満開宣言でしたが……

 桜の開花予想で東京は4/1が満開と出ていたので、きょう出かけてみました。

 ……そうはいっても我が家の近所はほとんど咲いていませんし、インターネット上の開花情報を見ても、都内のほとんどの場所が「咲き始め」です。

 そんななかでも、咲いていそうな場所を選んで出かけました。


DSC08682.JPG まずは、丸ノ内線を茗荷谷駅で降りて播磨坂へ。

 満開……ではありませんでしたがそれなりに咲いていて、とても賑わっていて幸先のよいスタートです。

 茗荷谷で営業している「丼太郎」で昼食を済ませ、丸ノ内線で後楽園駅へ戻ります。


DSC08690.JPG ところが、小石川後楽園は入場するのにものすごい行列で、最後尾はなんと黄色いビルの裏です!

 あきらめて後楽園駅へ戻って文京区役所へ転じ、25階の展望ラウンジへ。

 小石川後楽園を見下ろすと、確かに桜が咲いてはいますが桜が植えてあるのは園内のほんの一角だけで、あれを見るだけであんなに並ぶのか……と絶望的な気分になります。

 上から見下ろす限りでは、上野公園も、飯田橋〜市ヶ谷の外堀沿いもほとんど咲いていない様子です。


 六義園も混み具合は小石川後楽園と似たようなものでは……という同行者の懸念をよそに後楽園から南北線で駒込へ。

 案の定、六義園も入口から文京学院女子高校付近までのすごい行列で、結局あきらめました。

DSC08696.JPG 駅へ戻って地下鉄の入口を通り過ぎてJR駒込駅前にさしかかると「染井よしの桜まつり」をやっていました。……そういえばソメイヨシノ発祥の地ってこのあたりでしたっけ。

 ちょうど吹奏楽団が演奏をやっていたので見ていきました。

 おまつりにこういう吹奏を呼んでアトラクションをやるのって、もりあがっていいですよね。

 どこの大学のサークルだったんだろうかと後で調べたら、某宗教系学会の楽団だと知って軽く引いてしまいましたが。。。


 帰りの電車で同行者に聞けば、新宿御苑もこの時期は入場列がすごいことになるのだそうで、いやはや東京とは恐ろしいところです。
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ホテルニュー塩原へ行ってみた(1)

 いつぞやの「マツコの知らない世界」で「三大CMホテルの世界」として、ホテルニュー塩原、ハトヤホテル、ホテル三日月が取り上げられていたのを見ました。

 このうちホテルニュー塩原は経営破たん→ファンドに譲渡→さらに大江戸温泉物語に譲渡されて、いわゆる居抜きホテル(と私が勝手に呼んでいる)として比較的手ごろな値段で泊まれるホテルになっていました。

 居抜き温泉旅館といえば、伊東園ホテルが新聞折り込みチラシをよく入れていて、1万円でお釣りが出る値段でお酒も飲み放題な夕食バイキングつきの1泊2食で泊まれるイメージが強いです。


 伊東園は平日も休前日も同じ値段ですが、大江戸温泉物語は需要に合わせて値段を設定しているようで、週末よりは平日が比較的お得のようです。


 そこで、有給休暇の消化もかねて春分の日の3連休の翌日に休暇を取り、連休最終日+平日で出かけてきました。

 ホテルニュー塩原には本館と湯仙峡(ゆ〜せんきょう)、B&H館(新館)があって、本館の和洋室(1室2名)を選びました。

 プランは平日のみ設定がある「2名3名でお得! 室数&お日にち限定!とくとくバイキングプラン」(1人8,400円)を選びます。……低層階の部屋を割り当てられる代わりに「スタンダードグルメバイキングプラン」(1人10,600円)よりお得な設定です。


 首都圏からの有料往復送迎バスもある(松戸発着の場合1人4,320円)のですが、チェックイン15:00〜、チェックアウト〜10:00のところ、バスのホテル着が12:40、ホテル発が13:30ということもあってこれは使わず、那須塩原駅からの無料送迎バス(1日4便)を使うことにします。

