アンパンマンの顔は本当に食べられる

20110906-104427.jpg JR坂出駅にあるパン屋「ウィリーウィンキー」でアンパンマンとその仲間達が売られていたので、思わず買ってしまいました。(各200円)

 ウィリーウィンキーはJR四国系列のパン屋で、JR四国は「アンパンマン列車」を走らせたり「アンパンマン列車スタンプラリー」もやっていますから、まさかパチモノということはないでしょう。たぶん。

 公式ページにも「人気商品」の10位に堂々と載っています。


DSC00188.jpg いや〜、しかしそれにしても公式にアンパンマンの顔を本当に食べられる日が来るとは〜。

 ありがとうアンパンマン。

 ちなみにしょくぱんまんには、実はジャムが仕込んでありました。……アンパンマンの登場人物に「ジャムパンマン」がいないのはそういうことだったのか、、、(推測)


 このあと、高知駅など四国内のJR駅で同様にこのパン屋と商品を見かけることができ、高知駅のウィリーウィンキーでは5種類買うと特製のアンパンマンケースに入れてくれるようです。

 子連れの旅行なら、食事そのものがいい思い出になり、箱はよいお土産になりそうですね。
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よんなん的きょうの見どころ(2)

 きょうの見どころ2つ目は、むしろこちらがメインともいえる「JR四国が導入した『客室乗務員』によるドア扱い」です。(客室乗務員のブログ

 現在、JR各社それぞれが、車掌ではない「客室乗務員」を列車に乗せています。

 車内販売会社が担当するJR東日本とJR東海はもちろん、JR北海道、JR西日本、JR九州の社員(契約社員)である客室乗務員も、車掌に相当する業務は車内改札や旅客案内に限られています。

 そこへ、JR四国が去年(2010年)3月のダイヤ改正から、「ドア開閉」「ホーム確認」もこなす「客室乗務員」を「車掌に代えて」導入すると発表したのです。(プレスリリース)……これは私にとって衝撃的な大ニュースした。


IMGP1335.jpg JR九州にも、車掌が乗っていなくて運転士と客室乗務員しか乗務員がいない列車はありますが、運転上は「ワンマン運転」に該当して(特急列車でも)先頭に「ワンマン」表示を出してドアは運転士が操作します。
(写真は2006年6月に乗った「九州横断特急」)

 なぜなら、国土交通省の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」第十条に

2  鉄道事業者は、列車等の運転に直接関係する作業を行う係員が作業を行うのに必要な適性、知識及び技能を保有していることを確かめた後でなければその作業を行わせてはならない。

>必要な適正(略)を保有していること
>必要な適正(略)を保有していること
>必要な適正(略)を保有していること

とあるからです。

 「必要な適正」の詳細は、国土交通省の課長通達「鉄道に関する技術上の基準を定める省令等の制定に伴う取扱いについて」(平成14年3月8日付 国鉄技164号)第十条が定めていて、それなりのハードルを要求しています。

 白い文字で引用しておきますので、そこまで関心がある人は反転させて読んで下さい。
(機種依存文字(丸囲み文字)は丸を取っておきます)

(以下引用)

(2)適正の確認について
1 身体機能検査及び精神機能検査の2種類を実施すること。
2 身体機能検査については、視機能、聴力、疾病、身体機能等の状態を各職種に応じて1年に1回以上行い、検査の結果が作業を行うのに支障がないことを確かめること。
3 精神機能検査については、作業素質検査(クレペリン検査)、照合、置換、分割、推理検査、反応速度検査、注意配分検査等の中から各職種に応じて勘案した検査を3年に1回以上行い、検査の結果が作業を行うのに支障がないことを確かめること。この場合において、作業素質検査は必ず行うこと。

(引用ここまで)

