スーツケースのキャスター交換

 4泊6日で海外旅行(いわゆる新婚旅行)をすることになりました。

 自分用のスーツケースは大きさ別に3種類持っているのですが、一番大きいのと2番目に大きいのはキャスターが壊れていました。

 2番目に大きいのは2年前に中国へ行ったときに松戸の夢工房さんでキャスター1個2,000円で交換してもらったので、一番大きいのも直すことにしました。


 車輪のゴムが完全に割れたものと、ヒビが入っていてそろそろやばそうな、2つのキャスターを替えてもらおうと4月7日(土)に持ち込んでみたところ、

「これはベアリングの車輪ですね、それだと1か所4,000円なんです。2か所替えると8,000円になってしまいますがどうします?」

と言われてしまいました。確か1万円台前半で買ったイトーヨーカドーPBのスーツケースなので、キャスター交換で8,000円とは買いなおしも視野に入ってきます。


 ただ、その日は飲み会に行く途中で、持ち帰るのも荷物になるのでひとまず明らかに割れている1か所を交換してもらうよう依頼しました。

 出発はいつです? と聞かれ、急ぎだと翌日には仕上げてもらえるそうですが、出発はGW明けなので急がないですと答えると、1週間後の14日(土)から受け取れるように直しておきますとのことでした。

 ……で、4月29日(日)に引き取ってきたら、持って帰る途中でやばかった(今回交換しなかった)もう1か所のキャスターのゴムが割れてしまったではありませんか。


 次の土曜日が出発なので、また松戸へ出しに行って引き取りに行くのは大変です。……じゃぁこれから新しいスーツケースを品定めするのか、、、、

 でも、キャスター交換は自分でもできることは何となく知っていたので、チャレンジしてみることにしました。


 材料はAmazonで探してみたらありました。さっそくポチります。

 車輪径や軸の長さなどいくつか種類があるようで、いま持っているスーツケースのキャスターのサイズを測るのに、ずいぶん前に買ったまま引き出しに入れっぱなしだったノギスが活躍しました。

DSC00666.JPG あとは金属を切れるのこぎりが必要で、これは近所の100円ショップで買いました。


 床に新聞紙を敷いて、その上にスーツケースを置いて金ノコでキコキコキコ……

 力は要らないが時間がかかる、とはGoogle先生に教えてもらっていたので、本当に切れているんだろうか、と不安になりながらも手を往復させます。

DSC00669.JPG 一応、切り粉が新聞紙の上にいくらか落ちていたので切れているんだろうと信じて作業をすること25分近く、ようやく取れました。

 あとは買ってきたのをつけるだけで完成です。ワッシャーを通すのが意外とめんどくさかった!

 さすがにお店でやってもらうのとは仕上がりの見た目が多少は違いますが、実用には困らなさそうです。


 学生時代から使っているこのスーツケース、まだまだがんばってもらいます。
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10年スパン

 2010年にうつ病と診断されて1年半会社を休み、2012年に復職してからも職場へ出てきて座っているのが仕事みたいな日々が続き、2013年に現職へ異動した後もしばらく言われたことをやるだけの状態が続いていました。

 2011年に入社同期諸君がパスしている社内昇職試験には2016年になってようやく受かり、6年かかってやっとここまで戻ってきた、スタートラインに立ったと思っていました。

 同期諸君からは5年遅れですが、その間に人事制度改正があって4年後輩のみなさんと一緒に受かっています。(その間の後輩のみなさんにはすでに追い抜かれています)


 さて、試験に受かった人たちは(私も含めて)2017年に係長級に昇職しましたが、その先の昇進は試験がなく、人事考課によることになっています。

 社内を見回すと、今年に入って4年後輩にあたる方々がぽつぽつアシスタントマネージャーに登用され始めていて、ついにいま私がいる職場にも異動でやってくることになりました。直属ではないものの、後輩が私の上司になります。

