室蘭本線で追分へ
2013.02.25 Monday | よんなん的旅行 > 2013年の旅行
苫小牧から岩見沢方面の室蘭本線に乗ります。長万部からの室蘭本線は苫小牧(正確には次の沼ノ端)まで特急「北斗」がじゃんじゃん走るJR北海道の大収益源ですが、特急はここから千歳線に入って札幌へ向かいます。
苫小牧から先の室蘭本線は、追分までは1日8.5往復の普通列車(追分から先はもっと少ない)と道東方面のわずかな貨物列車が走るだけのローカル線です。
さて、苫小牧駅に停まっていた追分ゆきは、日高本線用のキハ40。苫小牧7:31発は休日運休で、きょう休暇を取って平日に来たのでなかったら、もともと予定していた旅程に室蘭本線経由では飛びつけないところでした。
この時間帯と「休日運休」の文字通り、高校生の通学用に仕立てられた列車で、駅に停まるたび車内がにぎやかになってきます。
……そうはいっても、ディーゼルカー1両で事足りてしまう人数なんですけども、鉄道は1両100人くらい乗れるのでバスなら3台続行くらいでしょうか。
きょうは苫小牧に朝上陸して夕方の新千歳からの飛行機で帰ってしまうので、旭川や帯広の先には行かれませんが、こうして北海道のローカル列車に乗っていられるのは楽しいです。写真は進行左側なので写ってませんが、1日10往復未満のローカル線なのに複線です。(貨物列車を入れると10往復以上なのかもしれませんが)
何十年も前に石炭輸送で賑わっていたころの名残なわけで、片方はがして合理化しないのかと素人目には思うのですけれども、すでに駅は追分駅まですべて停留所化してあるので、せっかく各駅構内の副本線をはがしたのに、路線そのものを単線にして交換設備を作り直すことを考えたらいろいろ大人の判断があるのかもしれないです。
追分駅は初めて降りる駅ですが、この広い1番線ホームには何か見覚えがあります。NHKスペシャルでスト権ストを取り上げた回で、生産性向上運動の場面に出てきた光景じゃなかったか、と思い出しました。
確か戦後50年特集で高校生の頃に見た記憶がありますが、当時の特急「おおぞら」用キハ183系の色に塗りかえられた柱(取材時点でマル生運動当時と合ってなかった)が20年近く経つのにそのままです。
川崎近海フェリー(八戸〜苫小牧)で北海道入りです。
市街地へのアクセスは、北海道中央バスの札幌行き「高速とまこまい号」が苫小牧駅前まで乗れて240円。
八戸から苫小牧へのフェリーです。
毛布は有料。300円。
23時の消灯前にさっさと寝るのに、この手ぬぐいがアイマスク代わりに役に立ちました。
八戸駅は新青森駅と同じで市街地からは離れた場所にあり、八戸市の中心部に近いのは八戸線の本八戸駅です。
で、発車する19:29になったところで、
まずは朝食を兼ねて「のっけ丼」の
午後は、駅前の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。
ほかに「ワ・ラッセ」で面白かったのが、この体験コーナー。
次はクルマで移動して、幸畑の「八甲田山雪中行軍遭難資料館」へ。
最後は、新青森駅近く(←クルマなら)の
そのあと新青森駅まで送ってもらって解散となりました。……クルマでやってきて駐車場から駅へ向かうと、まるで空港のような雰囲気です。
きょうは札幌ゆきの夜行列車「はまなす」号で青森を出発する予定でした。
浦和さんがみどりの窓口から戻ってくるまで、ひとまず青森駅のミスドに入って考えます。
「♪玄関開けたら2分でごはん」というパックごはんのキャッチコピーが昔ありましたが。
大学同期君の社宅は、古い公的住宅がほぼオリジナルの内装建具のまま残っていて、風呂以外もなかなかいろいろ興味深いです。
さて、社宅の敷地内とおぼしき場所に自動販売機があったので、会社が設置したのかなー、とベンディング事業者を見ようとしたら近づけませんでした。。
今回訪ねた大学鉄研の同期君は某特殊法人に勤めていて、その社宅に泊まりました。
もう一つ衝撃を受けたのは配電盤で、電灯契約が20Aです。
青森君と、昨日のうちに青森入りしていた名古屋君と八甲田丸で合流です。
入ってすぐの展示物にはなにやら見覚えが……と思ったら、昨年解体された羊蹄丸(
あと、連絡船にまつわる品の展示物の中に、「公務」の船グリーン券(昭和61年)が!
外は大雪で、車両航送のための可動橋は通路から見ただけでしたが、展示全体がとっても楽しかったです。