月1日に入試をやる学校なら何か「これ!」っていう特色が出てくれないと、卒業生といえども子を入れる気にならんよと思っちまいますが、どんなもんでしょうねぇ。

 近年は公立も中高一貫をやり始めたので(たとえば県立千葉!)、単に「高校受験がない中学校生活を送れて、後半では大学進学の準備もできる」という目的で学校を選ぶなら公立校も有力な選択肢に入ってきそうです。……そのうち、特色のない私学は「公立校に入れなかった子が入るところ」になるかもしれません。
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2日限りのアウトレットモール

DSC03624.jpg 大手商社主催のファミリーセールの招待状をもらって、東京ビッグサイトに来ました。

 通勤に使う革靴が、普段の店で買うより5000円ほど安く手に入りました。

 ……さて、りんかい線か都バスか水上バスで帰ろうか、とビッグサイトを出ようとしたら、ファミリーセールの無料送迎バスが東京駅まで5分おきに出ているというではありませんか。


 そりゃぁ大盤振る舞いだなぁ、ビッグサイトは(西1・2ホールだけとはいえ)借り切っちゃうわ、商社ってのはそんなに儲かっているのかね……と思いましたが、アウトレットモールみたいなものかと考えれば、なんとなく分かるような気がしてきました。

 広い土地を確保して、建物を建てて、365日営業するよりは、こうして年に何度かホールを借りてセールを開催したほうが、経営的にも品揃えの面でも有利なように思えます。


DSC03625.jpg さて、やってきたバスは「中日臨海バス」という、臨海部で企業の送迎バスを運行している貸切バス会社のでした。

 「中日」「臨海」と聞くと、前に中日新聞東京本社(東京新聞)が品川駅の港南口にあったのを思い浮かべて関連会社かしらん…と思っちゃうのですが、あとで調べたら特に関係はなさそうで四日市に本社があるので新聞と同じ「中日」(中部日本)を名乗っているようです。

 東京駅まで20〜25分なので、5分おきに運行するには10〜15台程度チャーターしておけばよいはずで、週末は企業送迎バスの仕事も少ないでしょうからバス会社も歓迎の話でしょう。

 仮にバス1台1日10万円でチャーターしたとすれば、2日間で300万円程度という計算です。

 この金額で都バス(往復400円)のチケットを買い上げて配ったとすれば、7500人ぶん……おそらく1日でなくなっちゃうんじゃないでしょうか。


 やってくるバスはもともと貸切バス仕様とおぼしきもから路線バスのお下がりのようなのまでありましたが、車内は2列席が並んで吊り革はなく、全員着席が前提のようです。

 ビッグサイト+バス輸送といえば個人的に思い浮かぶのはコミックマーケットでの都バスで、バス(特にノンステップバス)ってこんなに輸送力あんのか! と思い知らされますが、全員着席となると1台あたりで運べる人数はあんまり大したことがないんだなぁという実感です。
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ショートサーキット

 我が家は(マンションで言うところの)スキップフロアの中間階で外廊下がなく、外を歩く人を気にせず南北の窓を開け放すことができます。

 あと、角部屋なので南側のLDKには西側に窓があります。


 暖かい時期は南側から風が入ってくる日が多いです。


 で、昨夏はLDKで寝ていたのですが、今夏は北側の部屋で寝ることにして、例によって窓という窓を開けて寝ようとすると、風が吹いてこないので難儀しました。

 LDKには(生暖かいとはいえ)風がそれなりに吹いてくるのに。


 風が吹かないならエアコンを入れればいいじゃない、というわけで文明の利器のお世話になりましたが、なぜだ……。


ldk.jpg 夏も終わろうかという頃になって、やっと表題の単語を思い出したのでありましたよ……。


 暑いからといって「窓という窓」を全て開けてしまうと、LDKの南側から入ってきた風は西の窓から出て行ってしまうのであります。

 去年はLDKで寝ていたので気にならなかったんですね。。


 本で読んだときは、給気口(or開いてる窓)の“すぐ近く”に換気扇があるとそこだけで空気が循環してしまい、部屋全体の換気にならないという話でしたが、「2LDKの奥の部屋まで風が抜けない」という点では、「風が入ってくるLDKに窓が2つある」というのは本の事例とある意味同じなのでした。