 これまで3年間、後輩諸君が他の職場で登用されても私がいる職場には「後輩に当たる上司」の配属がなく、(推測ですが)会社もある程度は私のような社員がいることに配慮をしてくれていたんだろうと(勝手に)(能天気に)思っていました。


 ついに後輩が上司になるという現実を前に、

「6年かかってようやく復帰した、よしこれからだ、と思っていたら、まだ追い抜かれ続けている……!」

と単に社内イントラネットのアドレス帳で他職場での登用を知る以上に強烈に思い知らされるわけです。


 メンタルをやられると復帰まで10年かかる、とどこかで耳にしたのが現実味を帯びてきたかもしれません。
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写真館で写真を撮ってきた

 妻は二度目の結婚で、披露宴などなどのイベントは一度目に一通り経験したので特にやりたいと思わない、と言ってくれる非常にありがたい人です。

 「披露宴は新婦のためにやるもの」と人生の先輩方から散々聞かされてきたので、妻がやりたいと思わないなら無理にやることありません。


 とはいえ、写真は残しておきたくなったようで、妻が自分で写真屋さんを見つけて予約してくれました。

 披露宴で百万円単位のお金を使ったと思えば、スタジオアリスにどれだけぼったくられたところで痛くもかゆくもないというものです。


 妻が見つけたのは、写真はデータでいただけるという何とも良心的なお店(ここ)で、ロケ撮影をしてみることにしました。

 平日と週末で値段が違うので、休暇を取って木曜日に予約します。
 2か所で撮影できる税込79,800円のプランを選び、これに、自分が着る袴の家紋指定で10,800円、できあがったDVDの宅配料550円をプラスして最終的な支払額は91,150円でした。


 ロケ撮影では天気が心配でしたが、当日はなんとか快晴。

 料金には妻のメイク代は入っていますが、男性のメイク代は別料金なので、先週末に床屋で髪を切ったときに当日の髪のセットを依頼しておきました。

 ……家で髪を洗って濡れた髪のまま来てくれれば代金要りません、と床屋さんが言ってくださり、ご厚意に甘えました。


 髪を整えて西千葉駅近くのお店へ出向くと、まず妻の衣装選びから。

 男性は紋付き袴の一択で、家紋は事前に指定して(上記のとおり要オプション料金)準備してもらっています。

 着付けも妻のほうが時間がかかるので待ち時間のほうが長いです。

 そのうち自分も呼ばれて紋付き袴を着せてもらいます。……自分で着ていったのをそのまま使うのはパンツ一枚だけで、それ以外のシャツやステテコといったインナーもお店で用意してくれてました。

 お店の方は着付けをしながら「よくお似合いです」とおだててくれますが、きっと全員に言っているに違いないです。(←素直におだてられておけばいいのに…)

 こうして羽織袴姿になってみると、テレビのお正月番組の司会になったかのような気分です。


 ロケ場所は「四季亭」「見浜園」の2か所で、写真屋さんのクルマで出発です。

 見浜園は地図にも載っているけれど、四季亭とははてどんなお屋敷だろうか……とクルマを降りてみれば、なんと民家改装の貸しスタジオでした。

042.jpg あとで話をうかがうと、この写真室の持ち物ではなくその都度借りているのだそうですが、庭こそ狭い(!)ながらいろんな木が植えてあってきちんと手入れされているものの、ほんとに小さな小さな一軒家で、そんな場所でこんな写真が撮れちゃうんだからまさに写真マジックです。


DSC00510.JPG 四季亭の屋内はこんな感じで、本当に民家を改装したのがよく分かります。

 ちなみにカメラマンのカメラのほかに、コンパクトデジカメやスマホは1台持ち込んでよくて、補助スタッフの方が撮ってくださったり(→DVD-Rができあがるまでに誰かに見せる用)、片方が一人だけの写真を撮っている間に好きに撮らせてくれます。


