週末の図書館

 スーツなんか着て、図書館へ行って本を読んで帰る、という通勤のまね事にもならないようなことをしています。……図書館へ行ってこいとは主治医の先生のご指導ですが、服装は自分で勝手にそうしています。

 西船橋駅近くの市立西図書館が地震で損壊してしまい書架や閲覧席を開放していないので、自転車で総武線2駅分を移動して市立中央図書館へ通っています。

 本当は会社に合わせて月〜金にすべきなのかもしれませんが、図書館の休み(月曜日)に合わせて火曜日に始めて、きょうで5日目です。


 平日とは違って少しは混んでいるのかな……と思いきや、混み具合はさほどでもないのですけれども、なぜかホームレスふうの人が目立ちました。

 平日には気がつかなかったんだけどな。


 ある人は読みもしない本を持ってきて机に広げては顔を伏せて居眠り。

 ホームレス(推測)だとは気づかずに隣に座ると、気配で眠りを邪魔してしまったのか、舌打ちや「ぅるせぇな」という小声が何回か飛んできましたよ。

 別の席では、新聞を読みながらラジオを(なぜか)スピーカーで鳴らしている人も。


 自分の記憶の中で図書館でホームレスらしき人を見たのは、大学受験の勉強をしていた頃に原宿の渋谷区立中央図書館のお手洗いで1度見たかどうかというレベルです。
(閲覧席では見たことがなかった)

 スピーカーで音を鳴らすのは論外ですが、それ以外には(極端に不潔でない限り)特に排除する理由がないのはどの公立図書館も同じはずなのに、不思議ではあります。


 しかも、どうして平日にいなくて、土曜日にいきなり……あぁ、そうか、自分と違ってちゃんと働いているんだ。たぶん。(推測)

 そういえば、ハローワークもすぐ近くです。……彼らがこの図書館へ出没することとハローワークが近くにあることに関連があるのかは分かりませんが。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

まずは形から

 震災以来、2週間ほどリハビリのまねごとは休んでいましたが、きょうから再開です。

 いままではカジュアルな服装で図書館へ行ったり、座学の講習を受けに行ったりしていたのですけど、きょうからは昼は背広で過ごすことにしました。

 本来なら、会社と同じ月〜金にするべきなのでしょうけれど、図書館は月曜日が休みなので、そこは1日ずらして火〜土ってことでどうだろう、と今のところ考えています。

 ……まぁ、これまで図書館や研修施設などの公共的な空間へ出向いたのは連続3日が最長なので、無理はせずに見直しの余地あり、ということで。


 で、初日から9時半起床、という体たらくでしたが、地震以来、他人との約束がなければ1日中ほとんど引きこもっていたのとは変わって、昼食を済ませたらちゃんと出かけられました。

 そんな程度? と思われそうですが、これだけでも先週の自分とは大違いです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

最近の状況

IMGP2587.jpg といっても、毎日何かを食べてぐーたらしているんだな、というのは日々の記事で分かるとは思いますけれども。

 きのうの診察は、事務の方が出勤していなくて先生一人で切り盛りして先生ご自身が「野戦病院状態です」とおっしゃるような状況。

 手書きの院外処方せん(写真はコピー)なんて、鉄道の出札補充券(=手書きのキップ)並みにレアなんじゃなかろうか……。


 さて、最近はだいぶ状況も落ち着きまして、ちょっと振り返ってみたりもするわけです。

 自分なりに振り返ってみると、

・7月末、頭痛や食欲不振、吐き気など内科的症状を訴えて会社を休み出す
   ↓
・8月上旬、内科で処方された頭痛薬などに効果がない
   ↓
・内科で精神薬の初期量を処方される
   ↓
・精神科へ移り、精神薬を標準量まで引き上げる
   ↓
・副作用に悩み、薬を変えてもらうことにし、新薬の初期量を追加される
   ↓
・どうやら「躁転」の様相が見られる(10〜11月ごろ
   ↓
・安定剤を追加され、最初の薬は徐々に減らし始める
   ↓
・最初の薬が終わる
   ↓
・落ち込む、というか、落ち着いてくる(12〜1月ごろ)
   ↓
・徐々にリハビリのまねごとを開始(2月〜)

 「躁転」していたころまでは、記憶力もまぁそこそこあって、いつの診察でどんな薬をどれだけもらっていたのか、手帳を見れば(書きとめていないのに)思い出せたんですが、12月ごろから記憶を忘れ始めました。

