冬の青森市内(クルマで)散策

 最初は「酸ヶ湯温泉行こうZE!」などと言っていた我々でしたが、青森君の家を出るなりこんなことになったのを反省して、市街地を中心にまわることにしました。


DSC04775.jpg まずは朝食を兼ねて「のっけ丼」の青森魚菜センター(古川市場)へ。

 え、「のっけ丼」って八戸のパクr…ふじこ! とgoogle先生に聞いてみたら、そんなことないようです。失礼しました。
(八戸や釧路の市場にも同じようなシステムの丼飯があるのは確か)

 市場内のお店が、「のっけ丼」用に100〜200円分に小分けされた商品を用意していて、気に入ったのを(最初に買った)食券と引き換えるしくみです。

 欲張って1000円分の食券を買いましたが、500円のでもネタさえ賢く選べば十分満足するものが食べられそうです。(自分は最後に200円分ほど持て余した)



DSC04787.jpg 午後は、駅前の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。

 展示大型ねぶたコーナーへさしかかると、ちょうどお囃子の生演奏(写真右奥)の時間で、何も音がなければただ飾ってあるだけなのが、室内で大迫力でしたよ。

 その後は、解説の方に話しかけていただき、マンツーマンでいろいろ教えてもらいました。

 話の内容が盛りだくさんで自分は途中からついていけなくなりましたが、左右から向き合っている二人は決して戦っているのではないのだ、というのを知っただけでも大収穫でした。

DSC04781.jpg ほかに「ワ・ラッセ」で面白かったのが、この体験コーナー。

 手元のタッチパネルに絵を描いていくと、頭上にそれが投影されるという仕組みです。

 時間制限があるなか、同行の名古屋君が何の資料も見ずに即興でそれっぽく描いていくのがすごかった!

 ちなみにここは、千葉県発行の手帳で自分と介添人1人が無料でした。


DSC04794.jpg 次はクルマで移動して、幸畑の「八甲田山雪中行軍遭難資料館」へ。

 遭難事故から学ぶところは多いにせよ、同じルート(向きは逆)を別の部隊が無事行軍していた、というのでは不名誉に過ぎる話だなぁ……というのが直感的な感想です。

 職業軍人ではなく平時の兵役を務めていた国民が、左の装備(右は現在の自衛隊の装備)でこんな冬山に放り込まれたのではかなわん話です。。。

 こちらは上の手帳を見せたら入館料が半額(学生と同じ)になりました。


DSC04797.jpg 最後は、新青森駅近く(←クルマなら)のカブセンター西青森店へ。

 大きな大きなスーパーマーケットで、当たり前ですが地場のものが日用品価格で買えます。

 青森駅前のお土産屋で箱に入って1本500円近くしていた「スタミナ源たれ」が198円ですよ! あほか!(←土産屋が)

 自分も土産にJAアオレンのりんごジュース(これ)を1ケース(195g缶×30本)買って配送を頼みました(2279円+配送550円)。……お店で買ったものを発送すれば、ゆうパックや宅急便が(個人で発送するより)信じられないほど安く使えるのもよいです。

#後日10本ほど職場へ持っていって配ったら好評でした。

 帰りがLCCなので、自分で持ち帰る土産の量にはシビアにならざるを得ませんが、むしろ送ってしまえる品なら楽ちんです。

DSC04798.jpg そのあと新青森駅まで送ってもらって解散となりました。……クルマでやってきて駐車場から駅へ向かうと、まるで空港のような雰囲気です。

 いまどきの新幹線は地方空港と同じで、駅までマイカーでやってきて利用する乗り物、という側面があるのも確かです。。
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「はまなす」運休…だと…

DSC04777.jpg きょうは札幌ゆきの夜行列車「はまなす」号で青森を出発する予定でした。

 「あけぼの」号は例年と同じく冬の連日運休が続いていますが、「はまなす」号は「あけぼの」号に比べれば走る日のほうが多いです。

 ここ1〜2週間、運行状況をチェックしてましたが「はまなす」号が運休になった日はなく、安心してました。


 で、浦和さんが「あけぼの」号で帰る予定だったところ案の定「あけぼの」の運休が決まってしまったのでひとまず青森駅に来たところ、


「津軽海峡線終日運休のおしらせ」


も貼ってあってびっくりです。

 夜行は走るだろうか、、と望みをかけて手元のスマホでJR東日本の運休情報を見たら、「はまなす」号もちゃんと載ってました……。orz


 浦和さんは「あけぼの」号で帰るだけなので今日の新幹線に振り替えてもらってましたが、自分は、明日の朝「はまなす」号を降りてから旅を続ける予定なのですよ!


