セイコーマートのメロンモナカアイス

DSC03047.JPG 支笏湖方面へレンタカーを走らせる途中でセイコマートに立ち寄りました。

 新千歳空港内にはセイコーマートがないのと、支笏湖方面では最後のコンビニです。

 セイコーマート名物と言えば道外の小売店にも卸しているメロンソフトですが、アイス売場でモナカアイスを見つけました。

 メロンソフトは198円のところ、モナカアイスは150円。(いずれも税抜)

 あとで調べると、中のメロンアイスはもちろん同じだそうです。(セコマ公式ページ

 おいしかった!
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GWは「どこかにマイル」で新千歳・支笏湖

 2024年春の大型連休は、4/27(土)〜29(月)の3連休と、5/3(金)〜5/6(月)の4連休ですが、職場はその間の4/30(火)〜5/2(木)の3日間もなるべく休暇を取得せよとのお達しがありました。

 妻の休みは祝日が関係なく、5/1・2(水・木)が休みになったとのことで、(私は)10連休中ではあるけれど、1泊2日でどこか行くか……となりました。

 どこかへ行きたいけど、あえて行きたいところがあるわけではない……というときの味方がJALの「どこかにマイル」です。行き先をJALが決めてくれるうえ、1人7,000マイルで往復させてくれます。

 大型連休中も使えるのかな……と思ったら、今年3〜7月の除外日は往路が4/27・5/3、復路は5/5・6だけで、大変太っ腹です。

 家族同伴で「どこかにマイル」を利用するのは初めてで、盲点は誰のマイルを消化するか関係なく搭乗者は子供も含めてJMB会員なければいけないことで、あわてて妻の会員番号を聞き出し、娘の会員証を作りましたよ。

 申込み画面を何度かリロードして「旭川・帯広・新千歳・高松」の組み合わせで申し込んだら新千歳に決まりました。

 さて、旭川、帯広、高松ならどこを巡ろうか考えていましたが、新千歳(≒札幌)を引き当ててしまってどうしたものか悩みました。せっかく北海道へ行くのに札幌(=都会)へ行っても仕方がないですし、エスコンフィールドでも行ってみるかとファイターズの日程を調べるも5/1のナイターは西武ドームでした。

 妻に新千歳周辺で行きたいところはないか訊いてみると、支笏湖畔の丸駒温泉旅館のクチコミがよいようだ、との返事でした。

 はて、と手元にある『ひとり歩きの北海道』と『なまら蝦夷』を開くとちゃんと載っています。この2冊に載っているなら間違いありません。

 宿泊費は大人1人2食付き22,050円でここは他の時期より高めの料金でしたが、飛行機代が1人7,000マイルで済んでいるので、この時期の旅行総額を考えるとまだまだお値打ちです。

 レンタカーはニコニコレンタカーを予約。こちらもハイシーズン加算がありましたが、それでも24時間5,500円でした。

 それよりニコレンでびっくりだったのは軽自動車もコンパクトカーも同じ料金だったことです。2024年11月からまた変えるようですが、いつの間にそんな料金体系になっていたのでしょうか。
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ミヨシ石鹸「そよ風」終売とボーソー油脂の粉石けん発売再開

DSC02990.JPG 洗濯用粉石けんは、7年前に生協PBの粉石けん(製造元はボーソー油脂)が終売してから、ミヨシ石鹸の「そよ風」を使っていました。(当時の記事

 ところがミヨシ石鹸から終売のお知らせが発表されて、3月中旬ごろから店頭やネットショップから姿を消し始めました。

 日々の洗濯で使うものなので、純石鹸のように高価で却って汚れ落ちの悪いものを使う動機はなく、さてどうしたものか……と石けんメーカーのWebサイトをいくつかまわってみたところ、ボーソー油脂が7年前にやめたはずの粉石けんをまた売っているではありませんか。

 公式サイト以外のネット通販では見当たらず、3kg1袋1,078円に対して送料550円は負担が大きいな……と思っていたら、生協(コープみらい)のカタログに掲載されましたよ。値段は公式通販と同じで、毎週来てもらっている生協の宅配ならこの商品のための別途送料が要らないのがありがたいです。

 7年前に生協PBだった頃の価格の約8割増(!)ですが、このご時世致し方ないのかもしれません。なにより競合商品が見当たらないなか、「そよ風」(2.16kg入りで実売価格700円前後)と重量当たりの単価がほぼ変わらないのは逆に感謝しないといけません。
(しかも、規定量が「そよ風」は水30Lに36gだったのが、こちらは水30Lに30gでよい)

