上信越高原リゾート開発
2008.03.29 Saturday | よんなん的日常
ガーラ湯沢スキー場に来ました。
きょうで最後です。
東京では桜が満開だというので、もっと早く福利厚生ポイントを使い切っておくんだったと後悔していましたが、湯沢町の天気は昨晩から雪。
高崎駅への道すがら、こんな陽気でスキーの格好なんて、傍から見たらバカみたいなんだろうなぁ、、と思っていたのに、8:21発の新幹線に乗ったらスキー客で大盛況でした。
家族連れが目立つのは、春休み中の土曜日だからでしょうか。
確かに、学校に通っている子がいると、最盛期の1〜2月にはスキーに行きにくいでしょう。
これだけ賑わっているガーラ湯沢スキー場ですけど、とっても意外なことにJR東日本の関連事業としては大失敗例の一つなんだそうです。
2年ほど前にテレビ東京「ガイアの夜明け」でJR東日本のエキナカが取り上げられたとき、冒頭でJR東日本が「エキナカ」にたどり着くまでに築いてきた失敗例の山を役所広司が紹介する中に、ガーラ湯沢スキー場も出てきます。
「スポルチェゴールド」と同列に取り上げなくてもいいじゃんよ、とは思いましたけど。
(どちらも新潟支社の関連事業でしたが)
確かに、ガーラ湯沢スキー場の運営会社は一度清算されていて、いまの「(株)ガーラ湯沢」は2代目の会社です。
ゴンドラの柱のところどころに「上信越高原リゾート開発」という、オープン当時の(いかにもバブル後に破綻してそうな)社名が入った銘板が、はがし忘れたのかどうか残っています。
そういう観点から見ると、このスキー場はいわゆる「再生リゾート」といえそうです。
破綻したリゾートに居抜きで進出して営業している、というか。
(このケースでは、新会社もJR東日本グループですが)
「ガーラの湯」なんて、利用してみるとバブルの遺産の代表例みたいな施設です。
なんでスキー場にフィットネスプールが必要なんだよ、と思いつつ前々回に行ってみたら、泳ぐプールじゃないです。
バブルでお金の使い道に困っていたみなさんは、スキー場にビーチボールなんざ持ち込んでプール遊びをしたのやらどうか分かりませんけれども。
そうやって遊ぶ以外には水に浸かってじっとしているしかない施設で、今で言えば、スーパー銭湯の浴槽、と言ったほうが正確かもしれません。
が、あくまでプールなので、水です。
そんな施設、一度来れば二度と使うはずもなく、本当にプライベートブール状態なので、1300円×人数分で事実上の貸切プール(利用後の温泉つき)、と思えば使う人が……いませんって。
この破綻リゾートを引き継いだ新会社の人も、温泉の浴室が狭いのであのプール何とか温浴施設に転換できないかなぁ、とたぶん考えたに違いないです。
(自分が担当者なら絶対考える)
とはいっても、もともと水着着用前提なので男女別になっていない以上、ちょっとやそっとの改装費用じゃどうにもならなかったのでしょう。きっと。
で、あの狭い浴室だけで、繁盛しているスキー場から流れてくる利用者をさばこうとすると、入場料を引き上げて敷居を高くして、浴槽の湯もガンガン熱くして回転を早くするしか、やりようがない……のは想像に難くないです。
利用する側になると、1300円でこれかよ! と不満たらたらで帰ることになるんですが。
人が減る春営業期間中(4/7〜シーズン終了)はスキー場のロッカー代+500円で「ガーラの湯」入浴券がついてくるので、1300円という値段は、やはりキャパシティが小さいゆえに敷居を引き上げるための設定なんでしょう。
越後湯沢駅近くにはコマクサの湯という共同浴場が500円で営業していますが、じゃぁ、スキー場のロッカーから大荷物を出して、一駅移動して、駅から荷物を抱えてまた歩いて…と考えると、1300円はギリギリの線ともいえます。
2人以上で来ているなら、ガーラ湯沢からクルマで少し行ったところに「駒子の湯」(500円)があるので、ロッカーに荷物を入れたままタクシーに乗り合わせて行って戻ってくれば、同じくらいの支出でも幸せになれる度はもっと高いのではないかと思います。
(MapFanのルート探索で1.2kmなので、ちょうどワンメーターで行けるはず)
ゲレンデも、地盤が動いてリフトの施設がズレたとか(Wikipedia)で南エリアは昨シーズンから営業してませんけど、たぶん直す気ないんだろうなぁ……なんて。
