ガストの半額キャンペーン

 ガストのチラシに書いてある4けたのコードで注文すると、12種類のメニュー(+キッズメニュー9種類)が半額で提供されるキャンペーンが開催中です。

 そんなチラシ、我が家の新聞折込にあったかな……と思いつつ、ツイッターで拡散している4けたのコードを知って日々ガストに通っています。


DSC_6410.JPG たとえば7/9の夕飯は……

・からあげ 175円
・ほうれん草ベーコン 125円
・コーンオーブン焼 125円
・ハーフパスタ(明太クリーム) 225円
・生ビール 275円

  ……合計925円

 これだけ飲み食いして1,000円でお釣りが出るなんて!


 原料費も輸送費も光熱費も人件費も上がる世の中でこんなことをしていて、すかいらーくはやっていけるのかな、と他人事ながら心配になりますが、消費者としてはありがたく使わせてもらうほかありません。


 そんななか、おかしいなと思ったのが7/12(水)の晩でした。

 保育園から娘をピックアップして自宅最寄駅近くのガストで夕飯をとることにしたところ、めずらしく満席です。

 とはいえ回転は早いので5分ほど待っていたら次々と会計を済ませて退店する客がいてすぐに座れました。

 ……が、注文をしてもなかなか料理が出てきません。

 ホールでは2人のスタッフが忙しそうに働いていますが(配膳ロボットはいない店舗)、もしかして、厨房のスタッフが足りていないのでしょうか。

 娘のキッズメニューについてくるサービス券は2枚ついてきましたし、「マヨケチャ抜き(22円引き)」で注文したはずのフライドポテトにマヨネーズとケチャップがついてきてましたよ。……まぁ私にとってはサービスになっているからいいんですけど。

 私と娘が退店するころには、入店する客に店員さんが「お料理の提供にお時間をいただいていますがよろしいでしょうか」と断りを入れている始末でした。


 翌7/13(木)の退勤時に、職場最寄駅近くのガストで夕飯を食べようとしたところ、やはり満席。……隣のバーミヤンは空席が見えたのですが。

 それでもすぐに席に通されたものの、目当てのから好し定食(900円→550円)(これは半額キャンペーンの品ではないですが)は品切れ。仕方なくピザを注文します。

 まず、セルフサービスの水をもらいにドリンクバーコーナーへ行くと、なんとコップがありません。……忙しそうにしている店員さんをつかまえてコップを所望すると平謝りされて、コップをたくさん積んだカゴが2つドリンクバーコーナーに運ばれてきました。

 おまけに、ピザを食べ終えると、なんともう1枚ピザが配膳されてきましたよ。……コップの件といい、厨房はだいぶ混乱しているのではないでしょうか。

 20代の胃袋だったら間違いなくいただいてましたが、さすがに45歳を目前にしてピザを2枚も平らげようものなら引っ込む予定のお腹も引っ込まなくなってしまうので、さすがに2枚目のピザは持ってきた店員さんに引っ込めてもらいました。

(この話をきょう職場でしたら「持って帰ればよかったのに」って、なるほどすかいらーくのお店には持ち帰りパック(20円)があった! ただ、ピザが持ち帰り用パックに丸々1枚入るのかというと難しそうですが……)


 1回だけなら、たまたま厨房のシフトに穴があいちゃったのかな、程度に思いますが、2日続けて、しかも別々の店舗で混乱している様子を見ると、このキャンペーンは予告なく早期に終了することもありうるんではないかと感じました。
author by よんなん
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家賃滞納その(5) 答弁書が提出された

 貸家の家賃滞納〜内容証明郵便での催促〜建物明渡請求訴訟のその後です。(その(4)


 被告(家賃滞納中の入居者)は建物明渡請求訴訟の訴状を受け取っていないと聞いていましたが、なんと被告から答弁書が提出された、と弁護士事務所からその写しが届きました。

 提出は当初の期日の2日前で、その日のうちに裁判所から弁護士事務所へFAXされ、さらにその日の消印で写しが郵送されて我が家の郵便受けに入っていたのは期日当日の夕方でした。

