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やっぱり昇進はノーサンキュー

 先日上司と飲みに行った際、なにやら自分は上層から評価されているとかいないとかで、とりあえず(ひとつ上の職位の)課長補佐になる気はないかと言われました。

 酒の席の話なのでどこまで本当のことなんだかさっぱり分かりませんが、仮に本当なのだとしてもそのお話を受ける気はありません、とお返事しました。

 保育園の迎えや持病の通院があるなら仕事が終わってなくても周囲に仕事を任せて日常的に帰っていいのは、現職場では係長級までです。

 私がやらなかった仕事は同僚が引き受けることになりますが、同僚も都合が悪ければ、最終的には課長補佐が仕上げることになります。


 先週も、月曜日に本社の役員会議で審議してもらう設備投資計画の内容を、もう一度見直すように本社から話が降ってきたのが木曜日の午後です。

 月曜日には本社の役員会議にかけるのですから締切は金曜日で、半日で見直して支社長にも説明をしなければいけません。

 さすがに部長から1週延ばすよう言ってもらいましたが、それでも猶予は1週間です。

 その間も断続的に内容を詰める打ち合わせがあって、支社内の経営幹部に経過や結果を説明するなど、締切はすぐにやってくるのにやることは山ほどです。

 そんななか「保育園の迎えがあるので帰ります」とか「持病の通院があるから帰ります」とか、課長補佐が仕事を放り出して帰れるわけないじゃないですか。

 1週間前に話が降ってくるのを見越して、持病の薬を確保しておくとか、保育園の迎えがないようにしておくとか、従業員が個人で工夫してどうにかするには限度があります。


 奇しくも同じ先週の木曜日、こんなニュースを見ました。



>関係閣僚に対して、来週初めまでに具体化を図るよう指示しました。

 木曜日に「締切は来週初め」と総理大臣からこんな仕事が降ってきたら、官僚は土日に休めるわけないじゃないですか。

、こんな環境で責任ある立場で働けるのは、独身か、DINKSか、パートナーが専業主婦・夫か、お手伝いさんを雇っているか、子育てがもう終わっているか、そんな層だけなんじゃないかと思います。
author by よんなん
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