……つまり「車掌」と「客室乗務員」の違いは、この適性検査が必要か否か、さらに言い換えれば、「運転に直接関係する作業」をするのかしないのか、ということになります。

 運転に直接関係しない作業であれば、誰でも就くことができます。


 これまでのJR各社の先例から察するに、ドアの開閉は「運転に直接関係する作業」だったのでしょう。

 確かに、旧国鉄以来、電車列車の出発合図は「知らせ灯式」(ドアがすべて閉じると運転席のランプが点くのでそれが合図)でしたから、列車のドアを閉めることは「鉄道信号」としての「合図」を表示することを意味しました。
(上記の省令第二条の十六で、「鉄道信号」は「信号、合図及び標識」と定義されています)

 ……これでは客室乗務員がドアを扱うわけにはいきません。

 ところがこの点は、JR東日本以外のJR各社で出発合図がブザー式に変わり、ドアを閉める行為そのものは特に「合図」としての意味を持たなくなりました。(推測)

ここで(推測)としたのは、都営地下鉄が「知らせ燈の点燈及び車内ブザーの適度音1声」と定めていた例があり、部外者の立場で観察しているだけでは区別がつかないからです。これだと閉扉操作も合図に含まれることになりますが、ひとまずここはウィキペディアの「車掌による出発合図」にある通り「ブザー式」である前提で話を進めます。(都交通局の運転取扱心得はかつて都の例規集に掲載されていた)

 しかし、客室乗務員がドアを閉めたら、運転士はどのタイミングで列車を出発させるのでしょうか? 客室乗務員は「鉄道信号」としての「合図」を出すことはできないのです。


 前置きが長くなりましたが、これをこの目で確かめたい……というのがポイントでした。


DSC00148.jpg 運よく、岡山駅9:32発の高松ゆき快速「マリンライナー17号」で、岡山から乗務してきたJR西日本の車掌・車掌見習さんと児島駅で交代したJR四国の乗務員が、まさに「客室乗務員」さんでした!

 見てみると、なんのことはない「小田急方式」(と私が勝手に呼んでいる)で、

・ホームに立ったまま旅客の乗降終了を確かめて、スイッチ操作で客室の乗降ドアを閉める
・電車に乗り込んで乗務員室のドアを閉め、窓から顔を出す「亀の子」の体勢をとる
・ブザー「・・」を鳴らすと電車が動き出す
・ホーム末端まで顔を出している

このとき、ホーム末端までの「ホーム確認」中に手がどこにあったのか、これを見そびれたのが非常に悔やまれます! 車掌用ブレーキに手をかけていたのか、ブザーに手をかけていたのか、それとも何にも手を添えずに握り棒でも持っていたのか、、、

 児島駅を発車して車内巡回にはいった客室乗務員さん(女性)の足元を見ると、ヒールつきの靴です。……つまり、事故発生時に二重事故防止のため発生箇所へ向かってくる別の列車を停止させる(ときには線路の砂利の上を走って知らせに行く)ことは、彼女の業務ではないのです。

 それにしてもブザー合図「・・」は何なのか……という疑問を持ちつつ、坂出駅で電車を乗り継ぎました。

 乗り継いだ電車には「車掌」が乗っていて、出発時のブザー合図は「―」です。

 やはり客室乗務員の「・・」は意味が違うのです。


DSC00177.jpg あとで乗務員室に掲示されていたブザー合図一覧が目に入ってようやく納得です。……それによると

車掌スイッチを「閉じ位置」にせよ 又は した  ・・

ははぁ……なるほど〜、これはJR四国の担当者は考えましたねぇ。。。

 これはもともと、折り返し駅で客室ドアを閉めずに折り返す場面でみられる、「車両整備のための」合図で、運転に直接関係する「鉄道信号」としての「合図」ではありません。

 これを流用して、客室乗務員は運転士へ「車掌スイッチ(=客室ドアの開閉スイッチ)を『閉じ位置』にした」と言っているだけだ、「鉄道信号」にあたる「出発合図」ではない、という理屈が成り立つのですね。(客室乗務員には、車掌スイッチを扱った直後ではなく、自分が確実に電車に乗ってから合図を送るよう指導しておけばよいでしょう)

 そんなもん、ドアが閉じれば運転席にランプが点くので、「・・」の合図を送るまでもなく明らかなことですから、これはおそらくJR四国と国土交通省でかなりやりあったのではないでしょうか。(推測)


 そして客室乗務員による「ホーム確認」は何を意味するのか、「ホーム確認」中の客室乗務員の手はどこにあったのか……これは非常に気になるところです。(本当に四国まで出かけてどこ見てたんだ自分は!)