 次のロケ場所は見浜園です。……「四季亭」と違って写真屋さんで貸し切っているわけではないので、一般公衆の方もいらっしゃいます。写真室の方からも「一般の方が優先ですので、お待ちいただくこともあります」と説明を受けます。

118.jpg しかし見浜園は幕張メッセや幕張のニューオータニには何度も来ている自分も今まで知らなかったように、世間でもあまり知られていないスポットのようで、しかも平日とあって一般の方は片手で数えられるんじゃないかと思うくらいしかいなくて「公衆立ち去り待ち」はほとんどありませんでした。

 最高気温22度の予報とはうらはらに、想像していたより暑くもなく快適な陽気でしたが、さすがに後半になってくるとくたびれてきて、あとで出来上がった写真データを見たらいつもひきつっている笑顔がさらに変になってました。orz


 12時にお店に入って終わったのは17時を過ぎていて、所要5時間ほどでしたがぐったり疲れてしまい、モデルを仕事にしている人は大変だなぁ……と思いました。

 帰りに飲みに行きたいという妻が鳥貴族を選んで入っていくので、彼女の職業のイメージとは裏腹に、なんとも(経済的に)ありがたい人です。
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往復4時間通勤はつらいけれど

 自宅から往復4時間かかる職場に日勤職で赴任して4年半が過ぎました。

 泊まり勤務なら通勤の手間は半分ですが、日勤職だと日々4時間かけて職場から家に帰り、寝て起きたら家から職場に向かう繰り返しです。

 平日は寝に帰っているようなものですし、赴任した34歳のころならまだしも、すでに39歳になり不惑も間近になってくると週末の2日間のうち1日は体を休めるだけで終わってしまうことが増えました。

 週末に知人と会うなど外出の用事をひとつ入れてしまうと、それともう1日で体を休めただけでもう月曜日です。

 家のことがもう何年も先送りになっていて、部屋は散らかり放題、妻にあてがった部屋はいまだにエアコンもなければ幹線道路に面した部屋だというのに二重窓になっていません。
(妻の部屋はエアコンの電源もダクト穴もないので、大工さんを呼んで工事してもらわないとエアコンが買えない)


 休みが毎週3日あれば、家のことも多少は手をつけられるのに……と思うこともあります。


 勤務先で週休3日の制度というと、育児や介護をする社員は毎月4日間多く休むことができます。5週間ある月は休めない週がありますが、祝日を含めれば実質的な週休3日制といえそうです。

 その代わり、週5日働くところ4日しか働かないわけですから、月給もボーナスも定期昇給もすべて約2割カットになります。


 育児のために会社を辞めてパートで働くことを考えたら、2割減でもまだ収入面で(時給面で)有利かもしれませんが、もしも理由を問わず週休3日が認められたとして、じゃぁ「家が遠くて通勤が負担だから」と週休3日を選ぶ代わりに収入2割ダウンを受け入れられるかどうか……


 それだったら、もう少しでも職場に近い社宅なり単身赴任寮に入って週5日出勤したほうがまだソロバンが合いそうです。

 単身寮(週末などにいまの家に帰ってくる)はまだしも社宅に引越すには今の家を片付けなければなりませんから、そもそも家を片付けて引越しをする時間や体力がない(から週休3日がほしい)というジレンマもあります。


 実はもうこの職場から動くことなんかなくて会社が給料泥棒を抱え込み続けるか自分から会社を辞めるかの根くらべなんじゃないか、と思うことも時々ありますが、いまのところ次があると信じて引き続き日々往復4時間通勤をしていこうと思います。
author by よんなん
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最近の寝る前のおまじない

