名前を変える手間

 世の中には選択的夫婦別姓を主張する向きと、そんなの認めたら家族のきずながどうとかいう主張をする向きがあるようですが、とにかく婚姻に伴ってどちらかが名前を変えなきゃいけないというのは本当に手間がかかるものです。

 ほんとめんどくさい。

 自分も妻も国家資格でメシを食っているので、どちらの姓を名乗るにせよどちらか一方は持っている免状を全部書き替えなければいけません。

 元号が変わるときは、たとえば「昭和66年の誕生日まで有効」の免許証はそのまま「平成3年の誕生日まで有効」と読み替えてくれるんだし、じゃぁ名前が変わるときだって同様に書き換えなくても読み替えてくれたっていいじゃない、という気もしますが世の中残念ながらそうなっていません。


 ……おまけに、そんなの婚姻届を役所に出せば全部ワンストップでやってくれるかというとまさかそんなことがあるはずもなく、役所がやってくれるのは戸籍と住民票と国民健康保険と国民年金だけで、残りは新しい名前の住民票や戸籍の記載事項証明書を出してもらって免状を発行する各機関へ免状の数だけ出頭して手続するわけです。

 で、なにがしかの写真付きの免状を新しくしたら(手っ取り早いところでは運転免許証)、次は銀行口座からクレジットカードから何から何まで手続です。

 銀行もクレジットカードも、名義人が死んだと知るや向こうから手続して凍結してくれるくせに、名前が変わるときはこっちから窓口に行ったり書類を郵送したりしなきゃなんですよね。


 妻は現在学生なので、役所や銀行窓口が開いている平日昼の時間を比較的工面しやすいですが、夫婦そろって月〜金勤務の会社員だったりすると、手続のぶんだけ仕事を休まなければいけません。……この手間は夫婦で分担できる性格のものではなくて、名前を変える片方だけがすべて負わなくてはいけません。

 妻になる人が家庭に入って専業主婦になるケースがほとんどだった時代は、役所へ行く時間もたっぷりあったでしょうし、それ以前に書き換えが必要な免状もほとんど持ってない人が過半だったに違いないですし、たぶんそれで困る人があんまりいなかったんだと思います。


 別に夫婦で名前が違うからって家族としてのきずなとやらを保てないようなそんな程度の関係だったらそもそも結婚なんかしないんじゃないかと思うんですがどうなんでしょう。
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本籍は移さないが…

 私の本籍地は祖父の実家がある群馬県前橋市です。

 いまも父の従兄が住んでいるものの、幼少のころに一度連れて行ってもらったのが最後で、社会人になって高崎の寮に5年半いた間も一度も訪ねないままでした。

 そんな本籍地なので新戸籍を作るのを機に移すことも選択肢のひとつでしたが、我が家のルーツ(本家)は前橋なのだと残しておこうかなと思って移さないことにしました。
(実はさらに家系をさかのぼると水戸らしいのですが…)


 そのほかに、本籍地の都道府県が変わるとパスポートをはじめこれまで取得した数々の免許証をすべて書き換えなくてはならず、そういう面倒もありました。
(→相手の名前を変えて書き換えの手間をかけさせておいて言う奴)


 さて、新本籍地欄にこれまでの本籍地と同じ番地を書いた婚姻届の下書きを持って、休暇を取っておいた12月18日(月)に船橋市の窓口を訪ねると、前橋市役所に電話をして新戸籍を置けるか確かめてくれたのですが「その番地に新しい本籍は置けない」という答えです。

 船橋市役所は前橋市役所に電話をして番地を伝え、置けるか置けないかだけを訊くので、どの番地なら置けるという「正解」は教えてくれません。


 もともと本籍地は「前橋市○○町○丁目○番地」だったところ、住居表示が実施されて「○丁目△番×号」に表記が変わったのは知っていましたが、元の地番には新しく本籍を置けないとは知らなかったです。(そして自分は新しい住居表示を知らない)

 しかし、場所は変わらないのですし地番に対応する住居表示くらい役所で教えてくれたっていいじゃない……と思うものの、船橋市役所は、その番地が現在の前橋市○○町何番なのかはご自身でお調べください、という趣旨の話をするだけです。


 教えられない基準はどの役所も同じだろうな……と思いつつ、だめもとで前橋市役所へ電話をしてみると、地番と住居表示の対照なら地図が市役所に備え付けてあるから見に来てください、というお話です。