DSC04778.jpg 浦和さんがみどりの窓口から戻ってくるまで、ひとまず青森駅のミスドに入って考えます。

 選択肢は

1.北海道をあきらめて青森から引き返す
2.フェリーで渡道して旅を続ける

無難なのは「1」です。こんな天候のなか無理して渡道しても、道内が平常運行とは限らないですし。

 ならば新千歳からの帰りの飛行機をどうやってキャンセルするか……とエアアジア公式サイトを探してもキャンセル方法が見つかりません。
(後日調べたら、エアアジアは予約の変更はできてもキャンセルはできないことが判明……って、知らずに予約してた)

 新千歳までのJRは、「はまなす」号の運休で旅行を取りやめるので「はまなす」号だけでなくその後の行程もJRが全部お金を返してくれますが、エアアジアに乗らないのは「自己責任」で1円も戻ってこない、となると悔しいものです。

 JR北海道のサイトを見ると、今日時点で不通なのは海峡線だけのようなので、フェリーを使って翌朝の行程に飛びつける行程を『道内時刻表』と首っ引きで探します。


 旅先で旅程がひっくり返る、なんてのは、中学生の頃に北海道のJR線を乗りつぶしていたとき以来でしょうか。(あのときは夜行列車を途中で降りるつもりが寝過ごした)

 どうにか簡単な旅行には出られるようになってきたとはいえ、まだ療養中で頭の回転も鈍い中ではなかなかしんどい作業でした。。。


 「あけぼの」号ほどではないにせよ、運休の可能性が低くはない列車を使うのだから、運休したときの「リスク旅程」もあらかじめ用意しておくべきだったでしょうか。。。


 それにしても、青森ではバスも飛行機もフェリーも通常運航(運行)してるのに、止まってるのはJRだけ、ってのは「JR離れ」のもとだよなー、と思いました。。。
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「玄関開けたら2分でスタック」

DSC04771.jpg 「♪玄関開けたら2分でごはん」というパックごはんのキャッチコピーが昔ありましたが。

 大学同期君の車で青森散策に出発……と社宅の駐車場を出たら、社宅の目の前で動けなくなってしまいました。

 男3人がかりで雪をかいても、男2人で押しても引いても(一人は運転席)、タイヤの下にマットやタオルを敷いてもタイヤは空回りするばかりでびくともしなくなってしまいました。


 もうこれは動力で引っ張ってもらうしかない、と思ったところへ社宅にクロネコの配達トラックが来ていて、これは頼もしいと思ったものの、ロープを持ってないと断られてしまいます。

 「小さな親切運動」やってる会社なのにな…。


 社宅の別の方の奥様からロープを借り、さらにもう一人様子を見に来られた方がクルマを出してくださり、それで引っ張ってようやく脱出しました。。


 奥様に「きょうどこへ行くの? よして家でお茶でも飲んでいたほうがいいよ」と聞かれて、まさか「酸ヶ湯温泉へ行くつもりだった」とは答えられませんでした。。。

#酸ヶ湯温泉は翌日の朝刊に積雪記録を更新した(529センチ)記事が載った
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寒冷地仕様

DSC04761.jpg 大学同期君の社宅は、古い公的住宅がほぼオリジナルの内装建具のまま残っていて、風呂以外もなかなかいろいろ興味深いです。

 窓は、アルミ+木製の二重サッシになっていました。

 内側の古い木製サッシには最新の内窓のような機密性までは期待できず、外側のアルミサッシの窓は写真のような結露祭り状態でしたが、木のサッシには障子くらいの断熱性があるはずなので一定の効果はあるのだと思います。

 そのほか、階段室に扉がついていたり、いろいろと雪国仕様だなと思いました。


DSC04769.jpg さて、社宅の敷地内とおぼしき場所に自動販売機があったので、会社が設置したのかなー、とベンディング事業者を見ようとしたら近づけませんでした。。

 たぶん、ベンディングの時に除雪してもあっという間に埋もれてしまうのでしょう。

 ……それとも冬の間はベンディングそのものに来ないのでしょうか? でもそれなら電気を切って営業していない旨の表示くらいはしそうなものです。
(昨晩は電気が点いていたので、お金を入れてボタンを押せば商品は取出口に落ちる……はず)
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公的機関の社宅

DSC04755.jpg 今回訪ねた大学鉄研の同期君は某特殊法人に勤めていて、その社宅に泊まりました。

 古い公団住宅や公務員住宅、あるいはNTTやJRの社宅によくある5階建てエレベータ無しの物件です。

 船橋市内にもこのような物件はあって、外から見たり、リフォーム済みの物件(公団住宅)を内覧した(参照)ことはありますが、“オリジナル”の状態の物件に入れてもらうのは初めてです。


 バランス釜キター!!

