まだコートは脱げない

IMGP6582.jpg 東京出張でも名古屋遠征でも、昼はコートを着ていると暑いと思うようになりました。

 もうじき4月だし、ぼちぼちコートは要らないかなぁ、と思うんですけど、毎度ながら日が暮れてから新幹線を高崎で降りると「寒ッ!」と感じます。


 Yahoo!天気予報を見ても、18時とか21時の高崎の気温はひとケタになります。


 高崎は東京から新幹線で1時間、と、千葉なら四街道あたりから都心へ行き来するのと時間的に変わらないうえに、新幹線はラッシュ時でもたいてい座れますし、帰りが遅くなると高崎止まりの新幹線があるので酔っ払っても寝過ごす心配がないですし、5年もいると居心地のよい点に気づくんですが、新幹線を降りたときのこの寒いのはどうにもならないですね。

 …独身寮までは歩いて15分なので、面倒なときはぬくぬくとタクシーで帰りたくなる微妙な距離ではあるものの、歩いて帰ります。

 最終の新幹線でウトウトしながら高崎に着いても、この間にすっかり眠気が吹っ飛んで夜更かしの原因になったりします。orz
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バニラアイスの「みそカツ丼」と「ひつまぶし丼」

IMGP6573.jpg 金曜日の名古屋での話を引っ張ります。

 あおなみ線で名古屋駅へ戻ってA君・C君と別れたあと、名古屋在住のB君が「『茶っきり娘』へ行こう」というので地下鉄で志賀本通駅へ。

 ……B君から「みそカツのアイスが食べられる店」と聞いて、全体が茶色になった妙な味のアイスクリームを想像していましたが、買ってさっそく店内の飲食スペースで食べてみると、バニラアイスの上に載っているだけなんですね。

 これならどうにか食べられそうです。

 しかも、“みそカツ風味”ではなく、本当にみそカツが載っている(そしてバニラアイスとともに凍っている)のは面白いです。


 ほかにもいくつか種類がありましたが、一度に3つも4つも食べられないので、とりあえず今回(←また次回来るつもりでいた)は「みそカツ丼」(写真左)のほかに「ひつまぶし丼」(写真右)を食べてみました。
(どちらも1つ400円)

 エキナカにでも進出したら、地域性満載の商品ですしとりあえず一回食べてみよう、という需要は一定の間見込めそうな気もします。


 で、これは面白いなぁ、と思いながら食べたり写真を撮っていたら、店主と思しき人が出てきて「そのお写真は記念ですか? ブログか何かに載せられるのですか?」と聞かれてびっくりしてしまいます。

 ……B君ともども正直に答えてしまい、それでしたら、と、住所と名前、メールアドレス、今回注文した商品名を書かされました。
(↑ウソの連絡先を書いてくる、という大人の対応ができない人)

 というか、書かないのなら写真を消去してください……って、そうですか。

 見た目も味も面白いからか、店主いわく「まじめに作っている」のにおもしろおかしく書かれて、まだお店に来たことがない人がびっくりしてしまうのが困るのだとか。


 飲食店で「店内での撮影は困ります」というのはたまにあるので、そういうのはまだ分からないでもないんですが、ブログで品評記事を書くつもりなら話は別、と言われると、あらぬことを考え始めてしまいます。

#まぁ、単なる個人ブログと影響力が大きい各種メディアの覆面取材は見た目での区別が難しいので、同様に対応しているのかもしれません。


 もし、店主がこの記事を見つけたときに思った通りでないことが書いてあったら、日にちと商品名からあのときの高橋という客だな、と特定して書き直すように連絡が来たり、場合によっては訴状でも届くんでしょうか?

 私はそのように感じてしまいました。 (←相変わらず妄想力だけは全開の男)


 ……全国発送しているんだし、そういう趣旨だったら店内での撮影だけ目を光らせてもしょうがないよなぁ、、、と思ったものの、よく考えたら発送の場合は注文した商品と発送先の名前・住所・電話番号が分かっているわけですよね。

 唯一の抜け穴は、店頭で買って自分で持ち帰る場合だけです。


 商品も面白いですし、店内で食べると暖かいお茶をサービスしてくれたり、わりあい好印象を持ったのに、ちょっと残念ではあります。


 名古屋コーチンの卵を使った(おいしそうな)アイスクリームとか、他にも特大のバクダンシュークリームとか、また来て一度食べてみたいなぁと思う商品も結構あるんですけどね。