 タダじゃないですけど、「おくすり手帳」はやっぱりつけてもらったほうがよかったですかね。


 昨年の10月ごろの自分をご存知の方は、あまりの「お花畑状態」で「どうしたの?」という感じだったと思います。

 6〜7月ごろに少し感じていた「最近自分ヤバいなー」、の時期ではなく、突如会社へ行けなくなるまでひどくなってから診察スタートだったので、緊急的に精神薬をガンガン投与する→躁転したらそのとき対処、というのは間違いではなかったみたいです。(伝聞)

 逆に、12〜1月ごろは、本当に落ち込んでいました。

 会社を休み始めた8月ごろよりひどいんじゃないかとも思いましたが。


 今月に入って、ようやく図書館へ行ったり、研修を受けに行ったり、そんなリハビリのまねごとのことをちらほら始めました。

 最近はそんな具合です。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

地震六日目 自宅警備は続く

 本当なら、リハビリを兼ねて図書館通いを今週から本格的に始めるはずだったんですが、その矢先の大地震でした。


 なにその小学生みたいな「今やるつもりだったのに」的言い訳。


 きのうあたりから、簿記2級の勉強を再開しようと問題集とテキストを広げたんですけど、問題は何を問うているのか理解できず、テキストの解説も日本語が読めない体たらくで(←本当に!)、どうしようもありません。

 何もしないよりは、と、問題集の答えを見ながら、事実上の「書き取り練習」を2問だけ。

 特にきょうは寒い上に風も強くて、外出をする気にもなりません。


 マイミクさんのつぶやきに「ニュースを見続けないこと」という、災害時のストレス対処法があり、ニュースも消したら、あとはtwitterに向かうネット住民しかすることがありません。


 百歩譲って何かしらポジティブに考えるとすれば、夕方、浦安の実家から家族が風呂と洗濯機を使いにやってきたので、あぁ、自宅警備をしていた甲斐があったのかな、と思える程度でしょうか。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

地震三日目 先行きの不安

 休職中の身なので、職場へ行けば「業務に従事すること」ほぼイコール「被災地支援・復興支援」というダイレクトな職業でありながら世の中の役に立つことができません。

 服薬中なので、献血に行っても断られます。

 とりあえず、募金だけはできる、というわけでポイントでの寄付を受け付けていたTカードのサイトでTポイントを全部寄付しました。それだけです。


 あとは、不要不急の外出を控えて「自宅警備」しかすることがありません。


 報道を通じて刻々と伝わってくる、被災地の状況、被災地にある事業所の被害状況を見ると、不安にならずにいられません。

 この会社、大丈夫?

 勤務先には大きな収益事業が2つあって、中越地震ではその一つが3か月止まりましたが、そのときは持ちこたえました。

 今回、ほんの一瞬流れて、ほかの被害報道に埋もれてしまいましたが、収益事業の柱(←まさに「柱」)が中越地震以上に大きく被害を受けているようです。

 そこまでいっても「解雇」という言葉を連想しないだけ恵まれている会社でありますが、それでも「一時帰休」という単語は現実的に頭に浮かびます。


 業務に従事していれば、そんな不安なんか抱いている余裕もなく働けるのかもしれませんけれども、症状も比較的落ち着いて徐々にリハビリのまねごとができるレベルでポケーッとしていると、そんなことばっかり考えてしまいます。


 別の仕事を探せるように心積もりをしておいたほうがいいのではあるまいか。


 元気だった頃の自分を知る方からは、「高橋さんらしくないです」「前向きにがんばりましょう」というメッセージが届きます。


 ごめんなさい、いまの自分は当時の自分とまるで別人です。

 いまは世間の足を引っ張らないようにするのが精いっぱいです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

船橋市内で公共の自習スペースを探す

IMGP2427.jpg 主治医の先生から、

「気が向いたときで結構ですから、図書館へ通ってみてください。読む本はいっぱいありますし、自習をするのもよいです。資格を目指すのもいいですね」

と言われました。

 勤務先はフルタイムでしか復職できないので、それまでは「仕事のまねごと」をして慣らしておく必要があり、どうやらその一環のようです。

 お金を払って(!)「仕事のようなこと」をやらせてもらう「リワーク支援」もあるやに耳にしますが、「図書館へ通う」のが一番お金がかからない方法だとか。

 資格を目指す、と言えば、なかなか受からないでいる日商簿記があります。次の試験は例年なら6月です。

 浦安だと、中央図書館に学習室があるほか、富岡公民館には(特に部屋として用意はされていないが)オープンスペースに机とイスを並べただけの自習スペースがあって、大学受験の頃にお世話になったものです。