DSC08543.JPG で、那須塩原駅からの送迎バスです。マイクロバスというのが少し衝撃ですが、休前日ではないのでそんなものなのかもしれないです。ナンバーが「1126」というのは「いいふろ」の語呂合わせでしょうか。……そういえば大江戸温泉物語の特典つき会員制度は「いいふろ会員」ですね。

 国道400号線を塩原温泉へ向かいますが、とんでもない山道を40分ほど走ります。

 破たん前の岡部グループは伊東と鬼怒川に系列ホテルを持っていましたが、鉄道でアクセスしやすい伊東や鬼怒川はともかく、こんなところ(失礼)に大規模ホテルを作って首都圏でCMをじゃんじゃん流して団体旅行が大挙してやってきていたのかと思うとにわかには信じられないものです。実際のところはどうだったのでしょう。


 チェックインして部屋の鍵を受け取ります。荷物を運んでくれる仲居さんやベルボーイは(当たり前ですが)いません。……意外にも宿泊料の支払いはチェックアウト時だそうで、前払いが過半なビジネスホテルに慣れた身には新鮮です。

DSC08546.JPG 部屋は、眺望がっかりプラン(意訳)の期待に反して渓谷側を割り当てられました。……本館そのものが湯仙峡やB&H館に比べて高い場所に建っていて、低層階でも悪くない眺めです。

 和洋室なのでタタミのほかにベッドがあって、ベッドメイクはすでに済んでいます。……布団の上げ下ろしを省くためのしくみだと思いますが、内装のくたびれ度合いから察するに、大江戸温泉物語がこのような部屋にしたのではなくて岡部グループのころからこういう部屋のようです。

 衝撃だったのは、部屋の座布団が経営破たん前の岡部グループのものだということです!

 まさか破けたり汚れたりしても、また同じものを作りなおすこともないでしょうし、いわゆる居抜き出店で大きくリニューアルするのかと思いきや、お金をかけるところとそうでないところは徹底的にメリハリをつけているようです。

 ほとんど使う人がないであろう、部屋にある小さなお風呂もまるでお化け屋敷です。

 一方でお手洗いは、部屋のものも共用スペースにあるものも、新しそうな温水洗浄便座がついて壁紙も替えられてかなりきれいでした。
(同行者は、部屋のお手洗いに換気扇がなかったと言ってましたが自分は気づきませんでした……)

 あとでショックだったのは、同行者ともども部屋のコンセントにつないでおいたスマホが全然充電できていなかったことです。つなぐと一応充電が始まるので電気は来ているようだったのですが、埋め込みの電気配線はかなり傷んでいるのではないかと思います。
(使わなかった冷蔵庫のコンセントを抜いてそちらから充電すればよかったか…)


DSC08557.jpg 夕食バイキングはまずまずの内容(優良可不可でいえば「良」)でしたが、とちおとめ(いちご)はバイキングで供されるものとは思えないくらいおいしかった! ……期間限定のようでしたが、夕食バイキングで一番おいしかったのはイチゴでした。

 あと、伊東園ホテルのイメージで居抜きホテルの夕食バイキングといえばアルコール飲み放題が当たり前だと思っていたのですが、大江戸温泉物語系列は基本的に別料金だそうで、ホテルニュー塩原の夕食でお酒飲み放題なのは今月いっぱいまでのキャンペーンだったと後で知りました。。

 お酒は(飲み放題だったからか)それ相応のものしか置いてなかったようで、ビールが一番おいしかったですね……。

 残念ながらコーヒーは全然おいしくなかったです。デニーズのホットコーヒーのほうが断然マシだったよ!

 それ以外は、(とびきりおいしいわけではないもの)まぁまぁ悪くないレベルのものが好きなだけ食べられるので、家族とかグループにはよさそうですね。


DSC08596.JPG 朝食バイキングはフレンチトースト食べ放題がうれしかったです。……とちおとめがバイキングに出るのは夕食だけだったようで、それはちょっと残念でした。

 夕食でてんぷらが出るのに麺類はうどんだけ、逆に朝食ではそばがあるのに揚げ物がない、というのも、少々ちぐはぐだった気がします。


 なんだかんだ言いつつ平日料金なら1万円でお釣りが出るのですから、かなり満足度が高い部類だと思います。
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「いちかわエフエム」継承のあり方の私案(2) というかハードルの話