 とっくの前に睡眠薬を処方されなくなって、ときおり眠れない日が続くときはあれこれ試していましたが、最近やっているおまじないじみたことを書いておきます。

 特に科学的(医学的)根拠を知ってやっていることではないので、所詮はおまじないの領域だと思っています。せいぜいプラシーボ効果くらいでしょうか。


 まずはグリシン。……味の素から「グリナ」の商品名で市販されている補助食品の主成分ですが、食品添加物としてのグリシンも他社から売られています。

 それと牛乳。なんとなくですが、牛乳を飲んだあとは寝つきがよくなる気がしています。甘いものを飲んだ時は特にそうなので、砂糖を溶かしたホットミルクを飲んでいたこともありましたが、カルピスは疲労回復によいなどと耳にして最近はカルピスを牛乳で割って飲むことにしています。

 ただカルピスをホットミルクで割るとなぜか固まってしまうので(カルピスをお湯で割っても固まらないのに!)、冷たいままです。

 これにグリシンを溶いて飲んでいます。


 寝るのにもエネルギーが要るらしく、すごく疲れたときは却って夜中に目を覚ましてしまうので、以前は疲れている晩には寝る前にキューピーコーワゴールドを飲んでいましたが、無水カフェインが入っているのに気づいて、ハイチオールCに変えました。

 いちおう、ハイチオールCの効能書きに「倦怠感」があるので、なんとなく疲れた、みたいなのにも効用がある……のかな? と思うことにしています。


 あと、以前お風呂は朝だけでしたが、昨秋に顎関節症で口が開かなくなったとき以来、歯医者さんからのアドバイスで寝る前に湯船に浸かることにして、最近は発泡入浴剤を入れるようにしました。

 外のお風呂屋さんにあるような高濃度炭酸泉に比べると、家庭用入浴剤の二酸化炭素は何十分の一レベルの濃度らしいですが、それでも炭酸ガスのお風呂に浸かってから寝ると、かなり寝つきがよいように思います。

 発泡入浴剤は各社からいろいろ出ていますが、毎日使うのでコスパ重視で西友のPB(20個入り398円)を使っています。香りはかなり微妙ですが。


 最近はそんなので朝までぐっすりの日がかなり増えました。
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首の痛いのその後

 おととしの6月に首を痛め、最初に行ったかかりつけの内科医の指示で整骨院に通っていましたが、1年半たった昨年末になっても治る兆しがありませんでした。

・通院は週2回(→土曜以外に平日のどこか行かなきゃいけない)
・場所は浦安(電車で往復1時間くらいかかる)
・混雑していて、待ち時間と施術を合わせて受付から終わるまで2〜3時間かかる

というあんばいで、最初は2〜3か月くらいの辛抱かなと思って通い始めましたが、1年半たってまだ続けなきゃいけないとなるとなかなか負担も大きくなっていました。

 平日の退勤後にかかりに行くと、終わるのが21時ごろで帰宅して就寝するのは22時前後になってしまいます。翌朝は4時半起きだっていうのに。

 土曜にかかりに行くとせっかくの休みが半日つぶれてしまいます。


 せっかくよくしていただいている柔道整復師の先生には申し訳ありませんでしたが、妻のすすめもあり、昨年の暮れに近所の整形外科クリニックへかかり直すことにしました。

 そこではまずレントゲンを撮って、見事なストレートネックですねと言われました。

 そして頚椎椎間板ヘルニアの疑いで大きな病院へMRI検査を受けに行って画像CDをクリニックに持ち帰ったところ、診断が確定しました。

 その整形外科クリニックはリハビリテーション科併設で、理学療法士の先生から指導を受けながらリハビリに取り組むことになりました。


 ストレートネック(=要は姿勢が悪いの)を直さないといけない、とストレッチポールを使った肩甲骨まわりの運動と首や腰の筋トレ(といっても静筋力トレーニングなので激しくない)が中心です。

 整骨院と同じなのは、首のけん引や肩の温パック(と言うのか、アイスノンの温かいバージョンみたいなのを肩に載せる)と先生のストレッチを中心とした施術です(首旋回→バキバキやるのはないですが)。……医療機関だからか、けん引は整骨院が6kgだったのに対して8kgです。

