特急「スーパーカムイ」とJR北海道の運転整理(1)

DSC04890.jpg 滝川から特急「スーパーカムイ34号」に乗ります。

 新千歳空港駅での乗り継ぎ時間は74分で、初めてLCCに乗るのにJRで人身事故でも起ころうものなら一発アウト……とは綱渡りもいいところですが、温泉へのバスの時間(1日3本)を考慮すると仕方がないです。

 とはいえ昨日の青森とはうって変わって天候にも恵まれ、列車も順調に走ってきました。

 やってきた「スーパーカムイ34号」は4分遅れでしたが、回復するぶんもあるでしょうし、74分に対して4分は誤差の範囲……とすっかり安心していました。

#午前中に乗った「スーパーとかち1号」も、追分駅で8分遅れていたのが新得には1分遅れまで回復していた。

 むしろ、新型の789系に乗りたかったのに、何度か乗ったことがある785系が来ちゃったことのほうにがっかりしてました。


DSC04891.jpg 2月の北海道は繁忙期で、特急の指定を取ると+710円なのですが、「uシート」にはいまだ乗った記憶がないので指定席にしました。

 札幌から快速電車になる区間は、快速電車の指定料金300円で乗れます。

 特急グリーン車ほどではないですが、普通車としてはかなりハイグレードです。各席にコンセントがあるのもポイントが高いです。

 今回は夜行フェリーでスマホに充電済みだったのであまり活用しませんでしたが、急行「はまなす」号で来ていたらコンセントがキラキラ輝いて見えたに違いないです。


DSC04892.jpg 滝川場面で4分遅れだったのは、砂川駅に故障車が止まっていて番線変更の通告を受けていたため、と車内放送がありました。

 その砂川駅には2年後に引退する予定の711系が止まっていて、後日の新聞報道によるとホームと反対側のドアが開いてしまったそうです。

 その新聞記事ではすべての711系電車は今後の運行を取りやめる、とのことでびっくりしましたが、google先生に聞いたら点検が終わった車両から復帰している由です。


DSC04893.jpg さて、そのまま4分遅れで岩見沢駅に着こうというときに、停止信号とのことで止まりました。

 で、場内信号機が開通したのか、再起動したそのとき、ガックン、と止まってしまいました。

 uシートの隣には車掌室があって、ブザー連絡の音や、運転士と指令がやりとりする無線の声(パターンがどうとか表示灯がどうとか…)が聞こえます。

 新型のATS-DN型が入ったばかりだとか、その他もろもろの知識で、何が起こってしまったか休暇で遊びに来て客席に座っているのに分かるのがつらい……。。。

 そんなことをしていて岩見沢駅には8分増延の12分遅れです。


 さて、時刻表を見ると、岩見沢からは札幌近郊の列車が増える区間で、この「スーパーカムイ34号」(所定16:56発)の11分後に、17:05発の区間快速「いしかりライナー」があります。

 この特急は12分遅れですから、区間快速が時間通り出てしまおうものなら、特急の頭が押さえられてしまいます。……臨時に追い抜きができればよいですが、そうでなければ札幌場面で25分近く遅れてしまいます。

 ……と思っていたら、区間快速がまだ岩見沢駅にいた!(写真) JR北海道の輸送指令GJ!

 中央線だったら、特急が3分遅れたら高尾からの快速電車が時間通りに先に出ちゃっても不思議ではないところです。


 って、近郊区間とは言ってもたとえば高崎線で特急が遅れたら、普通列車は数分くらいだったら待つか、、、


 札幌にはそのまま12分遅れで到着です。……途中は相当かっ飛ばしてましたが、特急「スーパーカムイ」のダイヤは「スーパーとかち」と違ってピンピンなのかもしれないです。


 札幌駅が近づくとやたらゆっくりになり、車掌さんの車内放送は途中でビーとブザーが鳴って途切れ、「本日に限り6番線に変更して到着します」とか。

 砂川駅もこの形で番線変更してよかったんじゃないか、、、とも思いましたが、4分遅れがまさか12分遅れになるなどとは結果論だしな。。。


 札幌からの折り返し快速「エアポート」は15分間隔なので、12分も遅れていたら事実上1本運休したのと同じようなものですが、どうなるか……(続きます)
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クルマなしで滝川市内4時間