 このあと、B君とは名古屋駅で別れて「ぷらっとこだま」で帰途につきました。
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あおなみ線に乗りました

IMGP6542.jpg きのう、登山を終えたあと、名古屋駅から出ている「あおなみ線」に乗りに行きました。

 「あおなみ線」はJRの貨物線を電化・複線化・高架化のうえで旅客線として開業したもので、関西の「おおさか東線」と経緯が似ています。

 が、こちらはJR線としては営業せず、名実ともに第三セクター路線になっています。

#路線そのものも、旅客開業時にJR東海から名古屋臨海高速鉄道(=あおなみ線)に譲渡されている


 施設の保有も旅客列車の運行も第三セクター会社ですが、JR貨物が第二種鉄道事業の免許を持ち続け、JRの貨物列車は今でも走っています。(=写真)


 元JR線の改良で造られたからか、ATSだとか信号などの地上設備はJR線とあまり見た目が変わりませんが、車両はJRには採用例がない日車式ブロック工法(名鉄で採用されている)だったり、連結器は密着式ではなく自動連結器だったり、細かいところはJRと違いが見られます。


 4両ワンマン運転で各駅にはホームドアがあり、駅到着時の停止ブレーキはTASCで自動化されています。

 …TASCだと駅進入時は運転台のハンドルがニュートラルのまま何もしないので、停止直前に運転室から「プー」とEB装置の警告音が聞こえたり、高崎線などに乗り慣れている身には新鮮でした。
(EB装置についてはWikipedia参照)

 山手線にもTASCが入ることはすでに発表されていますから、いずれ山手線でも耳にすることになるんでしょうか。

#Wikipediaによるとあおなみ線は30秒でブザーが鳴るようなので、JR線でTASC導入後に似たような場面で鳴るかどうかは謎。


 なぜか、終点の金城ふ頭駅だけは、ホームドアが東京の地下鉄南北線のような大掛かりなタイプなのと、TASCではなく運転士が操作するブレーキでの停車でした。


IMGP6552.jpg 終点の金城ふ頭駅周辺は「何もない」という形容がぴったりですが、いずれはJR東海の新博物館ができるのだとか。

 いかにもこの先延伸しますよ、という感じの高架橋の終わり方ではあるものの、この先は海なので延伸はたぶんないんじゃないでしょうか。

 中部国際空港へ延伸する妄想があるとかないとかですが……。。。


 現在は、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)と、屋内型フットサル場(大洋薬品オーシャンアリーナ)と、ちょっとした結婚式場がある程度です。

 フットサル場をのぞいてみたら、「Fリーグ」というフットサルの全国リーグがあるらしく「名古屋オーシャンズ」の本拠地の模様でしたが、、、「Fリーグ」の存在を初めて知りました。。。
(あとで調べたら、浦安にも「バルドラール浦安」というチームがあることも判明)

 フットサル場2階のレストランで「カレーライス食べ放題500円」なんてのをやっていて、A君とB君が先ほどの登山に懲りずにまた食べていましたが、、、さすがです。
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名古屋で山に登る (2回目)

IMGP6524.jpg 早大鉄研の後輩A君・同期のB君・C君と4人で名古屋の「喫茶マウンテン」へやってきました。

 前回は「甘口バナナスパ」を履修したので、今回は冬春限定という「甘口イチゴスパ」を…と思ったらA君が注文してしまいました。

 せっかく複数人で来たのですから、いろいろ見比べたいものです。

 A君にはイチゴスパを半分分けてもらうお願いをして、結局私が注文したのは裏メニューの「小倉丼」(写真・1000円)。


 パイナップルはともかく「ごはん」+「あんこ」ならオハギじゃないか、と思うわけですが、、、


 な ん で す か こ の 甘 っ た る い 赤 い ご 飯 は !