 しかし、いまどき駅や踏切の非常ボタンは誰でも押せるのと同じで、客室乗務員が異常を発見したら何らかの手段(ブザーなど)で運転士に知らせて列車を止めてもらうなり自分でブレーキを操作して止めてもよいのかもしれません。(推測)

 ……んー、やはり、客室乗務員はブザーに手を添えていたのか、ブレーキに手を添えていたのか、、、見ておくべきだった、、、


 ちなみに「車掌」でもブレーキではなくブザーに手を添えて状態看視をしている例はあります。(名古屋市営地下鉄など)


 8月にJR四国が第4期の客室乗務員募集をしていて、ウェブページ(←9/16現在リンク切れ)に業務の内容が写真つきでかなり詳しく出てたんだけど……もう消えてるっ!
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よんなん的きょうの見どころ(1)

DSC00138.jpg 今回の旅行で押さえたい最大の「見どころ」は二つです。

1)JR西日本が出発合図を「ブザー式」に改めたあとの車掌の基本動作
2)JR四国が導入した「客室乗務員」によるドア扱い

 詳しい話はさておき(こんなのがテーマの時点でかなり詳しいですが)、JR旅客6社のうち、在来線電車の出発合図で旧国鉄以来の「知らせ灯式」を続けているのはJR東日本だけになりました。

 先月の旅行で見た、JR東海の基本動作は「小田急方式」(と私が勝手に呼んでいる……以下同じ)でしたが、JR西日本の基本動作は、ブザー合図後すみやかに乗り込んで窓から顔を出す「亀の子」になるというもの。

 「亀の子」の体勢を取ってからブザーを送る「小田急方式」は、机上の理論では問題がなくても、現場で見るとムラ・ムダがあり、ムリのもとだと(個人的に)思う部分があります。
(「小田急方式」を取り入れている他の鉄道会社では必ずしも全員に守られていない事例も散見されるのは、ムリがあるからでしょう……たぶん)

 実際問題、車掌のブザー合図を運転士が聞いてから電車が動き出すまで、車掌が「亀の子」の体勢になる時間はじゅうぶんあると思います。
(小田急方式はこの時間が「ムラ」であり「ムダ」だと個人的に思っている)

 JR西日本のスタイルは、電車が動き始めてから「亀の子」へ体勢を変える(その間、車掌は結果としてよそ見になる)「東急方式」の変則版という位置づけになろうかと思いますが、大都市圏ではこのやり方が合理的ではなかろうかという気が(個人的に)します。


 ……京浜急行や都営地下鉄がホーム末端まで乗務員室の扉を開けたまま「半身」の体勢を基本にしているのが一番かっこいい(と個人的に思っている)けどな!
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青春エコドリーム号

DSC00118.jpg 「青春18きっぷ」が3日分あまったので、また西のほうへ出かけよう……と思ったのですが、臨時の夜行列車「ムーンライトながら」号は東京駅発9月3日までです。

 また昼の東海道を下って1日分を消化するのはだるいので、JRバスの夜行「青春エコドリーム号」に乗って、18きっぷの旅は朝の京都駅から始めてみることにしました。

 2年前、あのときもJRの夜行バスで大阪へ行ったときは「プレミアムドリーム号」でしたが、こちらの「エコ」は「エコノミー」のエコです。(たぶん)

 普通運賃4000円が「エコ早割5」で3500円、さらに「高速バスネット」で予約したので「ネット割」が重複適用で3360円でした。

 正規の路線バスがツアーバス(ウィラートラベルで4000円)より安いのです。

DSC00120.jpg 4列シートと聞いて、貸切バスタイプの車両がくるのかと思いきや、冒頭の写真のように専用車で、シートピッチも3列夜行バス並みに確保されています。