 で、西側の窓を閉めてみたら、北側の部屋にも風が届くようになりました。……もう夜はそれなりに涼しく過ごせるようになってから気づいても、、、orz
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サンプリングが唯一の接点

 東京都心の職場に勤めているというのに、帰りに寄り道をする余裕もなく、ただ、朝起きて電車に乗って出勤して帰りはまっすぐ帰宅する毎日です。

 職場が入居するビルの正面玄関は新宿駅の出口の目の前にあるのですが、出勤のときだけ、少し遠い出口から出てぐるりと回って通用口からビルに入るようにしています。


 新宿は人通りが多いので、歩行者相手にいろんなものが配られています。


 ほぼ毎日いるのがサラ金のティッシュ配り。……サラ金はグレーゾーン金利がなくなって以来どこも経営が傾いていたと思いますが、アイフルは相変わらず配ってます。(アコムはTVCM流してましたっけ)

 7月に新宿駅近くにできたブックオフも、割引券付きのうちわを毎日のように配っています。……古本屋の大型店などとは、できれば寄って帰りたいところですが、残念ながらそんな余裕はないです。

 クーポン誌も、日によってホットペッパーから聞いたこともないようなのまで配られてます。ラックに置いてあるようなものを配るのにアルバイトを何人も雇ってペイするんだからすごい商売です。

 あと、食品メーカーが試供品のサンプリング(お菓子とかガムとか)や、小田急系列の商業施設がウェットティッシュなんか配ってたりします。


 異色なのは出会い系サイトのチリ紙で、「Amazonで発売中の本のご案内」と連呼して配っているのです。

 チリ紙を見れば、「ナントカメールで見つけた二人の恋!」みたいなタイトルで、本の宣伝というよりサイトの宣伝ですが、そりゃー仕事を選んでられない出版社見つけてISBNコードつきの本に仕立てられれば、どの書店でも流通するよねぇ、という気はします。

 リアル書店ならそもそも取次が配本するかどうかもあやしいでしょうが、ネット書店なら在庫があろうが取り寄せだろうが注文する側の手間(というかページの見た目)は同じですから、実際に本が流通するかどうかは関係ないのだと思います。


 ほかには、HISやJTBもときどきパンフレットを配ってるのを見かけます。……JTBのにはウェットティッシュが入ってました。

 自分はカバンに押し込む間もなく次々とティッシュをもらってしまうのですが、周囲を見ると手に抱えるほど無料品をもらう人などいなくて、ちょっぴりみすぼらしい気分になったりならなかったり。


 起きる→出勤→仕事→終業→帰る→寝る、と、俺は会社のために生まれて育ってきたのかそれはあまりにむなしいんではないかと思ってしまいそうな毎日ですが、新宿駅を出て交差点に達するまでのほんの200メートル足らず、時間にしたら3分とかからない程度の「サンプリングストリート」(と自分が勝手に呼んでいる)は、唯一の、家と会社以外の一般社会とつながる場所であり時間だったりします。

 ……なんて書くと、世界観小さいなぁ、と思われるのでしょうが、いまの自分にはこれが精一杯です。
author by よんなん
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『暴れん坊少納言』(全7巻)

DSC03631.jpg 帰りの電車で読んでいて、久々に作品に夢中になって降りる駅を乗り過ごしました。

 全部で7冊あるものの一番面白いのは初刊で、二番目に面白いのが「II」、以降、だんだんストーリーがズルズルしていくのが残念でしたが。


 それはともかく「ツンデレ娘+不器用男子」のドタバタものは個人的鉄板です!