 北海道へ来たので、日帰り温泉には行きたいなー、できればジンギスカンも食べたいなーと思ってました。……自分にとってお店のジンギスカンといえば食べ飲み放題なので、時間的にちょっと欲張りかもですが。

 残念ながらクルマではないので、日帰り温泉の選択肢は非常に限られて、どうにか公共の乗り物で行けるところを探して滝川の「ふれ愛の里」というのに行くことにしました。

 MAPPLE観光ガイドで北海道の日帰り温泉ランキング6位に入っています。

 ただ、JRで滝川駅に着いてから、1日3本しかない路線バスの時間まで1時間少々ありました。


DSC04868.jpg ちょうどお昼どきでもあるので、滝川で何を食べようか……と調べたら、名前だけは聞いたことがある「松尾ジンギスカン」の本店が滝川駅から歩いていけるところにありました。へー。

 食べ飲み放題で食べている時間はないですが、ランチ時間帯に980円でちょこっと味見程度に履修できる、というのは妥協ラインです。

 ……って、超うまい! ジンギスカンが臭くなかったらただの焼肉じゃねぇか! と思うけど、臭くなくておいしい! なにこれ!

 いつかお酒が飲めるようになったら、食べ飲み放題で履修したいです。


DSC04878.jpg 温泉のほうは、何でランキングに入ってるのか不思議なくらいで、残念ながら可も不可もありませんでした。

 湯上りに北海道のソフトクリーム……と思ったら、スジャータのシルクアイスだったのには萎えました。(減点大)

 道内の日帰り温泉にしてはめずらしく、民間資本の施設らしいですが、民間施設にしては食堂でなくゴロゴロできる休憩スペースがあったのだけはよかったです。(写真は休憩スペースからの眺め)


DSC04881.jpg バスの時間に合わせて履修だったので、温泉には滞在2時間でした。

 滝川駅に戻ったら、新千歳空港ゆき特急「スーパーカムイ」で帰途につきます。

 
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快速「狩勝」号

DSC04861.jpg 新得駅から根室本線に乗り換えて滝川へ出ます。

 石勝線が開業するまで、帯広・釧路方面へはこちらがメインルートでしたが、現在は特急も貨物列車も石勝線へ移ってローカル列車が細々と運行しています。

 1999年の映画「鉄道員」の舞台になった“幌舞駅”は、このルートにある幾寅駅(写真)を使ってロケが行われましたが、映画では廃線間近な終着駅という設定だったので、特急や貨物がじゃんじゃん走っていたとはにわかには信じられないです。
(しかも幾寅駅は急行停車駅だったらしい)


DSC04856.jpg この快速「狩勝」はディーゼルカー1両のワンマン運行です。

 「狩勝」のもとをたどれば函館から釧路を札幌経由で結んだ急行列車の名前ですが、残念ながら私にとっては歴史上の話です。

 時刻表を見ると帯広始発ですが、釧路5:45発帯広行きの普通列車がそのままこの列車になると書いてあるので、およそ実用的ではありませんが乗り通すことも可能です。


DSC04862.jpg ただ、ネタとして乗るなら、逆向きに「滝川始発釧路行き」という「日本一所要時間が長い普通列車」があります。(写真)


 どうでもよいですが、芦別駅や赤平駅でホームに出てきた駅員さんは、見たことがない制服……の女性! って、いまどき女性の鉄道係員がいたくらいどうってことなくて、JR北海道の制服じゃないところに目が釘付けです。(←変な人)

 Wikipediaによると両駅とも北海道ジェイ・アール・サービスネットの委託駅なのだそうで、地方のJR系列の委託会社でエルダー雇用(→時代背景から考えてほぼ男性しかいない)でない係員がいるんですねー。
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30分かけて戻る