 PBの頃は香料入りと香料なしがあって香料入りを使っていたところ、今回は香料入りのラインナップがなく無香料の石けんは匂いが心配でしたが、使ってみたところ気になりませんでした。

 生協の店頭で売ってくれればいつでも買いに来れるものの、なぜだかまだ並んでいません。
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1日遅れの角館

 角館へ桜を見に日帰りしました。

 仙北市観光情報センターのTwitterを見ていると、先週末の時点ではまだ早く、行くなら今週末だと考えていました。

 土曜(妻は仕事の日)に出かけようと娘を誘うと「おかあさんといきたい」と言い、日曜に妻を誘うと「日帰りはしんどい」と言うので、日曜に娘の面倒を見てもらう妻の許しを得て一人で出かけました。

 さて、朝6時に家を出て新幹線に乗って着いてみると武家屋敷通りのシダレザクラは葉桜、桧木内川のソメイヨシノはほぼ散っているではありませんか。

DSC02948.JPG シダレザクラは、路地を入ったところで個体によってまだ満開のものもありました。写真は右の木が満開なのに左側の木は完全に葉桜です。しかし期待していたような武家屋敷通り一面の満開の桜はありませんでした。orz

 冒頭のTwitterアカウントをさかのぼると、確かに木曜日には武家屋敷通りのシダレザクラもソメイヨシノも「満開」と書いてありました。

 しかし、きょう午後の投稿は

>【武家屋敷通りシダレザクラ】散りはて
>【桧木内川堤ソメイヨシノ】桜吹雪

散りはて……!!!

 きのうの投稿はともに「桜吹雪」だったので、どうやらきのう散ってしまったようで、来るならきのうまでだったのです。

 花を見に出かけるのは本当に難しいですね……。


 花はがっかりでしたが、温泉につかって、おいしい昼ごはんを食べて、帰りはグリーン車を奮発して、気楽な一人旅を久しぶりに楽しみました。
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「かしま号」に乗る

 JR鹿島線は特急「あやめ号」があったのも今は昔、現在は普通列車が2時間に1本しか走らないローカル線になっています。

 対して盛況なのは高速バス「かしま号」で、運転間隔は10〜20分おき、定期券まで発売されています。

 一度乗ってみようじゃないか、と娘を連れて東京駅13:40発の鹿島神宮駅行きに乗りました。

 窓際に座りたいなと10分後の13:50発を考えましたが途中の鹿島セントラルホテル止まりなので、そのまま13:40発に乗ることにしてバスのステップを上がると運転手さんから「お子さんは膝ですか?」と聞かれます。……高速バスは定員制なので席に座らせると答えると子供運賃を取られるのかと考えて「膝(の上)です」と答え、運賃箱にSuicaをタッチするとその場で1,950円が差し引かれました。乗るときに一度タッチして降りるときに再度タッチして運賃を引かれると思っていましたが、東京駅を出たらどこで降りても運賃が同じならそれでよいのでしょう。

 窓際は一通り埋まっていて、娘の手を引いて通路をウロウロしていたら、親切な方が席を代わってくれました。

 発車まで娘をひざの上に乗せていましたが発車の時点で満席にはならず、周囲には通路側の席に荷物を置いている人もいるので、娘を窓側席に座らせて自分は通路側に座りました。乗客数は30人くらいでしょうか。

 発車後のアナウンスで京葉道路が渋滞していること、首都高湾岸線も渋滞していて迂回せず京葉道路を進むこと、大幅な遅れが見込まれることが伝えられます。そういえば東京駅のバスターミナルでも、成田空港での航空便への乗り継ぎは保証しない、時間を気にする人は鉄道を、というようなアナウンスが流れていましたっけ。

 首都高はまぁまぁ流れていましたが京葉道路はひどい渋滞で、娘はさっそく退屈してしまったようです。ようやく渋滞を抜け出たのは花輪ICを過ぎたところで、東京駅を出発して1時間が経っていました。

 宮野木から東関東道に入ったあたりで自分も寝てしまい、起きたらちょうど茨城県に入るところで水郷潮来に到着。広い駐車場を併設したパークアンドライド型のバスターミナルで、ここで10人ほど降りました。