 地図とはおそらくブルーマップのことだと思いますが、残念ながら地図を見に前橋まで行って帰ってくるにはもう一日仕事を休まなくてはいけません。

 しかし、ブルーマップなら船橋市には船橋市内のブルーマップがあるはずで、地番まで分かっているならその自治体へ行けば閲覧できることくらいアドバイスしてくれてもよさそうなものですが、船橋市はブルーマップも閲覧させないのでしょうか。
(もっとも、市役所が見せなくたって法務局へ行けば見られますけれども)


 話は戻り、本家と分家なら年賀状くらいやり取りをしているかもしれない、と実家に電話をかけたら、幸いにも本家からの年賀状に現在の住居表示が書いてあり、再度船橋市の窓口に尋ね前橋市役所に聞いてもらうとOKの返事でした。


 実際の入籍日は土曜でしたが月曜日のうちに確認をしていただいたおかげで、妻が諸手続きに使う本籍入り新住民票の写しもその場で発行されました。


 ……さて、自分の本籍の場所は変えなかったのですが、表記が「○丁目○番地」から「○丁目△番」に変わったので、自動車の運転免許証だけは書き換えなくてはならなくなり、翌日に幕張の免許センターで手続きをすることになりました。。。


 それにしても、場所が動かないのに新本籍を置ける置けないのやりとりがこんなに面倒ならいっそのこと前橋市役所の所在地を本籍地にするんだったかな……と少し思いました。

 本籍地は皇居はもちろん北方領土にも置けると聞きましたが、北方四島には何村があってどんな字(あざ)があってどんな番地があるか……なんてことは、根室市役所なりこの地を管轄する法務局なりに地図を見に行って確かめるのでしょうか。。。

 そう考えると、本籍地を番地まで指定することにどれだけの意味があるのか、と思ったり思わなかったりしました。

 ……実際に、運転免許証以外の免状やパスポートには都道府県名しか書かれないし、都道府県が変わってはじめて書き換えが必要になるきまりですし。
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戸籍の筆頭者とか世帯主とか

 自分はいちおう曲がりなりにも長男で、相手方にも弟(長男)=家を継ぐ方がいらっしゃることもあり、古い考えではありますが私が戸籍の筆頭者になって、相手に「高橋」を名乗ってもらうことにしました。

 そのほか、どちらの姓を名乗るかで私の勤務先で何か変わるかというと、旧姓の通称が認められるくらいなのでどっちでも扱いに変わりがないかと思いきや、福利厚生制度に男女の差があって、

・男性の姓が変わると旧姓の実父母は福利厚生を利用できなくなる
 (養子に入るかは関係なく、新姓の義父母が福利厚生の対象になる)
・女性は姓が変わっても旧姓の実父母が引き続き福利厚生を利用できる

という、まったく合理性が認められない(←個人の見解です)制度が残っていたことも、「高橋」姓を選択するひとつの後押しにはなりました。
(とはいえ、この制度のために「高橋」姓の選択を余儀なくされたか、というと違いますけれども)


 一方、世帯主は妻になってもらうことにしました。

 さっそく発行された住民票の写しには、自分の欄に「続柄 夫」と記載されて、なかなかめずらしいものを見た気分です。

 理由は、相手の方が国民健康保険だからです。
(被扶養者になれない程度に収入がありますが、社会保険に加入していません)

 これも個人的にはまったく意味が分からないのですが、国民健康保険の保険料は世帯主に請求されるしくみです。

 私は勤務先の健康保険組合加入なのに、私が世帯主だと妻の保険料が私宛てに請求されるわけです。

 実務上は払込票をそのまま妻に渡して払いに行ってもらえば済むことですが、そこまでして私を世帯主にする理由もこだわりもないので、世帯主は妻です。

 戸籍の筆頭者が私で、世帯主が妻とは、まるで「燕三条駅」と「三条燕インターチェンジ」みたいな決着だなぁと、どうでもよいことを考えました。


 それはそうと、公式な書類の中で「主」という漢字がつくのは「世帯主」くらいしか思い浮かばず、我が家で「ご主人様」というと妻を指すことになる……のかな?
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入籍しました

15155368862130.jpg 世の中広いもので、私のようなのと結婚してもよいという奇特な方があり、いろいろありましたが入籍に至ることになりました。

 以前より散々「お医者さんと結婚したい」と願望を言いふらしていた通り、相手は医師を職業とされる方ですが、現在は博士号取得を目指して大学に通っており、現役女子大生というおまけがついてきました。