 我が家の購入時点でも風呂釜がこれだったのですが、売主曰く壊れているとのことで購入後のリフォーム時にベランダに置けるセミオートタイプにしたので、使うのは初体験です。

 できれば種火をつけるところからやりたかったですが、この季節は、常時つけっぱなしにするのだとか。


 浴槽は、まさに体育座りをして入る大きさです。巻尺を持ってくればよかったです。

 京都の観月橋団地再生プロジェクトで、「かつての日本人はこんなに小さかったのだろうか。」と書かれている、あの浴槽はきっとこのくらいのサイズです。


DSC04748.jpg もう一つ衝撃を受けたのは配電盤で、電灯契約が20Aです。

 私が高崎の寮にいたころ個室のブレーカーが15Aで、こちらはそれより容量が大きいとはいえ3LDKの面倒を見なければいけないのですから、20Aは明らかに小さいです。

 ただ、高崎の寮は火気厳禁で暖房もエアコンでまかなっていた一方、この社宅にはエアコンがなく暖房はストーブやファンヒーターなので、そのぶん20Aで事足りる……のだとか。(それでも滞在中に一回落ちましたが)

 ちなみに、東北電力の従量電灯B・20Aで契約すると、毎月の基本料金は630円です。我が家(東京電力の「おトクなナイト10」)の半額です。


 週刊「モーニング」に昭和時代の国鉄(の主によかったと思えた点)を描いた作品がありますが、当時の国鉄マンはこのような住宅に住んでいたわけです。
(とはいえ国鉄の社宅に住んでいる登場人物がほとんど出てきませんが)


 そして、現在の公務員住宅も仕様は同じようなものでしょう。(推測)

 しばしば「民間住宅なら家賃がこのくらいなのに公務員住宅は…」という報道がありますが、同仕様のUR住宅や公営住宅と比較したほうがよいと思います。


 最近はUR住宅(賃貸)もリフォームしてきれいになっているようですが。


 バランス釜だって、現在は壁貫通タイプのスリムな給湯器で置き換えられると思うのですが、この特殊法人では、なぜかバランス釜でしか更新しないようです。……壁貫通タイプは値段が高いからでしょうか。

 ……そういえば我が勤務先の社宅もそうであるように聞いています。
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八甲田丸

DSC04731.jpg 青森君と、昨日のうちに青森入りしていた名古屋君と八甲田丸で合流です。
(あと、新青森駅で合流した浦和さんの4人)

 以前は観覧料金が800円くらいだったような記憶があって、学生時代など一度も入ることがなかったのですが、500円でした。千葉県発行の緑色をした手帳を見せたらタダでした。


DSC04716.jpg 入ってすぐの展示物にはなにやら見覚えが……と思ったら、昨年解体された羊蹄丸(一昨年見に行ったときの記事)に展示してあった人形などでした。羊蹄丸にあった青森駅の再現コーナーに飾られていた人形やアイテムはこちらに引き取られていたのですね〜。

 さて、羊蹄丸では一般見学コースに連絡船当時のままの区画はまったくなかったのですが、八甲田丸は機関室(一番上の写真)も含めて見学ができて、一同大感激であります。

 エンジンでけえ!

DSC04720.jpg あと、連絡船にまつわる品の展示物の中に、「公務」の船グリーン券(昭和61年)が!

 金額欄が「¥***」なので金額のやりとりがなく発行された券ということですが、国会議員なら「国会」ですし、おそらく国鉄職員の業務用ではないかと推測。出張でグリーン席ということは、えらい人が使ったのでしょうか。

 現在、JR社員が自社線で出張する際の特急券などのマルス券表記は、「公務」ではないように聞いた気がします。(民間会社だから)

 そういえば、自衛隊の後払証で発行されるキップって券面には何て表示されるんでしたっけ?


DSC04732.jpg 外は大雪で、車両航送のための可動橋は通路から見ただけでしたが、展示全体がとっても楽しかったです。

 船の科学館にあった羊蹄丸なんか(失礼)よりよほど充実していました。
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新青森のりつぎの「ゆとり」

DSC04714.jpg 新幹線と在来線の接続列車って、時刻表に載っている「標準のりかえ時分」どおりの接続時間で発車するイメージがあります。

 それでもスタスタ歩ければかなり余裕がある時間設定で、お弁当を買うくらいはできます。介助が必要な人も、駅係員の案内など適切な介助が受けられれば乗り換えはできる……のではないかと思います。(たぶん)