 もしかしたら、第1回期日は最初の予定通り行われたのかもしれません。

 ……空振りでも裁判所へ足を運んでおくんだったかな、、、


 答弁書は請求に対しては争わず和解を求める内容で、家族が病気だから転居が不可能に近いことや、貸家に不満があることや、滞納分は当初の契約期限までに完済する意思があること、第1回期日は家族の病気のため欠席する(答弁書の提出で擬制陳述する)旨が書いてありました。


 答弁書を読んで思うところはたくさんありますが、原告の私が係争中にブログで主張を連ねることは適切ではないと考えるので、これは解決してからここで書くことにします。


 しかし訴状を受け取らないとか、答弁書を提出して欠席裁判にしないとか、引き延ばしを図る方策を知っているということは、過去に同じような経験をしてきたか、あるいはアドバイスをする人がいるのかもしれません。


 へたすると地裁判決が出ても控訴をするんじゃないかという気さえしますが、逆に、そこまでの知識があるのなら、判決確定を待たずに仮執行宣言をもって強制執行が可能なことも知っているとも考えられ、さすがに病気の家族ともどもその場から裁判所の執行官に排除されて鍵を交換される強制執行の前には自主的に退去するのではないか……という気もします。

 すくなくとも和解なんてとんでもないですし、家賃保証会社が保証をしてくれる間に解決することを望むばかりです。
author by よんなん
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「手続き完了後最初の電気検針日より」とは

 京葉ガスのでんきに切り替えが終わりました。

 供給開始日のお知らせを見たら「2023/7/20」とあってびっくりです。

 てっきり、7月19日の検針から「京葉ガスのでんき」に電気料金を支払うものだと思ってたのに。


 京葉ガスの申し込み案内ページには

スマートメーターが設置されている場合
所定の手続き完了後、1営業日に2暦日を加えた日以降の最初の電気検針日より、「京葉ガスのでんき」をご使用いただけます。

と書いてありました。


 我が家は毎月19日に電気の検針があるので、手続きが終わって最初に検針した電気料金から京葉ガスに支払えばいいのだと解釈したのですが、違いました。


 確かに、6月19日の検針が終わってから現在契約している電力会社の電気を使いながら、電力会社を変える手続きをしたら7月19日に検針した料金は新しい電力会社に支払うのも変な話だなとは思ってました。

 でもそう書いてあるんだからそうなんだろうと思っていたら、違いました。


 現在契約しているのは時間帯別料金で、てっきり6月19日の検針が終わったら京葉ガスの電気料金適用と思い込んで、洗濯乾燥機や食洗機を夜1時より前から動かしたり、朝9時を過ぎても動かしたりしていたので、現在契約している電力会社が8月請求分(7月検針分)から値上げすることも考えると次の電気料金請求はとんでもないことになりそうです。

 「7月検針分から値上げになるから電力会社を切り替える」のなら、6月の検針日よりも前に手続きをしなければいけなかったのでした……。orz
author by よんなん
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自分で筆記具を買うのなら

 職場でどんな文具を(会社の経費で)買い揃えるのかは、勤務先では職場ごとに担当者や決裁者によって左右されます。

 自分が前々職で庶務担当をしていた頃は、予算もありましたし、業務で使うものは最低限揃えるようにしていました。あくまで最低限で、たとえばボールペンは油性のキャップ付き1種類を黒・赤・青の3色揃えるのみで、それ以上にフリクションとかジェットストリームとかサラサとかハイテックとかドクターグリップとかアルファゲルとかあれやこれや好みやこだわりがある方はさすがに面倒を見られないのでご自身で買ってください、というスタンスでした。

 いまはもっぱらフリクション愛好家のくせに何を言っておるのかですが、庶務担当は消せるペンNGの手書き書類を作る機会が多かったという事情もありました。

 一方で、色鉛筆は朱色と藍色のほかに消しゴムで消せるユニアーテレーズカラーを12色揃えてましたよ。


 さいたま市内の職場(前職)に移ると、こんどは揃える側ではなく使う側になりましたが、職場で用意してもらえるもので何とかしていました。

 ……とはいえ、フリクションボールペンの0.38mm替芯やフリクションの蛍光ペンを用意してくれていたのは大変ありがたかったです。


 前職の在職中に部署の統合があり、文具類の消耗品はすべて個人で用意するというスタンスの決裁者に代わりました。……聞けば、統合相手の部署でみなさんは筆記具をご自身で用意されていたのだとか。

