出産育児一時金直接支払制度とクレジットカードのポイント

 出産に伴う入院は保険医療の適用外ですが(帝王切開は保険医療)、健康保険から出産育児一時金42万円が出ます。

 健康保険からお金が出るのは後日なので、自費でいったん42万円を病院に支払わなければいけないのですが、平成21年(2009年)から直接支払制度ができて、あらかじめ病院に書類を出せば42万円は健保組合から病院へ直接支払ってもらえて、こちらは不足額を病院窓口で支払えば済む手段も選べるようになりました。

 ……妻が妊婦検診で大学病院へ行ったときに直接支払の書類を記入するよう言われて出してしまったのですが、支払いの時に後悔することになりました。


 いまどき大きな病院ではクレジットカードが使えるのが当たり前で、クレジットカードで支払えばポイントがついたからです。

 私のJALカードSuica(100円で1マイル)の場合4,200マイルをみすみす逃してしまったことになります。


 一方、健保組合への出産育児一時金請求書には医師または助産師の証明欄があります。……つまり病院に文書料を取られるということです。(直接支払なら請求書は不要=文書料も不要)

 今回妻が出産した大学病院のWebサイトを見たら、出産育児一時金請求書への証明は10月以降3,300円とのことなので(9月までなら3,240円だったと推測)、クレジットカードで支払う(立て替える)ときのポイントと文書料を天秤にかけることになります。


 今回の私の場合、3,240円で4,200マイルを買ったと思えば、おつりが出た計算です。


 多額の現金を病院へ持参しなければいけないのなら、防犯上も直接支払制度は有用ですが、クレジットカードが使えれば現金を持ち歩く必要はありません。

 幸い「42万円を支払ってしまったら銀行の預金がなくなり生活に困る」というような手元のキャッシュフローではないので、その点も心配ありません。

 また、クレジットカードは即時決済ではなく、JALカードSuicaの場合「月末締め翌々月4日払」なので、9月の退院時にクレジットカードで支払った費用が実際に銀行口座から引き落とされるのは11月4日(ただし2019年11月4日は振替休日=銀行休業日なので翌営業日→11月5日)です。

 健保組合がどれだけ迅速に手続きをしてくれるかにもよりますが、1か月くらいで支払われるならクレジットカードの引き落としよりも入金のほうが早いのではないでしょうか。


 もし次回があるなら、直接支払制度は使わないようにしようと思います。
author by よんなん
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