胃カメラ初体験

 勤務先では34歳を過ぎると3年に1回、定期健康診断の代わりに人間ドックを受けられます。

 3年に1回のあいだの2年間は、全額自費で受ける何分の1かの自己負担で受けることもできます。


 タダ(全額会社負担)で受けられるやつでいいや、と、3年に1回の人間ドックを、しかもオプション検査なしで年度末35歳のときと同38歳のときに受けたのですが、知人の医師から

・その自己負担額で受けられるなら毎年受けたほうがいい
・バリウム検査なんか意味ないから、オプション料金払ってでも内視鏡飲んどけ
 (どうやらそういう考え方もあるようです)

とアドバイスを受け、申し込んでおきました。


 勤務先の健康保険組合が提携する病院リストの中から、東京近郊では数少ない胃内視鏡オプションが無料の病院を探して、茂原駅前の病院へ行くことに。(茂原まで行く電車賃<他院の内視鏡料金、だった)

 朝8時に病院に着くのに朝6時半の電車に乗らなければいけませんが、幸か不幸か、毎朝6時半の電車に乗って片道2時間通勤をしているので、その時間に起きるのはどうということありません。(泣)


 身長体重測定や眼底検査やエコー検査やらあれこれこなして、胃カメラの順番が回ってきます。

 胃カメラ室へ案内してくれた事務職員さんや、控室に入って引き継がれた看護師さんからは、この歳(満38歳……年度末39歳)で胃カメラが初めてということに軽く驚かれます。

 胃カメラの追加料金がない病院なのでそりゃ選ぶ人も多いだろうと思いますが、この病院も来年から胃カメラのオプション料金を取るそうで残念です。


 看護師さんからは、4つのコツを教わりました。

1.唾は飲まない。垂れ流していい。
2.目を閉じると恐怖感があるので、目は開けて遠くのほうをぼんやり見る。
3.力を抜く……難しいかもしれないが、力は自分で抜くしかない。
4.楽しいことを考える。

3・4に至ってはおまじないの域のような気もしますが、1と2は自分でどうにかできることです。


 いよいよ胃カメラ室に入って、検査台に座らされて先生が口の奥に麻酔を霧吹きします。……ほどなくして喉の感覚がほぼなくなり、なるほどこれで唾を飲み込むと正しく飲み込めず気管に入ってむせてしまうこと確実です。

 横向きに寝ころばされて先生が手に持った胃カメラは思ったほど太くなく、飲んでくださーいと言われはしたものの喉の感覚がないので、あまり自分で飲み込んだつもりもないまま入っていきました。


 背後では看護師さんが背中をさすり続けてくれ、アドバイスのお言葉に甘えてよだれはひたすら口の外へ垂れ流します。

 バリウム検査では発泡薬(?)を飲んで胃を膨らませますが、胃カメラは先端から空気も出るのかどうか、空腹で病院へ来たはずなのにときどきお腹がいっぱいになる感覚になり、どうにも不思議な気分です。


 さしたるトラブルもなく最後は胃カメラをズルズル引き抜かれて終わり、先生がすぐに写真を何枚か見せて何の悪いところもないと説明してくれました。

 看護師さんからは「上手でしたよ」と言われましたが、アドバイスのおかげです。


 これまで「涙を流しながらオエオエする」と聞いていた胃カメラですが、よだれはダラダラ流したものの別にオエオエ吐き出していたわけではなかったです。

 世間にはよだれをだらしなく垂れ流すことじたい耐えられないプライドをお持ちの方が飲み込もうとしてむせてしまうのかもしれませんが、そのあたりは、恥をかくのは全然苦にならない恥も外聞もない人の大勝利、といったところでしょうか。(ぇ
author by よんなん
- | trackbacks (0)

高級カプセルホテル初体験

DSC09710.JPG 午前7時台に出勤することになり、川越市内の職場近くに泊まることにしました。

 そういうときに定宿にしていた川越駅前のカプセルホテルが去年リニューアルをして、従来型のカプセルのほかに「デラックスキャビン」なる部屋? カプセル? ができました。
(デラックスキャビンは完全な個室ではないのですが、「部屋」と書くことにします)