 庶務を経験して会社がどれだけの掛け率(割引率)で文具を調達できるのか知っている身には、会社が買えば数十円のボールペンを社員に小売店で100円で買わせてコストカットだのとのたまう点に思うところはいろいろあります。

 とはいえ、100円のペンを買うのに事欠くような暮らしではないのも事実なので、つべこべ言わずに自分で買うことにしました。


 むしろ、自分で買うのなら好きなものを買えばよいのです。

 フリクションの替え芯はそれまで青・赤・黒の3色を職場で用意してくれていましたが、自分で買うんだったら青でなくブルーブラック、赤ではなくワインレッドです。

 蛍光ペンも、文字の上に塗って目立たせる用途に使っていたというよりは、サインペンのように文字を書いたり、書類のチェックをするときに点を打つのに使っていましたから、フリクションカラーズ(フリクションのサインペン)をパステルカラーで買いそろえました。

 そうしたら筆入れは100円ショップの小さいものを使っていたのがあっという間にパンパンです。……学生時代に東急ハンズで買って使っていたようなサイズが大きいものを引っ張り出さないといけません。


 そうこうしているうちに千葉への転勤があってさいたまから赴任してみると、こんどは職場で用意してある筆記具の豊富なこと!

 フリクションの蛍光ペンはもちろん、フリクションの替え芯は赤・青・黒のほかに緑まであります。齋藤孝さんの赤・青・緑の3色ボールペンを実践している方が庶務担当や決裁者にいらっしゃるのでしょうか。

 しかし、一度ブルーブラックで慣れてしまうと、青でメモを取るとほんの気持ち程度ですけどまぶしくて見づらいです。


 引き続き自分で好きな色の替え芯を買うか、せっかく会社で用意してくれているのですからそれを活用するか、ぜいたくなんでしょうけれどやや悩ましいです。
author by よんなん
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埼玉勤続10年おつかれさまでした

 7/1から千葉県内の支社勤務を拝命しました。

 2013年9月に川越市内の事業所へ異動してから、2019年7月のさいたま市内への異動を経て9年10か月……ほぼ10年の埼玉県内勤務でした。

 総合職の異動はおおむね3年おきなので、かなり長かったです。

 川越市内へ異動したとき寮に入ることもできると言われたものの、片道2時間で通えなくはないし、3年おきくらいに家から遠くなったり近くなったり異動を繰り返すのだろうと思っていたので、船橋市内の自宅からの通勤を選びましたが、10年も続くなんて最初から知ってたら寮に入ってましたよ。

 毎日往復4時間、しかも下り通勤で座れる環境とあって、最初は行き帰りの電車で自己啓発につとめたりしていました。……実際に、甲種危険物取扱者や第一種衛生管理者は川越市内の職場に異動して間もない時期に取りました。
(しかも当時は乙4以上の危険物と衛生管理者の国家資格を持っていると手当がついた)

 が、そのうち新聞を読むようになり、それがいつしかツイッターに置き換わりました。(だめじゃん)

 川越市内からさいたま市内へ異動して、しかもフレックスタイム制の職場になって毎朝6時半に家を出る必要はなくなったものの、ちょうどそのころ子が生まれて家事にもそれなりに時間を割くようになりました。


 もともと寄り道やまち歩きが好きなのですが、さすがに日々往復3〜4時間かかる通勤途中では、乗り換え駅の駅そば屋で食事をするのがせいぜいで、まっすぐ家に帰る10年間でした。

 10年も行き来したのに降りたことがない駅がいくつもあるなんて、我ながらあり得ないです。


 次の職場は千葉駅からほど近い場所にあるので、通勤時間は往復1時間半になりそうです。

 これまで毎日3時間を通勤に費やしていたのが半分になり、日々1時間半の時間が生まれます。

 週5日で7時間半、月20日で30時間の創出です。

 この月30時間でこれまで以上に残業をしたのでは、36協定に引っかかってしまって会社と過半数代表者がいくら協議しても足りなくなってしまうので、仕事はそこそこにして、家庭(特に育児)のことや、あるいは自分のことに時間を使っていこうと思います。
author by よんなん
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家賃滞納その(4) 原告になった