DSC04859.jpg 石勝線から根室本線に乗り換えて滝川へ向かいます。

 石勝線と根室本線の旅客営業上の分岐駅は新得駅なのですが、石勝線と根室本線が合流するのは25km近くも手前の上落合信号場です。

 写真は列車の行き違いで停まった広内信号場で、上落合信号場から新得駅まで4つ信号場があるものの駅ではありません。

 広内信号場から見渡す限り、鉄道施設以外の人工物が一切見当たらず、ホームを作って駅にしても残念ながら乗り降りする人がいないというわけです。

 Wikipediaによると上落合信号場〜新得は24.1kmで、東京駅と西船橋駅の間とちょうど同じです。

 武蔵野線から千葉方面の総武線に乗り換えるのに、西船橋で降りられなくて東京駅まで連れて行かれるようなもの……と考えると、北海道という土地はスケールが大きいです。


 ……さっき「スーパーとかち」で来たところを延々50km近く行って戻ってくるわけで、そのぶん運賃も余計にかかっているのですが、さっきの「スーパーとかち」の特急料金は114.8キロ=150キロまでだったから、上落合に駅があって停まったなら、100キロまでの特急料金でよかったはずなんだよなー。

 そんな旅客流動がどれだけあるのかを考えれば仕方のない話ですけれども、でも、新得駅での特急「スーパーとかち1号」から快速「狩勝」へは7分乗り継ぎ、とダイヤ上の接続は考慮してあるところが、JR北海道の素敵なところです。


 トンネル内にある上落合信号場で運転席の後ろから前を見てたら、滝川へ向かう根室本線の出発信号機のほうが、南千歳へ向かう石勝線の出発信号機より上についてるんですね。

 あくまで根室本線としては滝川へ向かうのが主たる方向で、石勝線は書類上は支線だから……なるほど、、と感心してたら、当たり前ですけど実際の列車運行上は石勝線のほうがメインなので分岐器は根室本線が分岐側で、信号機に見とれて突っ立ってたらトンネルの真っ暗な中で不意にドカンと横揺れを食らいました。
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特急「スーパーとかち1号」 (その2)

DSC04847.jpg 清風山信号場とおぼしき場所で列車のすれ違いがあったので気づきましたが、ここがニニウですね。
(何年か前にクルマで行こうとした時の記事

 車窓から見るだけでしたが、一度来てみたい場所です。

 2年前にJRの脱線火災事故があった場所でもありますが、特急が減速したのは事故箇所だからなのか、清風山信号場で停まるためだったのかは分からないです。

DSC04853.jpg もう1か所信号場で列車のすれ違いで停まったときに見えた「トンネル外停止目標」看板。

 旧国鉄が設置した(はずの)看板のなかでも知る人ぞ知る看板ですが、実物を見たのは初めてです。勉強になりました。

 
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特急「スーパーとかち」に乗る (その1)

DSC04841.jpg 追分から新得まで特急「スーパーとかち1号」に乗ります。

 もともとの予定では、追分から普通列車で夕張へ行って戻って新夕張駅からこの列車に乗るつもりだったので、これで元の予定に追いつきます。

 知っている人もいると思いますが、新夕張駅から新得駅までおよそ100km近く特急料金が要らない特例があります。

 この区間はほぼ無人の地帯を走るので特急列車しか走っていないための特例ですが、1駅でも飛び出ると全区間の特急料金が要るのです。orz

DSC04844.jpg 追分・新夕張間は25.4kmですが、追分・新得間114.8kmの特急料金1750円也です。……特急料金は50kmきざみなので、くやしいったら!

 くやしいついでに指定を取りました(上記の特例は自由席に乗る場合だけなので)。……実はJR北海道の2月はなんと「繁忙期」なので+710円です。

 あとで乗る「uシート」ほどではありませんが、自由席とは少し違って立派な座席です。

DSC04843.jpg 写真は、JR北海道の特急では標準装備の「チケットホルダー」。

 ここにキップを入れておくと、車掌さんは声をかけずにキップを拝見して行ってくれます。

 
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室蘭本線で追分へ

DSC04825.jpg 苫小牧から岩見沢方面の室蘭本線に乗ります。

 長万部からの室蘭本線は苫小牧(正確には次の沼ノ端)まで特急「北斗」がじゃんじゃん走るJR北海道の大収益源ですが、特急はここから千歳線に入って札幌へ向かいます。

 苫小牧から先の室蘭本線は、追分までは1日8.5往復の普通列車(追分から先はもっと少ない)と道東方面のわずかな貨物列車が走るだけのローカル線です。

DSC04826.jpg さて、苫小牧駅に停まっていた追分ゆきは、日高本線用のキハ40。

 苫小牧7:31発は休日運休で、きょう休暇を取って平日に来たのでなかったら、もともと予定していた旅程に室蘭本線経由では飛びつけないところでした。

 この時間帯と「休日運休」の文字通り、高校生の通学用に仕立てられた列車で、駅に停まるたび車内がにぎやかになってきます。

 ……そうはいっても、ディーゼルカー1両で事足りてしまう人数なんですけども、鉄道は1両100人くらい乗れるのでバスなら3台続行くらいでしょうか。

DSC04829.jpg きょうは苫小牧に朝上陸して夕方の新千歳からの飛行機で帰ってしまうので、旭川や帯広の先には行かれませんが、こうして北海道のローカル列車に乗っていられるのは楽しいです。