 察するに、最近名前をよく聞く「ナインアワーズ」や「ファーストキャビン」みたいなものでしょう。きっと。

 値段は、通常のカプセルが3,600円(→ネット予約で3,300円)のところ、デラックスキャビンは4,500円でネット予約などの割引はありません。


 2か月に1回くらいのペースで泊まっていた頃は、とにかく安く寝られることが最優先でしたが、ここ1年ほどは川越に泊まることもなかったので、たまに泊まるんなら、と少し奮発して「デラックスキャビン」を予約してみました。


 カプセルはよほどのことがなければ満室になることはなく、たかをくくって直前まで予約をしないでいたら、前日の晩にホテルのWebサイトから予約をこころみるとなんとデラックスキャビンは満室!

 金曜や土曜を中心に数週間先にも満室の日があります。

 予約手段によって空室が異なることは通常の旅館やホテルではよくあることなので、電話をしてみるとまだ空きがあり、どうにか予約ができました。

 当日、仕事を終えて21時ごろにホテルに着いてみると、宿泊代を払う券売機はデラックスキャビンのボタンに「予約の方のみ」と付せんが貼ってあり、どうやら本当に満室になってしまったようです。


 カプセルに泊まるときはロッカー室で寝巻きに着替えてカプセルへ向かうのですが、デラックスキャビンは部屋にロッカーがあり、寝巻きやタオルは部屋にあると案内されます。

 部屋はカプセル+着替えスペース+ライティングデスク、といったあんばいで、通路との仕切りはカーテンのみでカギはかかりません。フロントで渡されるカギは室内にあるロッカーのカギです。

DSC09711.jpg それからカーテンの上部は空いていて、空調は通路に吹き出しがある集中式……というのでしょうか、各部屋の個別空調ではありません。


 ベッドにあるテレビにはヘッドホンが備え付けてありました。……カプセルホテルの設備はホテルによって違いがあるでしょうが、ここのカプセルの場合はブラウン管テレビはあってもヘッドホンやイヤホンはないので、これまでテレビを見ようと思うと音をごく少量にしてひそかに見るしかありませんでした。
(もっとも寝るだけのために泊まるので、カプセルでテレビを見ることはほとんどありませんでしたが)

 さっそく寝ることにします……ベッドのカプセルのカーテンを閉めても光が漏れてきます。部屋と通路を仕切るカーテンの上部が開いているから通路の光が入ってきてしまうのか、、、、と思っていましたが、翌朝起きてみるとライティングデスクの電気がつけっぱなしで、すみません自分でつけた電気でした。。。。orz


DSC09715.JPG 寝る空間はカプセルとほぼ同じで、カプセルの樹脂の床(?)に敷いてある5cmくらいのウレタンマットレスにシーツが掛けてあるだけです。

 個人的に、先月に枕を専門店で買い替えたこともあり、この晩はいわゆる「合ってない枕」で寝たこともあわせて、熟睡できたかというと5時間少々で目を覚ましてしまい、「仮眠」といったところでしょうか。


 カプセルだと就寝している以外の時間に過ごす場所がロビーしかなかったのですが、こちらは部屋にライティングデスクがあり、こうしてパソコンを広げてブログの下書きをすることができました。

 ……ロビーにもパソコンコーナー(パソコンは置いてなくて、持参のパソコンを使う場所)はあったのですが、わざわざカプセルから移動してロッカーからパソコンを出してきて使うことはなかったので、部屋にあるだけで自分の時間をより有効に使うことはできそうです。


 本当に寝るだけならば通常のカプセルでも十分かもしれませんが、1,200円足せば寝るまで+起きた後の時間もまぁまぁ有効に使えるのは、悪くないなぁと思いました。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

首がまわらない

 昨年に首を痛めて最初にかかった医師から指示された実家近くの整骨院に通っているのですが、1年以上経っても完治に至らないありさまです。

 先生の腕が悪いのでは……? という思いがかすめたりしないでもないですが、同じ市内にある超有名テーマパークの運営会社の方(マネージャーか通訳)が外国人ダンサーを連れてきているくらいなので、そこらへんの雨後のタケノコみたいにいっぱいある整骨院とは違って腕前はかなりの折り紙付きだと思うことにしています。


