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室蘭本線で追分へ

DSC04825.jpg 苫小牧から岩見沢方面の室蘭本線に乗ります。

 長万部からの室蘭本線は苫小牧(正確には次の沼ノ端)まで特急「北斗」がじゃんじゃん走るJR北海道の大収益源ですが、特急はここから千歳線に入って札幌へ向かいます。

 苫小牧から先の室蘭本線は、追分までは1日8.5往復の普通列車(追分から先はもっと少ない)と道東方面のわずかな貨物列車が走るだけのローカル線です。

DSC04826.jpg さて、苫小牧駅に停まっていた追分ゆきは、日高本線用のキハ40。

 苫小牧7:31発は休日運休で、きょう休暇を取って平日に来たのでなかったら、もともと予定していた旅程に室蘭本線経由では飛びつけないところでした。

 この時間帯と「休日運休」の文字通り、高校生の通学用に仕立てられた列車で、駅に停まるたび車内がにぎやかになってきます。

 ……そうはいっても、ディーゼルカー1両で事足りてしまう人数なんですけども、鉄道は1両100人くらい乗れるのでバスなら3台続行くらいでしょうか。

DSC04829.jpg きょうは苫小牧に朝上陸して夕方の新千歳からの飛行機で帰ってしまうので、旭川や帯広の先には行かれませんが、こうして北海道のローカル列車に乗っていられるのは楽しいです。

 写真は進行左側なので写ってませんが、1日10往復未満のローカル線なのに複線です。(貨物列車を入れると10往復以上なのかもしれませんが)

 何十年も前に石炭輸送で賑わっていたころの名残なわけで、片方はがして合理化しないのかと素人目には思うのですけれども、すでに駅は追分駅まですべて停留所化してあるので、せっかく各駅構内の副本線をはがしたのに、路線そのものを単線にして交換設備を作り直すことを考えたらいろいろ大人の判断があるのかもしれないです。

DSC04833.jpg 追分駅は初めて降りる駅ですが、この広い1番線ホームには何か見覚えがあります。

 NHKスペシャルでスト権ストを取り上げた回で、生産性向上運動の場面に出てきた光景じゃなかったか、と思い出しました。

 確か戦後50年特集で高校生の頃に見た記憶がありますが、当時の特急「おおぞら」用キハ183系の色に塗りかえられた柱(取材時点でマル生運動当時と合ってなかった)が20年近く経つのにそのままです。
author by よんなん
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