「げんしけん」

 とっくに連載が終了している作品ですが、知人との話題で出てきて初めて読みました。

 以前、まんが喫茶へ行ったときは1巻のさわりで挫折したものの、知人AはDVDしか見ていなかったらしく、まずは近所のTSUTAYAで借りて見ました。(アニメ1期の1〜6巻)


 そうしたら、独身寮の防音もさほどでない自室でひとりDVDを見ながら

「うっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ、、、、ひー、、、、、うわはははははは…」

と思わず笑ってしまうシーンの多いこと多いこと。


 先日まで隣に後輩が住んでいましたが、今は空室なのが幸いでした。
(廊下やベランダには丸聞こえだったはずですが)


 その後、ブックオフで単行本の1〜8巻、高崎駅のくまざわ書店で9巻を購入。
(近くのブックオフが水曜日は10%引きとは知りませんでした)

 アニメ1期で作品化されたのは単行本4巻の途中までで、とりあえずそこから読みました。



 斑目というキャラ(特に会長を経験して以後)に非常に親近感を覚えました。
 ……いや、お前は斑目というより朽木だろ、という指摘も甘んじて受け止めますが。

 卒業しても部室で弁当を食っているあたりとか、いい歳してダッフルコートで出歩いているところとか、一部言動とか。

 それと、斑目の描写を見て、記号論を勉強しておくんだった、と後悔しました。
 マンガってのは記号だなぁ、と、特に後半の「その後」を読んでいると思います。

 学部時代に複合領域コースでお世話になった指導教授はもともと建築の先生でしたが、特に記号論が専門だったそうなんですよね。

 誰かが「○○先生って、要はオタクでしょ?」と評していたのが、今頃なんとなく分かったような分からないような。



 9巻の主人公が卒業するところで話が終わっていて、第53〜55話は、大学生の卒業間際の雰囲気がよく出てるなぁ、という気がしました。

 私自身はあんな感じではなく、周りの雰囲気がそうだった、というか。


 学部の卒業時は、特にキャンパスツアーガイドの方面で周囲があんな感じだったのに対し、自分はあと2年あるしなぁ…と、どうも実感が沸きませんでした。

 鉄研に至っては、同期ほぼ全員が大学に残りましたし。

 で、修士課程修了のときは、大半の同期はすでに大学からいなくなっていて、くだらない悪態をつこうにも相手がいませんでした。orz

 さすがに大学院生になってしまうと、やはり学部生の中では浮くんですよね。
(それ以前に自分の性格を考えろ、という指摘はさておき)


 理工学部の機械工学科なんぞに入ってしまったばっかりに、課外活動を本格的にスタートさせたのって、学部3年だったんですよ。
(機械科にいたおかげで今の勤務先に今いる枠で入社できたような側面も否定しませんが)

 キャンパスツアーガイドも、新生早稲田祭も、3年生のときからの活動です。


 もしも、同じ4年間でも、他人とずれた学部3年〜修士2年ではなく、学部1年〜4年という4年間で過ごしていたら、もっと違う感慨を持っていたんではないかなぁ…と。

 読んだ季節が今だからなのか、そんなことを考えました。
author by よんなん
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