 写真は進行左側なので写ってませんが、1日10往復未満のローカル線なのに複線です。(貨物列車を入れると10往復以上なのかもしれませんが)

 何十年も前に石炭輸送で賑わっていたころの名残なわけで、片方はがして合理化しないのかと素人目には思うのですけれども、すでに駅は追分駅まですべて停留所化してあるので、せっかく各駅構内の副本線をはがしたのに、路線そのものを単線にして交換設備を作り直すことを考えたらいろいろ大人の判断があるのかもしれないです。

DSC04833.jpg 追分駅は初めて降りる駅ですが、この広い1番線ホームには何か見覚えがあります。

 NHKスペシャルでスト権ストを取り上げた回で、生産性向上運動の場面に出てきた光景じゃなかったか、と思い出しました。

 確か戦後50年特集で高校生の頃に見た記憶がありますが、当時の特急「おおぞら」用キハ183系の色に塗りかえられた柱(取材時点でマル生運動当時と合ってなかった)が20年近く経つのにそのままです。
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苫小牧から北海道入り

DSC04814.jpg 川崎近海フェリー(八戸〜苫小牧)で北海道入りです。

 24時間と滞在しないで新千歳から帰りますが、渡道できてちょっぴり嬉しいです。

 雪国は雪国でも、青森とはまた気分が違います。フェリーターミナルの外へ出てみると、踏んづける雪がサクサクです。

 きのう、青森君と、去年まで札幌に住んでた浦和さんが「北海道の雪はホウキで掃けるが、青森の雪はスコップでかかないといけない」と話してたのがよく分かります。


 青森も晴れていたら気分が違ったかもですが、こちらは晴れていることもあって、青森の降り止まない雪の陰鬱とした雰囲気とは違って、ちょっぴりすがすがしいような気もします。


DSC04820.jpg 市街地へのアクセスは、北海道中央バスの札幌行き「高速とまこまい号」が苫小牧駅前まで乗れて240円。

 都市間高速バスって、始発側の停留所では乗車しかできないイメージなのですが、こんなふうに乗せてくれてありがたいです。……タクシーだったらきのうみたいにまた何千円とかかっていたはずです。

 苫小牧駅には、急行「はまなす」号が5:01に着くところ、7時ちょうどになり、追分方面の室蘭本線は1本遅い列車になりましたが、ここからJRの旅を再スタートです。
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川崎近海フェリー初体験

DSC04808.jpg 八戸から苫小牧へのフェリーです。

 乗船名簿の記入欄に、「東北新幹線『はやて』をご利用になりましたか」という項目があって、(新青森からだけど)確かに乗ってきたのでマルをしておきました。

 八戸駅からのアクセスに難儀した(前項)身としては、八戸駅からバスが出てくれるようになると嬉しいです。

 ただ、東北新幹線でやってきて北海道へ夜行便で渡るなら、急行「はまなす」号が真っ先に候補に挙がるはずで、今日みたいに「はまなす」号が運休、なんてことがなければ東北新幹線からの乗り継ぎ客は残念ながら多数派にはならないだろうと思いますが。


 今回は「はまなす」号のカーペットカーが取れなくてドリームカー(指定席)だったのと、5:01着の苫小牧で降りる予定で寝過ごしが心配だったので、2等船室で横になって寝過ごす心配もなく眠れるのは却ってよかったかもです。

 あと、広い風呂に入れるのと、堂々と電源が使えるのもフェリーならではです。……このご時勢、スマホの充電ができるのは大きいです。(早い時間に乗船しないとコンセントに近い場所は取れませんが)


DSC04809.jpg 毛布は有料。300円。

 暖房が効いているだろう……と心は揺れたものの、結局借りました。夜は意外と船室が冷えたので借りてよかったです。

 学生時代ならコートをフトン代わりに寝たかもです。足元は覆えませんが。


DSC04810.jpg 23時の消灯前にさっさと寝るのに、この手ぬぐいがアイマスク代わりに役に立ちました。

 寝付くまで寝返りを打てませんが、カバンに忍ばせておいてよかったです。

 ……座席夜行だと目元に載せただけではずり落ちてきてしまうので、フェリーの2等船室で結果オーライでした。
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八戸駅からフェリーふ頭が遠かった!