 貸家の家賃滞納のその後です。(その(3)

 家賃保証会社が手配してくれた弁護士事務所から訴状の写しが届きました。
 家賃未納につき賃貸契約は解除したので建物を明け渡せ、という内容です。原告は私で、先だって事務所所属の先生方への委任状を書きました。

 家賃保証会社の担当者に連絡すると、入居者に電話をするとその場では分かったような返事をするのだがまったく動きを見せない、生活保護を受け始めて市役所のケースワーカーからも転居指導があるがやはり返事ばかりで実際には行動を起こさない様子だ、とか。

 いちおう電話をすれば出るので、しばらく催促は控えて判決が出たあと危機感を持ってくれることを期待する、という方針だそうです。

 その間の家賃(に相当するお金)は家賃保証会社が(管理会社経由で)私に払ってくれるので、大家の私はこの件が長引いたからといって困ることはありません。

 しかし「これで危機感を持って(住宅扶助の範囲で住める家への転居を)行動してくれたら……」という話は、3月に家賃を催促する内容証明郵便を送ったときも家賃保証会社の担当者から聞いた覚えがあるので、もしかしたら判決が出たくらいで入居者が腰を上げることはなく強制執行まで見届けることになるのかもしれないです。


 さて、せっかく原告になったのですから法廷の原告席に一度は座ってみたいと思い、弁護士の先生に連絡を取ったら「もしも入居者が出廷したとき、その場に大家がいるとトラブルの元なので、仮に法廷に来るとしても傍聴席にいてください」とのことでした。

 おまけに、入居者は訴状を受け取っていないそうで、これから休日送達、付郵便送達を経るとすると、裁判の期日はだいぶ先になると見込みの由です。

 入居者は働いていないのですから、毎日家にいるはずなのに休日送達をしても同様に受け取らないことは想像がつき、おそらく付郵便送達(書留を発送した時点で被告は受け取ったとみなされて裁判が始まる)まで行くことになるのでしょう。


 多少は長引きそうですが、そうはいっても遠からず判決が出て(仮執行宣言がつけば仮に控訴されても)強制執行となると、裁判所の執行官がやってきてその場で入居者を排除したうえで鍵を交換することになります。

 追い出された入居者と家族はその日の晩からどうするのだろう、とGoogle先生に聞いてみても、ヒットするのは「強制執行に大家が同行したが入居者はすでに退去していた」というような体験談ばかりです。


 土曜日に貸家の様子を見に行くと窓が開いていて洗濯物や布団も干してあって、引き続き住んでいることは分かりました。

 訴状の写しに添付されていた入金記録によれば、1月の入金を最後に以後一切の入金がありません。生活保護の住宅扶助で我が貸家の家賃にはとても足りないといったって、1円も入金していないということは、住宅扶助の額をそのままフトコロに入れて生活しているのでしょうか。

 独居なら強制執行で路頭に迷おうが好きにすればいいと思いますが、家族やペットは退去したその日からどうするつもりなのでしょう。

 転居指導や催促はその道の専門家に任せることにして私は静観するものの、仕事が見つからなくて生活保護を受けているのなら毎日が日曜日のはずで、次の住まいを探す時間はいくらでもあるだろうになと思います。
author by よんなん
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3歳の女の子に突撃するおじさん


 女性におじさんが突撃してくる、という話は往々にして聞きます。そうした人たちは男性には向かってこない、という話も同様に聞きます。確かに僕自身、道を歩いていておじさんに突撃された経験はありません。

 さらに僕が娘を連れて出歩いていると、突撃されるどころかモーゼの十戒かってくらい人ごみにサーッと道があいたり、電車に乗れば席を譲られたり、子育てって父親がやるほうが有利なのでは? と思うほどです。