 今回は1階席の最前列を選んだところ(「高速バスネット」で予約すると座席表から自分で選べます)、足は写真のように満足に伸ばすことができました。

 ただ、座席の幅は3列シート車と遜色ないものの、やはりひじ掛け1つで仕切られているだけなので、隣に体格のよい人が座ったりすると少々気になります。(今回がそう)

 逆に、自分も寝相に気をつけないと、いつの間にか隣の人に寄りかかっていたり……なんてこともありそうです。。。

#その点、女性専用車で運行の「青春エコレディースドリーム号」もあります

DSC00717.jpg リクライニングは、JR東日本の新幹線「MAX」の普通車1階席並みに倒れます。
(こちらの写真は、帰りの大阪駅9月8日発に乗った際に撮影)

 夜行バスの特徴でもある夜間消灯と合わせて、「ムーンライトながら」なんかよりはよほどよく眠れると思います。(鉄道の座席夜行は「減光」はしても消灯はしない)


 目下、主治医の先生から睡眠薬を処方されていて、それを服用したからとは思いますが、途中休憩も気づかず、2度ほど目を覚ましただけで京都駅前までぐっすり休めました。
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旅行のしおり

DSC00113.jpg 個人旅行をするのにこんなのを作るなんて、たぶん初めてじゃないでしょうか。

 中学、高校生の頃でも、旅程表をワープロ打ちして持って行くくらいのことはやってましたが。

 いまやインターネットで地図そのものの検索はもとより、徒歩ルート検索もでき、旅行中に立ち寄ろうと思っている場所への行き方を調べては駅からの道順を地図に示してどんどんワープロソフト上にコピペしてしまいます。

 あと、旅行途中で乗り継ぎ時間がある駅での食事スポットなども、「食べログ」のようなクチコミのレベルでよければ、あらかじめ調べておけます。
(新たな発見の機会をみすみす捨てているのかもしれませんが……)


 まぁ、紙にプリントアウトして持っていく、という時点で前世代的なのであって、いまどきの人はスマートフォンでその都度調べてしまうのでしょうけれども。


 でも、こういうのは、作り始めてみると楽しいものです。

 今日になってふと思いついて作ったので、表紙までは手が回らず素っ気ないですが、、、ともあれ、こういうのを「自分で工夫して作る」ような「やる気」が出てきた、というのは、ここ数年の自分と比較してとてもよいことだと思いました。
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青春18きっぷのおまけ

 名古屋から青春18きっぷを使って、16時過ぎに帰宅しました。

 2300円で帰ってこれたのですから値段相応の便益は充分受けたと思いますが、このきっぷは1日乗り放題で、東京電車特定区間(むかしの「国電区間」)は日付が変わっても終電まで乗れます。


 コンパクトデジカメを壊してしまったばかりだったので、帰宅して一息ついたら、都心の家電量販店へJRで出かけることにします。……総武線も山手線も「各駅停車」に変わりなく、もちろん18きっぷで今日のうちなら終電まで何度でも乗れます。

 休職中で通勤定期がないので、ついでの用事もないのに都心へ出れば電車賃で足が出てしまいそうですが、もう元は十分取っています。


 乗り降り自由ですから、池袋と新宿の両方で量販店を見比べることもできました。

 目当ての商品はもう決めていて、ソニーのサイバーショットDSC-TX10です。
(8月24日現在の価格.comでの最安値は25000円)

 まずは池袋まで電車に乗って、ヤマダ電機とビックカメラへ。

・ビックカメラ(池袋)…25800円+10%ポイント還元
・ヤマダ電機(池袋)…25800円+11%ポイント還元+3000円下取り

 5年前に高崎で買い換えたときは、ビックでは壊れたデジカメでも下取りOKでしたが、現在は店内にあるソフマップ買取センターへ案内され、ここは動作しない品は買い取ってくれません。

 池袋にはビックカメラのアウトレット店もあるので、在庫があれば儲けもの……とひとまず立ち寄って置いてないのを確かめてから、山手線で新宿へ引き返します。

・ビックカメラ(新宿)…26700円+10%ポイント還元
・ヨドバシカメラ(新宿西口)…25800円+10%ポイント還元+1500円下取り
・ヤマダ電機(新宿西口)…25800円+11%ポイント還元


