「貸株」始めました

 株式投資ってのは特に意識してやっているつもりはないんですけれども、勤務先には「社員持株会」というのがあります。

 基本給のいくらかを天引きして毎月一定額(←重要)の勤務先の株式を買う+会社から若干の奨励金をもらうことができます。

 入社以来、その社員持株会を通じて着々と資産として形成した勤務先の株式が、ある程度まとまって(10単元)私名義になっています。

 それだけで、配当金が毎年それなりにもらえますし、株主優待券も友人にあげれば喜ばれる+勤務先の商品で遊んでくれるきっかけになるので、じゅうぶん満足していたんですけども、世には「貸株」なるサービスがあると知りました。

 「ほふり」の金庫(というかサーバー?)に私名義でしまってあるだけの株式を、証券会社に貸し出してプロに運用してもらい、その運用益(の一部)をもらう、というサービスのようです。

 注意点は、

1)証券会社に「無担保」で貸し出すので、証券会社が破綻すると吹っ飛んでしまう
2)貸出中は株主の名義が変わるので、権利確定日には一旦返してもらわないと株主優待券がもらえなくなる(配当金相当額は証券会社からもらえる)
3)同じく貸出中は名義が変わるので、長期保有株主に何らかの優待特典がある場合は受け取れなくなる

この3点です。(私が把握している限りでは)


 まず1)は、証券会社を3つに分けて3単元ずつ貸し出すことにしました。3社同時に破綻する可能性だってゼロとは言い切れませんが、1社にまとめておくよりリスクは低くなります。

 ……特定口座だと(おそらく譲渡益の計算等々の都合で)1銘柄を複数の証券会社に分けて移管できないのですが、私の場合、幸か不幸か、特定口座を何年も放ったらかしだったからか、いつの間にか一般口座になってました。

 一般口座はいつの日か売却したときに譲渡益(損)を自分で確定申告して税金を払わなきゃいけません。(特定口座は証券会社が全部やってくれる)

 しかし、一銘柄(勤務先)しか持っていない+日々売買を繰り返しているわけではないので、たまに株を売るときくらいはむしろ自分で税金を計算したほうが、意識して税金を払えるのかなと思う……ことにします。


 で、口座を開いたのは「SBI証券」「マネックス証券」「カブドットコム証券」の3社です。……実はSBI証券は「イートレード証券」時代に一度口座を開いたまま使ったことがなくて、口座開設時の書類やらがどこかへ行ってしまって再発行と相成りました。

#入社当時は株式が「紙」で、持株会から株を引き出すと現物が郵送されてきた→その紙の株をタンス株にするか証券会社に預け直すかは勝手だったので適当に口座を作ったけど、一度も引き出さないうちに電子化されてしまった次第。

 意外にも、こうしたネット証券の電話窓口(コールセンター)の営業時間が平日昼だけだったりして、何事もなければインターネット上で24時間受け付けてもらえるけれど、何かあったときには平日の月〜金勤務のサラリーマンには面倒と思い知りました。。。

 あとは、勤務先の持株会から引き出してあった野村證券の口座から移管するだけです。……「ほふり」を使った移管手続きの書式はすべて紙ベースなのですが、「野村ネット&コール」利用者は他証券会社への移管(出庫)手数料が無料です。

 同じ野村證券の利用者が同じ紙ベースで手続きをするのにこの差は何? と思わないでもなかったものの、とにかく無料はありがたいです。


 次に、2)は、各証券会社が「株主優待自動取得」サービスを提供していて、要は3月末の権利確定日だけ自動的に返してくれる、という仕組みを使います。


 で、3)ですが、勤務先の株主優待にはこのようなものがないものの、同業他社の近年の動向を見てみると、関西に拠点がある同業他社が1単元でも3年以上継続保有していると株主優待券を何枚か余計にくれる、ということを今年始めました。

 勤務先が株主優待制度を今後どうするのか(残念ながら)知る立場になく、ある年いきなり「やりまーす」などと言われると思いっきり損をした気になりそうなので、10単元のうち1単元だけ野村證券に自分名義で残しておきました。


 さて、貸株をやってどのくらい運用益が入ってくるのかというと……各証券会社とも、年利0.1%です。現在の株価水準ならば年数千円というレベルです。
(野村證券に1単元残して貸し出さずに逸失する見込みの収入は年数百円、という水準)

