丸ノ内線ワンマン運転

IMGP6418.jpg きのう東京へ出たとき、丸ノ内線に乗ったらワンマン運転が実質的に始まっていました。

 まだ移行時期らしく車掌さんは一応乗っていますが、駅の到着・発車時に窓から顔を出しているだけで、ドアの開け閉めをするわけでも、ホームに降りるわけでも、出発合図の車内ブザーを出すわけでもなく、取り扱いはほぼ完全にワンマンになってます。


 車掌さんがホームではなく車内から顔を出している状態でドアが閉まり、ブザーなしに発車していくのはJRのようで、地下鉄なのになんだか妙な感覚ではあります。

 いずれ移行時期が終われば、東京モノレールなどと同じになるわけです。


(09/3/15追記:3月13日にワンマン化がプレス発表され、28日から実施とのことです)


 丸ノ内線の全駅にホームドアがついて、02系電車の運転台にワンマン関係の機器が取り付けられて、ワンマン運転化は秒読みと思われつつも、あんな路線で本当にできるのか、設備は作っちゃったけど実現しないのではないかという声も耳にしていました。

 ……実際に始まってみると、(私が乗ったのは朝のラッシュ時じゃないからか)車掌さんがいなくてもフツーに電車が走っちゃうんですね。。。


 私の幼稚園の卒園アルバムには、将来なりたい職業に「とうざいせんのしゃしょう」(=東西線の車掌)と書いてありまして、東京メトロではない会社の社員になったいまでも、地下鉄の車掌はあこがれの職業の一つです。(←だったら転職してみろよ)

 そんな私にとって、南北線や副都心線のような(比較的)閑散とした路線ではなく、「丸ノ内線が」車掌さんなしでも走れるという現実は衝撃的でした。


 なんといっても「到着・発車時に車掌がブレーキ片手に電車にぶつかる人がいないか看視するより、ホームドアのほうが安全」という、まぎれもない事実はどうしようもありません。

 ホームドアを置くとホームが崩れてしまう(=建設時にはそんなに重い構造物を取り付けるなど考えられなかった)銀座線や、電車によってドアの場所が違う日比谷線や東西線、その他JR線など、ホームドアが取り付けられない路線はしばらく(=おそらく何十年というスパンで)残るのでしょうけれども。

 …それでも、JR山手線はホームを補強+6扉車廃止の方向でホームドアを取り付けることになりましたからね。


 もちろん、車掌の仕事はドアの開け閉め+到着・発車時の看視だけではなく、舞浜リゾートラインのように運転士を省略して車掌だけが乗っているワンマン運転もあります。

 まぁ、それを言ったら「ゆりかもめ」や「日暮里・舎人ライナー」のような無人運転もあるわけですが。
author by よんなん
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