 きょうは官報に告示されていた「市川エフエム放送株式会社」の債権者集会の日でした。

 私は債権者ではないので出席する資格もありませんでしたが、破産管財人の先生から破産財団の換価の見通し(≒放送局事業の譲渡のめどの有無)について、どのようなお話があったのかとても気になるところです。


 継承のあり方は前の記事に書いたようなことをなんとなく考えていました。

 元のスタッフで会社なりNPO法人なりを作り、放送局の収益で必要な経費をまかなえないぶんは、主に社会人のスタッフに協力をお願いするほかに、「応援団」を組織してリスナーからも寄付を募ることが主眼です。
(もちろん、スポンサー収入で経費をまかなえれば言うことありませんが)


 ただ、最大のネックは「誰が中心になってやるのか」です。


 新事業体で放送局の免許を引き継ぐには、単に元の会社と事業の売買契約を結べばよいのではなくて、総務省の審査があります。

 そろえなければならない書類もありますし、スポンサー候補との交渉も必要になるでしょう。

 ……総務省に顔を出すにも、まず想定されるスポンサー=放送エリア内の自治体などへ足を運ぶにも、平日の昼間に時間がなければいけません。

 仮に平日に休みが取れる人でも、会社勤めの方は勤務先の副業禁止規定との兼ね合いも出てくるかもしれません。


 私自身は、勤務先の副業禁止規定以前の話として月〜金勤務のサラリーマンですから、仮に副業云々をクリアしたとしても、官公庁との打ち合わせがあるたびに休暇をとるか、あるいは会社を辞めるかしかありません。

 立ち上げ時点のお金ならいくらか集まるだろうとは思いましたが、平日に自由な時間がある人がいるだろうか……というところで、私は見つけることができず断念しました。


 学生時代の知り合いには、いったん勤め先を辞めて他人の起業を手伝って新会社が軌道に乗ったら元の会社に再就職をした、という方が何人かいるのですが、残念ながら私のいまの勤務先はいったん辞めたら再就職の道はほぼない(いったん辞めた人を再度採用した話を聞いたことがないうえに、中途採用の募集要項を見てもいまの私の業務ジャンルは募集がない)ので、その点もある意味でネックでした。

 退路を断って本気で放送局の再建に臨むにはよいのでしょうが、今後の生活を考えると二の足を踏まざるを得なかったのも正直なところです。
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「いちかわエフエム」継承のあり方の私案(1)

 3月になり、破産手続中の市川エフエム放送から事業を継承する意思を管財人の先生あてに表明する一つの区切りが過ぎました。

 私は残念ながら仕事を辞めて取り組む決心はできず、志を同じくする方も見つけられず、意思表明は見送ることにしました。

♯この件をかなり思い悩んだからかどうか、先週末に白髪が数本見つかりました、、、まだ30代なのに、なかなかショックでしたよ…!

 心ある方に引き継いでいただき、ふたたび83.0MHzで、市民のボランティアスタッフ=放送エリアに住む人と等身大のパーソナリティが話す身近な話題を聴けたらどんなにいいかと思います。


 もし名乗り出る事業体がなければその時点で事業継承の可能性はなくなり、破産管財人の先生によってすみやかな清算処理が始まるでしょうから、そう遠くないうちに屋外にある送信アンテナが撤去されてそれで分かると思います。

 もし何らかの事業体が引き継ぎに手を挙げて免許の継承に取り組まれるなら、早ければ夏ごろ、遅くても年内には83.0MHzから再び何かが聴こえ始めるのではないか……と楽しみにしたいです。


 それで、上で「志を同じくする人」と書きましたが、どんな継承のあり方を考えていたか、書こうと思います。

 手を挙げなかった以上、もはや私の妄想です。


 基本的なスタンスとして、元の放送局と同じくボランティアスタッフ中心のワンマンパーソナリティによる番組を主に編成します。
(それは、元あった放送局と同じような番組、できれば元の番組の続きを聴きたいからです! ……文句あるか!)