 この作品は、休職をし始めた2010〜2011年の冬に、知人がマンガ本を大量に貸してくれた中に入っていたものです。

 時間だけはやたらあった休職期間でしたが、結局ちゃんと読めたのは『鈴木先生』だけで、この本は袋から出しただけで(少し目を通した記憶もあるような気がするけれど)楽しめないまま積んであったのでした。
(まだ袋から出してすらいないのがいっぱいある……申し訳なす)


 で、初刊を読んで電車を乗り過ごすほど夢中になってしまい、さっそく続きを……と思って知人がくれた本の山を見たら全7巻のうち「II」「III」「V」が欠本!
(休職中のどさくさでどこかやってしまっただけかもしれないのですが、すぐには出てこなかった)

 「II」が欠本とはもどかしい……と、探すのはそこそこにしてブックオフオンラインでポチってしまいました。作者の収入にならない入手方法で申し訳ないですが(元はといえば知人に借りた本ですし)1冊105円は「買っちゃったけど後で埋もれてるのが出てきた」となっても惜しくない値段でした。


 さて、古典なんか中学1年の「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり」で挫折した理系人間にとって、マンガで枕草子やら紫式部日記のストーリーが読めるとは興味深い話……と思いきや、調べてみるとストーリーのほとんどがオリジナルだったという罠。

 ただ、歴史をもとにした作品で架空のできごとやら人物やら挿入するのはNHKの大河ドラマもやっていることなので、本当に学習のつもりで読みたかったら学研や小学館の学習まんが読んでろって話ですが。


 清少納言や中宮定子、宰相の君から赤染衛門に至るまでキャラ設定は悪くなかったですし、紫式部は初刊第5話の「同人の 元をただせば 十世紀」のタイトル通り(←このタイトルが作品全体のノリを表している気がする)、「II」以降も宮中の清少納言とは絡まず在野の同人作家である(宮中に入るのは清少納言が去ったあと)という設定でよかったんでは、という気がします。


 それと、初刊の最後に「おわり」とある(何より「1巻」という記載が本のどこにもない)ので、1巻完結のはずがそれなりに人気が出て「II」〜「VII」まで続くことになり、作者と編集者で人気も意識しつつ連載作品として続けていかなくてはいけないぬかるみにはまってしまったかのような印象です。
作者のブログによると終了時期は何度も変更があり、7巻で終えることは5巻の刊行時に決まったらしい…)

 と、あんまりいい印象がないかのような書評になってしまいましたが、本当にストーリーが泥沼にはまってる感があるのは最終巻の「VII」で藤原詮子が出てきて以降なので、大半の部分は楽しんで読める作品ではあります。

 ともかく、きちんと歴史や国語を勉強して「正史ではない」と知っておかないと、楽しめない部分が多すぎるってところでしょうか。……マンガを読むにも学校の勉強って必要なんだね。。。
author by よんなん
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「夏休み」考

 「夏休みのご予定は?」と主治医の先生をはじめ何人かに聞かれるのですが、私の勤務先には「夏休み」がありません。

 そう答えると決まって、なるほど●●業ですもんね、という反応が返ってくるので、ちょっともどかしいです。

 たしかに●●業といえば365日営業のイメージですが、いま勤めている事務所は月〜金のデスクワーク部門なので、カレンダー通りです。あと、年末年始のお休みなら世間並みにあります。


 とはいえ、よその会社のことをよく知らないので、「夏休み」というものは我が勤務先のように社員個々人がこのシーズンに自分の年次有給休暇を消化して連休を作ることをいうのか、はたまた年末年始の休みのように元々休みなのか、そのあたりのことはよく分かりません。

 労働法上は、社員の有給休暇を5日残せば(就業規則への記載と労使協定を経て)、会社側が日にちを指定して「計画的付与」させることができるので、事業所が一斉に休む「夏休み」が実は有給休暇の消化である、というケースもあるでしょう。


 旅行を趣味にしていると、年次有給休暇の消化だったらオフシーズンに自分で時季指定できたほうが嬉しいので、いまの勤務先のように「夏休みはない」ほうがありがたいです。
(その線でいくと、本当はGWや年末年始の連休も別の時期に欲しい、という話になる)

 最近は旅行も控えていますが、逆に言うと現在は年20日の休暇(=月1〜2日ペース)は、2週に1度の通院、産業医の先生との面談、それと(調子の悪いときは)本当に丸1日休養するのに使うなど、順調に減っているので、用もないのに会社側から何日も休みを消化させられてはたまらない、という事情もあります。
(産業医と面談するのに平日勤務者は休暇の消化が必要……というのは何気なく痛い)


 そんなふうに考えていた折、先日、勤務先の同期D君(他社へ出向中)と話したら

「出向先は、7〜9月に土日祝とは別に4日間の休みが与えられて、この3か月間のどこかに自分で日にちを指定できる、年次有給休暇とは別だから年間休日数は出向元より4日多い」

な、なんだってー!!!