 今回のできごとについて話題は山のようにありますので、少しずつ書いていこうと思います。
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スマホで更新しやすいもの 

 このところ、日々ふと思ったことなどをTwitterやらFacebookやらに主に書くようになってしまいました。

 ブログの更新は月ひとケタ回なのに、TwitterにもFacebookにも日々何か必ず投稿している始末です。


 Twitterに書いたものはTwilogで振り返ることが可能ですが、Facebookに書いてしまうとその日と次の日くらいはまだよいですが2〜3日経つと過去の自分の投稿を探して読むなどは手軽にはできない仕掛けになっています。


 それでもFacebookに何を食べただのこんなことがあっただの書いてしまうのは、ひとえに「スマホで更新がしやすい」ということがあります。

 日々往復4時間をかけて通勤していて電車内でのプライベートな時間はかなりあるのですが、座ってノートPCを広げていられる時間というとなかなかないものです。

 スマホなら立っていても片手で操作できますし、なによりスマホで撮影した写真はスマホの中にあります。


 ブログも、サービスによってはスマホから投稿しやすい執筆画面のものもあるのだと思いますが、このブログは自分で設置したもので、あいにくパソコンで投稿するのが一番やりやすい仕様になっています。

 あと、ブログに載せる写真は小さくサイズ変更してからUPしているので、画像編集ソフトを入れているパソコンからでないと写真をUPできない事情もあります。


 しかし、Facebookには気に食わない仕様があれこれあるので、できることならば、Facebookの クソ 仕様に左右されないこのブログに書き残したい、という気持ちはあります。


 さてどうするか……

1.スマホからも更新(+閲覧)しやすいブログツールに乗り換える

 パッと思い浮かぶのはWordPressですが、現在使っている「さくらのレンタルサーバ」は年額1,543円という破格値の「ライトプラン」なのでWordPressが設置できません。
 Serene Bachみたいな国産のブログツールでいいのがあるといいんですけど……前回TitterTotterからブログツールを変えたときにMovableTypeも検討しつつSerene Bachを採用したこともあり、いまさらMovableTypeの軍門に下るのもどうか、、、

 どちらにせよブログツールを乗り換えるとすれば、過去記事も移行させたくなるはずなので、そう気軽にできる話ではなさそうです。


2.ノートPCを広げやすい通勤経路にする

 ノートPCを広げてブログの更新をしようと思えば、せめて30分のまとまった時間は確保したいところです。
 勤務先に届け出ている通勤経路からは外れます=そのコストは自分持ちになりますが、ある程度まとまった時間を座っていられる通勤経路に変えるのも一つのやり方かもしれません。(通勤時間は片道+10分くらいです)


3.クラウドを活用する

 写真をUPしようと思うと、スマホで撮った写真はスマホの中に、デジカメで撮った写真はメインPCに取り込んであるので、通勤電車の車内で広げるモバイルノートからは写真をUPできません。

 従来なら、ブログで使いそうな写真をいくつか選んでUSBメモリ経由でモバイルノートに取り込んでいましたが、朝6時半に家を出て夜8時9時に帰ってくる暮らしになって久しくメインPCは週1回起動すれば多いほうになってしまいましたから、メインPCからUSBメモリに……という時点で無理が発生します。

 写真はクラウドに保管すると、このあたりの課題が一気に解決しそうな気がします。


 ブログは自分自身で読み返すことも多いので、将来の自分のためにも、「この頃はこんなことを考えたりやったりしていた」というのをより多く書き残すようにしたいと思っています。
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顎関節症で口が開かない

 8月の終わりだったか9月のはじめくらいからか、顎関節症に悩まされています。

 これまでも顎が痛くて口が開かない、ということはあったのですが、何週間か辛抱していれば解消していました。

 それが1か月たっても2か月たっても収まる気配がありません。


 口が大きく開けられないので、おにぎりやハンバーガーなどかぶりつくものは非常に食べづらいですし、箸で食べるものも口に入れるというよりはわずかに開いたところに押し込むような食べ方になっています。


 おととい、行きつけの歯科医院へ定期検診に出かけたので訊いてみると、顎関節症は……


ストレスが溜まる → 歯を食いしばる(寝ている間の歯ぎしりもある) →首や肩やあごに変な力がかかる → 症状が現れる


というメカニズムで痛くなるみたいです。

 マウスピースを作ることもできるようですが、歯に負荷がかかるのを防ぐものらしく、歯を食いしばることそのものを軽減するものではなさそうです。


 それと、以前から歯の内側の歯茎がモリモリしているのが気になっていたのですが、先生曰く、歯を食いしばることが多いと力を受け止めるように顎の骨が増殖してこのような形状になるそうです。

