JRも商売あがったり

 日付が変わる前に高崎へ戻りました。

 高速料金が、練馬〜高崎1050円って!


 これまで普通車で通行して通常料金が2600円だったんですよ。

 で、軽自動車だと若干安くて2100円です。


 それが、ETCをつけて22時〜6時の間に利用すれば半額だなんて。

 そういえば、この深夜早朝50%割引が東京近郊100キロ以下だけ適用だとかで、時間帯と距離によっては途中で一度ICを出たほうが安いとかなんかそんな話を聞いたことがありましたが、これなんですね。


 いままで、職場で「浦安へはクルマで帰らないの?」と聞かれては、誰がそんな不経済なことするかと思っていたんです。

 新幹線を使って高崎〜新浦安は通常の運賃・料金でも4610円。(自由席)

 対して、高速代は2600円、ガソリン代がリッター10キロ走ったとして2000円ほど。

 おまけに自分で運転しなければいけません。
 さらに、これは練馬から浦安まで一般道を走る場合ですから、圏央道〜首都高を経由すれば+1200円です。

 JRは新幹線を使わずに普通列車利用なら2210円ですし、その間をとって少し楽をしたければ在来線特急や普通列車(快速電車)グリーン車という選択肢もあります。

 まぁ家族がいて複数で異動するなら別ですが、一人で行き来するのにクルマを使う理由がなかったわけです。


 それが、高速代が1050円って!


 どうせ、浦安で家族と夕飯を済ませて20時台に出発すれば、途中のSAで休憩したりして高崎ICを通過するのが22時を過ぎるのは確実ですから、別に特別なことをする必要もないわけです。

 おまけに、クルマなら両親からあれこれ日用雑貨を持たされても荷物になりません。
(今までは列車で帰るのに荷物になるのでなるべく断っていた)


 高崎〜練馬というのも微妙な距離帯で、87.0kmなんですよ。

 都心や浦安までだったら絶対100km超えちゃうんですが…。

 JRだと高崎〜上野は101.4キロで、その1.4kmで特急料金や特急グリーン料金が「100キロまで」ではなくて「150キロまで」や「200キロまで」の料金にドーンと上がってしまうのと対照的です。

 新幹線特急料金に至っては、まず上野でその1.4キロぶんドーンと料金が上がり、おまけに東京までの料金は「上野までの料金に一律200円プラス」という決め方なので、距離の割にべらぼーに高くなるからくりです。

(高崎まで2400円なのに、約2倍の距離を越後湯沢まで行っても2720円で乗れてしまう)


 そういう距離帯ですから、たとえば2人組や家族連れでTDRへ行くのに開園前に着こうとすれば高崎で関越道に乗るのが6時前なんてのは普通でしょうし、ほぼ無条件で半額になるようなものです。


 そうなると、JRはクルマを運転するのが苦痛な人や駅の近く(徒歩数分エリア)に住んでいる人はともかく、そうでなければ高くて面倒な乗り物でしかなくなっちゃうじゃないですか。

 おまけに、休日夕方の下りなんか新幹線も高崎線も座れないことがしばしばですし。
(現状で充分繁盛しているという見方もできますが)

 とはいえ大宮〜東京には5方面の新幹線がひしめいて整備新幹線が延びれば輸送力もそろそろ限界でしょうし、在来線も大宮以南がネックなのはほぼ同様ですから、電車をもっと魅力的な乗り物にするにはかなりの知恵を絞る必要がありそうです。
author by よんなん
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