 9月に入ったあたりからでしょうか、施術のほぼ最後に首をひねるところで全然回らなくなってしまいました。

 先生は「力を抜いてください」「力を抜いてくれないと回らないですよ」「可動域はもっとあるはずなんですが…」と言います。

 自分では全然力を入れているつもりがないので、力を抜いてくださいと言われてもどうにもできないまま1か月ほど過ぎました。


 さすがに困ってGoogle先生に訊いてみると、あちこちの整骨院やらのブログがヒットします。

 本人には力を入れているつもりがまるでないのに力が入っていて施術にならないケースはかなりあるみたいです。


 じゃぁ力の抜き方は……とさらにGoogle先生に訊くと、うさんくさいのからまぁまぁなんとなくそれっぽいのまでいろいろヒットしたのですが、ひとつ目に留まったのが「筋弛緩法」。

 (入れているつもりがない)力を抜くのではなく、いちど意識的にとにかく思いっきり「ぎゅーっ」と力を入れてから脱力せよ、というもので、そういえば5年前、病気休職から復帰する前に通ったリワーク(復職)支援プログラムでも教わった記憶があります。

 って、首のけがで整骨院に通い始めたのに、メンタルの話に戻ってくるのか……??


 たしかに協会けんぽが筋弛緩法を紹介しているページも心療内科の先生が書いていますし、首が痛いとか肩が凝るとかよく眠れない(体が休まらない)とかいう不調と、ストレスというか緊張が筋肉を物理的に緊張させ続けていることは、どうも無縁とはいえないみたいです。


 そう考えてみると4月に昇進してから任される仕事も増えたり、昇進したんだからしっかりしなさいみたいに言われることも増えたり、こうして文字で書いてみてみると大きなストレスがかかっても不思議ではなさそうなシチュエーションです。

 業務上のストレスそのものを取り除くのはまず無理と言ってよさそうですが、そこから体に無用な力が入り続けてケガの治りに差し障っているということならば、意識的に力を抜く動作を一日に何回かとり入れてみようと思うわけです。


 ……そういえば当時服用していた睡眠薬に筋弛緩作用があったのも、副作用というよりはむしろ寝つきをよくするのに期待された作用だったのでしょうかどうでしょうか。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

肌寒くて目覚めた朝は

 だんだん涼しくなってきて、寝るときは暑くても朝は寒いくらいの季節になりました。

 寝るときは暑いので窓を開けたまま寝たりすると、明け方に肌寒くて目を覚ましてしまいます。

 たいてい肌寒さで目を覚ますのは3時台で、それから窓を閉めたり毛布をかぶったりして再び体がぬくぬくして眠りに落ちそうになるまで30分くらいかかるわけですが、そうするともう4時台に突入してそろそろ起きる時間です。

 結局3時台に目を覚ましたまま起きる羽目になる日が続きます。

 かといって、寝るときに暑いのを多少がまんして毛布をかぶると、眠りにつくまでは意識して布団をかぶっているからよいものの、明け方に肌寒さで目を覚ましてみれば毛布なんてとっくのうちにベッドの下です。


 しだいに窓を閉めて扇風機を回したり、その扇風機もタイマーで数時間後に止まるようにしたり、二重窓にしている内窓も閉めるようになったり、だんだん秋本番に近づいてくる感じがします。

 今週は内窓も閉めてタオルケット一枚で寝ていると明け方に目を覚ますものの、毛布をかぶれば暑い、というあんばいです。


 そんなので3時半を過ぎて目を覚ますと、それから毛布をかぶっても再度寝入るころには目覚まし時計が鳴る時間、というわけで、寝不足の日が続いています。

 せめて5時や6時まで寝ていられる生活ならもうひと眠りできるところなんですけれども。


 こういうときは腹巻なんかいいんだろうか……と思ったりしますが持ってないので買うしかないですし、むしろ毛布よりも羽根布団を出したほうがいいのかな、などなど、毎年のことのはずなのに試行錯誤する日々です。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

