<< 時間帯別電灯契約をやめた(2) 洗濯編 | TOP | 鉄道事業会社と自治体の使命の違い >>

家事と社業がトレードオフだとしても

 一代で会社を大きくしたどこかの起業家の言葉にこういうものがあると何かで読みました。

 赤字会社の3つの共通項
1 朝が遅い
2 会社が汚い
3 挨拶ができない

 おそらく、だめな会社の共通項にとどまらず、だめな社員の共通項でもありましょう。

 私の勤務先の始業は9時20分で、おそらく世間では遅い部類の始業時間ではないかと思います。(そのぶん終業も遅くて、さらに残業をする)

 しかも10年ほど前に導入されたフレックスタイム制で9時20分までに出社しなくてもよい(そのぶん遅くまで仕事をしていればよい)とあって、自分が出社するのは10時近くです。

 朝6時前に起きてはいるのですが、洗濯をしたり掃除をしたり食器を洗ったり片付けたりしていると、どうしても家を出るのが9時近くになってしまいます。

 フレックスタイム制ということはもちろん逆に早く出社して早く退社をしてもよいのですが、家事そっちのけで出社して、夜になって帰宅してからゴミ出しをするわけにも掃除機をかけるわけにもいきません。(夜に掃除機などマンション暮らしでは階下の迷惑)

 妻に代わって保育園の送りをするときは家事もそこそこに家は多少早く出るものの、出勤途上の電車を途中下車してバスに乗り、妻の職場の近隣にある保育園で娘を預けて途中下車した駅へ戻ってくるまで1時間かかりますから、やはり出社は10時近くです。

 まれに、どうしても早く出社して片付けなくてはいけない業務があって8時前に出社をしてみると、確かにてきぱきと作業が進むような気がします。これが毎日できる人ならば、確かに仕事の成果もそれなりのものを残せる人がいるのかもしれません。

 日々の出社がそもそも遅いようではおそらくサラリーマンとしてはだめな部類に入るに違いなく、やはり、ライフとワークの両立を図ろうとするならば、仕事で大きな成果を残そうとすることはあきらめなくてはいけないのだろうか、と考えたりします。

 いっぽう、私が「ライフ」と「ワーク」のバランスをそれなりに取ることで、我が家では妻が朝7時過ぎには家を出て仕事に向かうことができていて、私と妻を合わせた世帯年収はすでに家族3人が暮らすには申し分ないものです。

 私は勤務先で入社同期諸君と昇進の度合いを比べたらいわゆる出世街道とやらとは縁の遠いところへ落ち着いたように見えるのかもしれませんが、これでよいと思っています。

 ……それを世間では「仕事をあきらめて家庭に逃げている」と言うんだけどな!
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析