 事業として継続するには、運営に必要な経費は収入でまかなわなければいけません。

 ……元の会社は赤字経営続きだったという新聞報道でしたから、スポンサー料だけではまかなえなかったということでしょう。(新聞によれば市川市の広報番組の放送料は年およそ200万円とのことでした)

 さらに開局時の資本金7,000万円から破たん時点で1億3,000万円に増資されていましたが、総務省のWebサイトの情報から増資分はほぼ社長個人による拠出だったことが分かります。
(放送局はその事業内容から、1割以上出資する個人や法人の名前が監督官庁によって公開されています)

 そうして家一軒買えるくらいの私財を投じて赤字をつぐない、ボランティアスタッフに番組をやらせてくれた方はもういないわけです。


 後継の事業体では、さらなるスポンサー獲得に営業を強化する一方で、ボランティアスタッフから一定の拠出をつのることも考えなければならないでしょう。

 私自身、学生時代の4年あまりにわたって放送の現場に立つ経験が得られたのは、実は身を削り続けて赤字を埋めていた経営陣がいたからだったわけです。

 同じようなお大尽がどこかから現れてくれるのを期待するか、自分たちでお金を出し合うか……まずは後者を考えなければいけないだろうと思うのです。

 じゃぁボランティアスタッフがそれぞれスポンサーになって番組枠を買って放送をするのか、というと難しいですが、特に社会人パーソナリティの方々を中心に負担をお願いすることは考えてもよいのではないかと思います。

 さらに広く、「いちかわエフエム応援団」みたいな組織を作ってリスナーから会費をつのり、応援メッセージをCMという形で流すことができればいいと思います。


 さてそうしたときに、お金を出しやすくするしくみがあるとよいです。……手っ取り早いところでは「お金を出すと税金対策になる」というのが分かりやすいでしょう。

 事業を営んでいる方はスポンサーになればCM料金は損金にできるでしょうが、一個人がたとえば応援団の会費を払ったからといって税金の控除を受けることは難しいです。

 そこで、運営主体をNPO法人として、5年後には「認定NPO法人」となることを目指します。(一般財団法人でスタート→公益財団法人へ移行でもよいです)

 認定NPO法人に寄付をした額は寄付金控除を受けることができます。……少額の寄付はもちろん、もしも「お大尽」のような方が現れたとすれば、放送局にお金を出すこと=税金対策になります。


 もともとコミュニティ放送局という事業はそう簡単に黒字が出るようなものではなく、元の会社の経営陣がそうしたように赤字を償いながら事業を継続することも想定しなければなりません。

 そういう事業を営むなら、株式会社よりはNPO法人が合っているのではないかと思います。……現実に、NPO法人が運営しているコミュニティ放送局もかなりあります。


 破産処理というなかでの事業譲渡ですから、NPO法人を設立する審査を受けている時間があるのかどうか、という問題もあります。

 その点は、いったん株式会社で引き継ぎ、並行してNPO法人の設立を準備して新会社からNPO法人にさらに引き継ぐことも考えてよいのではないでしょうか。

(続く……かも?)
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商品券は使ってしまうべきか

 勤務先で何か褒められるようなことをすると、褒賞として商品券をもらうことがあります。

 入社してかれこれ10年以上たつと、まぁまぁそれなりの額の商品券が手元に残るようになりました。


 個人的に、現金とクレジットカードや電子マネーを天秤にかければ、ポイントがつくクレジットカードや電子マネーを使うようにしています。

 商品券は現金同様にそれ単体ではポイントが残りませんし、家電量販店などでは商品券で支払うと現金や電子マネーよりも(お店独自の)ポイント還元率が低くなるケースもあります。


 そんなわけで、もらった商品券が使えるお店へ行っても、クレジットカードや電子マネーが使えるお店では、クレジットカードや電子マネーを使うようにしていました。

 商品券を消化する機会があったのは、群馬在勤時にときおり買い物をしたスズランデパートくらいだったでしょうか。
(クレジットカードや電子マネーは、スズランのクレジットカードしか使えなかった)


 さて、10年近くかそれ以上死蔵している商品券が引き出しから出てくると、

「商品券を使ってその分手元に残る現金を運用したほうが、カードのポイントよりお得なのでは…?」

とふと思ってしまったわけです。(いまさらかよ)


 メインにしているビックカメラSuicaカードは、クレジット利用でビューサンクスポイント0.5%、ビックカメラポイント0.5%の合計1%還元です。このカードでJRのキップを買ったりSuicaにチャージするとビューサンクスポイントが1.5%たまります。

