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30分かけて戻る

DSC04859.jpg 石勝線から根室本線に乗り換えて滝川へ向かいます。

 石勝線と根室本線の旅客営業上の分岐駅は新得駅なのですが、石勝線と根室本線が合流するのは25km近くも手前の上落合信号場です。

 写真は列車の行き違いで停まった広内信号場で、上落合信号場から新得駅まで4つ信号場があるものの駅ではありません。

 広内信号場から見渡す限り、鉄道施設以外の人工物が一切見当たらず、ホームを作って駅にしても残念ながら乗り降りする人がいないというわけです。

 Wikipediaによると上落合信号場〜新得は24.1kmで、東京駅と西船橋駅の間とちょうど同じです。

 武蔵野線から千葉方面の総武線に乗り換えるのに、西船橋で降りられなくて東京駅まで連れて行かれるようなもの……と考えると、北海道という土地はスケールが大きいです。


 ……さっき「スーパーとかち」で来たところを延々50km近く行って戻ってくるわけで、そのぶん運賃も余計にかかっているのですが、さっきの「スーパーとかち」の特急料金は114.8キロ=150キロまでだったから、上落合に駅があって停まったなら、100キロまでの特急料金でよかったはずなんだよなー。

 そんな旅客流動がどれだけあるのかを考えれば仕方のない話ですけれども、でも、新得駅での特急「スーパーとかち1号」から快速「狩勝」へは7分乗り継ぎ、とダイヤ上の接続は考慮してあるところが、JR北海道の素敵なところです。


 トンネル内にある上落合信号場で運転席の後ろから前を見てたら、滝川へ向かう根室本線の出発信号機のほうが、南千歳へ向かう石勝線の出発信号機より上についてるんですね。

 あくまで根室本線としては滝川へ向かうのが主たる方向で、石勝線は書類上は支線だから……なるほど、、と感心してたら、当たり前ですけど実際の列車運行上は石勝線のほうがメインなので分岐器は根室本線が分岐側で、信号機に見とれて突っ立ってたらトンネルの真っ暗な中で不意にドカンと横揺れを食らいました。
author by よんなん
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