 ……そうはいっても「突撃おじさん」に遭遇することは皆無ではなくて、片手で数えられる程度にはあります。

 突撃されるのは44歳男性の私ではなくて、3歳の娘なんですが。


 エスカレーターは右側を空けずに左右どちらも立ち止まって乗る、とは定着には程遠いとはいえ、鉄道会社はポスターで呼びかけていますし、埼玉県は条例まで作りました。

 成人男性が右側に立っていれば突撃されることはなかろう……と娘を左側に立たせて並んで乗っていたら、「ちょっと通るね」と娘に声をかけて、娘の脇をすり抜けてエスカレーターを上がっていくおじさんが。

 おいこら、「ちょっと通るね」って声をかける相手は僕だろうが。……ただし、僕は声をかけられたって断るんですけど。

 いい歳した大人が、エスカレーターで追い抜くのに3歳の女の子と40代男性を値踏みして女の子に声をかけて割り込んでいるわけです。

 「おいコラァ! エスカレーターは止まって乗るものだろうが!」と声をかけましたが、おじさんは行ってしまいました。

 行ってしまった、というか、女の子なら抵抗されないだろうと割り込んだつもりが横にいた父親から怒声が飛んできたんだから、まぁ逃げますよね。
(ただ、こちらもエスカレーターを駆け上がって追いかけることはしない)


 またある日、新宿から京王に乗って娘と並んで座っていたら、笹塚で乗ってきたおじさんが、なんと僕の隣に座っていた娘の上に座ろうとするじゃありませんか。

「あの、ちょっと、ここ座ってるんですけど?」

僕が声をかけるとおじさんは座るのをやめて、千歳烏山で降りて行きました。

 さすがに意味が分かりませんでした。無言で上から座ろうとすれば、おじさんのお尻を目の前に突き出された女の子は席をあけるとでも思ったのでしょうか。

 気味が悪いし関わりたくないから席を立つ人はいるかもしれませんが……。


 父親が横にいてこのありさまですから、母親が子供を連れているときはなおさらだと思うばかりです。
author by よんなん
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ポイントの代償は誰が払うか


 きのう、生協で買い物をするのにレジで並んでいたら、前の客がd払いをしようとしたら電波が届かないとかで(レジ店員の勧めもあり)店の出口の方へ電波をつかまえに行ったはよいのですが、いつまでたっても戻ってきません。

 別のレジに並び直そうにもレジの列はまぁまぁ長くて参ったなと思いつつ、店員さんが私に「もうしばらくお待ちください」と謝るので待ち続けていたら、その客は店の出入口に出ていた販促ブースのスタッフと何やら話し始めたのが見えたので、ついカッとなって

「早くしろっ!」
「お前だ!」

と大声を出してしまいました。

 
 そうしたらすぐに戻ってきてサングラス越しに「俺が悪いんじゃねぇ、d払いを認めておいて使えない店が悪いんだよ、店に言えや」と言うので、戻ってきたなら目的は達したことですし、そうですか、あとでサービスカウンターで言っておきます、とお伝えしました。「俺は行かねぇよ」と言われました。

 後味も悪いので、結局別のレジに並び直して(→なら最初からそうすればよかった)会計を済ませて、マイバッグに商品を詰めていると、男性の店員が2人駆け寄ってきて「あちらのお客さまと何かトラブルでも……」と聞かれます。

 「俺は行かねぇよ」と言っておきながら自らサービスカウンターへ行ったのかい、と思いつつ、

「あの客はd払いをしようとしたら電波がつながらなくてレジを離れたのだが、いつまでたっても戻ってこない、後ろで待っている人のことも考えてほしいと思った」

と主旨をお伝えしていると、サングラスの男も店員を追いかけてきて

「話があるなら俺んとこ来いや」
「俺が悪いんじゃねぇ、店が悪いんだよ、土下座して謝れよ」
「店員に言われて出口へ行ってたんだ」

とまくし立てるので、

「あなたと話をするのはいいですけど第三者を入れましょう、警察でもなんでも呼んでいいですよ」
「謝る理由はありません、あなたの言うとおりお店に話をします」

とたんたんと返事をすると、店員さん2人が(口論は)やめてくださいと双方をなだめ、サングラスの男は立ち去っていきました。

 立ち去っては行ったものの、隣の100円ショップ店内に立ち止まってずっとこちらを見ているので、店員さんに「あの男がいるうちは怖くて帰れないからしばらく別室にいさせてほしい」「裏から帰らせてほしい」とお願いして、「私から話を聞く」という建前で別室に通されたあと従業員通用口から退店させてもらいました。