 ざっくりまとめれば、Suicaが使えるお店で1.5%、JCBやVISAの加盟店では1%のポイントがつきます。


 一方、金利が0.1%の定期預金に預けておいたとすれば、商品券を10年以上放ったらかしておくくらいなら、商品券はクレジットカード(も商品券)も使えるお店で使ってしまって、そのぶんの現金を銀行に預けておいたほうがお得だったことになります。

 うーんそうだったか、、、と、あらためて銀行の預金金利を調べてみると、新生銀行の2週間満期定期預金が年利0.05%と知ってびっくりです。


 イオン銀行の何か特別なカードを作ると普通預金が年利0.12%などの例はあるものの、(銀行で運用する前提ならば)20年放っておいてやっとトントンなのか……などと思ってしまいました。
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「いちかわエフエム」のゆくえ

 きのう(2017年2月20日)、破産手続中の市川エフエム放送の事業譲渡に関する説明会が市川市内で開催されました。

 このようなブログを書いていることもあってか、破産管財人をおつとめの弁護士の先生よりご案内をいただくことができ、休暇を取って出席をしてきました。


 説明会では、おおむね今月いっぱいないし今年度中くらいをめどにに継承へ具体的な名乗りをあげる事業体があれば、その事業体とともに今年いっぱいくらいは事業継承について可能性を探るようなお話がありました。

 管財人の先生は、元の会社が「放送局」という公益性の高い事業を営んでいた事実に加え、放送休止後もリスナーから放送局に届いていたメッセージに込められた想いを、十分に受け止めていらっしゃる様子で、今回説明会を開いたように事業譲渡という形で元の会社が持つ資産を最大限に換価(現金化)できたらとお考えのようです。


 もちろんそれ以前の話として、裁判所から選任された、元の経営陣からは独立した破産管財人として、元の会社が持つ資産を可能な限り多くの額に換価して債権者に公平に配分しなければならないという、最優先の使命があります。

 そうした破産手続独特のスピード感が求められる中での事業譲渡ということで、直近のデッドラインは今月〜今年度いっぱいくらいがめどということのようです。 


 説明会に顔を出した限りでは、

「よし、わが社で引き受けた!」とか
「運営主体を作るから賛同者集まれ!」

という雰囲気の出席者は(私を含めて)見受けられず、求められるスピード感に対しては非常に厳しいものがあるという印象を持たざるを得ませんでした。


 新しい事業体を立ち上げる動きがあるなら最初の資金なりノウハウなり協力できるかもしれない、という方はいらっしゃるようでしたので、最大の課題はやはり「誰が中心となって本気で(自分の生活もかけて)放送局をやるのか」なのでしょう。

 私自身も、いまの勤めを辞めて運営主体になれるかというと、非常に難しいのが現実です。


 再スタート時点の協力ならできるという方はそれなりに揃っているように見えますので、まずこの先(仮に再開するとして)放送局が軌道に乗るまでを手弁当で、さらにその先は放送局の収益から得られる報酬で生活するあて(貯蓄なりそのほかのお仕事なり)があるという中心人物さえ一人現れれば一気に話が進むようにも思います。
(放送エリアに住んでさえいれば、市川市民であるか否かはこの際関係ないと思います)

 残された時間は、まず今月いっぱい=およそ1週間でしょうか。
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市川エフエム放送の自己破産申請に対する私見(5)

 1月に入り、いちかわエフエムの公式サイトがつながらなくなりました。

 ふと思い立って、1月11日の夕方にFAX受付番号などへ電話をかけてみると、「お客さまがおかけになった電話番号は、現在使われておりません」というアナウンスが流れました。

 電話は解約され、Webサーバーやメールサーバーも撤去されたのでしょうか。


 パーソナリティの方のブログによると、局舎内に置いたままだった私物も12月末に返還されたようです。

 私物の返還とともに12月以降に届いた番組あてのメールもスタッフのもとへ届けられたそうで、おそらくサーバーを撤去する際に残っていたメールを出力したのではないかと推察しています。(あくまで推察)