 リハビリは予約制なので、受付をしたらものの5〜10分ですぐに呼ばれます。30分もあれば会計を済ませて帰れるうえ、家から歩いて10分の場所にあるので、土曜に通っても9時に始まれば10時には家に帰れます。


 療法士の先生には「体幹の筋力がまるでありませんね」と言われ、家でもストレッチポールを買ってきて(たまに忘れる日もありますが)毎日やることにしました。


 ……するとどうでしょう、整骨院に通わなくなってリハビリを始めるまでに再発していた指先のしびれがあっという間に寛解しました。

 2月中旬にリハビリがスタートして3月の終わりには、通院が終わりました。


 整骨院とリハビリ科の一番の違いは、家でやることを指導されることでした。……今回でいえば、ストレッチポールを買ってきてあれこれ運動することです。

 そういえば市民講座で市立リハビリ病院の院長先生が「内科や外科は患者が嫌がっていても医者が投薬でも手術でもして治すが、リハビリ科は本人が治そうとしない限り治らない診療科」とおっしゃっていたのが、なんとなく分かったような気がしました。


 1年半通っていたのは何だったのか、なんで実家近くのかかりつけ医は整形外科でなく整骨院を紹介したのか、いろいろもやもやはありますが、いくら幼少のころからのかかりつけ医とはいえ家から電車を乗り換えたりして30分かかる実家近くに行けば、そりゃぁ紹介される先も家から電車を乗り継いで30分以上かかるわけですよね。

 「医者選びは、一に近いこと、二に近いこと、三、四がなくて、五に腕前」という言葉を久々に思い出しました。
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風邪をひいたら朝が楽になった

 3月の最終週、期末決算の準備をしなきゃいけない時期に風邪をひきました。

 現在の職場では、各担当者が1人で担務を持っていて、その人が休むとすぐに代われる人がいない、という(リスクが高すぎるとしか個人的には思えない)マネジメントをしていて、まぁ要はおいそれと休めないわけです。

 休養をしっかり取るために、夜は帰宅したらさっさと寝るとして、朝も4時半起きではなく5時15分ごろまで寝ることにしました。

 いつも朝4時半に起きて風呂に入って朝食を作っているのですが、さすがに外出前の入浴は風邪をひいているときはご法度なので就寝前に済ませることにします。

 朝食は外食にして、入浴時の洗髪も2日に1回にしました。


 するとどうでしょう、朝起きて着替えて顔を洗ってひげをそって歯を磨いてトイレに行くほかに、やらなきゃいけないことがないというのは非常に楽なものです。

 出勤途上の乗換駅で朝食を済ませるので、職場に着く電車は15分あとの電車になりますが、職場に着いたら手洗いうがいをして始業まで新聞でも読んでいればよいのも楽です。

 寝る前に髪を洗うとドライヤーでそれなりに乾かしても翌朝の寝ぐせがすごいことになるので、盛大に霧吹きをしたり面倒なのが唯一の難点でしょうか。


 片道2時間、往復4時間の遠距離通勤を4年半のあいだ毎日くりかえし、年齢も当時の34歳から39歳になり、体力面でだいぶ負担に感じるようになってきたなか、こうすると少し楽なのか、と意外なことに気がついたように思います。

 5時過ぎまで寝ていていいというのは、なるべく睡眠は7時間確保したいと思っている身にはかなりメリットがあります。
(9時半に寝ても夜中の2時ごろ目を覚まして1時間くらい寝付けない日が頻繁にあるので、4時半に起きると睡眠6時間台だったりします)


 あとは、朝食まで外食にしてしまうと、1日3食すべて外食になってしまうので、風邪をひいているうちはともかく元気なときにそれでいいのか、という迷いも少しあります。
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栃尾又温泉と只見線(2)

