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伊予鉄のギャップ

DSC00233.jpg 別項にまとめますが、伊予鉄道の郊外電車線に乗って乗務員さんの仕事ぶりを見ていると、「いまどきこんなのありか!」と思う作業の連続です。
(ありだからやってるんですが)

 よく表現すれば「古き良き時代の地方鉄道」がそのまま残っているような感じです。


 ……伊予鉄道の鉄道部門は黒字経営だそうですから、業務のしくみがいきなり大きく変わったり、存廃の話が出る心配は当分なさそうです。


 駅舎も、中には建て替えられて近代的になっている駅もありますが、映画のロケに使われそうな年代物の駅がほとんどです。

 駅の入り口に「不良図書投函箱」(白ポスト)があるなんて……まぁ白ポスト自体は置いてある場所には置いてありますが、こういう駅舎と組み合わせると、昭和4〜50年代にタイムスリップしたかのようです。


 一方で、伊予鉄道は郊外電車・市内電車・バスの全路線でIC乗車券「ICい〜カード」が使え、しかもIC乗車券専用運賃(普通運賃の1割引)まであります。

 なんと、「モバイルい〜カード」は「モバイルSuica」より早かったのです。
(おサイフケータイ対応は日本の鉄道・バス事業者で伊予鉄道が最初)

 一日乗車券が400円で発売されている市内電車は、当日中にICい〜カードで繰り返し乗ると自動的に判定されて、400円で頭打ちとなる先進的なサービスも提供しています。


DSC00249.jpg 運転に関する業務や設備が前時代的にすら見える場面が多数あるのに、営業面でこれほど先進的な取り組みをしているこのギャップが、その方面のマニアである自分には軽い衝撃でした。

 どうでもよいですが、高浜駅の目の前には港があるのに、郡中港駅は駅名とは裏腹に駅を出ても港があるような気配はなく、道の向かい側にJR伊予市駅があるのにびっくりです。
(郡中港はこの駅の西1kmのところのあるものの、現在定期航路がないそうです)
author by よんなん
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