 船橋はどうかな……とgoogle先生に聞いてみると、どうやら西船橋駅近くの「西図書館」に自習ができるスペースがあるようです。


 実際に行ってみると、確かに机に向かう形の「閲覧席」があって事実上の自習席になってはいたものの、電卓が使用不可。orz

 電卓が使えなきゃ簿記の勉強できないじゃんよう。

 簿記の勉強は電卓がダメならソロバンでもできますが、図書館でソロバンをパチパチやっていたら即刻つまみ出されることでしょう。


 浦安の中央図書館は、書庫に「社会人席」があってノートパソコンなどを持ち込んで使えるようになっているので、電卓も同様に使えるはずです。
(本当は自習……というより、蔵書で調べ物をするための席なんですが)


 浦安市は図書館に特に力を入れている市(すべての市民が徒歩10分以内で図書館へアクセスできる、など)なので、それと比べては船橋市当局の方に申し訳ないというものです。

 なにしろ船橋市の図書館には、まだオンラインでない図書室もあるのです!
(学校の図書館みたいに、本の一番後ろに貸し出しカードが入っている)


IMGP2425.jpg さて、新居に一番近い公民館は「西部公民館」です。

 ここの1階にある図書室がまさに「オフライン図書室」なんですけども、3階建ての館内を見て回ると、2階にどちらかといえば談笑向きの丸テーブルと4脚のイスが2セットあるほかは、とくに「机に向かえる」スペースはありません。

 3階の音楽室と講堂にはさまれた「ホール」はがらんとしていて(写真)、ここに机とイスが並べてあればなぁ、と思いました。


 まぁ、手元には勤務先の社内通信講座もありますから、しばらくは紙とペンだけでできる自習と読書をしに、図書館へ通おうと思います。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

「免許は『一生の宝物』ということでいかがでしょうか」

 産業医の先生と面談がありました。

 先生との面談には、いつも直属の課長に同席をしていただいています。
 お忙しいはずなのに親身に付き添っていただき、ありがたい上司です。


 今回はじめて、面談の途中で「私と先生」「課長と先生」の組み合わせで個別にお話をしました。(その間、もう一人は廊下に出て長いすで待っている)


 「課長と先生」のお話が終わって再度私が面談室へ入ると、先生から開口一番、先日の身体検査について触れられました。(その日の日記

 勤務先で取らせてもらった国家資格は、勤務先に3段階ある身体検査で1番厳しいのを更新しておかないと使えないのですが、先日の検査の際に渡されたのは一番易しい検査で更新する用の書類だった……という話です。

#更新の検査項目は少なくて済む一方、新規に受け直すのは難しいので、事実上「後には戻れない」ことになります。

 まさかその話がきょうこの場で出てくるとは思わなかったので、そのまま流されるようにタイトルのセリフで締められてしまいました。


 まぁ、検査費用を出すのが自分じゃない時点で、つべこべ言う立場じゃないんですけども。

 でも、希望次第では……というふうな空気を(自分で勝手に)感じたので、頭がこんがらがってしまいました。


 本社採用の人が再度その実務についた前例は耳にしたことがありませんが、「強い希望があるなら」ですよ?


 同業他社では管理職や本社の社員も予備要員でいつでも業務に就ける体制になっているところもあるやに聞いています(自分は我が社もそういう体制を取った方がいいと考えている)し、さらに我が社は現在労働組合に人事・賃金制度の大幅変更を提案していてそのまま移行すれば今年あるはずだった昇進試験も当分先になりそうですし、なにより、近ごろ何か希望を言うと復職後の処遇にもどうやら強く影響しそうな雰囲気(を自分が勝手に感じているだけ)ですし……むにゃむにゃむにゃ。


 最近、ちょっと考え事をするとすぐにオーバーヒートになってしまいます。

 考えられないなら「返事はちょっと待ってください」の一言が、なんで言えなかったかなぁ。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