 「ただ放っておくよりはマシ」程度の収入と、証券会社の破綻リスク等々を天秤にかけるとどうなの、というと、人によって判断が分かれる運用法かもしれません。


 ……というかですね、それ以前に株式という資産を特定企業一社(しかも勤務先)のものしか持ってない、というのが一番危険なんですけども。
(仮に勤務先を破綻させちゃうと、株式が紙切れになるのはもちろん、仕事=日々の収入すら失う可能性がある)
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家計簿を変えてみました

DSC05725.jpg 大学生の頃だったか以来、それまで「金銭出納帳」とか「こづかい帳」として売っているノートをやめて、それっぽいエクセルの表を作ってパソコンでつけていました。

 しかし、ここ何年か、パソコンを立ち上げてエクセルを開いてレシートを財布から取り出してキーボードで日付や店名や金額を入力して……というのが面倒になってきました。

 毎日やらなくなったどころか、2週間〜1か月ほど放ったらかしになるときまであり、ほぼ挫折状態です。

 こづかい帳(家計簿)がつけられない=支出や今月の残額を「見える化」できない=浪費のもとです!!


 そんなある日、床屋さんで順番待ちをしている間にマガジンラックにあった主婦向けの雑誌(←こんなの読む人)をパラパラめくっていたら「これならできる!」と思えた例が載っていたので、3月から切り替えてみました。

 A4ノートを買ってきて、レシートを貼り、下に今月使っていい残額(と、財布に残っているはずの現金の額)を記入するだけです。

 パソコンを立ち上げる手間も、レシートを見てキーボードで転記する手間もかかりません。

 自動販売機や飲み代の会費などレシートが出ないものは手書きです。……100円ショップでノートと一緒に「出金伝票」も買ってはみましたが、それを使うには及ばなかったです。


 3月、4月、5月と順調に推移して、節約もほぼ順調です。


 毎日つけられる最大の効用は、「『現金過不足』がほとんど出ない」ことです。

 家計簿をつける間隔があくと、どうしても家計簿上の現金と財布の中の現金が合わないことが増えるんですよね。(←つけている人なら絶対分かってくれると思う)


 上で、「今月使っていい残額」と「財布に残っているはずの現金の額」を両方書くと書きましたが、私の場合は電子マネー(Suica)やクレジットカードで支払うことがほとんどなのでそうしています。

 現金主義の人は、単に残額=現金だったり、あるいは銀行の通帳(引き出し履歴)がそのまま家計簿代わりになったりするのかもしれません。

 むしろ、現金で支払わない人ほど、なおさら家計簿が重要になると考えています。
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ピークシフトプランは決して安くない

 前項の続きです。

 鳴り物入りで登場する東京電力の「ピークシフトプラン」ですが、電気の使用を夜間にシフトさせる料金プランはすでに「おトクなナイト」があるわけです。

 前項で、「おトクなナイト10」は今回の料金改定にあわせて加入受付をやめると触れましたが、「おトクなナイト8」は今後も引き続き加入できます。

 改定後の料金表を見てみると、夜間料金(23〜7時)は「おトクなナイト8」も「ピークシフトプラン」も同じ1kWhあたり12.13円です。基本料金も同じ1260円です(60Aまで)。


 すると違いは昼間料金ということになりますが、「ピークシフトプラン」の昼間料金は1kWhあたり29.66円です。
(ただし7〜9月の13〜16時は「ピーク時間」料金で1kWhあたり53.29円)

 「おトクなナイト8」の昼間料金は第1〜第3段階料金制で、こちらは昼間の電気の使用量に応じて単価が変わる(電気を使うほど高い単価が適用される)料金体系です。
(90kWhまで1kWhあたり23.46円、230kWhまで同31.49円、230kWhを超えた分は同36.21円)


 これを踏まえて、まず10月〜翌年6月の前提で計算してみると、昼間の使用量が第3段階に突入して276kWhに達するまでは「おトクなナイト8」のほうが割安、という結果が出ました。

 それを超えてようやく「ピークシフトプラン」のほうが安くなるわけですが……第3段階はいわゆる「標準的な家庭」であれば達しない(ことになっている)使用量です。


 そもそもこのような料金プランで契約するような家庭であれば、洗濯機だの乾燥機だの炊飯器だの食器洗い機だの電気をやたら使いそうなモノは夜間に動かす(夜間はどれだけ電気を使っても昼の料金単価には反映されない)のですから、昼の電気使用量だけを取り出せば、なおのこと第3段階には達しにくくなります。

