まだまだ都心で活躍中

IMGP7144.jpg 千代田線に乗ったら、JRから直通してくる203系電車が来ました。

 中央線の201系電車を地下鉄仕様にしたもので、細かい部分はともかく基本的な構造は同じ、と言ってもあまり差し支えない電車です。

 中央線では201系が残り2編成で立体交差化工事が終われば役目を終えるということですが、千代田線のこちらは置き換え計画が発表されてはいるもののまだまだ主力です。

#というか、京葉線でも201系電車はまだ走ってますし。

 今年3月のダイヤ改正で東京駅始発のブルートレインが全廃になったときも、上野駅からは今後も引き続き毎日ブルートレインが3〜4本出発していていつでも乗ることができる、ということはあまり話題になりませんでしたね。


 さて、アルミ車体だとかそういうのを別にすれば201系と同じだと思っていたら、ドアが閉まるときに乗務員室から「カシャン」と車掌スイッチを扱う音が聞こえます。

 …201系はリレー式でそんな音がしないはず、、、と思って電車を降りたときにチラッと見たら(←嫌な客)、103系などと同じタイプの車掌スイッチがついてました。

 そういえば、営団地下鉄〜東京メトロはわりと最近までリレー式の車掌スイッチを採用してませんでしたね。

 ……リレー式を採用したら採用したで、去年の4月に丸ノ内線茗荷谷駅でドアを開け損ねてそのまま発車してしまう事象がありました(公式サイトのおわびは「駅通過」でしたが)から、国鉄が201系でリレー式を採用した後も営団地下鉄は物理的に棒が上下する車掌スイッチを信頼していたのかもしれません。

#それと東京メトロの車掌は再開扉スイッチがあってもそれを使わず、あくまで車掌スイッチで開け閉めしてますが、そういう指導なんでしょうか?


 それはそうと気がつけば、203系電車は東京メトロの運転士が扱う最後の空気指令式ブレーキ車なんですね。
(北綾瀬支線の5000系は自動運転ですから)

 新型車しか走っていない鉄道会社の運転士養成ではどんなふうに車両構造を教えているのか、気になります。

 ブラックボックスだらけの新型車の配線図を見せても何も教えられないと思いますし……。。

 ……検査・修繕を担当する社員の教育用には、長野電鉄へ払い下げていた日比谷線3000系電車を取り寄せて復元して使っているそうですが。
author by よんなん
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