 今回、「はやぶさ3号」から「スーパー白鳥19号」への乗り継ぎ時間は、標準8分のところ17分ありました。

 新青森駅は青森市街から離れたところにあるので、青森駅への連絡列車も兼ねています。(青森駅までの自由席は特急料金が要らない)

 青森駅まで7分で行けるのに、9分余計に電車を待っていたのでは「はやぶさ料金」の意味も半減してしまうのでは……という気もしたりしなかったり。

 逆の在来線→新幹線の乗り継ぎ時間を余計に確保しておくのは分からないでもないです。在来線が遅れると新幹線が接続を待ってくれるタイムリミットは意外と限られてますから。

 まぁ、大人の事情ってのがきっとあるのでしょう。


 おまけに、函館方面へ向かうには、青森駅で折り返し時間が7分あるので、新幹線を降りてから青森を発車するまで、実際に電車が動いている時間+標準のりかえ時分のほかに16分浪費していることになります。

 列車を15分スピードアップするってのは並大抵のことではできないですが、こういう時間ってのは見直せると思うのだよな。。。


 ただ、京急蒲田駅みたいに横浜方面から羽田空港へ1分で折り返してしまう芸当を青森で……というわけにもいかないのだとは思います。
(それをやるには運転士さんをもう1人青森駅に待機させなければいけない)

 なにより、新幹線は3年後には新函館まで延びる予定なので、新青森から函館方面へ在来線特急で継走するのも3年後までなのです。
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新発田−新津−長岡−水上−高崎−上野

DSC02730.jpg 墓参りを済ませて、新発田13:19発の列車で帰途につきます。

 新潟から新幹線に乗っちゃえば東京駅まで2時間の世界ですが、急ぐ道理もないので普通列車でゴトゴトと。

 「青春18きっぷ」ではなく普通乗車券を買ったので、どうしてもだるくなったら越後湯沢や高崎から新幹線の特急券を買い足してワープしちゃう選択肢も残してあります。


 ……で、時刻表を調べたら新潟14:05発水上行き(水上着17:25)というのがありました。

 水上までのりかえなしは普通列車だけの旅行には便利ですし、時間帯もよいです。

 乗車券は白新線新潟まわりではなく羽越線経由で買ってしまったので、新津から乗ることにします。


DSC02734.jpg しかし、新津で40分くらいの待ち時間を待合室で待ってたら、水上行きの前に快速「くびき野2号」(写真)が来ると分かり、長岡まで先行してしまいます。

 疲れが溜まっているのか、長岡まで特急型のリクライニングシートでウトウト。

 快速「くびき野2号」は新津を水上行きの12分前に発車したのが長岡には30分以上早く着くことができました。


DSC02735.jpg 長岡で時間を作ることができたので、水上行きが来るまでに駅ビル「CoCoLo長岡」のフードコートにある「フレンド」でイタリアン(→Wikipedia)を履修。
(写真は餃子とのセット)

 ……以前は長岡駅で降りたら延々歩いていかないと店がなかったのですけども、駅ビルに出店してくれてありがたいです。

 水上行きでは、今年の大雪で上越線の沿線がどうなっているか見てみたかったのですが、さすがに3月下旬ともなると「窓の外は雪の壁」というほどではなく、越後湯沢近辺では雨まで降ってました。(写真も撮らなかったです)

 雪が見たければ2月中に来るべきだったかなという気もしますが、今シーズンばかりは新潟県内のJR線が平野部でも不通になる日があったので、用もないのに物見気分でやってきて帰れなくなるなんてことにならなかっただけよかったです。


 水上から高崎行き、そして新前橋から快速「アーバン」号にすぐ乗り継ぎができて、時刻表で上野へ着く時間を調べたら高崎から新幹線に乗り換えても30分しか変わらなかったので新幹線代を払ったと思って「アーバン」号はグリーン車にしました。

 高崎線なんて群馬在勤時に数え切れないくらい乗ったのに、窓の外を過ぎてゆく駅の順番がなかなか思い出せず、ちょっぴり凹みました。


 自宅の最寄駅には21時ごろ到着。昨日の朝の秋田駅から、普通列車と快速電車だけで帰ってきたことになります。

 ……というか、2日前に新幹線を新青森駅で降りてから、特急に乗ったのは「あけぼの」号の大鰐温泉〜秋田だけでした。
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秋田−酒田−村上−新発田