 そういう夏休みだったら、欲しいなぁ……。
author by よんなん
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JR東日本(東京)のサイン出しまとめ

 前項で触れた、JR東日本(東京)の吹奏楽団のサイン出しの話です。

 応援マニアとして注目すべきは吹奏の指揮者(ないし、団員へ指示を出している応援団員)です。……応援曲が変わる前に必ず指示が出ていますから、曲が変わったらその時点からその曲のコールに入れるようにするのがマニアです。
(観客の立場だと、たいてい曲が変わってからでないと気付けないので、冒頭はコールできない)

 社会人野球の応援の場合、応援曲が変わるときは曲名を書いたボードが出ることがほとんどで、なじみがなくても分かりやすいです。(特にオリジナル曲などは社外の人間には曲名を知る術がほとんどないので、覚えるためには必須)

 サイン(←手の形…たとえばグーとかチョキとかで次曲の指示をするもの)は、企業によって都市対抗野球でアルバイトに動員している大学の応援団の吹奏が自校の曲を使うときにサインを使うくらいしか、社会人野球の応援席では見たことはありませんでした。
(例:JR北海道での東京大学メドレー)


 今年、社員のみで構成している吹奏楽団で、JR東日本(東京)がサイン出しをしていることに気づきました。本項ではそれをまとめます。

 ……サインといえば片手で4拍子を振りながらもう片手でサイン出し、というのが勝手なイメージですが、JR東日本(東京)の吹奏は両手(あるいは両腕)で出すサインもあります。(その間は指揮なしで曲が続きます)


 今年(2012年)の都市対抗で観察する限りで判明したものは……

「1」=F1(早稲田大学の曲)
 →たいてい「1」は「もう1回同じ曲を繰り返す」という意味なのですが、ここは「ファンファーレ1番」を意味するようです。
「2(チョキ)」=同じ曲をくりかえす
 →「1」は「F1」の意味なので、「(曲の)2番」という意味で使われることが多い「2」を当てているようです。
「4」=4番のテーマ
 →イニング最初のバッターが4番のときだけ、F1ではなく特定の曲が使われます。(JR東日本野球部の公式ページによればBack to the futureの由)
「敬礼」=TRAIN-TARIN
 →タイトルが鉄道に関係あるものに「敬礼」を当てているのが鉄道会社らしいです。
「C」=コンバットマーチ
 →早稲田大学と同じです。F1の次がこれではないのが個人的に不満。
「頭頂部を手のひらで押さえる」=ドラクエ(←IIIの戦闘シーンの曲)
「愉快なり」=JR Fire(オリジナル曲?)
 →すみません、適当な表現が思いつかなかったので、、早稲田大学の「愉快なり」のサインと同じです(ただし上下には動かしません)。……厳密には冒頭のコール(1・2・3・せーの・ファイヤー!)のサインで、曲だけを繰り返すときは「2」、コールに戻るときは再度「愉快なり」の手の動きが出ます。……ところでこの曲・コールは近年登場したものですが、絶対にJR東日本の前社長・清野(せいの)氏の名前を引っ掛けてるに違いないよなぁ。
「『一』の字に手を大きく何回か動かす」=天理ファンファーレ
 →ヒットが出たタイミングでごくまれに応援曲を止めて入り、F1→ダッシュケイオウに戻ります。
「『m』の字に手を大きく何回か動かす」=ブロックM
 →得点曲です。小文字のmというよりは、マクドナルドのマークです。長らくJR東日本(東京)の得点曲は謎だったのですが、どうやら外国のマーチ曲らしいです。……3分以上ある曲のどの部分をどうアレンジしているのかは歓声で相変わらず聞き取れないのですが。
(ちなみに私の知る限り鉄道会社の得点歌・得点曲は、JR九州が「鉄道唱歌」、JR東日本東北とJR四国は「線路は続くよどこまでも」、JR北海道は社歌のサビ…と由来が分かりやすいものなので、この得点曲は引き続き謎が多いです)

