「おさんぽ川越号」

DSC04595.jpg JR大宮支社の川越キャンペーンに合わせて、1月26日ときょう、「新習志野発川越行き」の列車が走りました。(JR大宮支社の発表

 大宮から日進のあいだを、乗客を乗せた営業列車がふだん走らない「川越貨物線」を走るのがめずらしいです。

 なかなか乗れないルートなのと、西船橋8:05発と普段会社へ行く時間より20分くらい早く家を出れば乗れそうだったので、川越に用はないというJRのねらいから思いっきり外れる客ですが、乗りに行くことにしました。

 先頭車に乗ったところ、車内は、本当に川越へ行く行楽客に見える人が2〜3割くらい、鉄道マニアっぽい人が5割くらい、あとは武蔵野線に乗ろうとしたらちょうどこの電車が来た、という感じの人でした。(見た感じの印象)


 さて、最大のメインイベントは、大宮駅11番線から日進駅までの1駅です。
(私は武蔵浦和〜与野・大宮操車場の武蔵野貨物線も初体験ですが、ここは「しもうさ号」が毎日走っているルートです)


 ふだんは、11番線からの下り電車は湘南新宿ライン(宇都宮線・高崎線直通)で、大宮駅を出ると立体交差へ向かうのですが、川越貨物線は一番西寄りの地平線を行きます。

 ルートは単に11番線から高崎線へ進出するときの1本となりなのですが、地平か高架線の上かの違いがあるので、大宮総合車両センターの眺めが非常に新鮮です。

 いったん上にあがった高崎線への線路が降りてくるとあとは同じ眺めで、高崎線と線路が分かれる、新幹線の下をくぐるあたりがすでに日進駅場内らしく、そこで川越線の下り線の線路に渡って川越貨物線の旅はおしまいです。

 日進、西大宮、指扇、と運転停車があって、なぜか乗降できる停車駅になっていた南古谷駅(川越の1つ手前)で降りて帰りました。……川越は降りたことが一度もなくて、JRのねらい通りに川越を散策してくるのも一つの考えでしたが、たまたま午後から別の用事があったもので。。


 川越貨物線を走る例はあまりないので、もしかしたら川越線電化・埼京線直通以来では? という話も耳にしますが、実際どうなのかはよく分からないです。

 ただ、埼京線開業間際の線路切り替え前は、大宮駅の地平ホームからまさにこのルートで川越線のディーゼルカーが走っていたはずで、なるほど、だから大宮駅の12番線には架線がないのか、と今さら気がつきました。

 Wikipediaによると、当時の川越線は現在の11・12番線から発着していたそうです。


 さて、「おさんぽ川越号」は115系電車の6両編成で、東松戸、南越谷、東川口で発車ベルが鳴らず、その旨のアナウンスがありました。

 1998年に開業した東松戸駅は6両編成の停止位置に発車ベルのボタンがないのはまだ分かるとして、武蔵野線の電車が6両編成だった頃からある南越谷駅や東川口駅は改修か何かのタイミングで更新しなかったのでしょうか。

 ……発車ベルがない(6両編成の営業運転を想定した設備になってない)ということは、車掌用の停止位置目標やら、列車の設定までにはいろいろ面倒な手順があったに違いない、、、などなどが気になってしまう性分です。
author by よんなん
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