 水郷潮来を出発したのが15:40ごろで、鹿島線の電車なら潮来駅から鹿島神宮駅まで10分ほどなので、16時ごろには着くんだろうかと思っていたら、次の鹿島セントラルホテルを出たのが15:50。

 そこで「Yahoo!路線情報」を開いて途中停留所の時刻を見たら、ちょうど40分遅れているようです。

 次の鹿島製鉄所は降車がなく通過しましたが通過したのはそこだけで、しかも降車のたびにトランクの開け閉めがあって遅れは増し、15:40着予定だった鹿島神宮駅のロータリーに入るころに、乗るつもりだった16:22発の大洗鹿島線が高架線を走って行ってしまうのが見えました。orz

 車内は鹿島セントラルホテルでさらに10人ほどが降りて、通過した鹿島製鉄所を除いてそれぞれ1組ずつ降車してゆき、終点の鹿島神宮駅で降りたのはおじさん1人と私達2人だけでした。……1本あとが鹿島セントラルホテル止まりで鹿島神宮駅まで行かないのも納得です。

 Gooogleマップのタイムラインを見ると、水郷潮来から神栖市を迂回して鹿島神宮駅へ向かっていて、鉄道のイメージと裏腹に潮来から鹿島神宮へなかなか着かなかったのも道理です。

 前に時刻表を見て、鹿島神宮7:40発の鹿島線に乗れば、佐原で成田線、佐倉で特急「しおさい8号」にそれぞれ1分で接続して東京駅へ9:30着、と高速バスより10分速い1時間50分で到達できることを見つけ、鉄道の利便性も悪くはないんだなぁ……と考えたこともありましたが、過半の需要が水郷潮来バスターミナル(潮来駅から徒歩約50分)や鹿島セントラルホテル(=神栖市の中心地)にあるのでは、そもそも話になりません。

 もし比較しようとするなら鹿島神宮駅〜東京駅ではなく、JRの潮来7:52発→(乗り継ぎ)→東京9:30(運賃+特急料金=3,000円)と、かしま号の水郷潮来7:55発→東京駅9:35(運賃1,950円)で、今回経験したような渋滞さえなければ所要時間は2分しか変わりません。

 潮来市も、鹿島線の駅ではなく水郷潮来バスターミナルにパークアンドライド用の市営駐車場を整備している時点で、鉄道と高速バスのどちらに重きを置いているのかは一目瞭然です。

 50年以上前に、鹿島線をどうして小見川駅から分岐して神栖駅を通るように作らなかったのだろうなぁ……と思います。

 現在神栖駅から越谷や東京貨物ターミナルへ向かう貨物列車は、わざわざ北へ向かって鹿島サッカースタジアム駅で鹿島線に乗り入れているのですから、そのまま南へ向かって小見川から成田線に入ればいいのにと素人の私は地図を見て考えてしまうのですが、鹿島線の工事誌でもひも解いてみないと分からない話です。
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「田舎者」とは

 数年前、埼玉県内の第三セクターで、出資者のひとつである大企業出身の男性社長が酒の席で女性社員を「田舎者」と揶揄するなどして更迭されたニュースがありました。

 しかし大都会埼玉の人間をつかまえて「田舎者」呼ばわりとはどういう感覚なのか、理系人間の自分にはさっぱり分かりませんでした。


 さて、現在、横山光輝の『三国志』を読んでいます。

Screenshot_20240306.jpg その第12話(第3巻)で、都から視察に来た役人の「もてなし方」を劉備玄徳が役人の付き人に尋ねるくだりで

「私は田舎者ゆえ都の役人のもてなし方を知りませぬ」

と教えを乞うセリフがありました。

 この場面で「もてなす」とは賄賂をおくることだと教えられるのですが、なるほど冒頭に挙げた大企業からやってきた社長は、部下に向かって「子会社の女性社員は酒の席で親会社からやってきた男性社長を『もてなす』ものだと知らないのか」という意味で「田舎者」呼ばわりしたのだろうかとようやく分かりました。

 どういう「もてなし」を望んでいたのか知る由もありませんが、想像するに職場の懇親会でそんなことを言われるほど気分の悪い話はないです。
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休みの1日は平日の勤務時間2日分の自由時間

 Twitterの代替サービス(?)「タイッツー」を1日で作り上げたというプログラマー(?)の方のインタビュー記事を読みました。

ゆるふわ系SNSタイッツー「本当は作るべきじゃないかも」生みの親の葛藤
(レバテックLAB)

