妻が、
先月に続いてまた「土曜か日曜のどちらかに一人で出かけてよい」と言いました。
未乗だったJR・相鉄直通線の新線に乗って、それから久里浜へ出て東京湾フェリーに乗ってこようかと思い立ちました。
下総中山9:33の電車に乗り、市川で快速電車に乗り換えて武蔵小杉で下車、JR・相鉄直通線の海老名行きに乗ります。せっかくなので先頭の運転席の後ろに乗車。
東海道貨物線はライナー列車などでも乗ったことがなく、完全に初体験のルートです。鶴見を出るとずっとトンネルで(このトンネルに入るときの下り勾配がとても緩いのが貨物線っぽかった)、トンネルを抜けると横浜羽沢駅に一瞬入ってすぐに33‰を下るトンネルに入り、羽沢横浜国大駅でした。
いったん降りて駅構内や駅周辺を探索です。2019年放送の「タモリ倶楽部」で出演者がサインした駅名標が取り付けられているはず……と探しましたが見当たらず、Google先生に聞いたところ2020年3月に撤去されてしまった由で残念です。2019年11月末の開業からほんの4か月ほどしか設置されていなかったことになります。
横浜羽沢駅をまたがる歩道橋に上がってはみたものの、貨物列車の往来もなく、羽沢横浜国大駅に戻って2本後の11:15発の海老名行きに乗り、西谷で横浜行き快速に乗り換えます。横浜駅11:30着。
少し早めの昼食にすることにして、道に迷いつつ味奈登庵を訪れ富士山盛と野菜天盛(950円)。こんな山盛りのそばを食べるなんて、42歳になってやることじゃない気もしますが、どうにか食べきりました。
横浜12:19発の湘南新宿ライン逗子行きから、逗子駅で久里浜行きに乗り換え、久里浜13:15着。……横浜から久里浜へは京急のほうが速いですが、中学だか高校生の頃に乗りつぶしで乗りに来て以来のJRで久里浜に来てみました。
フェリー乗り場は駅前にあるとばかり思っていたらバスで10分かかるのだそうですが、JR久里浜駅からのバスは13:12に出たばかり。京急久里浜駅に出てみましたが次のバスは13:55。Googleマップで調べると徒歩20分ほどで、バスを待っている間に歩けば着きそうだったので歩くことに。
額から汗をだらだら落としながらフェリー乗り場に着き、すぐ近くの日帰り温泉「海辺の湯」へ。……先月の女川旅行で入れなかった温泉に入ります。
せっかくの温泉でしたが、8月の屋外を20分以上歩いてすっかり体がほてっていて、温泉よりも水風呂に浸かっていた方が長かったです。
久里浜15:25発の「かなや丸」に乗ります。所要40分と短い航路だからかカーフェリーにしては小ぢんまりとした船内でしたが、デッキに上がって海風に吹かれながらほかの乗客がカモメにかっぱえびせんをやるのを眺めたりして、つかのまの船旅気分です。
東京湾のなかでも三浦半島と房総半島の直線距離が短いところを結んでいるからか、船からの眺めは常に陸地が見えていて大海原には程遠いですが、携帯電話も常に通じますし、湾のなかだからか大きく揺れることもなく、ちょっとした船旅を味わうにはよい感じです。片道800円、往復1,450円ですが、船を降りずに往復すれば遊覧運賃1,100円でよく、そういう乗り方、楽しみ方もありそうです。
船内は気の毒なくらいすいていましたが、金谷に16:05に着いて降りると改札口には乗船待ちの列がのび、建物の外には自動車バイクがこれでもかと停まっています。改札口で待っていた人たちはほとんどの人がゴルフバッグを持っていて、午前中の便で千葉へ向かってゴルフを楽しんでこの時間に神奈川へ帰るのが週末の主な流動のようです。(神奈川にゴルフ場はないのかしら…?)
金谷フェリー乗り場から徒歩7〜8分の浜金谷駅まで歩くとみどりの窓口が16:10で終わっていたばかりか自動券売機があるらしき場所もシャッターが下りていて、特急が16:25に出るのに15分前にきっぷの窓口が終わっている+フェリーを降りて向かうとちょうど間に合わないというハマリに遭いつつ(割引切符を買うつもりだった)、特急「新宿さざなみ4号」に乗り、船橋まで戻りました。(特急券は車内で車掌さんから無割引のものを買いました)