 自分自身では、自分の口の中しか見たことがないのでそういう形のものと思っていましたが、大勢の人の口の中を見るのが仕事の先生がほかの人と比べて増殖してると言うのですから、歯を食いしばりすぎなのは確かなようです。


 「お風呂に入ってから寝るなどリラックスして寝られるように心がけて、仕事中はポカーンと口を開けて過ごすなどして歯をぐっと噛まないようにしてください」


とアドバイスをいただいて歯科医院をあとにしました。


 首の治りが悪いことといい、顎関節症といい、結局そこに帰ってくるのか……


 あるいは、ここ何か月か寝ている間の口呼吸が少し気になっていたので、寝るときは口を閉じるようにしていたのと少し関係があったりするのかもしれないです。

 口呼吸でのどが乾燥するのと、顎関節症で食事にも難渋するのとどっちがマシか、といえば当分は鼻呼吸や口呼吸にはこだわらないようにしようと思います。
author by よんなん
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深夜に目が覚めたときは

 夜中に目を覚ましてしまうことは、相変わらず週に何度かあります。

 再度寝付けないときのパターンは2通りあって、いろいろ考え事や不安なことが頭をぐるぐるして寝付けないこともあれば、物理的に寝苦しくて寝付けないこともあります。


 後者の場合、寝つけない不快な原因を取り除けばよいわけですが、いくら目が冴えてしまっているとはいえ、頭が冴えているわけではありません。

 尿意なのか、のどが渇いているのか、暑いのか……どのように不快なのか寝ぼけた頭ではズバリこれ! とは分からないものです。


 尿意ならトイレへ行けばよく、のどが渇いたなら台所で水を飲めばよく、暑いなら布団を減らすなり股関節を開く簡単なストレッチをして熱を逃がすなりすればよいわけですが、トイレへ行って布団に戻ったり、それでも寝つけず水を飲みに行ったり、布団から足を出してみたり、そんなことをしているうちに30分40分1時間……と時間だけが過ぎてゆきます。

 昨晩はどうやら暑いのは暑いのでも体内に熱がこもって寝苦しかったらしく、トイレに行ったりエアコンを止めたりして股関節のストレッチにたどり着いたときには2時半に目を覚ましてから1時間が経っていました。
(4時半には目覚まし時計が鳴るので、その後小1時間くらいはウトウトした計算)


 ストレッチから試していった挙句ようやくトイレに行ったのが正解だった、という晩もありますし、どのように不快なのか自分でわからず悶々とするなんて、まるで泣くことしかできない赤ちゃんのようだ……という気がしています。
author by よんなん
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胃カメラ初体験

 勤務先では34歳を過ぎると3年に1回、定期健康診断の代わりに人間ドックを受けられます。

 3年に1回のあいだの2年間は、全額自費で受ける何分の1かの自己負担で受けることもできます。


 タダ(全額会社負担)で受けられるやつでいいや、と、3年に1回の人間ドックを、しかもオプション検査なしで年度末35歳のときと同38歳のときに受けたのですが、知人の医師から

・その自己負担額で受けられるなら毎年受けたほうがいい
・バリウム検査なんか意味ないから、オプション料金払ってでも内視鏡飲んどけ
 (どうやらそういう考え方もあるようです)

とアドバイスを受け、申し込んでおきました。


 勤務先の健康保険組合が提携する病院リストの中から、東京近郊では数少ない胃内視鏡オプションが無料の病院を探して、茂原駅前の病院へ行くことに。(茂原まで行く電車賃<他院の内視鏡料金、だった)

 朝8時に病院に着くのに朝6時半の電車に乗らなければいけませんが、幸か不幸か、毎朝6時半の電車に乗って片道2時間通勤をしているので、その時間に起きるのはどうということありません。(泣)


 身長体重測定や眼底検査やエコー検査やらあれこれこなして、胃カメラの順番が回ってきます。

 胃カメラ室へ案内してくれた事務職員さんや、控室に入って引き継がれた看護師さんからは、この歳(満38歳……年度末39歳)で胃カメラが初めてということに軽く驚かれます。