 電気を多く使うのに(家に誰かがいるなら)使う時間帯を選べないのはエアコンくらいでしょうか。


 そして「ピークシフトプラン」は7〜9月の「ピーク時間」料金があるので、「おトクなナイト8」よりさらに割高になるのは自明です。


 「ピークシフトプラン」って、値上げ幅の抑制が目的で登場するというニュアンスで報道されているように思うのですが、より低く抑えやすい料金プランがすでにあるのなら、これは何かの目くらましなのか、報道が東京電力の真意を伝えていない(もしくは東京電力の広報の腕が悪い)のか、どちらかという気がします。……そんなことないですかね。


 昼も家にいる割合が多い仕事をしているか、大人は昼に不在でも小学生くらいの子がいて学校が終わって16時には家に帰ってきてエアコンを外が明るいうちからそれなりに使うような家……ならおトクになる場合もある、、、のか、、な。
author by よんなん
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時間帯別電灯 [夜間10時間型] の新規加入受付終了

(2012.8.5追記:その後、東京電力の申請が修正されて「おトクなナイト10」の廃止はなくなり、今後も引き続き加入が可能になって料金改定が認可されました。→東京電力プレスリリース


 東京電力の料金改定(値上げ)が7月1日に予定されています。

 自分にとって一番大きな変更だと思うのは、夜の電気代が安い料金プランの一つ「おトクなナイト10」の新規加入受付停止です。(料金改定前日=予定では6月30日限り)

 改定後も新規加入できる夜の電気代が安い料金プランは「おトクなナイト8」と、6月から加入を受け付ける「ピークシフトプラン」の2つとなり、「夜間」の時間は「23〜7時」の一択となります。

#「電化上手」は夜間蓄熱式の電気機器(温水器など)を置いている家でないと契約できない

 「おトクなナイト10」(「夜間」の時間が22〜8時に広がる代わりに1kWhあたりの単価は「8」よりほんの少しだけ高め)は料金改定前に契約していれば引き続き適用されて当面は安心ですが、サラリーマンには転勤がつきものですから、引っ越しをすることになればそれまでということになります。たぶん。


 朝8時に家を出て通勤している自分にとっては、朝の支度をする電気代がすべて夜間料金になるのでたいへん都合のよいプランだったんですけども。……夜も、心おきなくエアコンを使える時間が22時に始まりますし。(22〜23時、7〜8時の違いは何気なく大きいと思う)

 時間帯別電灯の加入申し込みは、契約アンペアの変更みたいに電話一本ですぐ東京電力のおじさんがブレーカーを交換に来てくれるのと違ってとっても面倒です。(加入したときの記事

 「無料コンサルト」と称して(東京電力が加入を渋ってるとしか思えない)書類のやり取りが生じて契約変更まで数週間はかかるので、「おトクなナイト10」に加入するなら急いだほうがよいと思います。

#個人的には、日勤職でそんなに長距離通勤でもない一人暮らしやDINKSなら「8」よりも「10」のほうがおすすめです。


 ちなみに、夜の電気代が安くなるプランで夜間料金の時間帯を10時間に設定している(or 8時間のプランと選べる)電力会社は、東京電力のほかには東北電力と九州電力だけという少数派です。

 ほかの電力会社は8時間(中国電力だけ9時間)のプランしか用意していないので、東京電力が料金改定に乗じて「おトクなナイト10」の加入受付をやめるなどとは不当な暴挙! と言い切ることは残念ながら難しいのかもしれません……って、物分かりがよすぎですかそうですか。


 で、我々は、やれ夜間料金だの第1〜第3段階料金制だの、決められた料金プランの中で工夫するしかないわけですが、東京電力の小口契約って、家庭向けの電灯契約(単相200V)と、主に事業者向けの電力契約(三相200V)があって、電力契約だと料金単価が時間帯を問わず電灯契約の夜間料金並みなんですよね。

 大口契約は料金単価が載ってない(個別交渉や入札で決まる)のですが、当然ながら、もっと安いに決まってる(推定)のです。

 ……東京電力が、販売する電力量では4割程度の比率の家庭向けから利益の9割を稼ぎ出している、という報道がありましたが、いまさらそんなこと言ってんの? という気はします。


 まぁ、放っておくとエネルギーを無駄遣いし始めるのはまず家庭なので、家庭向けの料金を高くして使用を控えさせるのは、国のエネルギー政策のもとで事業を営む比較的特殊な企業としての方策、という観点ではあまり間違っていないのですが。
author by よんなん
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築古マンションもリノベーションで住宅ローン減税!