 購読している日経MJ(日経流通新聞)で池袋と新宿でも家電の値段が違うとは知っていましたが、本当ですね。

 もう少し元気なら、メインカードにしている「ビックカメラSuicaカード」でポイントが貯まりまくっているビックカメラでヤマダ電機の条件を告げて額面を下げてもらい、そこへ貯まったポイントを当てて買うくらいやるのでしょうが、そんな元気があったら仕事休んでません。

 同様に、新宿東口にもう一つ店舗があるヨドバシとヤマダへ足を運ぶ気力はさすがにもう残っていませんでした。


 ヤマダ電機のポイントをもらったらもらったで、我が家に一番近い家電量販店が徒歩圏にあるヤマダ電機なので、電池などの消耗品を買うなりするでしょう。

 もう一度山手線に乗って、池袋のヤマダ電機で購入しました。

 「3000円での下取り」は実際には「100円での買取+2900円の値引き」で、還元されるポイントは25800円-2900円=22900円の11%=2519ポイントでしたが、その代わり壊れていても下取りしてもらえました。

 保証期間が切れると故障する巧妙なタイマーが仕込んであるソニー製品(笑)に必須な5年延長保証も、22900円に対する5%で1145円で済みました。


 名古屋から新幹線で帰ってきてたら、こんな電車の乗り方、できません。ふっふっふ。


 ……いや、そうじゃなくてさ、はやく働いてまともな電車賃くらい稼ごうよ自分。(´Д`;)
(18きっぷだって立派な「まともなきっぷ」で不正乗車なんかしてませんが!)
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東海道線をひたすら帰ってくる

DSC02849.jpg 名古屋からの帰りも「青春18きっぷ」を使いますが、さすがに行きのように遠回りはせず東海道本線をまっすぐ上ります。

 名古屋8:35発の新快速でスタートして、豊橋、浜松、静岡、熱海、戸塚で電車を乗り継ぎます。

 前に東海道線を乗り継いだときは文庫本を1冊読み終えたので、今回も1冊持ってきてはいたのですが、(なぜか)読む気にはならず景色や車掌さんを眺めておりました。

 JR東海もいつのまにか出発合図をブザー式に変更していて、車掌の基本動作は閉扉後ホームに立ったまま側面を確認したのちに乗り込んで“亀の子”になってからブザーを送る「小田急方式」(と私が勝手に呼んでいる)です。

 側面の確認の際に腕をL字型に切って指差すのは、側面のほか、白線の外側に支障がないかを見るのでしょう。……この腕の動きは独特です。


DSC02862.jpg 静岡からの熱海行きの車掌さんは「白服」でした……新幹線の車掌さんではないと思うので、特急「ふじかわ」に乗務するのでしょうか。上着はダブルです。

 JR東海の制服は、職名や氏名が面ファスナーのワッペンになっている独特のものですが、白服のワイシャツは自前のようで、上着を脱ぐと一般的に見られる名札が胸ポケットについてました。

 そういえば、JR東海はワッペンも名札も名前だけで、職場名が書いてないのはJRではめずらしいと思います。
(JR東海直営のリニア・鉄道館では名札に「リニア・鉄道館」とあったので、企画部門は書いてあるのでしょうか)

 それと、白服がネクタイ着用なのは当然としても、JR東海は一般の盛夏服も全員ネクタイ着用なので、関東地方ではノーネクタイがすっかり一般的になったのに見慣れていると違和感がありますね。


DSC02867.jpg 熱海からはグリーン車に乗りました。……青春18きっぷでも自由席のグリーン車であれば、グリーン券を買い足せば乗れます。

 総武線沿線に移り住んだので、戸塚で横須賀・総武快速線に乗り継いで市川まで快適に移動できるのはありがたいものでした。

 下総中山に着いたのは15:43。……名古屋を出発して7時間少々の移動でしたが、市川まですべての区間で座れて、最後はグリーン車も使ったからか思ったほど疲れませんでした。
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名古屋オール早慶戦2011