 平日は仕事をして、その傍らで(いわゆる趣味として)個人開発をされているそうなのですが、
時間が足りないと感じたことはあまりないです。特に就職したてのころは、寝る時間以外は大体なにかしらつくっていたからです。

1日8時間寝るとしても、起きている時間が土曜日16時間、日曜日16時間の計32時間ありますから。これは単純計算で平日の勤務時間4日分に相当します。何をどうつくろうかというのは平日も常に考えているので、手を動かす時間が4日分もあれば、1つのプロダクトがつくれてしまいます。

 私も週休2日の仕事ですが、週末の2日休みはどちらか1日はゴロゴロして休養に専念しないと体が持たないです。

 とはいえ、もう1日の休みを「平日の勤務時間2日分の自由時間」と考えたことはなかったです。

 なんやかやいって、スーパーで買い物やら、1週間分のおかず作りやら、洗濯やら、なかなか起きている16時間をフルに使えないものですが、少しでも週末の自由時間をぐうたら終わらせずに有効に活用できるよう心がけたいと思いました。
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プロパンガス屋の消費設備貸与は殲滅するべき

 リフォーム会社Aが協力会社を連れて貸家のリフォーム見積もりの下見に来ました。

 リフォーム希望個所の一つに「太陽熱温水器設置」を挙げているのですが、やってきた設備会社さんは、長期的なメンテナンスや交換を考えると正直おすすめしないと言います。

 費用対効果でいえば、給湯器をエコジョーズに替えるほうがよいようです。

 しかし「プロパンガス10年しばり契約」の話をすると、ガス会社の鼻をあかしてやりたい当方の気持ちを少しは理解してくれた様子です。

 設備会社さんは、貸家についている2020年製の給湯器を見て「この年式でエコジョーズを選ばないなんて何を考えているんでしょうね」と言います。

 プロパンガス屋は10年間のガス代金を見越して給湯器を貸与するのですから、少量のガスで給湯できるエコジョーズを選ぶはずがありません。

 前にも書きましたが、入居者の不満10年分の代償が、たかだか実売価格15万円程度の給湯器やエアコンだとは割に合わない話です。

 プロパンガスは自由競争とはいっても、こんなしくみは百害あって一利なしです。
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私は発泡酒の500ml缶を買いたい

 ビール券をもらう機会があり、近所の生協で消化しています。

 ふだんビール類はイオンPBの発泡酒500ml缶を買って飲んでいて、生協でも発泡酒の500ml缶を探します。

 しかし、並んでいる500ml缶はビール、糖質オフの発泡酒、あるいは「新ジャンル(第3のビール)」ばかり。ノーマルの「麒麟淡麗生」は350ml缶しか取り扱いがありません。

 新幹線で旅行に行くとき、東京駅の売店でビール類を探すも、やはり並んでいるのはビールか第3のビールばかりで、発泡酒の品ぞろえがありません。

 2023年の酒税改正で第3のビールは税率が上がって店頭価格は発泡酒と同じ水準になりました。

DSC_0540.JPG 素人が考えるには、焼酎の発泡酒割りのごとき第3のビールは、発泡酒と店頭価格が変わらないとなれば市場から姿を消すはずです。
(しかも生協の店頭では第3のビールのほうが値段が高い=写真)

 実際に、イオンPBは酒税改正に先立って第3のビールから発泡酒にリニューアルしました。

 それが、イオンのような数少ない事例を除くと、スーパーや駅売店の店頭に並んでいるのは引き続き第3のビールで、発泡酒は仮に棚にあったとしても糖質オフのものしか並んでいません。

 おそらくはメーカーに引き続き第3のビールを作る何らかのメリットがあって、小売店にインセンティブをつけて奨励しているのだろうと推察します。

 もしそうなら、消費者の立場ではそんなことはやめてもらいたいなぁと思うばかりですし、それ以外に第3のビールが発泡酒を差し置いて引き続き幅を利かせている理由があるのなら、それを知りたいです。
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鉄道事業会社と自治体の使命の違い

