メガネスーパーの「トータルアイ検査」より、眼科へ行こう 2

 前回、メガネスーパーの「トータルアイ検査」を受けに行ったものの、(当たり前ですが)その場でフレームの購入を促されてしまい、ひとまず検査代(税込3,300円)だけ払って帰ってきました。

 メガネスーパーの眼鏡は決して安くなくて、レンズ代も別なので、3〜5万円の買い物です。

 検眼はしっかりやってくれたようなので、手持ちのフレームを持ち込んでレンズだけ替えてもらおうかな、と考えていたら、妻から「フレームにも寿命があるのよ」と言われます。


 そうかなぁ……と思いつつも、そこにこだわって家庭内の平和を脅かすのもあほらしいので、メガネスーパーの検査代は捨てて(経済学でいうところの埋没費用)、あらためて眼科で処方してもらうことにします。

 かかりつけの眼科はないのですが、「船橋 眼鏡 処方」でGoogle検索してヒットした眼科のうち我が家に近いところを選ぶと、日曜も診療日だったのでさっそく行ってきました。


 そうするとどうでしょう、一通り視力検査をすると、いまの眼鏡でちゃんと見えてるのになんで来たのかと聞かれます。

 ずっとかけていると頭痛がする、左右で見え方が違って左の方が見える気がするし、このメガネは10年前に検眼したものなので合っていないのではないかと思った、あと右目に乱視があると思う(←メガネスーパーで言われるまで気づかなかったくせに)、と伝えると、

「確かに右目に乱視はありますが、レンズを入れるほどではありません」
「左右の見え方はどうしても同じにはならないです、左右1つずつ度を落としても1.2が見えていますし、それでも左右差が気になるなら右を一つ上げることになります、そうすると右の度数は今のと同じです」

だとか。試しに右を一つ上げてもらいますが、そうすると逆に右のほうがよく見えます。

 話の流れで、どうやらいま使っているメガネが強くて長時間使っていると頭痛がするのでしょうから、右目のレンズが今と同じなのはどうかなぁと思い、元に戻してもらいます。


 とりあえず検眼枠にレンズが入ったもので10分ほど待合室や(眼科が入っている)ショッピングセンターの通路に出てみたりしてみると、5mほど離れたところの掲示板の小さい字やもう少し離れたテレビの字幕は少しぼやけるものの、読めないほどではありませんし、日常生活には困らなさそうです。

 10分後に検眼してくれた検査技師さん(?)が待合室にいる私のところへ様子を聞きに来たので、あのあたりの文字がぼやけて見える、等々伝えると、それで十分です、といった反応でした。


 会計をすると2,620円。時間外加算50点(3割負担で150円)がついていたので、平日の日中や土曜の午前に来れば2,470円ということになります。

 メガネスーパーが3,300円でどれだけ詳しい検査をしたところで、結果も手渡されなければ眼鏡にどのように反映されたかも分からない(妻がメガネスーパーで眼鏡を作って手渡された冊子には特に書いてなかった)のでは、処方箋に書かれた度数でどこでも(格安メガネ店でも)作れるメガネとの差を感じません。

 「左右一つずつ度を落としただけ」と聞けばなぁんだという気もしますが、メガネスーパーはそもそもそれも教えてくれなかったので、「すごい検査をしたのだからきっと自分にピッタリのすごいメガネができたに違いない」というプラシーボ効果くらいは見込めるのかもしれません。


 さて、受け取った処方箋には「右-0.75D 左-1.00D」と書いてあった一方、メガネスーパーでは(結果は知らされなかったものの)店員さんの画面に「左-1.75D 右-1.75D」という文字が見えたのですが、よほどの過矯正か、はたまた違う何かの数字だったのか、どうなのでしょう。

 乱視に至っては、日本眼科医会のWebページ(参照1参照2)に

軽度の乱視は全く矯正する必要はありません。
最近普及しているコンピュータ内蔵の屈折検査装置では、ほとんどすべての人に乱視が検出されます。その乱視をすべてメガネで矯正された場合には、快適なメガネにはならず、眼精疲労の原因になります。今まで乱視は無いと思っていた人が、突如、乱視があると言われた場合には要注意です。

>今まで乱視は無いと思っていた人が、突如、乱視があると言われた場合には要注意です。
>今まで乱視は無いと思っていた人が、突如、乱視があると言われた場合には要注意です。
>今まで乱視は無いと思っていた人が、突如、乱視があると言われた場合には要注意です。

と書いてありましたよ……。
author by よんなん
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