IMGP1789.jpg きのう、ポストに千葉銀行から郵便物が届いていました。

「減税関係書類在中」

 私は築ン十年の築古マンションを買ったので、住宅購入に関わるあらゆる優遇税制とは無縁のはずです。

 中古マンションの購入で「住宅ローン減税」や「贈与税の特例」を受けるには、「築25年以内」か「現行(昭和56年〜)の耐震基準に適合する」かどちらか、というしばりがあって、築古マンションの購入者はまず恩恵にあずかれないと言っていいんです。

 なんだろうかと封を開けてみれば、

「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」

って、要は「住宅ローン減税」のための書類なんじゃん、意味ないじゃん、と思いつつ、よく見たら下のほうに小さく

◎この証明書は、家屋の新築、購入又は増改築等をして、平成11年1月1日以降にその家屋に入居し又は増改築等をした部分を居住の用に供した人で、(特定増改築等)住宅借入金等特別控除を受けることのできる人が、その控除を受ける場合に、税務署又は給与の支払者に提出するためのものです。

>又は増改築等をして
>又は増改築等をして
>又は増改築等をして

 「増改築等」って何かしらん、と調べたら、ありました。

タックスアンサー「No.1216 増改築等をした場合(住宅借入金等特別控除)

 読んでみると、築年数や耐震基準は条件になっていません。

 そして、「マンションなどの区分所有建物のうち、その人が区分所有する部分の床、階段又は壁の過半について行う一定の修繕・模様替えの工事」とあります。……要は世間で言う「リノベーション」のことですよね。


 じゃぁ、10年以上のローンを組んで築古マンションを買って100万円を超えるリフォームを自分で発注したときは、リフォーム代で住宅ローン減税が受けられるのですねっ! おおお!

 ここで、もしリフォーム済み物件を買っていたら、仮に総額は同じでも、全額が住宅購入費=適用外ということになります。(よね?)


 で、詳しい手引きはこちら。→「住宅借入金等特別控除を受けられる方へ

 最初の1年目は確定申告で、2年目からは年末調整を受けられるとのことです。

 さっそく、確定申告へ向けて書類を揃えようではありませんか。


(1)(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書

 タックスアンサーのページからリンクが貼られていて、自分で印刷して記入できます。(これ

shorui.jpg さて、記入に困ったのが、この「年末残高」の欄。(写真が小さくてすみません)

 そもそも、銀行から送られてくる残高等証明書の「住宅借入金等の内訳」欄には「住宅のみ」「土地等のみ」「住宅及び土地等」の3種類しかなくて、「増改築等」がないんです。

 送られてきた証明書は「住宅及び土地等」になっているので「G 住宅及び土地等」の列に書くんだろうか、と進んでいくと、「6」の行で「2と5のいずれか少ないほうの金額」のつじつまが合わなくなります。

 船橋税務署へ電話で問い合わせたところ、銀行の残高等証明書には「住宅および土地等」と書いてあっても、「H 増改築等」の列に書いて差し支えない、とのことでした。


shorui_2.jpg あと、サラリーマンは2年目以降の手続きを年末調整でやってもらうために、「控除証明書の要否」の欄で「要する」にマルをつけておく必要があります。


(2)住民票の写し →市役所で難なくもらえます

(3)住宅取得金にかかる借入金の年末残高等証明書 →今回送られてきた書類です


(4)増改築等工事証明書

 これは工務店に書いてもらえばいい(はずな)んですが、社長に電話したところ「書いたことないです、何ですか?」って、ええええー!?