 私が思うに、鉄道事業会社の使命は「そこにある輸送需要を満たす輸送力を安定して供給すること」なのだろうと思っています。

 鉄道に限らず、電気、都市ガス、上下水道などといったライフラインは、最初に整備する時点では生活水準の向上であるとか、生活衛生の改善、あるいは民間資本によるお金儲けといった動機があるやもしれませんが、その後の運営に関していえば「需要を満たす供給を過不足なく安定して行うこと」が事業体の使命となります。

 料金の許認可に際して総括原価方式が認められるのもそうした特性ゆえでありましょう。

 東日本大震災で被災した路線のうち、仙石線が復旧したのは鉄道でなければ満たせない輸送需要があったからで、気仙沼線や大船渡線がBRTとなったのは、バスでも満たせる輸送需要しかなかったからです。

 整備新幹線のように、需給の問題とは別のところで新線を作るようなケースは、特殊法人が建設してJRに「受益の範囲内」のリース料で貸し付けをしますし、それまで機能していた在来線は鉄道では輸送力(供給)が過剰となるので(旅客会社は)手放してよいことになっています。

 さて、2024年3月ダイヤ改正の京葉線の改正内容はどうでしょうか。

 快速電車をデータイムのみとして、朝10時までと夕方16時以降は各駅停車しか運転しない、という改正で、県内の自治体に衝撃を与えました。

 自治体の反応は要約すれば「地域振興に支障が出かねない」というものです。





 一方でJRは、各駅停車に対して通勤快速は7割程度の利用しかなく、混雑の平準化と、通勤快速通過駅の停車回数拡大と、(通勤快速の追い抜きをなくすことで)各駅停車のスピードアップを目的とした、としています。



 通勤快速が通過する駅に輸送需要があり、その駅を通勤快速が定員に余裕を残した状態で通過しているのなら、その電車を停めて輸送需要を満たす、あるいは快速が混雑しているなら供給に余裕のある各駅停車へ誘導する、という理屈です。そこには「需要を満たす供給を安定して行う」という思想しか存在しないのではないでしょうか。
(需要が不均衡なら快速を増やし各駅停車を減らす選択肢もあるでしょうが、各駅停車を快速にして通過させるとその駅から乗れる電車がなくなるので、速達性よりもその課題を重視していると考えられます)

 足元の地域振興、つまり将来の需要を増やす、あるいは現状以上に減らさないことを考える自治体と、現時点の路線全体の需要(あるいは現状を元に予想される将来推計)をまかなう輸送力の供給を考える鉄道会社は、それはそれは考え方がかみ合わないはずです。

 日本には、大正から昭和にかけて都市部の鉄道を整備してきた事業体として国鉄や営団地下鉄、それから自治体による公営のほかに、私鉄という自己資本で線路を敷いて土地を切り開いて大規模な不動産開発を行って収益を上げるガラパゴス並みのビジネスモデルがありました。

 関東では田園都市線を最後にそうした鉄道整備は行われなくなり、平成に入ってからの鉄道新線は国鉄線と同じように鉄道公団〜鉄道・運輸機構が建設して私鉄へリースする仕組みに変わりました。

 令和に入ってからの神奈川東部方面線、いわゆる相鉄・東急新横浜線は、相鉄沿線と都心との行き来が横浜まわりだったものをショートカットする新線です。新横浜駅から東海道新幹線に乗れるようになり、いずみ野線沿線の不動産は多少売れるか分かりませんが、おそらくは相鉄にも東急にも減収要因ばかりで整備する動機がないはずの新線だったのではないでしょうか。

 しかし国の審議会で整備が決まり鉄道・運輸機構が建設してしまうとあっては、運営を他の事業体に持って行かれたらそれ以上の減収となるので引き受けている要素があるやに私は考察しています。

 需要を喚起するのでなくそれを満たす供給しか行わないことは、一歩間違えると「乗せてやる」という思想になりかねません。

 昭和末期に「乗せてやる」から「乗っていただく」への転換を期待された国鉄〜JRですが、それから35年以上を経て民鉄を含めて鉄道業界全体、いや、サービス業そのものが「乗せてやる」「売ってやる」「提供してやる」へ向かいつつあるのでしょうか。

 主題とはやや変わりますが、消費者保護どころか「カスタマーハラスメント」という言葉まで生まれ、2023年にはバスやタクシーの車内に運転者氏名を掲出する義務がなくなりました。

 昭和末期から平成にかけてサービスの評判が悪かった国鉄〜JRや東武や京成が制服に名札を着用するようにした動きとは逆の時代の流れも感じます。
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