ここまでは片手で出ます。なお、文字の形(Cとか後述のLとか)は、吹奏楽団員からそう見えるように出します。

「△」=ダッシュケイオウ
 →両手の親指+残り4本指で作ります。これも、曲だけ繰り返すときは「2」、前奏に戻るときは「△」が出ます。……で、JR東日本(東京)はF1の次は必ずこっちに入るのが不m(ry
「凵」=白銀は招くよ
 →ダッシュケイオウの4本指を直角に立てます。
「L」=エルクンバンチェロ
 →片手で出てもよさそうなサインではあるものの、両腕を使ってウルトラマンのようなポーズを作ります。……片手だとコンバットマーチの「C」と紛らわしいのかもしれません。使う頻度はエルクンバンチェロのほうが圧倒的に多いのですが。

 あとは、頻繁に使われる曲なのに観察し損ねたものでは「NEO」(オリジナル曲?)があります。


……関係者じゃないのにきもい、、、って、こっちは合図の類を観察するのも趣味対象の鉄道マニアだ文句あるか!

 で、JR東日本(東京)の応援団はぬるいなぁと思うのは、サインで合図しているのは吹奏の中だけで、ステージ上の応援団員に向かっては従来どおり紙に書いて出していることです。(!)
author by よんなん
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2012年の都市対抗まとめ 2(JR北海道・JR東日本編)

 前項の続きです。

●JR北海道
 都市対抗野球大会には「応援団コンクール」というものがあります。

 観客動員数で受賞が決まっちゃってるような印象がぬぐえないコンクールなのですが、Wikipediaによると選考基準が 一応 あるらしく、その中に

「郷土色豊かな作品」

とあります。


 2年前まで、JR北海道は応援ステージの中で「羊蹄太鼓」「YOSAKOIソーラン」があったのですが、今年はどちらもなく、そりゃぁ観客動員ではどうしても関東地方のチームに分があるとはいっても……といった感想です。

 もしかしたら、昨年の出場辞退のきっかけになった列車火災事故以来、同社の鉄道運行にまつわる不祥事が絶えないことから、出場はするけれども盛り上げは控えめに、という雰囲気があるのかどうか、と勝手に推測してみます。


 ところで都市対抗の出場枠は北海道1チームなのですが、いまや、大昭和製紙北海道も、北海道拓殖銀行も、王子製紙苫小牧もなくなり、予選はやってますが事実上のJR北海道の一強状態になっています。

 個人的には、東北(出場枠2つ)と一緒にして出場枠が北海道・東北を合わせて「3」になってもおかしくないのではという気がしなくもありません。


 応援の話でつけ加えると、応援曲レパートリーは明治大学のものから東京大学に変わりました。……前は「ギャバン」で始まって「J・R・ほっ・かい・どう・札幌!」だったのが、「スパカリ」「ハメハメハ」「不死鳥」といった具合です。(あと「スカイハイ」か何かがあったかもしれない)

 「スパカリ」は元はといえばJR九州がやっていたのを東京大学が「逆輸入」した経緯がありますから、JR北海道が使うようになったのはマニアとしてはうひひひひ(以下自粛)

 「TOKYOコール」は文字数が合わないと判断されたのかどうか、使ってなかったです。……これについては、以前、東大応援部(の吹奏)が関西国際大学の応援をしていた(!)ときに

「T! O! K! Y! O! T・O・K・Y・O 東大 レッツゴー!」
「関!西!国!際!大! 関西国際大! 関西 国際大!」

とやっていました(→5年前の日記)から、「JR北海道」でも可能だとは思います。

 ステージ下で応援団員向けに小さなボードを出す人をよく見ていると、JR北海道オリジナルのときは曲名と選手名の組み合わせが(例:「吉川」「モニカ」)、東大のメドレーに入るときは「応援部」と出ます。
(吉川選手+「モニカ」、乙須選手+「狙い撃ち」は4年前に気付いたときから変わってない)


