メラビアンの法則

 私はプライベートのときの格好にはほとんど関心がありません。

 周囲の評によれば
「PTAの行事に参加しているパパみたいだ」…とか
「秋葉原からの帰りですか?」
……とか、そんなレベルです。

 それを見かねてか、周囲から“よんなん改造計画”の類が何度か企画されましたが、適当に逃げ回って今日にいたります。


 先日、本屋をぶらぶらしていたら、『人は見た目が9割』(竹内一郎、新潮新書)なんていう本を見つけて、思わず買いました。

 こんなタイトルの本を見つけてしまっては、年貢の納め時かもなぁ、と。


……が、実際に読んで見ると、「9割」の根拠は、勤務先の研修でも習った「メラビアンの法則」で、文字通りの「見た目」は9割じゃなくて55%です。
(38%が「話し方」、残りの7%が「話の内容」)

 タイトルは「話の内容とは関係のない部分」=「見た目」=およそ9割、ということにしているわけです。

 なぁんだ、という気分でした。


 また、著者は、マンガの原作や舞台の演出を仕事としていて、マンガのコマ割りとか、演出上のための仕掛け……といった、そちらの「見た目」の記述が大半です。

 それはそれで大変面白く、日常のコミュニケーションにも参考にできそうな部分はありましたが。


 別に、、、「PTAの行事に参加しているパパみたい」でも、、、ダメですか。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

在来線特急のグリーン車

IMGP1850.jpg きのう、飲み会があって上野へ出るのに、新前橋から赤羽まで特急「草津白根」(全車指定)のグリーン車を使いました。

 な、なんだって、特急のグリーン車なんて生意気な……と言われそうですが、そうでもありません。


 まず、JR東日本の特急の普通車指定席とグリーン席の料金は、簡単に書くとこんな感じです。

・普通車指定席=510円(通常期)、310円(閑散期)、710円(繁忙期)
・グリーン席=100キロまで1000円(指定料金込み、通年同額)

厳密に言うと違うんですけど、実用上は、自由席料金(100キロまで900円)に上記額をプラス、と理解しておいて差し支えないです。


 そして、「草津白根」には自由席がありません。

 よって、
・普通車指定席に1410円で座るか、
・グリーン車に1900円で座るか。
のどちらか、ということになります。……グリーン車といったって、490円の差でしかないのです。


 また、この1本あとの普通列車だけで上野へ向かうと、2時間4分。
(1本前だと、高崎で結局同じ列車に乗り継ぐことになって、2時間20分!)

 特急「草津白根」の新前橋〜赤羽の所要時間は1時間19分。
 赤羽で降りると2分後の上野行き普通列車が来て、上野までちょうど1時間30分。

 新前橋で1本前の普通列車で高崎へ出ておいて新幹線で上野へ出ると、1時間9分。
 新幹線の自由席特急料金は2200円です。


 所要21分の差をどうとらえるかは、人それぞれでしょう。

 でも、少なくとも高崎から上野まで2200円で新幹線に乗る人に「生意気だ」とは言いませんよね?

 新幹線代を使ったと思って1900円の特急グリーン車を選ぶのは、なかなか悪い話じゃないと思いませんか?


 あ、特急を上野ではなく赤羽で降りるのは、ちょうど赤羽駅の先に100キロの境界があって、1900円の料金が3300円に跳ね上がるからです。(^^;)

 新幹線の自由席が2200円のところを、3300円で在来線特急のグリーン車に乗ったら、それは歳相応でないと思われて当然でしょうけれど。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析