DSC_1215.JPG 昼食を済ませて、広間でまったりしているうちに13時になりチェックインしました。

 部屋を案内してもらい、作務衣に着替えてさっそく風呂です。

 この日は男性が「おくの湯」、女性が「うえの湯」「したの湯」ではあるものの、「うえの湯」は15時まで清掃中とのことで、事実上の一択です。

 貸切風呂もあるのですが、ただのお風呂なのでパスです。


 ここの特徴はなんといっても、ぬるい風呂にとにかく長時間入ることです。

 風呂が人でいっぱいになってしまうと、まず誰も風呂から出ないので早い者勝ちです。

 実は浦佐駅からの送迎バスがあるのですが、その時間よりも早く路線バスでやってきたのは、さっさと風呂に入って居場所を確保するためです。


DSC_1218.JPG ……と意気込んでは来たものの、そこは3連休の最終日、実際に「おくの湯」へ行ってみると誰もいません。

 貸切かぁ……とまず1時間ほど湯船でぼけーっと過ごし、だんだん人が増えて4〜5人くらいになったかという頃に1時間ほど湯船に浸かりながらウトウトして、目が冴えたころに持ってきた資格の参考書を広げて1時間半ほど湯船で勉強のまねごとをして、集中力が途切れたころにまた1時間ほど湯船でぼんやり過ごして18時ごろあがりました。


DSC_1219.JPG 18時半からの夕食はなんと個室。

 前回(大学時代の鉄道研究会のみなさんと)来たときは夕飯を食堂で食べた記憶がありましたが、妻が予約をしたのはそういうプランだったのでしょうか?

 すっかり満腹になって、お酒も飲んで、部屋に戻ったのは20時ごろでしたが、敷いてあった布団にゴロゴロしているうちに寝落ちしてしまいました。

 次に気がついたのは23時過ぎで、大浴場は23時までですし、妻もとっくに布団で寝入っていて、歯みがきをして再度休みました。
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栃尾又温泉と只見線(1)

 年度末で期限切れになってしまう有給休暇を使って、3連休に続けて休暇を取り、旅行に行くことにしました。

 行き先はいろいろ迷ったのですが、新幹線で比較的簡単に行ける秘湯(日本秘湯を守る会加盟)の栃尾又温泉を選びました。


 連休最終日の月曜、妻とともに東京駅8:24発の新幹線「MAXとき307号」で出発です。

 一人で2階建て新幹線に乗るときは1階席に座りますが、1階席は壁しか見えないので、妻とともに2階席に行ってみます。……自由席の2階席はリクライニングしませんが、もともとそれなりに傾けてあって快適です。

DSC_1203.JPG 朝食を新幹線車中で食べるときは、たいてい自宅最寄駅高架下にある西友でお弁当を買って行くのですが、今回は妻のリクエストにより東京駅のグランスタで買うことにして、妻は「てとて」の豪華のり弁当、自分は「駅弁屋 祭」で駅弁を選びました。


 弁当を食べたり、景色に見とれたり、車内販売で買ったシンカンセンスゴイカタイアイスを食べたりしているうちにあっという間に越後湯沢駅です。

 栃尾又温泉の最寄は小出駅で、新幹線を浦佐まで乗ってもよいのですが、接続する上越線は越後湯沢で降りても同じなのと、越後湯沢と浦佐の間で特急料金が跳ね上がるので新幹線は越後湯沢で降ります。

 上越線の時間まで40分ほどエキナカや駅西口をぶらぶらして、越後湯沢10:31発の長岡行きに乗ります。

DSC00244.JPG この電車は以前は2番線からだったと記憶していますが、特急「はくたか」がなくなったからか、1番線に移っています。……コンコースは3番線と4番線の間がふさがれていて、どうやら4番線は使わなくなってしまったみたいです。

 あたりはなかなかの雪ですが、順調に進んでまもなく小出駅に到着……というところで電車が止まってしまいました。

 先の踏切の安全確認をします、と車内放送が入って、12分しか乗り継ぎ時間がない路線バスに置いていかれやしないか心配になりましたが、ひとまず小出駅までは運転をすることになったようで、5分ほど遅れて小出駅に着きました。