●JR東日本(東京)
 個人的にJR東日本東北はひいきなのですが、JR東日本(東京)はあまり好きになれないでいるところです。

 去年の京セラドームでは気がつかなかったのですが、google先生に聞いてみたら吹奏楽団の指揮者が去年4月に代わったのだそうで、今年は明らかな変化が見て取れました。

(1)ヒットが出ても応援曲を(基本的に)止めなくなった
(2)次曲の指示を「サイン出し」するようになった
(3)吹奏がステージ上でドリルをやるようになった

 マニア的にとっても面白いのは(2)なんですが内容が濃すぎるのでさておいて、(1)は大きいと思います。たまに止めて「天理ファンファーレ」が入って応援曲そのものは仕切りなおす(←その間に観客の応援は止まってしまう……のが個人的に嫌い)場面もあるものの、その回数はグッと減りました。

 そうはいっても、まだ「7回の応援歌の後、応援部がステージ上で段取りを整えている間に観客が座ってしまう」(→間髪いれずに応援曲に入ってしまうべきだと思っている)とか、「F1(←早稲田大学のファンファーレ)の次にダッシュケイオウに入る」など、JR東日本(東京)の応援の進行には満足していない部分もありますが(後者は特に!)、少しずつ変わっていく……ことを観客の立場から勝手に期待してみます。


 それはそうと、JR東日本は応援団コンクールで賞をもらってましたが(毎日jp)、受賞理由のひとつが「JR東日本は、作業員や駅員姿で職場の雰囲気を伝えた」……って、そんなのJR九州の応援団が何年も前からやってることなのに、あとから始めたほうが受賞ってひどいよなー、と思いました。


IMGP9326.jpg さて、決勝戦(24日・火曜日)は体調を考慮して翌日に休暇を入れて見に行きました。

 閉会式で、2年前に「また来年東京ドームで会いましょう」と電光掲示に出しちゃったのに去年は大阪開催だったなんてことがあった(写真は2年前の閉会式)ので今年は出さないかな……と思ってたら、今年も出ましたよ。(前項の冒頭の写真)

 来シーズンまで何事もなく無事東京ドームで開催されればいいなぁと思います。

 決勝戦といえばJR東日本(東京)が連覇すれば50年前の日本石油以来、という試合で、その連覇を阻止したのがJX-ENEOS(=旧・日本石油)というのは……まぁどうでもよいですね。

 いまとなっては、「都市対抗」だなんてごく一部の例外を除いて名ばかりで、東京都民も横浜市民も、そんな試合があったことなんて毎日新聞でも購読していない限り知らないでしょうから。
author by よんなん
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2012年の都市対抗まとめ 1(JR九州編)

DSC03452.jpg 例年なら、都市対抗のシーズンに有給休暇でドカーンと連休を作って連日東京ドームへ通うのですが、今回は週末を中心に控えめにしました。

 体調面の都合のほか、ひいきにしているチームの一つ、JR東日本東北が予選敗退でしたし。

 気づいたことなどgdgd書いてゆきます。

 ……一昨年あたりから、(個人的にいろいろと)記憶があやふやだったり時系列がごちゃまぜになっているので、「今年初めて」と思っていることが実は去年か一昨年あたりからだったり違ったりするかもしれませんが、そこはご容赦ください。

●JR九州
 何をおいてもまずはJR九州です。7月21日(土)の2回戦に行きました。(毎日jpの写真特集

 特筆すべきは、JR九州社員のよさこいチーム(でいいんですよね?)「JR九州櫻燕(おうえん)隊」が、今年は来なかったことです。

 去年、こんなふうにまるで幻滅したかのような書き方をしておいて何を言っておるのかという話ですが、演舞はかなりレベルが高いのです。
(当該のページにJR九州のオフィスからと思われるアクセスの跡があって、実はgkbrしていた小心者)

 昨年の京セラドームでは、攻撃中のパフォーマンスとして登場して(試合展開とは無関係に)演舞が披露されたのが興ざめでしたが、守備中応援としてはチア曲と並んで大いに「あり」だと思っているのです。