DSC02691_2.jpg きょうは羽越線を南下します。

 今日の目的地の新発田には、特急「いなほ」号に乗れば3時間少々で着いちゃいますが、夕刻までに着けばよいので普通列車でのんびり行くことにしました。

 ホテルの朝食を済ませ、昨日はバスで来た道を歩いて戻って(30分くらいだった)秋田駅9:50発の酒田行き電車で出発します。


DSC02710.jpg 酒田から乗り継いだ村上行きはディーゼルカー。

 村上駅の北側で直流電化と交流電化が切り替わるものの、このあたりには普通列車用の交直両用電車がないので、こうして「架線の下を走るディーゼルカー」の出番というわけです。

 かつてこの区間は50系客車をEF81型(交直両用の電気機関車)が牽引して走っていたものですが、秋田周辺の50系を一掃するのに新製された701系電車は交流電車であります。

 国鉄型ディーゼルカーなんて、中学・高校生の頃はあちこちで当たり前のように乗ったもので、近郊型のキハ47は急行型キハ58みたいに広々としてないしあんまり好きなほうじゃなかったんですけども、いまや東北地方で定期列車に充当される国鉄型はキハ40・48かキハ47だけになっちゃいましたね。


 このあたりの車窓は、越後寒川〜越後早川付近の「笹川流れ」が特に見どころという以外は、日本海を右手に見ながらの景色は大きく変わりばえしないので持ってきたマンガを読みながら過ごしていました。(2冊読み終わった)

 村上から電車に乗り換えて、新発田駅へ16:37に着いてからは雨が降っていたのでタクシーで父方の実家へ向かいました。
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東京−新青森−津軽鉄道−大鰐温泉−秋田

 「JR線は全部乗った」と自称していた(=過去形)私ですが、2010年度に開業した九州新幹線と東北新幹線の新区間はまだ乗ってなくてタイトル返上状態です。

DSC02562.jpg 今回はまず東北新幹線の八戸〜新青森を履修しに、東京駅8:56発「はやて19号」の車中の人になりました。

 ……このはやて号はE5系電車で運転なのでグランクラスに乗ってみようかと思ったものの、株主優待割引すら適用されない料金にヒヨッてグリーン車へ転進。

 グリーン車も自分には充分すぎるほど快適でありました。


 新青森からは、日本海側を回って寄り道をしながら3日かけて戻ることにします。


DSC02617.jpg 新青森から奥羽線と五能線を乗り継いで、五所川原から津軽鉄道を履修。……これだけ長く鉄道マニアをやってて、津軽鉄道って乗ったことがなかったんですよ。

 ストーブ列車(旧型客車)はてっきり過去帳入りしたのかと思いきや、300円追加で乗れるようになっていて、走行中もドアが開く旧型客車も初体験です。

 もうちょっとやる気があれば金木で降りて太宰治の生家でも訪ねたのでしょうけれども、津軽中里まで単純に往復して奥羽線の旅を続けます。


DSC02631.jpg きょう中に秋田まで到達すればよいので、大鰐温泉で途中下車。

 大鰐温泉といえば適度にさびれた(=ほめ言葉)温泉街で、駅から少し歩いた「若松会館」(写真)はNHK「ふだん着の温泉」に出てきそうなたたずまいが好きな共同浴場ですが、今回駅を降りたら目の前にパチンコ屋かと思うような広い駐車場つきの立派な建物ができてて、何かと思ったら「鰐come」(わにかむ)という新しい日帰り入浴施設でびっくりしました。

 時間があったので「鰐come」と「若松会館」の両方を履修。

 「鰐come」はどこにでもありそうな最近の日帰り入浴施設といってしまえばそれまでですが、露天風呂の広さは特筆に価して、実用面でも駅に近いですし、若松会館へ行く理由が「中学・高校生の頃から東北旅行の折や北海道へ行く夜行に乗る前に入ってきた思い出に浸る」以外になくなってしまったのは複雑なところです。


DSC02654.jpg 大鰐温泉から秋田への移動には、寝台特急「あけぼの」号を利用しました。

 かつては、ブルートレインが末端区間で昼の特急の一部に組み込まれて下り列車は立席特急券(空席に座ってよい)、上り列車は指定席特急券で乗れる、通称「ヒルネ」は全国至るところにあったものですが、もはや「あけぼの」号の羽後本荘〜青森だけです。

 「ゴロンとシート」を取れば、同じ料金でゴロゴロしながら移動できますが、ここはあえてヒルネを選びました。

 秋田では駅に近いビジネスホテルが軒並み満室で、路線バスで5分くらい移動したところを取りました。

 なんでこんなに賑わっているのか……と思ったら、秋田新幹線「こまち」号でも東京から片道たっぷり4時間かかるので、日帰り出張はちょっと厳しいエリアのようです。


 寝台特急「あけぼの」号も意外と利用が多い(らしい)のは、そういう事情もありそうです。
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