「あなたの会社はけしからん」

 就職以来、友人の集まりでも、親戚の集まりでも、はたまた家族団らんの中でも、プライベートな場のはずなのに私が勤務先を代表して来ているかのようにあれこれ言われます。

#実際「一人の社員はよく会社を代表する」のは確かですが。

 社員数万人のマンモス企業で、いちヒラ社員に言われてもできないことのほうが多いわけで、ひたすらすみませんすみませんすみませんどうかご辛抱を、と謝るのが毎度です。

 一度だけ、友人(←重要)4人で集まったときに次から次へと「ご意見」「ご要望」をたたみ掛けられ、ついに自分ひとりで受け止めるにはどうにもできず、ダーン! と机を叩いて「逆ギレ」してしまって店員がすっ飛んできたことがありました。

……要はそのくらい、私の勤め先は世間からの期待に応えられていないということです。


 さて、きょうの心療内科の診察。


 おたくの会社のメンタルヘルス管理はどうなってるの、と先生からご指摘を受けました。

 私が覚えているだけでも、この類の話はこれで3回目です。
(といっても別にメモしてあるわけじゃないので、勘違いだと言われればそれまで)


 ですから、私に言われても困るんです。


 きのう産業医の先生からお預かりした名刺をお渡ししたら、

「『ふざけるな』とお伝えください」

って、ただでさえ精神的に参っている人間を、主治医と会社の板ばさみにせんでくださいよ。


 それこそ、私を間にはさまず、産業医に直接電話して「うちでこんな患者を診ているが、おたくの会社のメンタルヘルス管理はどうなってるんだ、名刺をよこして問い合わせろだなんてふざけるな」と言う気はないんですか。

 その程度の「想い」で話をしているなら、私にも言わないでほしいもんです。


 いずれ始まるリハビリのうち「通勤訓練」の説明でも、勤め先のサービスを使うくだりで

「およそ人間扱いしているとは思えないあのサービス……」

もう先生の言葉は右から左です。


 あのですね、嫌で入った会社じゃないんです。

 自分が「お客さま」だった頃に同じように思っていたことをどうにかするには、外であれこれ評論するより「中の人」になるのが最も近道だ、と思って入ったわけです。

 現状としてどうにもなっていない勤め先について指摘されれば、力不足な自分がグサリとやられている気持ちに毎度なります。……いけませんか。


 まぁ、何者かを一方的に悪者と決めつける論理は非常に簡単です。一部の労働組合なんかはそうして組合員を煽動して活動してますよね。

 精神病は会社をうらめば治りが早いってんなら、ハッキリそう言ってください。


 そうじゃないなら、もうちょっと患者さんの属性ってものを考えてほしいなぁ、と、精神病患者による妄言をここに書いてみるわけです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

快方に向かっているのか分からない

 日常生活はほぼ問題なく送れるようになって久しいんですけれども。

 一方で、11月に北海道をドライブして周ったのがウソのような、昨今の具合です。

 今月なかごろには、新幹線でみなかみ町へ日帰り旅行しただけで、翌日は不調だったり。

 ……繰り返しますけど、11月には、電車やバスに乗っかったのではなく、連日「自分でクルマを運転して」周ったのですぞ?


 あのころは、睡眠時間が元の7時間に戻るどころか、連日5時間睡眠で動いていたのですぞ?


 いまや、大して何もしちゃいないのに、9〜10時間は寝ないと起きられません。

 きのうだって、午前中に実家からお下がりの大型家電を運送屋(赤帽)さんと運んだだけで疲労困憊です。

 昼寝をして少々シャキッとして夕刻から「ワセダニアン・ナッツ」の元メンバーとともにナベを殺り……もとい(変換ミス)、鍋をやりましたが、きょうは何もできませんでした。


 こんな調子で、朝の混雑した通勤電車でカイシャへ通い、外の天気が良かろうと悪かろうとビルの中という閉鎖空間でシゴトというかなり負荷の高い判断行為をこなして日中を過ごし、そして夕方帰るだけの日々を月曜から金曜まで5日間連続して送れるか、それを週休2日で残り30年くらいずーっとずーっと続けられるか、と言われれば、かなり無理をしてもせいぜい1週目の水曜日か木曜日あたりで音を上げるとしか思えません。

 二度と、今のカイシャじゃ仕事なんか続けられないんじゃなかろうか、とすら思ったり。


 10月に産業医の先生から、「いまの高橋さんの調子は、薬で持ち上げているだけです」と説明を受けていたのですが、薬の量が変わらないのにこの落ち込みようです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