 きっと、破産管財人による放送局内の整理が着々と進んでいるということなのでしょう。


 電話は解約でなく休止だとしても、再開するときには電話番号が変わってしまいます。

 放送局内の設備も片付けが進んでいるとなると、この先、破産手続が終わるまでに放送局を譲受する事業者が現れても、再び放送局の設備を整えるところから再開しなければならないことになりそうです。


 外から見てわかるいちかわエフエムの施設のひとつに、本八幡駅近くのビルの屋上に設置された送信アンテナがあります。これは総武線の電車から見えます。

 あまり気に留めていない施設でしたが、放送休止以来、明るいうちに総武線で本八幡駅を通るたびに、撤去されていないか確認するようになりました。

 幸い(?)、2017年1月28日時点で撤去されている様子はなく、リスナーとしては放送局の再開に期待をつないでいます。


 さて、運営会社としての市川エフエム放送が自己破産を申立てるに至った直接的な出来事と思われるのが、損害賠償請求の裁判と放送料金の差押えです。

 こんなブログを書いているからか、私のもとへ裁判に関して断片的な情報がちらほら寄せられました。

 私自身は裁判の記録を直接見たことがないので、その情報をもとに言及することは差し控えます。


 私が直接触れたものといえば、いちかわエフエムの番組です。

 過半のパーソナリティの方は、11月末で放送を休止するとも知らずに番組を制作して出演されていたと思いますが、11月最終週の番組で(私が気づいたなかでは)唯一、普段と違う番組がありました。

 その番組は毎週の締めくくりの言葉が「また来週も聴いてください、おやすみなさい」だったのですが、11月最終週だけ、ひとこと「おやすみなさい」と終わっていて「また来週も聴いてください」とは言わなかったのです。

 たまたま「また来週も聴いてください」と言い忘れただけかもしれませんが、もしかすると、11月末で放送を休止して自己破産することを知る立場の方だった(あるいは決定する立場の方だった)のではないかと思っています。


 その番組の放送休止前の最終回となった11月末の放送では、11月25日に死去したフィデル・カストロの話題に触れ、アメリカ国内でキューバからの移民が鳴り物を持って路上へ繰り出しカストロの死を大喜びしていることに関して

「日本では、どんなひどい奴でも、亡くなったときに喜ぶっていうのは……やっぱり亡くなられた方は尊敬をしなきゃいけない、っていうのはある」

とコメントをされていたのが、いまとなってはとても印象的です。


 一連の件について、会社をたたむ結果となった時点でどう考えていたのか、(日本という場所での一般論を述べたに過ぎないにせよ)少し表れているのではないかなぁ……と、私はその番組を振り返ってそう受け止めました。
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市川エフエム放送の自己破産申請に対する私見(4)

 前回の記事まで、FM放送局の再開があるとすれば破産手続が終了して法人が放送局免許とともに消滅するするまでに放送局事業を買い取ることだと述べました。

 そのほかにどういう形があるでしょうか。


 考えられるのは、インターネット放送局に移行することです。

 FM局をやめてインターネット放送局に移行した例には、神戸市のコミュニティ放送局だった「エフエムわいわい」の例があります。(FM放送は2016年3月に終了)

 もっとも、エムエムわいわいは運営法人がそのままです。


 今回のいちかわエフエムの場合は、FM放送をしていた組織がそのまま移行するという形は(会社がこれから消滅することもあって)難しそうです。

 市民スタッフの皆様の思いは熱いと思われ、12月中にTwitterやブログで情報発信を始められたパーソナリティの方や、個人的に番組を制作してYouTube配信の形で番組を継続しておいでの方もいらっしゃいます。


 ただ、過去に、いちかわエフエムでの番組を(何らかの事情があったのか)終了してWeb上の掲示板やブログに情報発信・交流の場を移したパーソナリティーの方の例はありましたが、FM放送からWeb上に場を移して以後現在にわたって継続できているかというと、Webページは残っていますがラジオ関係の更新は止まっている様子です。

 ブログなどのメディアは、放送とは違って「放送に穴をあける」という(経験者なら)身の毛もよだつ恐ろしい事態がないので、よほどのモチベーションがないとすっぽかしやすい特性は(現実問題として)あるように思います。