DSC04802.jpg 八戸駅は新青森駅と同じで市街地からは離れた場所にあり、八戸市の中心部に近いのは八戸線の本八戸駅です。

 八戸〜苫小牧のフェリー(22時発)に接続するバスも、本八戸駅から出ています。

 新青森駅で解散して八戸駅まで新幹線でやってきたあと、八戸線を待ちました。

 この時間は八戸に19:01に着いてから28分待ちです。(19:29発)

 下りの新幹線も、青い森鉄道の上下線も19時前後に相次いで到着するのに、何でこんなダイヤ設定なのかよく分かりませんが、しょうがなく待ちます。

 本当は本八戸でゆっくり夕ごはんを食べたいと思っていたので、店内でもう30分のんびりできるのが、こういう待ち時間というのはあほらしいです。


DSC04805.jpg で、発車する19:29になったところで、

「この先で踏切事故がありましたので発車までしばらくお待ちください」

というアナウンスが入りました。……30分近く待たされた挙げ句にこれかよ〜と思いましたが、バスが本八戸駅を出るのは20:45なのでまだ1時間以上あります。

 それに列車が事故を起こしたわけではないようなので、夕飯はあきらめることになりそうですが、あわててもしょうがない程度に考えてました。

 車掌さんはこまめにアナウンスをしてくれて、警察が着いた、JRの係員が着いた、警察の現場検証が始まった、現場検証が終わった……と、着々と運転再開に話が進んでいると思ったら、、

「踏切の遮断竿が損傷したとのことで、交換する係員がこれから出発します、交換を終えるまで発車ができません」

な、なんだってー。

 それでも、降りるそぶりを見せる乗客は誰一人としていませんし、こちらもまだ時間はあるさと思って待っていたら、ついにこの列車は運休が決まりました……とのこと。orz


 改札口の係員は青い森鉄道の人で、八戸線のことはモニターでしか分からないようです。……とりあえず、次の列車になる車両は本八戸駅に停まっていて、これがやってこない限り次の列車は出ないことだけは分かりました。o..rz

 いよいよのんびりしていると船に置いていかれますぞ! 八戸駅まで来ているのに!


 中心街へはバスが出ています、とのことで、こんな地方都市(失礼)で夜8時ごろにバスなんてどのくらいの頻度で出ているのやら……と駅前に出ると、意外にも10〜20分おきに出ているのでありました。

 バスの所要時間は20分で、次の20:30発のバスに乗ったのでは、フェリーふ頭ゆきのバスには乗り継げませんが、ここからタクシーに乗るよりはマシでしょう。

 中心街(八日町)でバスを降りて路上で客待ちしていたタクシーに乗り継ぎ、港が近づいてきたぞ……というところで、南部バス(というバス会社)名物「すみません回送中です」の表示を出したバスとすれ違いました。たぶんあれが本八戸駅から出たバスです。残念。

 結局、バス(300円)とタクシーを乗り継いで、フェリーふ頭まで2000円近くかかりました。……社会人やってれば出せない額ではなかったけれど、、、フェリー代4500円に対して市内の交通アクセスでこんなに使っちゃった、と思うとちょっとね〜。。


 八戸駅〜中心街のバスがこんなに頻発しているなら、もっと早く行動を起こせばよかったです。本八戸駅からバスに乗れれば300円+300円=600円で済みました。ぬーん。


 最初に書いたように、本八戸駅まで所要15分のところへ新幹線から八戸線に30分も乗り継ぎ時間があっては不満な人も少なくないのではと思いましたが、バスが頻発しているのを知っている人はさっさとバスに乗って行っちゃうのでしょう。たぶん。

 まぁ、ほかにもローカル線のダイヤ設定には大人の事情ってものがたくさんあるのだろうとは思いますけれども。
author by よんなん
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