 ……ここが最大の難関になりそうです。

 国土交通省から文書も出ていることですし、社長には大工さん仲間で書き方などの情報収集をしてもらえるといいんですが……。

 一応、用紙は国土交通省の告示を印刷してこちらで用意しておいたほうがいいかもしれませんね。。。

 しかし、監督官庁から出ている指導文書を見つけてくるとか、根拠になる法令を探すとか、休む前に働いていた頃とやっていることが同じですよ自分……。。。orz


(5)家屋の登記事項証明書、請負契約書の写し等で、増改築等をした年月日、その費用の額及び増改築等をした家屋の床面積を明らかにする書類

 工事は口頭でお願いしてしまい、契約を書面で交わしてないんですよ。(えー)

 良心的な工務店だったからよかったものの、いま思えばなんともいい加減な話ですが、おまけに請求書をもらった後はネットバンキングで振り込んで終了だったので紙の振込明細もなく、請求書しか手元にありません。

 また船橋税務署へ電話で問い合わせたら、工事の内容と金額が分かれば請求書の写しでよいそうです。

 実態としても、見積もりを経て契約をしたところで、リフォームなんて工事が進むにつれて(施主の気分で)どんどん内容が変わりますから、契約書よりは請求書のほうが本当にかかった金額を表しているといえるのではないでしょうか。

 なお、銀行の残高等証明書の中で「居住用家屋の取得の対価等の額又は増改築等に要した費用の額」に金額が書いてあればいらないようです。

 おそらく、オーバーローンなどを組めば、そこに数字が書かれるのでしょう。たぶん。


 「家屋の床面積」は請求書では分からないので、法務局へ行って登記事項証明書(いわゆる登記簿謄本)をもらってくるとしますか。……休職中で平日が自由の身のうちは役所へ行くのに苦労しませんから。


(6)給与所得の源泉徴収票  →そのうちもらえます。


 これで書類をそろえていったん確定申告をすれば10年間にわたって、毎年の年末ローン残高と今回のリフォーム代金のどちらか安いほうの1%が所得税の控除対象になり、2年目からは年末調整で済ませられる……はずです。

 税理士の先生に相談したわけではないので、確定申告会場へ行って「間違ってます」と言われないかが心配ですが。


 それに、手間のわりに実際どれだけ還付されるの? という気もする。


 それにしても、昨春の築古マンションの購入〜リフォームで、ローンや税金のことは散々勉強したつもりだったのが、銀行から書類がくるまで気付かないなんて、穴だらけじゃないですか。自分。
author by よんなん
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「あなた給料もらいすぎです」

 7月末から会社を休み始め、8月23日までは有給休暇を使っていましたが、8月24日からは無給休暇、さらに11月22日からは休職になっています。

 なので、9月24日(9月25日は土曜=銀行休業日)に支払われた月給からは、8月24日から31日までの日割りの給料が差し引かれ、10月25日の支払い分からは「税込み月収0円」になりました。


 本来なら、住民税や社会保険料(厚生年金・健康保険)は給料天引きのところ、天引き前の月収が0円なので会社が立替払いしてくれ、その分コンビニ支払用紙が送られてきてそれで支払っています。


 そこへ、今月の請求は私の本来の月給以上になるからあらかじめお知らせします、と会社から連絡が来ました。

 てっきり、年末だからボーナスから天引きされる分が上乗せされるのだろう……程度に思っていたら、冬のボーナスはきちんと支払われて(8月24日〜9月30日相当分だけ減額)ボーナスから天引きされるべきものは天引きされています。

 えええ? どういうこと? いままで6年間働いてきて12月の給料から月給丸ごと相当の額を天引きされて手取りゼロなんてことはなかったんだけどな、、、と思って、きのう総務課へ出向いて事務手続をしたついでに聞いてみたらようやくカラクリが分かりました。


 我が社は「給料先払い」だったんでした。

 確かに、入社した6年前の4月は、まだ1ヶ月働いてないのに4月25日にひと月分の月給が満額支払われました。(25〜30日分が先払いとなる)

 で、4月分の残業代や深夜手当などは5月25日に支払われて、5月分の給与明細に載るんです。……逆に、無給の休暇を取得すると、翌月の給料から差し引かれて精算されます。


・7月は有給休暇のほかは無欠勤だったので、「8月の月給」は満額支払い。(←重要)

・8月24日〜31日に休んだ分は、「9月の月給」から減額…でも手取り額あり。(←重要)

・9月1日〜30日に休んだ分は、「10月の月給」から減額。(差し引き0円)

・10月1日〜31日に休んだ分は、「11月の月給」から減額。(実はマイナスが発生・後述)