 なかには、突然の放送休止により番組でお別れのあいさつを放送できなかったので最終回のようなものが届けられればそれでいい……とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

 フェードアウトせずに続けられるかどうか、その点は心配しています。


 唯一、日曜21時から1時間の番組を担当されていた方が放送休止の週から個人的にYoutubeで毎週日曜21時から1時間の番組配信を始められたのは、ご本人が番組制作・インターネット配信に必要な設備とノウハウをお持ちだということもあり、継続には期待をしています。


 ただ、インターネット放送で目的を達せられるなら、市川市とその周辺地域にコミュニティFM局というインフラはそもそも必要なのか(必要だったのか)……という議論も不可避な気がしますが、日本のラジオ局全体を見渡すと(大手民放もNHKもコミュニティ放送局も)ラジオ放送のかたわらインターネット配信「も」行う事業者が過半になりつつあるなか、それはひとまず置いておくことにします。
author by よんなん
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一度仕事をため込むと大変

 仕事が山積みです。

 職場にある私の机の上も書類やらが山積みです。


 ……業務量が決して多くない職場のはずなのですが、こうなってしまったのは、昨年5〜7月ごろの不調がもとです。

 7年前に会社を休み始めたころほどではなかったのですが、その3か月ほどは日々出勤するだけで精いっぱいだった時期でした。

 上司や勤務先の保健スタッフの方などにも相談して、「無理はしなくていい」ということで(実のところは職場に出てくるだけでもかなり無理をしていたので、本当に無理しなかったら次の日から欠勤するレベルでしたが)後回しにできる仕事は後回しにして過ごしました。


 で、8月ごろから徐々に調子を取り戻しつつはあったものの、後回しにした仕事が年を越しても片付きません。

 溜めていた仕事を片付けるのに専念できるわけではなく、日々発生する仕事も片付けながらですから、一向に進みません。

 しかも一度「無理しない」習慣がついてしまうと、作業を進めるのもテキパキできるようになるまでなかなか戻らないのも困ったものです。

 年度末までにはどうにかしたいところですが、、、


 それにしても、会社で私をつぶすなら簡単です。

 私が仕事上の話題を話しかけても無視するか目も合わせずに無言で応じるかあるいはそこで高圧的に応じ続けていればれば勝手につぶれるんですから。

 思わぬ弱点が見つかりました。
author by よんなん
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師走の衝撃3連発

 2016年の12月(特に上旬)は、それまで身近にあったものや習慣だったものが急になくなる、ということが相次いで、なかなか凹む時期でした。

 まずは、いちかわエフエムの放送休止。

 番組制作からは離れたとはいえ、リスナーとして毎週楽しみに聴いていた番組もあったのが、運営会社が12月1日に自己破産を申し立てて11月末限りで放送を休止してしまいました。

 事前の予告も何もなかったので、毎週録音してその後1週間で聞くのが習慣だった身には衝撃たるや大きかったです。


 次に、旧知の知人の引退宣言。

 同人誌(というか一人で作っているので正確には「個人誌」)を作る趣味がある旧知の知人がいまして、コミックマーケットなどの同人誌即売会ではかれこれ10年くらい売り子を手伝っていました。

 今冬のコミケを最後にしばらくお休み(というか引退)したい、とのことで、特に今回は手伝いも不要、と告げられたのが12月5日でした。


 あとは、実家の家業の後継者問題。

 後継者として期待していた方から、その点について断られたのも12月5日でした。

 父の年齢も考えると、あと数年以内に見通しをつけなければ、事業を他人に譲渡するか廃業が視野に入ってきます。……自宅併設なので、譲渡となれば自宅ごと売却する線が濃厚になるでしょう。

 祖母が住んでいた父の実家は現在住む人もなく、祖母が遺したわずかな貯金から支払っていた固定資産税も底をついて持ち出しになり始めたとのことで、こちらはすでに売却する方向で話が進んでいます。

 社会人になって社員寮暮らし〜自分で購入したマンション暮らしを始めてからは少し距離を置いていた実家ですが、家業も自宅も消滅しそうな事態を目の前にすると、かなりうろたえてしまう自分がいます。


 これほど立て続けに相次ぐと、心の整理をつけるのもなかなかしんどいものがあります……。
author by よんなん
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