ちばぎんスーパーカード(私にとって)終了のお知らせ

 住宅ローンを千葉銀行で組むのに返済用の口座を開いたとき、銀行の担当者から薦められて「ちばぎんスーパーカード」(クレジットカード)を作りました。

 担当者のおすすめは

・提携ATMの手数料が無料になる
・携帯電話料金をこのカードで支払えば年会費も無料になる

の2点で、特に提携ATMの手数料が無料になるのは、それまで新生銀行を給与振込口座にしていた自分が千葉銀行へ乗り換える強い動機になりました。

 その後、ATM手数料の特典は千葉銀行のポイントサービス「ひまわり宣言」に統合されて、クレジットカードを持っている=ATM手数料無料ではなくなりましたが、給与振込口座やら公共料金引き落としやら住宅ローンやら積み重なったポイントを最後にひと押しするのがクレジットカードになっていて、引き続きATM手数料が無料になっていました。


 さて先日、このポイントサービスが見直されるという郵便が千葉銀行から届きました。(千葉銀行Webサイトにも載っています→PDF

 現在の取引条件では、現在「サードステージ」(最上位)でATM手数料がすべて無料になっているところ、新制度では「シルバーステージ」(上から2番目)で提携ATMは月4回目から利用手数料がかかるようになるそうです。


 もっとも、現金決済の機会は減ってATMから現金を引き出すのは月2〜3回ですし、千葉銀行のATMの利用回数に制限はないので、大勢に影響はない(とはいえ、我が家から最寄り駅までの間に千葉銀行のATMがないので、少し不便になる)のですが、この「シルバーステージ」はクレジットカードを持っていなくても維持できてしまいます。

 最上位のゴールドステージを目指すには、クレジットカードで年30万円以上を決済するか、年会費1万円のゴールドカードを作るか、千葉銀行のカードローンを組むかしかないようです。

 メインのクレジットカードはJALカードSuicaと決めましたから、ちばぎんスーパーカードの決済額を増やす選択肢はないですし、あとはカードローン(要は銀行がやっているサラ金)を組むしかないわけで、残念ながらサラ金からつまむほどお金に困る暮らしはしていないつもりです。
(借りてすぐ返してATM手数料より安い金利で済ませる家計術もあるようですが、ここでは考えないことにします)


 それに加えて、そろそろPHSをやめて格安スマホで音声通話も済ませようか考えつつあったので、そうするとカード年会費無料の特典からも外れることになります。
(MVNOの料金は携帯電話料金としてカウントされない)

 作った当時は持っているだけでスーパーなカードでしたが、見切りをつける時期が来たようです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

どこのアフィリエイトで買うか

 Amazonで買い物をするとき、広告として出ているバナーやテキストリンクを踏んで買いに行けば、広告を載せていたサイト主にいくらかお金が落ちる仕組みになっています。
(買う側の値段は変わりません)

 自サイトにアフィリエイト広告を載せるかどうかは賛否あると思いますが、金銭的に苦しいけれどがんばっているところを応援したいときは、バナーを踏んで買い物をする、というやり方もあると思っています。


 去年まで、そういう理由でAmazonで買い物をするときはいちかわエフエムのWebサイトからAmazonへ飛んでいたのですが、運営企業の市川エフエム放送が破産してWebサイトも何もかもなくなってしまいました。


 さて今後はどうするか……というところで、出身大学(で、かつ新生学園祭スタッフ)の後輩にあたる東京都議会議員氏が、ブログの各ページに「買って応援」とAmazonへのリンクを堂々と張っています。(例えばこのブログ記事

 彼が駆け出しのころや初期の所属政党が解散していた頃ならそこからリンクを踏んで買って応援したかもしれませんが、いまとなっては知事与党会派の幹事長です。……きっと、ほかに応援してくれる人が大勢いるに違いないです。

 政治家を支持するのにそういう慢心(ほかの人が支援してくれるから大丈夫)が本当はいけないのですが、残念ながら都民ではありませんし…。


 結局、陸マイラー生活を始めたこともあり、JALのeマイルパートナーからリンクを飛んで、自分のマイルを貯めることにしようと思います。。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