DSC02757.jpg 4年に1度のナゴヤドームでのオール早慶戦です。……今回の名古屋入りはこのためでした。(4年前の記事

 「オール」早慶戦といっても、プロ野球はシーズン中ですし、例年なら都市対抗野球のシーズンでもあるので、社会人野球でも都市対抗には出場しない程度に活躍中のOB選手が早慶それぞれ3人加わるだけです。
(今年の都市対抗は「節電」の影響で11月開催)

 話題の新人投手が早稲田に入学したばかりだった4年前の超満員ぶりがうってかわって、観客は主催者発表で15000人でした。

#現役プロやプロ経験者が出場したのを自分が見たのは、早慶戦100周年記念のオール早慶戦(@神宮球場)くらい

 地方開催のオール早慶戦は、自分は実はナゴヤドームのにしか来たことがないのですけれども、「応援席」というのがないのが難点です。

 「応援席」が他の席と区別されていない、ということは、「応援しに来た人」と「見に来た人」が同じ区画に混じるということです。


 慶應側のスタンドは、応援指導部の盛り上げ方がうまいのかチャンスになると総立ちで応援してましたが、早稲田側は応援部がおとなしすぎてチャンスになっても盛り上がっているのは一部のマニアくらい。

 まぁ、こうなることは事前に予想できていたので、我々は下段の最後列(後ろの席は通路を挟んで一段上)に陣取っていたのですが、それでも“得点紺碧”や7回の校歌斉唱(さすがにこのときはみんな立つ)のあとそのまま立ち続けて応援をしていると、後ろから

「すわってくださ〜い」

という家族連れで来ている小さい子の声が耳に入ります。o...rz


 たぶん応援部は応援部で、試合後「観客が立ち上がらないのはスタンドに散っているお前らの盛り上げ方が足りないからだ」と、たぶん下級生が怒られているに違いないです。(推測)

 いや、ステージ脇でマイクを持った3年生が一言「立って応援してください」と言えばいいんですよ。

 あるいは慶應みたいに4年の幹部がスタンドに入って手本を見せればいいんですよ。


 盛り上がりたさそうにしている連中はほかにもちらほら見受けられたのに、かような環境下では「見に来た」人たちから悪者扱いされてしまうだけです。


DSC02840.jpg 試合は、オール早慶戦にしてはめずらしく早稲田が勝ちました。

 今年の東京六大学野球リーグでの早稲田の弱さといったらなくて、おそらく今年最初で最後であろう、早慶戦で勝ったときの「勝利の拍手」(写真)と「早稲田の栄光」がありました。

 ……「早稲田の栄光」では、卒業生は(自己申告で)ステージ上にあがって歌うことができ、「感激の血潮は沸(たぎ)」りました。
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名古屋市営交通資料センター

DSC02741.jpg リニア・鉄道館を出てから次の所用まで少し時間があったので、名古屋在住の大学鉄研の同期君が連れてきてくれました。(公式サイト

 最寄駅徒歩10分、しかも表通りには面していない場所のビル6階にあり、夏休み中だというのに館内には人が両手であまるほどしかいないガラガラ度合いです。

 そんな環境なので、1台しかない運転シミュレータもやり放題。

 ところで、さっきリニア・鉄道館で扱った313系電車の運転台はそんなに違和感なかったのですが、この運転台のブレーキハンドルはなんだか妙な感じです。

 ツーハンドルで右手でブレーキを扱う運転台のなかには、鉄道会社によってブレーキハンドルを前後に動かす方式にしているところがあり、名古屋市交の2ハンドル運転台はこのタイプなんですね。

 そうすると、ブレーキハンドルの持ち方も「順手」なので、なかなかしっくりこないです。
(ブレーキハンドルを回転させるタイプだと「逆手」で持つのが正当)

 このタイプはJRだとJR西日本が、東京近郊だと東京メトロ01系(銀座線の電車)が採用していて、よくうまく扱えるなぁと感心します。
(銀座線はTASCを導入しているので、扱うのは見習運転士くらいでしょうけれど)