 小出駅前10:25発の南越後観光バスに乗ります。

 栃尾又温泉までは片道410円ですが、1,000円の回数券を買うと100円券が12枚ついてくるので、2人で往復するなら使い切れてお得です。


 栃尾又温泉に12時ごろ着いて、さっそく今宵の宿「自在館」へ。

 チェックインは13時からですが、部屋の案内の前にお風呂に入っていてもいいし、日帰り入浴用の広間で過ごしてもいいですと言われます。

 ちょうど昼時なので、12時からランチ営業をしている食堂で昼食を取ることにしたところ、代金は部屋付けにしてくれました。

DSC_1213.JPG 3時間ほど前に新幹線で朝食を食べたばかりで、妻はお腹がすいてないと言うのですが、ランチ営業は13時までで、その間に食べておかないと夕飯まで何も食べられません。

 じゃぁおにぎり定食(おにぎり3つ+味噌汁)を頼んで分けよう……と思ったら、妻はしっかり味噌ラーメンを頼んでおりましたとさ。
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家計の分担

 我が家は妻にもそれなりのアルバイト収入があり、「俺が一家を養っている」とかましてや「俺が妻を食わせている」ということは決してありません。

 そうすると家計をある程度分担することになりますが、いまのところ、光熱費等相当分として私が妻から毎月1万円をもらうだけにしています。

 最初は、毎月お互いが支出したものを持ち寄ってお金をやり取りするとか、光熱費の引き落とし口座を新しく作って2人でお金を入れて云々……などしようかなとも考えましたが、いまのところしていません。

 そもそも、平日は自分が3食とも外で食べるので、食事がほとんど別々なのです。……それぞれ自分で作るか買ってくるか食べに行っているのなら、それぞれが支出すればよい話です。

 そうするとあとは光熱費くらいです。ちょうど一緒に暮らし始めたのが冬で、電気・ガス・水道代が年間で一番かかる時期だったこともあり、それを基準に毎月1万円をもらい、料金はそれまで通り自分が払うことにして現在に至っています。

 光熱費があまりかからない春・秋などは1万円ではもらいすぎ……かもしれませんが、そのぶんは消耗品を自分が買ってきたり一緒にスーパーへ行ったときや外食時に自分が払うなどしているつもりです。(いくら余っていくら多く出してるかなど細かく計算してませんが…)


 家の維持費ですが、分譲に住んでいますから借家のように毎月の家賃が発生するわけでもなく、入籍を機に大きな家へ引っ越したわけでもなく、もともと自分が一人で住んでいた2LDKのひと部屋を妻にあてがったので、共同生活の前後で特にこちらで増えた支出はなく、いまのところ分担や負担はしていないです。

 もっとも、我が家で唯一エアコンがない部屋で、また我が家で唯一二重サッシにしていない部屋で、おまけに畳は何年も替えてなくてところどころフカフカですし、さらに押入れは私のものが半分くらい占拠していて、このありさまで家賃のようなものを払って(維持費を分担して)ほしいと言ったところで、さていくらとれる部屋なのか議論になってしまうでしょう。

 妻がこれまで大学近くのワンルームマンションで家賃から光熱費からすべて負担していたのが、(金銭面では)月1万円ポッキリ+新たな支出は大学までの定期券代なんてずいぶん妻に有利なのでは……という見方もできるかもしれませんが、上記のいきさつのほかに、いまのところ自分のほうが収入が高いこともあります。

 妻が再び常勤で働き始めたらとてもかなわないことは明らかですが、まぁそれはそのとき考えればいいんじゃないでしょうか。


 ただ実際に始めてみると、特に細かい計算をするのでなく一定額をやり取りするだけ、というのはそれなりに楽で気に入っています。
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