「いちかわエフエム」継承の私案(4) どんな収益事業をするか

 7月からすでに市川エフエム放送の周波数や送信設備を継承したエフエム浦安(市川うららFM)がFM放送を開始していますが、ここではそれとはまったく無関係に、引き続いて「自分が破産管財人の先生に手を挙げて継承していたとしたら」という個人的な妄想を書きます。


 さて、これまでスポンサー収入で経費をまかなえないぶんはスタッフの方々にもお願いする、と書いてさらに経費節減の道も探ると書きました。

 一方、できる限り(寄付でない)収入でまかなう努力をするにあたって、スポンサー収入以外にも方法がないか考えたいと思います。


 ひとつは「副業」をすることです。

 前の記事で、ボランティア(社外)スタッフが局舎に出入りする以上は社員が常駐しないといけない、と書きました。

 この、常駐する社員は放送局そのものの仕事以外に何かやっていたっていいわけです。

 旧市川エフエム放送でも、放送局事業のほかに技術コンサルタントを手掛けていて、ディレクターさんの中には技術が専門の方もいました。

 これらの方はおそらくコンサルの業務が本業で、そのかたわらでボランティアスタッフの指導をされていたはずです。……もっとも、放送局のコンサル事業に携わる方ですから、(コンテンツである)番組にもそれなりの知見はあったと思いますけれども。


 あるいは逆に、ほかの業態の事業者が副業として放送局をやることも考えられます。

 ボランティアスタッフなり社外の方がスタジオを使うときの「施設管理」の面だけでいえば、管理人さんのような方さえいればいいのですから、貸スタジオや貸会議室に似ています。
(世の中には無人の貸会議室もありますが…)

 社屋の一角がスタジオになっていれば、少なくとも9時5時の間は社内に誰かいるでしょう。……コンビニの2階がスタジオなら(アルバイトかもしれませんが)24時間人がいます。

 全国のコミュニティ放送局の中には観光地のロープウェー会社や、それこそ公民館の指定管理者が運営している局もあります。

 もちろん、社員ディレクターにはボランティアスタッフに対する番組内容のアドバイスや指導なども重要な役割として期待されるわけで、単にスタジオの施設管理だけで内容に関知しないようでは問題があります。

 とはいえ、放送局専業でボランティアスタッフがいる時間はワンオペの社員が外出もできない、というよりは人材のやりくりの面で自由度が上がるような気もします。


 ここまでくると、これまで述べたNPO法人よりは株式会社のままのほうがやりやすい面があるのかもしれません。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

「ブルポン」(靴の催事販売)が破産していた

 革靴は大学生くらいのころからアシックスの製品を履いています。

 見た目は革靴でも実質的に運動靴(ウォーキングシューズ)で、歩きやすいのが気に入っています。


 正価で買うとかなりいいお値段ではあるものの、主に商社(たとえば伊藤忠とか)のファミリーセールで安く売られているのを買っていました。

 で、そのファミリーセールに出店してアシックスの製品を売っていたのが「ブルポン」というお店だったのですが、去年からぱったり出店しなくなって気になっていました。


 そんななか、ふと官報を見ていたら9月5日付の紙面にブルポンの破産手続終結が公告されているのを見つけてびっくりです。

 経営破たんしてたんだ!


 破産手続開始決定をまとめているサイトの情報(ここ)によると、この破産した「ブルポン」は靴卸業とのことですので、ファミリーセールに出ていた「ブルポン」と同一と考えてよさそうです。

 アシックスの有価証券報告書にも出てくる取引先なので、商売は大きくやっていたように思えますが、残念です。
(破産手続廃止ではなく終結=債権者へ配当ができるところまで行けたということは、それなりの額に換価できただけの在庫か何かがあったということでしょうか)


 もっとも、日勤職になって以後は金曜からやっているファミリーセールに土曜に出かけても合うサイズが残っていなかったりして買えないことのほうが多かったですし、催事で特価販売される品はかなりの型落ち品(いわゆるアウトレット品)なのかどうか靴底が減ったころにアシックスの直営店へ張替えを依頼しても古い製品なので対応を終了していると言われたり、そんなことも徐々に増えていました。

 アシックスのアウトレット品は公式サイトの通信販売でも扱われていますが、ネット上はファミリーセール以上に早く売れてしまうからかどうかサイズがほとんど残っていないです。