きょうで最後です。
東京では桜が満開だというので、もっと早く福利厚生ポイントを使い切っておくんだったと後悔していましたが、湯沢町の天気は昨晩から雪。
高崎駅への道すがら、こんな陽気でスキーの格好なんて、傍から見たらバカみたいなんだろうなぁ、、と思っていたのに、8:21発の新幹線に乗ったらスキー客で大盛況でした。
家族連れが目立つのは、春休み中の土曜日だからでしょうか。
確かに、学校に通っている子がいると、最盛期の1〜2月にはスキーに行きにくいでしょう。
これだけ賑わっているガーラ湯沢スキー場ですけど、とっても意外なことにJR東日本の関連事業としては大失敗例の一つなんだそうです。
2年ほど前にテレビ東京「ガイアの夜明け」でJR東日本のエキナカが取り上げられたとき、冒頭でJR東日本が「エキナカ」にたどり着くまでに築いてきた失敗例の山を役所広司が紹介する中に、ガーラ湯沢スキー場も出てきます。
「スポルチェゴールド」と同列に取り上げなくてもいいじゃんよ、とは思いましたけど。
(どちらも新潟支社の関連事業でしたが)
確かに、ガーラ湯沢スキー場の運営会社は一度清算されていて、いまの「(株)ガーラ湯沢」は2代目の会社です。
ゴンドラの柱のところどころに「上信越高原リゾート開発」という、オープン当時の(いかにもバブル後に破綻してそうな)社名が入った銘板が、はがし忘れたのかどうか残っています。
そういう観点から見ると、このスキー場はいわゆる「再生リゾート」といえそうです。
破綻したリゾートに居抜きで進出して営業している、というか。
(このケースでは、新会社もJR東日本グループですが)
「ガーラの湯」なんて、利用してみるとバブルの遺産の代表例みたいな施設です。
なんでスキー場にフィットネスプールが必要なんだよ、と思いつつ前々回に行ってみたら、泳ぐプールじゃないです。
バブルでお金の使い道に困っていたみなさんは、スキー場にビーチボールなんざ持ち込んでプール遊びをしたのやらどうか分かりませんけれども。
そうやって遊ぶ以外には水に浸かってじっとしているしかない施設で、今で言えば、スーパー銭湯の浴槽、と言ったほうが正確かもしれません。
が、あくまでプールなので、水です。
そんな施設、一度来れば二度と使うはずもなく、本当にプライベートブール状態なので、1300円×人数分で事実上の貸切プール(利用後の温泉つき)、と思えば使う人が……いませんって。
この破綻リゾートを引き継いだ新会社の人も、温泉の浴室が狭いのであのプール何とか温浴施設に転換できないかなぁ、とたぶん考えたに違いないです。
(自分が担当者なら絶対考える)
とはいっても、もともと水着着用前提なので男女別になっていない以上、ちょっとやそっとの改装費用じゃどうにもならなかったのでしょう。きっと。
で、あの狭い浴室だけで、繁盛しているスキー場から流れてくる利用者をさばこうとすると、入場料を引き上げて敷居を高くして、浴槽の湯もガンガン熱くして回転を早くするしか、やりようがない……のは想像に難くないです。
利用する側になると、1300円でこれかよ! と不満たらたらで帰ることになるんですが。
人が減る春営業期間中(4/7〜シーズン終了)はスキー場のロッカー代+500円で「ガーラの湯」入浴券がついてくるので、1300円という値段は、やはりキャパシティが小さいゆえに敷居を引き上げるための設定なんでしょう。
越後湯沢駅近くにはコマクサの湯という共同浴場が500円で営業していますが、じゃぁ、スキー場のロッカーから大荷物を出して、一駅移動して、駅から荷物を抱えてまた歩いて…と考えると、1300円はギリギリの線ともいえます。
2人以上で来ているなら、ガーラ湯沢からクルマで少し行ったところに「駒子の湯」(500円)があるので、ロッカーに荷物を入れたままタクシーに乗り合わせて行って戻ってくれば、同じくらいの支出でも幸せになれる度はもっと高いのではないかと思います。
(MapFanのルート探索で1.2kmなので、ちょうどワンメーターで行けるはず)
ゲレンデも、地盤が動いてリフトの施設がズレたとか(Wikipedia)で南エリアは昨シーズンから営業してませんけど、たぶん直す気ないんだろうなぁ……なんて。