八ツ場ダム周辺のいま

DSC01514.jpg 前々職の同期に誘われて、吾妻線沿線に「撮り鉄」しに行きました。

 吾妻線沿線をドライブするのはかなり久しぶりで、しばらく来ないうちに八ツ場ダムで沈む国道やJRや集落の移転先は着々とできあがってました。

 写真は「湖面1号橋」の建設現場。「湖面○○橋」の名の通り、コンクリートの柱の下に見える集落はダム湖の底になります。

 赤い丸をしたところに移転先の造成地があり、すでに何軒も家が建っています。

 写真の手前側にも造成地があり、やはりすでに家が移転している様子が見受けられました。


 現在は、「すでに移転しちゃった世帯」と「これから移転する世帯」が元の集落と新集落にいる、という過渡期にある様子が見て取れました。

 そこへ来て、民主党政権が八ツ場ダム中止を言い出している……これは地元としてはたまらないなぁ、と思いました。


 こんな過渡期の状態でダムは中止ですと放り出されたら、コミュニティは崩壊してしまうでしょう。

 じゃぁダム本体はともかく移転だけはやり遂げましょう、とするには、じゃぁダムができなきゃ元の集落は廃墟のまま放置するんですか、という話になるでしょう。(たぶんそうなると思いますが)

 川原湯温泉については新源泉を掘って湖を望む温泉地として再生することが決まっていたところへ中止、という話が持ち上がって、移転は延びるわ、かといって現在の施設をメンテナンスして使い続けるにもいつまで使うか分からないしで廃業する旅館が出るばかり、と報道されている通りです。


 本当に中止するなら、すべてをなかったことにして元に戻すしかないような気がしますが、それはそれで膨大なコストがかかることでしょう。

 一度決まったことは行け行けドンドンでやってきた(に違いない)自民党政権にも問題があったと思いますが、民主党政権がそれをすべてひっくり返して是とするか、といえば、それは違う……と現地に立って思いました。
author by よんなん
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