高崎〜浦安の道順……中央環状線のおもしろさ

 もう定期的に行き来することはなくなるのに、この期に及んで道順を覚えてしまいました。


 3パターンほどあります。

 まずカーナビが推奨するのは、関越道で練馬まで行き、首都高の護国寺まで一般道を走るルート。
(浦安から高崎へ行くときは、首都高は早稲田で降りられる)


 一般道は信号が多くてわりと運転が疲れるので、200円(=軽自動車の深夜早朝割引で)プラスすれば、関越道の大泉から首都高(美女木JCT)まで外環道が使えます。

 外環道経由の場合は、首都高に入ってから都心環状線か中央環状線かという2ルートがあって、浦安へ近いのは都心環状線経由ですが、すいていれば中央環状線まわりでも5分くらいの差みたいです。


 最初は都心環状線で行き来していましたが、さすがに同じルートに飽きてきたので、5分くらいなら…と板橋JCTから中央環状線へまわってみると、急カーブが少なくて楽です。

 慣れていないと、小菅JCTと堀切JCTのおよそ1000m少々の区間で、4車線の右から左へ車線変更しないと6号線で銀座方面へ連れて行かれてしまう…というのに気をつける程度でしょうか。(最初はクラクション鳴らされまくりで移った……よくぶつからなかったと思う)

 常磐道方面から都心への6号線が、小菅JCTで左から合流して、堀切JCTで右へ分岐していくだなんて、よくこんな設計したな……と思いますが、荒川の堤防上という狭い空間に造られたゆえの苦心の産物だとか。

 まぁとにかく、ほんの1000m少々の区間で、向こうは左から右へどんどん車線変更してきますし、こっちは右から左へ車線変更したいわけで、この部分だけ緊張しますが、あとは都心環状線経由より楽な気がします。


 「王子」とか「千住」とかいう看板を見て、23区のJR・地下鉄路線図を思い浮かべると、都心環状線経由では思いっきり都心を横断しているのに対して、中央環状線はちょうど山手線内や地下鉄の路線網でカバーしているエリアのほぼ外縁をたどっている格好なのだな……と分かります。
(↑鉄道にからめないと理解できない人)


 昭和60年代に入って完成した区間なので、新しい架橋技術を使った「かつしかハープ橋」とか「五色桜大橋」といった、理系にはたまらなく興味をそそられる構造の橋を通るのも楽しいです。

 「かつしかハープ橋」を初めて通過したときは、「斜張橋なのにS字にカーブしていて、どうして変形しないんだ?」と、つい思ってしまいました。
(↑物理は好きだったけど大学に入ってから勉強をやめてしまった人)

 あと、区間によって上下線(外回り・内回り)が、左右に並んだり(物理的に)上下の二段になったりという、都心の狭い空間に作ったゆえの構造も、(地上ではあるものの)まるで地下鉄を運転しているかのような気分で楽しいです。

#地下鉄も、たとえば有楽町線の有楽町駅でA線(新木場方面)とB線(和光市方面)がホームの両側に並んでいたと思えば、次の銀座一丁目駅では上下二段になっていたりする


 そんなわけで個人的おすすめは、

高崎IC→(関越)→大泉JCT→(外環)→美女木JCT→(首都高5号線)→板橋JCT→(首都高中央環状線)→葛西JCT→(首都高湾岸線)→浦安出口

でしょうか。


 ……って、こんなゴタクを並べられるようになったところで、今週末には引越を終えて高崎の寮を引き払ってしまうのですけれども。
author by よんなん
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