 店員さん曰く、NTTドコモには店内に電波の中継設備を置いてもらって、できる限りのことはしている、とのことでしたが、d払いはドコモユーザーでなくても使えるので、トラブルは続くでしょう、たぶん。


 しかし、レジで支払う段になってバーコード決済が立ち上がらないなら、クレジットカードなり現金なり、別の支払い手段があるだろうと思います。

 僕だってレジでお金を払う段になってポイントカードが見つからず焦ることはありますが、そんなときはポイントをあきらめます。

 d払いでどれだけのポイントなりキャッシュバックがあるんだか知りませんが、後ろに並んでいる人を待たせてまでd払いに固執する気持ちが分かりません。それともサイフを忘れてスマホ決済しか手段がなかったのでしょうか。


 視点を変えれば、仮にレジに来た段階で現金がなかったら、ATMでおろしてくるまで後ろの客を待たせるんでしょうか。そんなことはなくて、いったん買い物をキャンセルして出直すはずです。


 衆人環視で大きな声を出した自分も反省するところはありますが、しかしレジを離れて行ってしまった人に早く戻ってこい、と列を離れずに伝えるのには、やはりその人に聞こえる声で言うしかなかったんだよなぁ……。


 とはいえネットニュースで「「キレやすい中高年」が増えている…その理由は“怒りのブレーキ”の衰えだった」(FNNプライムオンライン)という記事を見たのを思い出して、私も今年の誕生日が来れば年齢は四捨五入して50歳なんですし、気をつけないといけません。


 しかし、バーコード決済をするのにレジが圏外、というお店、ほかにも思い当たる節があります。(近隣のダイソーは張り紙をしている)

 冒頭に挙げたツイートのように、クレジットカードや電子マネーがこれだけ普及しているわが国で、バーコード決済を積極的に取り入れる必然性はないのではないかと思いました。
author by よんなん
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行き当たりばったり生きてきて45年

 「私の履歴書」なんぞ読んでいると、歴代のえらい人たちが「目の前の仕事に懸命に取り組んでいたら社長になった」みたいなことを書いているのばかりが印象に残っています。

 たとえば今月の中山譲治氏(第一三共常勤顧問)の第1回目でも「振り返ると私は自分が選んだというよりも自分の置かれた場所で生きてきた」と書かれています。

 そういうものか……と自分も「目の前の仕事に取り組んでいれば、評価は後からついてくる」くらいに考えて、人生設計などというものをまったく考えていなかったのですが、年度末45歳というところまでくると考えなくても「先が見えてきた」ような気がします。

 逆に言えば、もっと早く「バックキャスティング」する視点を持つべきだったといいますか。(過半の人はきっと入社の時点で持ってると思う)


 入社後5年間は「育成期間」でその後おおよそ3年おきに異動を繰り返しながら経験を積む人事運用をしている企業に、25歳で入社をして60歳で定年となると、入社後5年を経過した30歳から定年まで単純に3年で割ると異動は10回の計算です。

 昇進が早い人だと、40歳で課長、50歳を前に部長、その後60歳までに役員になれるかどうかという世界ですが、その他大勢でもまぁだいたい5年遅れくらい(45歳ごろに課長登用)じゃないでしょうか。

 そうすると、主任・係長クラスで経験できる業務分野は、異動のたびに変わるとしても(育成期間後にそんな人事運用もレアケースだと思いますが)

つか3つ程度ということになります。……課長補佐になる段階で未経験の分野に放り込まれることも皆無ではないでしょうが、それこそほとんどないと思います。

 また、課長補佐くらいになるとライフとワークの両立はかなり難しくなるように思いますから、結婚して子を持ちたいなら、40歳くらいまでには子供が小学校高学年や中学生になるように、30歳くらいまでには結婚して子を作って、平社員、主任、せいぜい係長のうちに育児を担っておかなくてはいけない計算です。