可も不可もあり

 最近まで、「調子はどうだい」と聞かれると「可も不可もなく…」と答えていました。


 が、きのう、みなかみ町へ行ってきた反動か、きょうは朝から何もできません。

 とりあえず布団からは出て居間のコタツへ移りましたが、ほへらーとして、腹が減っても食べるアクションに移る気になりません。


 ようやく昼が近くなって、コタツの上で組み立て途上だったBトレの京成(旧)スカイライナーをとりあえず4両編成の形にはしましたが、そこまで。

 14時ごろでしょうか。ようやくピザトーストなんぞ作って朝食(!)兼昼食。


 15時になってやっと風呂に入り、なんとか元通りになったと言いますかなんと言いますか。

 きのう同行した先輩は、きょう普通に会社へ出勤しているのですぞ?


 16時を過ぎて電車に乗って心療内科の診察へ。

 先生に1週間の経過を話すと「復職はどうお考えなんですか? みなかみへイベントの下見なんか行って来て」……って、そういう言い方をしますか。おまけに、今のところ面談の予定がない勤め先の産業医の先生に「『やる気がありませんね』とお伝えください」って。

IMGP1657.jpg 「黙ってじっとしてろなんて言いません」とか、(早く復職したいと言った私へ)「それを『あせっている』と言うのです」とか言ったの、先生でしょう。(録音してあるわけじゃないけど)

 前回(10月末)の面談で産業医の先生が「(休職しても)休んだ分の取り返しは十分つきますから、いまはゆっくりじっくり休むことを考えて大丈夫です」と言ってくれた言葉のほうがよほど自分には効いたようには思うんですけれども。


 きのうきょう精神科の先生になった方ではなく、40年以上の経験がおありの先生なのに、「一貫した何か」というものが見えてこないので、こちらは毎度不安になるのです。


 先生ご自身も「さぁ、どう考えたらよいか分からなくなりました」とおっしゃってましたが、いや、専門の先生に分からないものがどうして自分に分かるのでしょう。

 みのもんたの番組を見て俄か医学評論家にでもなればいいんでしょうか。……以前、父親に相談したことを話したら「お父様は手を引くとおっしゃったはずです。そんなことではもうあなたを診ません、とお伝えください」と言ったのは他ならぬ先生ですし、たぶん、先生の意見以外の知見を持つ人が一番お医者さんに嫌われるお客さん(患者)だと思うんですが。


 他の誰でもなく自分自身がどう考えているか、ということかもしれませんが、その前提となる知識を持ち合わせていません。……精神病患者の勝手な思い込みでしゃべっていいなら、その場その場で無責任なことをいくらでもしゃべりますけれども。

 その無責任な言葉の羅列から判断できるのが専門の先生なんだろう、とはいま書きながら振り返って思わないでもありませんが、まぁ、言葉尻を捕らえられるような気がして、とても安心してしゃべる気にはなれないのは確かです。……先生とはその程度の信頼関係しか築けていないということです。


 きょう突然「復職」という単語が出たのは、たぶん、先週の診察前に実家でこぼした

「先生は自分の人生が今後どうなろうと知ったことではないに違いない」とか
「このままズルズル病気を引き延ばせばいいお客さんだ、いいカモにされているに違いない」

という言葉が回りまわって先生の耳に入ったからじゃないのかなぁ、と帰り道に邪推してしまいましたとさ。


 まぁ、いまのところは「一日の疲れがその晩の睡眠で回復できる」「5日間の疲れが週末で回復できる」が復職の最低ラインだと自分では思っています。

 ……って、それだけじゃアフター6や週末を全く余暇活動に当てられない、ただの業務ロボット生活ですから、早晩、再発することになるとは思いますが。


 それはそうと、以前の診察で一悶着あった傷病手当金請求書の「医療機関の証明欄」は、全部、先生が記入してくださいました。

 ……「細かい部分」は空白のまま返すので「会社へ提出するまでにご自身で埋めていただくことになります」と言っていた受付係の説明は何だったんでしょうか。

 「傷病の状態および経過」の欄に「支持的精神療法を継続している」と書いてはあるものの、支持というよりなんだか毎回やり込められているようにしか思えないんだなぁ。……まぁ、医学用語で「支持」とは何を意味するのか知らないんですけれども。


 かなり好意的に解釈して、双極性傷害の疑いがある、という点で「躁転」を引きとめようと毎回毎回突き落としてくれているのだろう、といったところでしょうか。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析