 チア曲もそうですけど、攻撃中にやると何がいけないかというと、

・バッターが凡退してしまうと、演舞だけが盛り上がっていてステージがしらける
・ヒットが出ると応援席はグラウンドに夢中になるので演舞を見てもらえない

という2点だと思います。


 もともと応援が盛り上がりにくい守備中なら、早々にホームラン一発でも浴びちゃうようなケースはさておいて、

・相手を凡打に抑えているうちは観客も気分よくステージを見てくれる
・仮に打たれたところで得点圏までランナーが進んで本当のピンチになるまでは時間がかかる

というわけで、守備中応援に使える音響には制約があるのは知ってますが、攻撃中よりは演舞向きだと思います。


IMGP9325.jpg あと、外野寄りに新幹線のバルーンを出さなくなりました。(写真は2年前の)

 去年京セラドームに持ってこなかったのは例年の日本選手権と同じ体制だからかと思っていたのですけれども……なにより、3年前まで800系「つばめ」だったのが2年前に700系のが新調されていたのに。

 700系新幹線といえば「祝!九州」のTVCMになぞらえたウェーブが去年の応援席では大不調(観客が誰もやってなかった)のがよほどトラウマだったのか、と勝手に推測してみます。

 バルーンには実車と同じく「KYUSHU・WEST JAPAN」のロゴが入っているのですが、JR西日本の野球部が来年から再開の見通しというニュースもありました(スポニチ)ので、実現のあかつきには対戦カードによっては使いにくいものになりそうです。


 最後に付け加えれば、応援曲レパートリーに「海のトリトン」が加わったのって、去年からでしたっけ?
author by よんなん
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折り返し断熱

IMGP9271.jpg 築古マンションなので、断熱材なんか入ってなかった我が家です。

 しかも角部屋です。……角部屋はいろいろメリットがありますが、コンクリ壁の向こう側はそのまま外気、という欠点があります。

 2年前、購入時に南側のLDKをリフォームしたときは断熱のことなんか頭になくて、その冬はしんどい思いをしました。
(写真の白い壁が実は全部外壁……冬になると超冷たい)


 壁をふかして断熱材を入れておくんだったなー、次に直すときは気をつけよう、と考えたとき

「コンクリートでつながっている躯体のどこまで断熱材で覆うべきなのか?」

と思うのです。


 裏側が外気に接している薄っぺらな壁は当然内側から断熱材をかぶせるとして、梁や柱、天井、床は?

 壁が冷たいのに、同じコンクリートが「天井」「柱」「梁」に名前が変わっただけでいきなり冷たくなくなるわけがないよな……くらいのことは私のような素人でも分かります。

 せっかく壁を断熱しても柱や梁や天井が冷たいと、冬に部屋を加湿してると壁との境界で結露が発生してしまうでしょう。きっと。


 ……かといって、外気に接していない部屋はあんまり寒くないので、“コンクリートの箱”状になっている建物のコンクリート全体に冷たいのが伝わっているわけではないようです。


 長らく疑問でしたが、先日ふと思い出してgoogle先生に聞いてみたら、ヒットしたのがAllAboutのこの記事


 折 り 返 し 断 熱 と い う の か !


 外壁から45〜90cm(地域による)まで断熱材でコンクリートを覆ってやるのですね。……なるほど。


DSC02536.jpg そういえば去年、北側の部屋をリフォームしたとき、工務店が「中間階だから床の断熱は不要」と言い張るのを、いや、実際住んでて床が冷たくてたまんないから!! と納得せず床にも断熱材を仕込んでもらいました。

 床全面に断熱材を入れる必要があったかはさておき、北側の部屋は北・東・西の3面の壁が外壁なので、三方からそれぞれ90cm(=約1m)ずつ断熱材を入れたら、それなりの面積を覆うことになります。

 結果として北側の部屋に関してはほぼ正解だったことになりますが、工務店は断熱に関して実は無知だったわけで、次回やるなら内容に応じて工務店を選ばないといけません。。。
author by よんなん
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