(どうやらイチゴピラフらしい)


 丼といいつつ、「ご飯:あんこ」の比率が1:2くらいで、極悪なご飯のほうが少ないのが救いです……。

 A君という“シェルパ”がいてよかった…と思いつつ、甘口イチゴスパと交換したら、先にA君が食べ尽くしたのはあんこではなくごはんのほうだったのには驚愕です。。。orz


IMGP6523.jpg 他に注文したものは、写真の上から順番に

・スパイス合衆国(A君)
  …実はただの超辛口カレーリゾットだった
・ロバライス(B君)
  …コーヒー味のピラフ
・甘口イチゴスパ(A君)
  …私の小倉丼と半分ずつ食べました

#A君は朝食だというのに2つも注文していた。

このほか、C君が「甘口バナナスパ」、それと4人で食べる箸休め用に「マメイー氷」。

 「○○氷」というのは、“アイスクリーム入り特大カキ氷”なんですけど、「マメイー」って何?? と思ったら、どこかの国が原産の野菜だとか。

 食べてみるとココナッツ味で、たぶん、今回注文した食べ物で一番まともな食べ物でした。


IMGP6530.jpg 終盤になってC君が口を押さえてトイレに駆け込むなど少々アクシデントもありましたが、お互いがシェルパ役を果たして見事登頂を果たしました。

 ……しかし、次回こそは「小倉トースト」とか「あんかけスパ」とか、普通に観光客のような食事を名古屋でしたいなぁ、と思うのでありました。。。orz
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名古屋へ向かっています

IMGP6517.jpg 話の始まりは、2月の稲門鉄研総会。

 久々に集まった早大鉄研の同期その他で、「名古屋で登山をしよう」という話が持ち上がりました。

 …たいていは、そのうちやろうと言いつつ実現しないもんですが、後輩君のよびかけにより実現することに。

 ちょうど休みの日だったので行くことにしました。


 当初、行きは日本中央バスの高崎〜名古屋の夜行バスを考えていたんですが、同期のひとりがクルマで行く、と言い出したので便乗することにして集合場所の横浜へ向かっているところです。

 …来週以降だったら、高速代が1000円だったんですけどね。


 明日から3連休になる木曜日の「あさま」上り最終列車の車内はスーツ姿の男性客ばかりです。……週末を家族と過ごす単身赴任のみなさんでしょうか。


IMGP6518.jpg 集合場所から便乗した同期のマイカーは、なんと元タクシー車両。

 某氏の趣味対象は前から知っていたのでもしかしてとは思っていましたが、、、もちろん燃料はガソリンではなくLPG、後部左側のドアは自動ドアです!

 ちなみに写真に写っているカーナビは、私が持参したソニーのポータブルナビNV-U3。
 取り外しできるので、こうしてカーナビのない知人のクルマで出かけるときにも使えます。


 名古屋までいくらかかるのだろう、、とメーターを動かしてもらいましたが、ウトウトしているあいだに10万円に到達してしまい、いつのまにやらリセットされておりました。
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東京本社出張

IMGP6490.jpg ほぼ1年ぶりの本社出張です。

 行きに乗った新幹線は、偶然にも登場時カラーの200系新幹線が来ました。

 この旧塗色編成は、リクライニングの角度もリニューアル車に比べて小さいですし、不満がないわけではないです。

 が、外見は幼稚園の頃に初めて乗った新幹線と同じ……というわけで、少しは心ときめいてしまうものがなくもありません。


 この新幹線で父方の祖母宅(=新潟県)へ行き来するのは、私にとって年に何度かの大イベントでしたから。


 父方の親戚一同は、東京との行き来が新幹線になってもしばらくは鉄道を「汽車」と呼ぶならわしが抜けませんでしたが、そりゃ上野駅から特急「いなほ」に延々乗っていた感覚を想えば(←私の記憶にはない)、分かる気がします。

 上越新幹線が他の整備新幹線をさしおいてさっさと開業してしまったのは、きっと有力政治家の存在が大きかったのだろうと思います(=個人的な推測)が、この白地に緑色の新幹線が新潟にもたらした恩恵は、計り知れず大きかったに違いないです。

 そして、この緑色の超特急をいつか…と、国鉄の経営状況そっちのけで待ち望んだ地域も多かったのでしょう。きっと。


 いまどき、新幹線誘致PRの看板で200系新幹線が描いてあるところなんてありませんが。


 とにもかくにも、同じ上越新幹線でも、新型やリニューアル車が来たときにはあんまりこういう感傷的なことは考えないです。
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魔法使いの威力?