・11月1日〜21日に休んだ分は、「12月の月給」から減額……のはずが、休職に入った社員は「月給0円」だというのです。

 11月は、1日〜21日の分が日割り計算されて「11月の月給」となるので、10月の欠勤分を差し引くと、やはりマイナスが発生してそこにも「会社に対する債務」が発生します。

 合わせて、月給ひと月分、というわけです。うひゃぁ。


 つまり、8月25日と9月24日の給料日に私が受け取った現金は、会社に言わせれば文字通り「この給料ドロボー! 金返せ!」だったわけですね。


 うーむ、「(無給)休暇」と「休職」はそういうところも違いましたか……。

 確かに、会社からもらった賃金規定をあらためて開いてみれば

減額すべき賃金額は(中略)、それぞれ当月以降の基本給(中略)から控除する。

「当月以降」とあるので、文面上は翌月ではなくその月に減額したっていいんですが、私の場合、8月25日の段階で前払いとなっている25日〜31日分をまだ休んだ実績もないのに差し引くのは(会社が順調なうちは)実態にそぐわないですから、いまのところ実務上は残業代などの割増賃金と同じく月末締めの翌月精算となっているのでしょう。

 規定上そう書いてあるのは、社員は給料日前でもその日までの給料を会社へ請求できるのと同じ理屈で、いよいよ会社がやばいときは25日より前に休んでいる社員の給料をその月に引いちゃうよ、と考えれば合点がいきます。
(俗に「給料の前借り」などと言われますが、その日までの給料なら堂々たる自分のお金です)

 そこへ、

休職となった場合には、特に定める場合を除き、いかなる賃金も支給しない。

と書いてあるので、両方合わせてちゃんと読んでいれば、11月と12月はマイナスが発生することはあらかじめ分かった話でしょ? と言われればハイスミマセンと言うしかないんですけども。


 まいったな〜、「たけのこ生活」も佳境に入って、ようやく健康保険組合からの傷病手当金のうち8〜11月分の申請を昨日したところなんですよ。

 とはいえ、それでも毎月の住宅ローン返済、クレジットカード利用払い、住民税・社会保険料の支払いは滞りなく進められる算段だったんですが、こんな月給丸ごとの請求書が来るとあっては、私の普通預金口座は自転車操業を通り越して一気に資金ショートです。


 休み始めの頃、まだ預金残高に余裕があって健康保険組合からの傷病手当金の申請を昨日までしていなかったのは、やはり痛かったですね。

 上司は、「申請から支払いまで時間がかかるから早めに申請しなよ」とは助言してくれていましたが、こういう多額の請求が来るとは……世の中、「誰も肝腎なことを教えてくれない」という点が怖いですねぇ。


 「会社に対する債務」は支払いが遅れても催促が来るだけで利息はつかないはずですし、なにより金融ブラックリストにもつながらないはずですから、銀行とクレジットカードを優先して、会社には4か月分の傷病手当金がドーンと振り込まれるまで待ってもらうしかありません。

 かように普通預金は火の車ですが、まだ手をつけていないサラリーマンの最終兵器「財形貯蓄」という虎の子もありますし、まだ余裕はあるんですけれども……たぶんそれを取り崩してまでしてオンドリャ早よう返せワレとは言ってこないでしょう。さすがに。

 逆に、「当月以降の基本給(その他手当)から控除する」という一文を盾に、あくまで給料から引いてほしい、「以降」としか書いてないんだから急ぐことはなくて復職後の給料から引いたっていいんでしょう? それまで待ってよ、とすら言ってもよいと思います。たぶん。


 ただ会社が立て替えている住民税や社会保険料といった「会社に対する債務」に関しては、就業規則に

社員は、退職した場合又は解雇された場合、直ちに社員証、被服その他一切の貸与品を返納し、会社に対する債務のあるときはこれを弁済しなければならない。

とあるだけなので、要は会社辞めるまでに返せばいいんでしょう? と読めるものの、民法上の時効とかその辺も絡んできそうです……要勉強ですね。


 同じ「月給前払い制」の会社にお勤めの方で、病気だけではなく、これから育児や介護で「無給休暇」や「休職」などを取得される方、あるいは無給休暇からそのまま退職を選択する方などは、この辺りにどうぞお気をつけください……。
author by よんなん
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電気の契約が変わりました

