魔法使いの威力?

IMGP6439.jpg 前日中に安房鴨川入りして、3月14日をむかえました。

 Yahoo!天気予報では「暴風雨」という予報で、部屋にいても分かるひどい風です。

 4時に目覚ましをかけて起き、4時半に安房鴨川駅へ行くと先客が2人いました。

 風こそひどかったものの雨はさほどでなく、用意してきたレインコートは出さずに傘で用が済んだのはありがたいことです。

 …実際に駅が開いたのは4:50で、整理券を受け取って宿に戻りました。 


 発売は1人1枚で、複数枚欲しかったら購入後に再度並んでください、という案内で、それだったら他の発売駅へ移動してそちらでも整理券をもらったほうがいいのでは、という考えも出てきます。

 5:13発の外房線始発で勝浦駅へ行けば、7時過ぎには安房鴨川駅へ戻ってこれます。

 …先客2人はそうするみたいでしたが、宿の女将さんには「4時半に整理券をもらってあとは発売の時間までゆっくりしている」と昨晩言ってしまったので、朝食の時間になって私がいなかったら女将さんが心配するでしょう。

 というか、この強風では、電車が時刻表どおりには走るとは思わないほうがよさそうです。
(JRの電車が雨でも風でも時刻表のとおり走ると思ったら大間違いです!)

 そうは言っても、私が宿のフトンでぬくぬくと二度寝をしているうちにあの2人は早々にもう1枚を確実に確保するんだろうなぁ、と気が気でなかったりします。


 さて、7時半に素泊まり客への朝食サービスで起き、テレビでNHKをつけるとJRの宮田麻実子さんが「外房線・内房線…(略)…は強風のため運転を見合わせています」と伝えているじゃないですか。

 やっぱり! あの始発で勝浦へ行っていたら戻ってこれないところでした。


 さて、8時半に宿を後にして駅へ向かうと、外房線と内房線は止まったままです。(内房線は館山〜安房鴨川の折り返し運転)

 つまり……当日の朝になって安房鴨川へ電車で来れる人はいないということです!

 思わぬところでとんでもない魔法を使っちゃったみたいですよ! (ぇ


 9時が近づき、鴨川市民と思しき人たちや鉄道マニアで駅の中は人でいっぱいになりますが、それでも60〜70人くらいです。

 そこへ駅員の方が出てきて、安房鴨川駅での発売枚数は700枚であること、現時点で配布済みの整理券は200枚で、枚数には余裕があることが告げられます。


 来る前は、1人1枚じゃ並び直して何枚か買っても職場で取り上げられておしまいだなぁ、なんて思っていましたが、この様子だとせっかく来たことですし自分の分も確保できそうです。

 9時になって発売が始まり、5時前にもらった整理券で1枚購入。
 また整理券をもらって列につきます。

 …2枚目を購入し、もう一度整理券をもらおうとしたら駅員さんが「何枚ほしいですか?」って、え? いいの? と思いつつ整理券を3枚もらいました。

 3〜5枚目を購入してまた列につこうとしたら、Suicaより先に整理券がなくなってしまったとか。

 そして再び1人1枚ずつの発売になります。

 6枚目を買ったところで現金がなくなってしまいました。
 ……こんなに買えるなんて思ってなかったんですもん!

 鴨川郵便局のゆうちょ銀行ATMで現金を引き出して再度列につき、さらに3枚購入したところでようやく売り切れました。(11時ごろ)


 売り切れ後は、まだ列に並んでいた面々に千葉支社オリジナルのペンギンポストカードが配布され、特に混乱もなく終了しました。


 周囲の会話を聞いていると、やはり電車が不通になっただけあって、安房鴨川駅が最後まで売れ残っていたようです。

 来ていたのは、鴨川に前夜泊まった人、鴨川市民、そして千葉から高速バス「カピーナ号」の始発(千葉6:45発→安房鴨川8:29着)でやってきた人と、あとはわずかにタクシーなどで乗りつけた人だけだったのではないでしょうか。

 すごいなと思ったのは、13日発の「富士・はやぶさ」を名古屋で降りて「ムーンライトながら」で引き返し、総武線に乗り継いで千葉駅まで来たところで勝浦以南の外房線が止まっていると知るや「カピーナ号」に乗ってやってきたらしい(そんな会話が聞こえた)人です。


 写真は、今朝になって使用を開始した安房鴨川駅の自動改札機。

 そうそう、自動改札機の使用開始に立ち合いで来ていたのか、改札機メーカーとソフトウェア会社のジャンパーを着た人も2人、列に並んでいました。

 関係者だったらコネで分けてもらえる…ということはなく、やはり並んで買うのですね。
author by よんなん
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