 メーカーにこだわらなければ革靴ふう運動靴は数千円台の安いのもある時代ですし、いま履いているのがだめになったらそうした品を試してみることにしましょうか。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

2台持ちと、タブレット+ハンドセット

 現在、電話はワイモバイルのPHS(W-ZERO3 ad[es])と、格安スマホ(データ通信専用)の2台持ちです。

 4月にワイモバイルからPHSの新規加入や機種変更受付を2018年3月で終了すると発表されました。

 PHSはW-ZERO3のようなW-SIM端末であれば、機種変更をしなくても端末さえ手に入れれば使い続けることができるので、これまで端末が壊れたときは3回続けて中古端末を手に入れてPHSを使い続けてきました。


 しかし、いわゆる格安スマホの通話プランも多彩になってきて、通話も含めて格安スマホに一本化するのが経済的なのかもしれないと思うようになりました。


 私と直接お会いした方はご存知かと思いますが、PHSはネックストラップで首から提げ、胸ポケットに入れて持ち歩いています。

 さすがにスマホは胸ポケットに入らないのでバッグに入れていますが、メール着信などのバイブレーションにほとんど気づきません。

 スマホで電話もするようになると、電話が鳴っても気がつかないことになります。


 職場で20代の若手諸君にこの点を訊いてみると、ほぼ異口同音に「(電話の着信に気付くのを)あきらめる」という返事でした。


 さて、今年に入ってスマホを買い替えたのですが、画面が小さい端末を買ってしまい、視力の悪化に拍車がかかったような気がしています。

 画面の大きいタブレット端末で電話ができないだろうか……と思うわけです。

 初代W-ZERO3で電話をするのも当時はかなり違和感がありましたが、タブレット端末で電話をする人を見るのはそれ以上に違和感あります。

 電話をする機会なんて1か月に数回レベルなので電話が鳴ったのに気づかないのも含めて割り切るのも一つの方法かもしれませんが、両親もそれなりに年を重ねてきて本当の緊急の電話がかかってくるかもしれない現実味も増してきています。


 Bluetoothか何かで接続する受話器があれば、タブレット端末本体はバッグに入れたまま、受話器を身に着けておくことができそうです。

 どんな受話器があるだろう、とGoogle先生に訊いてみると、一番多くヒットするのは補聴器のようなヘッドセットです。……これまであれは補聴器だと思っていたので、それを耳につけてる人を見かけては「耳が遠いのかな」と思っていましたが、あれ受話器だったんだ!

 ただ、電話をする機会がほとんどないのに、そういうのを常時耳の穴に突っ込んでおくのは少々抵抗があります。

 そうするとハンドセットということになりますが、ハンドセットはほとんど選択肢がないんですね。


 それ以前に、通話ができる7〜8インチクラスのタブレット端末というのも、ファーウェイかASUSしかないようで(参照)、バックドアの懸念が残る中国メーカーを避けるとすればASUS一択になります。


 あんまりそういうことを考える人がいないんでしょうか。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

「いちかわエフエム」継承のあり方の私案(3)

 7月からすでに市川エフエム放送の周波数や送信設備を継承したエフエム浦安(市川うららFM)がFM放送を開始していますが、ここではそれとはまったく無関係に、「(2)」までに引き続いて「自分が破産管財人の先生に手を挙げて継承していたとしたら」という個人的な妄想を書きます。


 前回まで、放送局の収益でまかなえないぶんはスタッフに協力をお願いするなどなど書きました。

 もちろんそれには、スポンサー収入で経費をまかなう努力をするのが大前提です。


 経費節減の面では、固定費をより一層見直すには局舎をさらに移転するか、人件費を見直すしかなさそうです。

 そうすると、従前の「いちかわエフエム」のようなボランティアスタッフを起用した生放送を中心に編成するのであれば、週に何日か放送休止日を設けることも選択肢の一つと思っていました。

 いくら善意で参加しているボランティアスタッフといえど、放送局の施設管理も含めて全面的におまかせすることは難しいですから、生放送でスタジオを使う時間帯に社員の立ち会いを省略することはできないでしょう。