IMGP1668.jpg きょう、東京電力の方が電気メーターを交換しに来られ、電気の契約が「従量電灯B」から「おトクなナイト10」に変わりました。

 今月はじめにも書きましたが、東京電力へ電話してすぐ契約変更とはならず、まず東京電力から「指示数調査票」が送られてきて、せっせと22時・23時・7時・8時の電気メーターの数字を1週間メモして送り返しました。

 で、それをもとに「試算書」が作られ、本当にタカハシさんちは契約を変えたほうがトクなんですね、と東京電力が納得した上で申し込みができるという段取りです。


 写真の右側が拙宅の新しい電気メーター。8時〜22時と、22時〜翌8時を別々にカウントしていきます。

 左側はお隣さんのもので日本中で見られるタイプですね。交換する前は同じものが拙宅のほうにもついていました。……これは単純に、中学・高校で習う理科の電流計の原理を使い、家庭内で電気を使うと円盤がクルクル回って機械的にメーターの数字を上げていくものです。


 もちろん新メーターの購入・交換費用はすべて東京電力持ちなので、契約を実際に変更してもらうまで手間はかかりましたが、ようやくこれで朝の暖房にエアコンを併用しても電気代をあんまり心配せずに済みます。

 夏の寝苦しい夜にクーラーを使っても大丈夫です。ふふふ。


 ところで、このメーターの「腹時計」ってずれないの? 検針のときにおばさんが時計を合わせていくの? と東京電力のおじさんに聞いたら、以前はよくずれて検針時に直したものですがいまどきのはまずずれませんね〜、もちろん、ずれれば合わせますが、とのこと。へぇ。

 我が家の安い電波時計は数日受信できなかっただけでもどんどんずれていきますが、きっと結構いい時計が入っているんですね。


 東京電力は「夜がトクいな方におすすめ」とPRしていますが、朝8時までが「夜間」なので、世間並みに朝起きて支度をして出勤するまでの過程で使う電気は全部「夜間」料金です。

 逆に、朝4時とか5時、あるいはもっと早く起きる朝型の人にも勧められる契約プランだと思います。
author by よんなん
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深夜電力の出番!

DSC01023.jpg あ……ありえん!

「請求予定金額 6,584円」

と書かれた11月分の「電気ご使用量のお知らせ」を見て瞬時に思いました。


 以前書いたように、ごはんはガスで炊き、暖房はエアコンを使わずにガス・石油ストーブ(+補助的に電気式床暖房)で賄っているんですから。


 以前から「深夜電力は割安」と知ってはいましたが、時間帯別電灯契約は深夜の電力料金が9.17〜9.48円と従量電灯Bの第2段階料金の半額以下になる一方で、昼間は割高になります。

 主に電気を食っている(と思われる)のは、電気式床暖房や週1〜2回使う洗濯機のほかは、このブログを運用している自宅サーバーや冷蔵庫、それから換気扇のような、24時間ぶん回しているものです。

 こういう機器の電気代については精査したことがなかったんですが、いよいよ電卓を叩かなくてはいけないようです。


 自宅サーバー、冷蔵庫、換気扇ともに、毎時一定の消費電力と仮定して…

<第1段階料金>
従量電灯B=17.87×24=428.88円(120kwhまで)
おトクなナイト8=21.87×16+9.17×8=423.28円(90kwhまで)
おトクなナイト10=23.87×14+9.48×10=428.98円(80kwhまで)

<第2段階料金>
従量電灯B=22.86×24=548.64円(300kwhまで)
おトクなナイト8=28.07×16+9.17×8=522.48円(230kwhまで)
おトクなナイト10=30.74×14+9.48×10=525.16円(200kwhまで)

……あれ? 24時間ぶん回している機器も電気代がほとんど変わらないか、却って安くなってません??

 2段料金、3段料金の境目が、それぞれ低くはなりますが、東京電力に問い合わせたところ「昼間の料金を適用する使用量」だそうなので、従量電灯Bの使用量を時間で割って比較すると…

<おトクなナイト8>
1〜2段料金の境目…120÷24×16=80kwh <90kwhまで
2〜3段料金の境目…300÷24×16=200kwh <230kwhまで

<おトクなナイト10>
1〜2段料金の境目…120÷24×14=70kwh <80kwhまで
2〜3段料金の境目…300÷24×14=175kwh <200kwhまで

