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貸家リフォームの備忘録(1)

 貸家をリフォームしたら、家賃を2割近く上げたのに1週間で申し込みが入ったので、どんなリフォームをしたのか書いておこうと思います。

 記事中の値段は、材料を施主支給したもの以外は材料・施工費の合計です。

■建物のスペック
 昭和47年(1972年)築 (築51年)、木造2階建
 床面積 1階およそ21m2、2階およそ17m2

■外壁など
 モルタルの外壁はクラックが入るなど劣化していたので、補修のうえ塗り直しました。46万円。

DSC03918.JPG 塗り直すのですから外壁は好きな色に変えられます。

 築50年以上の古ぼけた建物ですしJR九州のリニューアル車両のように原色で塗ることにしました。

 明るい青(75-30Pというらしい)を選んだところ、リフォーム会社の担当者の後日談では、契約の段階で「この色はないのでは……」と思っていたそうですが、仕上がってみると「ありだなぁ」と思ったとか。仕上がりを見て自分は「IKEAみたいだな」と思ってしまったのは内緒です。

 たしかに打ち合わせ時の担当者の顔に「えっ、この色選ぶの?」と書いてあったのは(人の表情に鈍感な)私にも分かりましたが、ここは施主の言う通りにしていただいてありがたかったです。

 玄関のドアも傷んでいたので交換。勝手口に使うタイプの商品を選びましたが、それでも10.6万円かかりました。ついでに鍵がなくなっていた郵便受は撤去して郵便受付きのドアにしましたよ。

 外灯は施主支給で交換。丹青社の廃番品専用通販「フォーアース」で大光電機の品を選び、本体11,713円、取付工賃1.5万円。リフォーム会社曰く、こんな感じの外灯はたいてい本体が3万円近くするとのこと。(確かに元値は税抜26,800円でした)

 また、モニタ付インターホンも使い勝手のよくなさそうな乾電池式だった(電池が切れたらインターホンが鳴らなくなる)ので、配線をしてもらって有線のものにしました。インターホンは楽天で買って施主支給(20,596円)、配線・取付工賃は3万円。子機が2台あるものを選び、2階の部屋でも来客に応答できるようにしました。

■1階居室(壁・天井)
 壁紙はたばこのヤニがひどくて全部貼り替えました。

DSC03879.JPG どうせ替えるなら1面は有孔ボードにしようかと思いましたがどうしてもコストがかかるので、代わりにこの面だけ少し値段の高い壁紙を選びました。1.5万円。(リリカラLV-3431

 残りの壁と天井は一番安い壁紙の中から選び、巾木交換も含めて7.3万円。真っ白な壁紙は個人的に趣味ではないので淡い色がついたものにしました。(壁SP9732、天井SP9737、ともにサンゲツ)

 で、天井の施工時にシーリングライトのカバーが割れてしまい、リフォーム会社が新しいのを買ってくれると言うので、ニトリで選んで自分で交換しました。本体10,990円、電球はダイソーで1個330円、合計12,310円。(施工費から値引き)
(シーリングライトのカバーは意外にも別売されていなくてライトごと交換)

DSC04066.JPG 室内洗濯機置場は1階にあるのですが、庭は日当たりが悪いのでリビングの天井にホスクリーンをつけました。本体は楽天で買って(5,888円)施主支給、取り付け工賃1.8万円。

 ホスクリーンは我が家でも使っていて重宝しています。我が家のはDIYで取り付けたところ、壁からの長さを測り間違えて取付位置を決めてしまい、物干し竿が壁に対して斜めになってしまいました。……我が家ならそれも一興というものですが、今回は他人に住んでもらう家なので、施主支給する品の取り付けは電灯以外すべてプロに頼みました。

■1階居室(床)
DSC04073.JPG 床が傾いていたうえ、歩くとしなるほど傷んでいたので一度壊して作り直してもらいました。19万円。

 一度解体したのでクッションフロアも好きなものを貼れます。例によって白は好きでないし、フローリング柄もなんだか偽フローリングのようで、コルク柄と迷いつつ、ヘリンボーンを選びました。4.3万円。(サンゲツHM-16023

■1階キッチン
 壁と天井はリビングと同じ壁紙に貼替。4.4万円。

DSC03891.JPG 私はプロパンガス10年しばり契約を絶対に許さないので(関連記事)、ガス会社の物ではないガスコンロは粗大ゴミに出し、IH調理器を置くことにして専用電源を引いてもらいました。電気工事代は2.3万円、IH調理器は楽天で買って自分で設置しました。14,850円。

 シーリングライトはそのまま。リフォーム前は同じものが家じゅうで使われていましたが、ここだけ残りました。アイリスオーヤマの3,000円台で買える品じゃないかな。

 クッションフロアもそのままとしました。白い「偽フローリング」で完全に私の趣味ではありませんが、キッチンだけならと許容することにしました。(施工前は家じゅうの床がこの柄だった)

(つづく)
author by よんなん
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