 ……まぁ、さっき触った313系のような、左手だけで操作するワンハンドルの運転台には、右手を置いておくつかみ棒があって、確かにこれも「順手」で持つんですけれども。


 ちなみに、左側の画面には停止位置までの距離が表示されるのと、車内信号方式なので制限速度は速度計に表示されて速度超過の心配もなく、リニア・鉄道館のような顛末にはならずに済みましたよ。
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リニア・鉄道館

DSC02684.jpg 今回の名古屋入りの目的はリニア・鉄道館ではないのですが、午前中に行ってみることにしました。

 事前にリニア・鉄道館のWebサイトを見ていて、これは! と思ったのが車掌シミュレータ

 運転シミュレータを置いている鉄道関連の博物館はたくさんありますが、車掌シミュレータは例がありません。
(車掌体験ができるところはあっても、映像まで出るところはない)

 利用は抽選ですが、10時半からの回は「先着順」と書いてあります。

 これはやらざるを得ない! と、宿主である大学鉄研の同期を休みの日だというのに朝からたたき起こして最寄りの金城ふ頭駅に9:44に着いて入場してみれば、「抽選への申し込みが先着順」なのでありましたよ。(´Д`;)

 さいたまの鉄道博物館のようにグループで体験するのかと思いきや、15分間実物大のシミュレータを独り占め、というシステムで、1回の抽選当たり6人しか当たらないという狭き門であります。……もちろんはずれ。


 在来線運転シミュレータは実物大の車両モックアップではなく、鉄道会社の研修所にありそうな事務机大のもので8台も置いてあってしかも10分交代なので、こちらは倍率も低いようで2回目の抽選に申し込んだら、同期君が当たりました。

 「俺はいつでも来れるからお前やりゃー」とありがたい名古屋弁をいただき、313系電車の運転台に座ります。
(このほか211系のがあるけど、席が空いたら順に案内されるので選べない)


 見習編と達人編があって、鉄道の運転取扱なら来館者平均よりはたぶん上ではなかろうか、とうぬぼれて達人編を選んだら……知らない路線をいきなり運転させられる羽目に!

 速度制限とか、駅の場所とか、まったく知らないのにまともに運転できるはずがなく、カーブで「安全装置」が動作して止まっちゃったり、カーブのトンネルを抜けるといきなり駅があってもちろん停まれなかったりで、最後の画面は「見習編からやり直しましょう」でした。o...rz

 カーブ制限で電車を止めたのってたぶん「ATS-PT」だと思うんですけど、特に復帰操作しなくても運転再開できました……本当にそういう機能なのかは不明です。


DSC02691.jpg そのほか、旧型マルスの操作体験ができたので触ってみました。

 金属の板をバタンバタンとめくって緑色ののキーをブスブス差し込む、自分が大学生の頃まであちこちで見られたタイプで、これを扱えるとは感激でありました。

 しかも、後で知ったのですが、マルス操作体験は夏休み期間中の火・木曜のみ、とのことで大変運がよかったです。


 「リニア・鉄道館」の全体的な印象として、「本物にさわれる」という点がよいと思いました。

 さいたまの鉄道博物館にも、みどりの窓口体験・車掌体験はあるのですが、「一般の人向け」にカスタマイズされていて、マルスの画面は指定席券売機のような画面で本物とまったく違いますし、103系電車に至っては乗務員室の落とし窓から「きちんと」身を乗り出して基本動作に徹すると車外のセンサーが「ドアに人がいる」と感知して車掌スイッチを扱ってもドアが閉まらないような代物なのです。
(窓からちょこんと顔を出す程度でやらないと閉扉できない……そんなのありか!)


 いっぽう、入館料1000円で1日は飽きないであろう鉄道博物館に比べ、リニア・鉄道館は2〜3時間で見終わる規模です。……これで入館料が同じ1000円とは。。。

 車掌体験、運転シミュレータ体験の抽選が当たればよいのですが、当たるか分からないのに車掌シミュレータ目当てに入館料1000円かけて再履修するか……は微妙なところです。


 旧型マルス操作にかんしては夏休み期間中の恩恵にあずかれたものの、車掌シミュレータや新幹線運転シミュレータを狙うなら、せめて、閑散期の平日に来たほうがよさそうです。
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