……って、時間帯別電灯契約のほうが、いくらか余計に低いほうの段階料金で使えるんじゃないですか。


 道理で、東京電力のパンフレットには「マンションの共用灯などご加入いただけないものもあります」と書いてあるわけです……24時間つけっぱなしの(or夜しか点いていない)ものなら特に「深夜電力」を意識しなくても安くなっちゃうんですから。


 あとは、洗濯機や電気式床暖房はタイマーを活用すればよい話です。

 唯一、基本料金が「6kVA以下 1260円」となっていて、現在の「40A 1092.10円」より約168円高いです。……が、洗濯機のタイマー活用等で回収できると踏んでいます。

 ……しかも、これは「60Aまで基本料金定額」と言っているのと同じ(6kVA=6000VA=100V×60A)で、新居のマンションは(確か)50AまでOK(だったはず)なのでついでに容量を上げてしまいましょうか。


 なぁんだ、と、さっそく東京電力へ電話をしたら、即契約変更とはならず、「ご検討のための資料」が送られてきました。(写真)

 これから1週間、7時・8時・22時・23時の電気メーターの数字をメモして送り返してください、と。


 うわー面倒くせぇ、と思いつつも、資料をよく読めば、時間帯別電灯契約にすると電気メーターも専用のものに交換しに来る(もちろん費用は東京電力負担)らしく、東京電力としては「ものは試し」感覚で契約をホイホイ変えてもらっちゃ困る、という事情があるようです。

#パンフレットにも「ご加入いただいた場合、原則として一年間継続していただきます」と書いてある

 確かに、毎月1回の検針で前月の数値との差を「使用量」として料金計算しているのに、どうやって時間帯別の使用量を計算するんだろう、とは思ってました。……なるほど、時間帯別に量れるメーターがあるんですね。


 とりあえず、時計もセットせず適当に使っていた電気式床暖房は、時刻をセットしてタイマーも午前4:00〜7:55にセットしました。

 あと、これから1週間、洗濯機は朝起きれば(普段使わない)乾燥まで終わっているようにセットして寝て、朝風呂は(使ったことがない)浴室暖房をつけてから入るとしますか……。

 意図的にねじ曲げようとしている……というか、復職すればそういう使い方をするようになると思いますし。(浴室暖房を除く)


 実は、「自宅警備員」生活で昼間使うことが多いデスクトップパソコンが一番電気食ってたりして……。(ぇ

 これから1週間はなるべく外出の用事を入れよう……。。。(←なんて奴)
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宅配便を使い分けよう

 先日の旅行で、宿に忘れ物をしちゃったんです。

 で、料金着払いで送ってもらうことにした際、「できれば佐川急便で」とお願いしました。


 私の新居周辺を担当する佐川のセールスドライバーは、佐川の社員ではなく個人事業主だそうで、1個配送するごとにいくら、という契約なんだとか。

 じゃぁ、「どうせ同じなら」佐川に頼むかー、という気分だったんです。


 それが、きょうさっそく届いて佐川の制服を着たH運送(←Hは個人名)のおじさんに料金を支払ったら、1420円。……ありゃ、思ったより高かったね。


 あわててパソコンへ向かって、同じ条件で料金を比較してみたら、

・ゆうパック 1200円
・宅急便 1370円

なぁんだ、ゆうパックが一番安かったのか、、、しかも郵便局やローソンへ持ち込んでもらえればさらに100円引きだったわけで、どちらも宿主がアルバイト先へ向かう途中の和寒市街にありますよ。……ローソンなら24時間営業です。

#あの宿主さんのことだから、違う抜け道を使ってローソンは通らない可能性もありますが。


 今度の月曜日にリース車だったマイカーをオリックスへ返却するので、クルマがなくなれば今後は宅配便と仲良くすることになります。

 この競争社会でどの会社も(料金は)同水準かと思いきや、そうじゃないんですね。

 ……よく考えたら佐川はamazonなどの大口顧客を持っているほか、「飛脚ゆうメール」なんていう大口顧客相手だからこその商品もありますし、そちらのほうが得意なのでしょう。


 きのうの「宅配便」(=ゆうパック・宅急便・飛脚宅配便)と「特積み」(=アロー便・ヤマト便・飛脚フリーサイズパッケージ)のように、うまく使い分けないといけないなぁ、と思いました。


 それはそうと、以前は料金着払だと10円か20円くらいの手数料をとられた記憶がありますが、今はどこも無料サービスなんですね。
author by よんなん
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