 私なぞは、20代を独身で謳歌したばかりか、31歳で病気休職をやって、1年半で復職はしたものの通院を続けながらの勤務で、会社員としてのキャリアは10年近くを棒に振りました。

 ようやく39歳で結婚をして41歳で子に恵まれて、45歳になろうというところで子育てをしながら係長級をやっています。

 出世の先頭を走っている方々の15年くらいあとを追いかけている計算で、今後順調に業務経験を積んだとして管理職(課長)登用は55歳くらい……要は定年までに課長登用してもらえたら御の字のサラリーマン人生を目指してゆくことになりそうです。

 逆に、10年遅れくらいで50歳で課長登用されるとしたら、遅くともその1つ前の異動=47歳の時点で課長補佐ということになり、そのころ子供はまだ小学校に上がるかどうかですから、そんな時期に課長補佐にされても困ります。

 部長のポストは多くなく、その他大勢の面々は部長にまでは昇進することなく定年を迎える計算なので(部長級で他会社へ出向することはあるかもしれないけれど)、こちらはのんびりと「定年までに課長」をめざしてやっていこうと思います。

 夫婦共働きなら、夫婦で最終ポスト課長でも、世帯収入は取締役並みですから。

 
 そんなこと言って、万年係長で終わるかもしれないけどね!
author by よんなん
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感覚で経営する個人事業主など

「加盟店を論破するのが私の仕事」

 先日、大学OB会の席で、大手フランチャイズチェーン本部に勤める後輩君が自身の業務をこう紹介していました。

 こう言ってしまうと誤解を招く向きもあるのかもしれないですが、会社勤めのかたわら個人で貸家など経営していると、なるほどそうだなぁと感じる部分があります。

 私は我が家から徒歩圏で貸家を経営していますが、オーナーチェンジ物件だった貸家を買うにあたってこの地域の賃貸需要を調査したとか、家賃設定に何かデータの裏付けがあるとか、そういうことはありません。

「自分が住んで住みよいと思っているエリアなのだから、きっとこの貸家にも住む人がいるだろう」
「購入時点で入居していた人がこの家賃だったのなら、次の募集時もこの家賃が適切なのだろう」

程度のものです。

 これで成功しようが失敗しようが、自分が儲かるか儲からないかだけの話ですし、本業(会社勤め)の片手間で時間的なソースをそれほどさけるわけでもないので、別にそれで構わないと思っています。


 個人経営の事業体がすべてこんなレベルで経営をしているとは言いませんが、大手のチェーン本部は個人事業主レベルでは持ちえないデータをいろいろ持っていて、そのデータをもとに加盟店へ助言をします。

 ほとんどのチェーン店のロイヤリティは定額ではなくて売上なり利益なりに一定比率を掛けたものでしょうから、加盟店の売上や利益を引き上げるのもチェーン本部の仕事です。
(商品や材料をチェーン本部から仕入れさせるしくみだと、少し複雑になりますが)

 なかには私のようにろくに市場調査もせずに個人の感覚で参入したようなオーナーもきっといて、そのくせにチェーン本部の言うことを聞かない加盟店もあることでしょう。

 そういう場面では、チェーン本部の社員が加盟店をデータで論破することになります。


 ひるがえって、自治体や国家の運営も、データによらず個人の感覚でやっている面があって、少なからず国民の損失になっている部分もあるように考えます。

 行政機関は5年に一度の国勢調査をはじめ、行政運営に関する多くの統計を持っていて、ほとんどのデータは広く国民に公開されているはずですが、どうもこの首長や職員は感覚でモノを言っているんじゃないかと思う場面があります。

 わが国には民主主義という普通選挙で選ばれる人が行政機関の長になったり議会で立法をしたり行政を監視したりするしくみがあって、じゃぁその選挙で一票を投じたり政治家にモノを言っている人はどんな人なのか、というと、上で挙げたような感覚で生きている個人の集まりなわけです。


 もちろん、データだってモノによっては解釈の余地があったり、あるいはデータを押さえたうえであえて「政治判断」や「経営判断」が行われるときもあるわけですが、それだって数字を知らずに判断をするのではありません。

 冒頭の後輩君の一言で、そんなようなことを考えました。
author by よんなん
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