<< 住居表示の戸番標と枝番 | TOP | 貸家リフォーム完工 >>

保険診療は公定価格だけれど

 先日かかった内科には不満がたくさんで二度と関わりたくないところですが、4日以上仕事を休んだので、健康保険からの傷病手当金をもらうのに医療機関の証明を申請書に書いてもらわなくてはいけなくなりました。

 傷病手当金をあきらめれば関わらずに済みますが、もらうものはもらう考えです。

 で、そのクリニックへ行って受付に来意を告げると「診察を受けていただきます」と診察室へ通されました。

 先生には、何か具合が悪くて来たのではなく、先日お世話になった傷病で手当金を申請するので証明欄に記入をしてほしいとお伝えしました。

 そうしたら、先日の傷病には後遺症があること、私が持病の薬を日々飲んでいることを挙げて、血液検査をすると言い出しました。

 いやいや、私、傷病手当金申請の話がなければ来院しなかったんですよ?

 しなくてもいい検査なのでは?


 と思いつつも、早口の先生にまくし立てられるように、血液検査の値段なんか知らずにうっかり了承して血を抜かれ、会計に呼ばれると2,310円也。

 診療明細を見たら、再診料と外来管理加算の131点に加えて、検査料が640点もついてました。

 初再診料等は医療機関に来れば必ずかかるお金なのでまぁよくて、診察だけして投薬も検査もなければ1,310円(1点=10円)の3割負担で390円だったはずでした。

 それが3割負担でプラス1.920円、実際は残りを健康保険組合が負担するのでクリニックにとっては6,400円毎度あり、ってな具合です。
(個人開業のクリニックなら血液の分析は外部の機関に出すでしょうから、まるまるクリニックのフトコロに入るわけではないでしょうが)


 夕方、帰宅した妻に顛末を話して左腕の絆創膏を見せると、一言

「なにその悪徳医者」。


 前置きが長くなりましたが、保険診療で支払われる診療報酬は公定価格で、日本中どこへ行っても同じ値段で医療を受けられます。
(医療機関の体制などで多少の加算があったりはしますが)

 しかし、同じ症状で診療所や病院へかかっても、先生によって施す医療の内容が違って、当然患者が支払う代金も違う、というのがどうにも解せません。

 先日の傷病で言えば、同様の症状で来院した患者を屋外の駐車場に並ばせて片っ端から鼻に検査キットを突っ込んで、ハイあなたは○○病ですから△△薬局で薬を受け取ってお帰りください、あなたは検査で陰性でしたから院内へどうぞ、とやっていたかと思えば、他院は検査をせず問診をして症状に応じた対症療法薬を処方する、といいます。

 私は自宅最寄りの内科がこんな医院だったばっかりに薬代に15,000円も取られ、後者の医院へ電車を乗り継いで行っていれば薬代は数百円で済んだわけです。

 たぶん後者の医院なら診療代も初診料と処方せん料だけだったでしょう。
(自分が行ったところはもちろん検査料を取られた)


 耳鼻科へかかったときの吸引みたいに缶ジュース1本分の自己負担程度のものならグズグズ言いませんが、医院へ行くたびに回転寿司1回分余計に取られ続けるのは、どうも納得しがたいものがあります。

 ただ「この血液検査は医学的に不要だ」と医師でない者が証明するのはとても難しいので、厚生局や支払基金に訴えたところでどうにもならないでしょう。


 まぁとにかく、今回もらうものをもらったら、もう二度と関わりたくない医院です。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析