 潤沢なスポンサー収入が見込めるのでない限り、人件費が発生する時間=社員が勤務する時間は短くすることを考えなくてはいけません。

 収録した番組を流すだけなら送出はシステムにまかせて放送局内は無人にしてもよいわけですが、生放送にこだわるならば、立ち会う社員の人件費をどう賄うかがわりと大きな課題になります。


 「いちかわエフエム」当時も、最後のほうは社員数を5人から3人に減らしていて、おそらくそれに伴って23時台以降の深夜番組「夜もラジオぼーや」を取りやめていましたから、さらに人件費を絞り込もうと思えば生放送する日や時間帯を一歩踏み込んで見直すことになります。

 ……もっとも、週の何日かは休止する放送局となると、果たして放送局の存在意義とは? という話になってくるだろうとは思います。

 そのあたりは、社員が勤務する曜日を週替わりにして、隔週の生放送(そうでない週は収録を流す)という工夫もありかもしれません。


 全国的には、過半の時間帯でミュージックバードの番組を再送信しているコミュニティ放送局も少なくないのは、そういった事情なのだろうなぁと思い至ります。


 一方で、スポンサーを開拓して収入を確保することも追及する必要があります。

 ラジオ放送のCMは、端的に言えば「これだけの人が聴いているので、CMを流せば多くの人にPRできます」と売り込むわけで、まずは番組を聴いてもらうこと、がスタートになりそうです。

 しかし、鶏か卵かではありませんが「CMを聴いてください」とスポンサーみずからPRしてくれる仕掛けも考えられます。

 たとえば学校の運動会など、雨天中止(または予定通り開催)を知らせるのに学校の電話連絡網ではなくラジオCMで流すなどが考えられます。……当日の何時ごろにいちかわエフエムを聴いてください、と先生が生徒や保護者へPRしてくれるわけです。

 広域から生徒が通うような都内の私立学校がニッポン放送でこの種のCMを流しているのを聴いたことがあります。……コミュニティ放送局の放送料金(旧いちかわエフエムで20秒2,000円+制作費)ならば、市内にしか学区がない学校にも採用の可能性があるかもしれません。

 もっとも、いまどきは電話連絡網など使わずに電子メールの一斉配信で済ませる学校も多いかもしれませんが、町内会や商店会のおまつりなどにも応用が可能です。

 課題としては、運動会などイベントの決行・中止を判断するであろう早朝の時間帯に社員が出勤していなければ連絡を受られない点が一番大きいでしょうか。
(そういうときくらい管理職=経営陣が局舎に詰めていたってバチは当たらないでしょう)


 同様の発想で、旧いちかわエフエムが取り組んでいた秋の人権作文入選作の朗読のような番組は、学校が同様に放送のお知らせ(=宣伝)をしてくれますし、少なくとも入選した生徒の家族は周波数を83.0MHzに合わせて聴いてくれるはずです。

 そういう聴取者層は、放送時間ぴったりにラジオをつけるわけがなくて、しばらく前から流して時間になるのを待つわけです。……そういうタイミングでどんな番組が流れているかによって、放送局を気に入ってもらえる人が一人でも二人でも増えてくれればいいです。

 さらに妄想を膨らませると、花火大会の個人スポンサーのように誕生日祝いのメッセージなどをCMとして流すことも考えられます。……新生いちかわエフエムのCMでプロポーズをする人なんてのも出てくるかもしれません。


 もちろん、そんなのだけで大きく収支が改善できるわけではないでしょうし、もしかしたら旧市川エフエム放送の営業担当の方もとっくに取り組んでいた(けどCMを流してくれる学校がなかった)のかもしれません。

 しかし、パーソナリティに「逆ギャラ」をお願いするのならば、できることは一つでも二つでも取り組み、放送局の(主に収支の)現状をオープンにしなければ理解を得るのは難しいでしょう。……そうした点でも株式会社よりはNPO法人が向いているように思っていました。


 そんなことをつらつら考えていたら、ふと1998年の開局当初、放送局の営業対象にどんな顧客が考えられるかアイデアを求められたのを思い出しました。

 どうしてそのときこういうアイデアを出せなかったんだろう……。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析