 胃カメラの追加料金がない病院なのでそりゃ選ぶ人も多いだろうと思いますが、この病院も来年から胃カメラのオプション料金を取るそうで残念です。


 看護師さんからは、4つのコツを教わりました。

1.唾は飲まない。垂れ流していい。
2.目を閉じると恐怖感があるので、目は開けて遠くのほうをぼんやり見る。
3.力を抜く……難しいかもしれないが、力は自分で抜くしかない。
4.楽しいことを考える。

3・4に至ってはおまじないの域のような気もしますが、1と2は自分でどうにかできることです。


 いよいよ胃カメラ室に入って、検査台に座らされて先生が口の奥に麻酔を霧吹きします。……ほどなくして喉の感覚がほぼなくなり、なるほどこれで唾を飲み込むと正しく飲み込めず気管に入ってむせてしまうこと確実です。

 横向きに寝ころばされて先生が手に持った胃カメラは思ったほど太くなく、飲んでくださーいと言われはしたものの喉の感覚がないので、あまり自分で飲み込んだつもりもないまま入っていきました。


 背後では看護師さんが背中をさすり続けてくれ、アドバイスのお言葉に甘えてよだれはひたすら口の外へ垂れ流します。

 バリウム検査では発泡薬(?)を飲んで胃を膨らませますが、胃カメラは先端から空気も出るのかどうか、空腹で病院へ来たはずなのにときどきお腹がいっぱいになる感覚になり、どうにも不思議な気分です。


 さしたるトラブルもなく最後は胃カメラをズルズル引き抜かれて終わり、先生がすぐに写真を何枚か見せて何の悪いところもないと説明してくれました。

 看護師さんからは「上手でしたよ」と言われましたが、アドバイスのおかげです。


 これまで「涙を流しながらオエオエする」と聞いていた胃カメラですが、よだれはダラダラ流したものの別にオエオエ吐き出していたわけではなかったです。

 世間にはよだれをだらしなく垂れ流すことじたい耐えられないプライドをお持ちの方が飲み込もうとしてむせてしまうのかもしれませんが、そのあたりは、恥をかくのは全然苦にならない恥も外聞もない人の大勝利、といったところでしょうか。(ぇ
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高級カプセルホテル初体験

DSC09710.JPG 午前7時台に出勤することになり、川越市内の職場近くに泊まることにしました。

 そういうときに定宿にしていた川越駅前のカプセルホテルが去年リニューアルをして、従来型のカプセルのほかに「デラックスキャビン」なる部屋? カプセル? ができました。
(デラックスキャビンは完全な個室ではないのですが、「部屋」と書くことにします)

 察するに、最近名前をよく聞く「ナインアワーズ」や「ファーストキャビン」みたいなものでしょう。きっと。

 値段は、通常のカプセルが3,600円(→ネット予約で3,300円)のところ、デラックスキャビンは4,500円でネット予約などの割引はありません。


 2か月に1回くらいのペースで泊まっていた頃は、とにかく安く寝られることが最優先でしたが、ここ1年ほどは川越に泊まることもなかったので、たまに泊まるんなら、と少し奮発して「デラックスキャビン」を予約してみました。


 カプセルはよほどのことがなければ満室になることはなく、たかをくくって直前まで予約をしないでいたら、前日の晩にホテルのWebサイトから予約をこころみるとなんとデラックスキャビンは満室!

 金曜や土曜を中心に数週間先にも満室の日があります。

 予約手段によって空室が異なることは通常の旅館やホテルではよくあることなので、電話をしてみるとまだ空きがあり、どうにか予約ができました。

 当日、仕事を終えて21時ごろにホテルに着いてみると、宿泊代を払う券売機はデラックスキャビンのボタンに「予約の方のみ」と付せんが貼ってあり、どうやら本当に満室になってしまったようです。


 カプセルに泊まるときはロッカー室で寝巻きに着替えてカプセルへ向かうのですが、デラックスキャビンは部屋にロッカーがあり、寝巻きやタオルは部屋にあると案内されます。

 部屋はカプセル+着替えスペース+ライティングデスク、といったあんばいで、通路との仕切りはカーテンのみでカギはかかりません。フロントで渡されるカギは室内にあるロッカーのカギです。

DSC09711.jpg それからカーテンの上部は空いていて、空調は通路に吹き出しがある集中式……というのでしょうか、各部屋の個別空調ではありません。


 ベッドにあるテレビにはヘッドホンが備え付けてありました。……カプセルホテルの設備はホテルによって違いがあるでしょうが、ここのカプセルの場合はブラウン管テレビはあってもヘッドホンやイヤホンはないので、これまでテレビを見ようと思うと音をごく少量にしてひそかに見るしかありませんでした。
(もっとも寝るだけのために泊まるので、カプセルでテレビを見ることはほとんどありませんでしたが)

 さっそく寝ることにします……ベッドのカプセルのカーテンを閉めても光が漏れてきます。部屋と通路を仕切るカーテンの上部が開いているから通路の光が入ってきてしまうのか、、、、と思っていましたが、翌朝起きてみるとライティングデスクの電気がつけっぱなしで、すみません自分でつけた電気でした。。。。orz


DSC09715.JPG 寝る空間はカプセルとほぼ同じで、カプセルの樹脂の床(?)に敷いてある5cmくらいのウレタンマットレスにシーツが掛けてあるだけです。

 個人的に、先月に枕を専門店で買い替えたこともあり、この晩はいわゆる「合ってない枕」で寝たこともあわせて、熟睡できたかというと5時間少々で目を覚ましてしまい、「仮眠」といったところでしょうか。


 カプセルだと就寝している以外の時間に過ごす場所がロビーしかなかったのですが、こちらは部屋にライティングデスクがあり、こうしてパソコンを広げてブログの下書きをすることができました。

 ……ロビーにもパソコンコーナー(パソコンは置いてなくて、持参のパソコンを使う場所)はあったのですが、わざわざカプセルから移動してロッカーからパソコンを出してきて使うことはなかったので、部屋にあるだけで自分の時間をより有効に使うことはできそうです。


 本当に寝るだけならば通常のカプセルでも十分かもしれませんが、1,200円足せば寝るまで+起きた後の時間もまぁまぁ有効に使えるのは、悪くないなぁと思いました。
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首がまわらない

 昨年に首を痛めて最初にかかった医師から指示された実家近くの整骨院に通っているのですが、1年以上経っても完治に至らないありさまです。

 先生の腕が悪いのでは……? という思いがかすめたりしないでもないですが、同じ市内にある超有名テーマパークの運営会社の方(マネージャーか通訳)が外国人ダンサーを連れてきているくらいなので、そこらへんの雨後のタケノコみたいにいっぱいある整骨院とは違って腕前はかなりの折り紙付きだと思うことにしています。


 9月に入ったあたりからでしょうか、施術のほぼ最後に首をひねるところで全然回らなくなってしまいました。

 先生は「力を抜いてください」「力を抜いてくれないと回らないですよ」「可動域はもっとあるはずなんですが…」と言います。

 自分では全然力を入れているつもりがないので、力を抜いてくださいと言われてもどうにもできないまま1か月ほど過ぎました。


 さすがに困ってGoogle先生に訊いてみると、あちこちの整骨院やらのブログがヒットします。

 本人には力を入れているつもりがまるでないのに力が入っていて施術にならないケースはかなりあるみたいです。


 じゃぁ力の抜き方は……とさらにGoogle先生に訊くと、うさんくさいのからまぁまぁなんとなくそれっぽいのまでいろいろヒットしたのですが、ひとつ目に留まったのが「筋弛緩法」。

 (入れているつもりがない)力を抜くのではなく、いちど意識的にとにかく思いっきり「ぎゅーっ」と力を入れてから脱力せよ、というもので、そういえば5年前、病気休職から復帰する前に通ったリワーク(復職)支援プログラムでも教わった記憶があります。

 って、首のけがで整骨院に通い始めたのに、メンタルの話に戻ってくるのか……??


 たしかに協会けんぽが筋弛緩法を紹介しているページも心療内科の先生が書いていますし、首が痛いとか肩が凝るとかよく眠れない(体が休まらない)とかいう不調と、ストレスというか緊張が筋肉を物理的に緊張させ続けていることは、どうも無縁とはいえないみたいです。


 そう考えてみると4月に昇進してから任される仕事も増えたり、昇進したんだからしっかりしなさいみたいに言われることも増えたり、こうして文字で書いてみてみると大きなストレスがかかっても不思議ではなさそうなシチュエーションです。

 業務上のストレスそのものを取り除くのはまず無理と言ってよさそうですが、そこから体に無用な力が入り続けてケガの治りに差し障っているということならば、意識的に力を抜く動作を一日に何回かとり入れてみようと思うわけです。


 ……そういえば当時服用していた睡眠薬に筋弛緩作用があったのも、副作用というよりはむしろ寝つきをよくするのに期待された作用だったのでしょうかどうでしょうか。
author by よんなん
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