IMGP6439.jpg 前日中に安房鴨川入りして、3月14日をむかえました。

 Yahoo!天気予報では「暴風雨」という予報で、部屋にいても分かるひどい風です。

 4時に目覚ましをかけて起き、4時半に安房鴨川駅へ行くと先客が2人いました。

 風こそひどかったものの雨はさほどでなく、用意してきたレインコートは出さずに傘で用が済んだのはありがたいことです。

 …実際に駅が開いたのは4:50で、整理券を受け取って宿に戻りました。 


 発売は1人1枚で、複数枚欲しかったら購入後に再度並んでください、という案内で、それだったら他の発売駅へ移動してそちらでも整理券をもらったほうがいいのでは、という考えも出てきます。

 5:13発の外房線始発で勝浦駅へ行けば、7時過ぎには安房鴨川駅へ戻ってこれます。

 …先客2人はそうするみたいでしたが、宿の女将さんには「4時半に整理券をもらってあとは発売の時間までゆっくりしている」と昨晩言ってしまったので、朝食の時間になって私がいなかったら女将さんが心配するでしょう。

 というか、この強風では、電車が時刻表どおりには走るとは思わないほうがよさそうです。
(JRの電車が雨でも風でも時刻表のとおり走ると思ったら大間違いです!)

 そうは言っても、私が宿のフトンでぬくぬくと二度寝をしているうちにあの2人は早々にもう1枚を確実に確保するんだろうなぁ、と気が気でなかったりします。


 さて、7時半に素泊まり客への朝食サービスで起き、テレビでNHKをつけるとJRの宮田麻実子さんが「外房線・内房線…(略)…は強風のため運転を見合わせています」と伝えているじゃないですか。

 やっぱり! あの始発で勝浦へ行っていたら戻ってこれないところでした。


 さて、8時半に宿を後にして駅へ向かうと、外房線と内房線は止まったままです。(内房線は館山〜安房鴨川の折り返し運転)

 つまり……当日の朝になって安房鴨川へ電車で来れる人はいないということです!

 思わぬところでとんでもない魔法を使っちゃったみたいですよ! (ぇ


 9時が近づき、鴨川市民と思しき人たちや鉄道マニアで駅の中は人でいっぱいになりますが、それでも60〜70人くらいです。

 そこへ駅員の方が出てきて、安房鴨川駅での発売枚数は700枚であること、現時点で配布済みの整理券は200枚で、枚数には余裕があることが告げられます。


 来る前は、1人1枚じゃ並び直して何枚か買っても職場で取り上げられておしまいだなぁ、なんて思っていましたが、この様子だとせっかく来たことですし自分の分も確保できそうです。

 9時になって発売が始まり、5時前にもらった整理券で1枚購入。
 また整理券をもらって列につきます。

 …2枚目を購入し、もう一度整理券をもらおうとしたら駅員さんが「何枚ほしいですか?」って、え? いいの? と思いつつ整理券を3枚もらいました。

 3〜5枚目を購入してまた列につこうとしたら、Suicaより先に整理券がなくなってしまったとか。

 そして再び1人1枚ずつの発売になります。

 6枚目を買ったところで現金がなくなってしまいました。
 ……こんなに買えるなんて思ってなかったんですもん!

 鴨川郵便局のゆうちょ銀行ATMで現金を引き出して再度列につき、さらに3枚購入したところでようやく売り切れました。(11時ごろ)


 売り切れ後は、まだ列に並んでいた面々に千葉支社オリジナルのペンギンポストカードが配布され、特に混乱もなく終了しました。


 周囲の会話を聞いていると、やはり電車が不通になっただけあって、安房鴨川駅が最後まで売れ残っていたようです。

 来ていたのは、鴨川に前夜泊まった人、鴨川市民、そして千葉から高速バス「カピーナ号」の始発(千葉6:45発→安房鴨川8:29着)でやってきた人と、あとはわずかにタクシーなどで乗りつけた人だけだったのではないでしょうか。

 すごいなと思ったのは、13日発の「富士・はやぶさ」を名古屋で降りて「ムーンライトながら」で引き返し、総武線に乗り継いで千葉駅まで来たところで勝浦以南の外房線が止まっていると知るや「カピーナ号」に乗ってやってきたらしい(そんな会話が聞こえた)人です。


 写真は、今朝になって使用を開始した安房鴨川駅の自動改札機。

 そうそう、自動改札機の使用開始に立ち合いで来ていたのか、改札機メーカーとソフトウェア会社のジャンパーを着た人も2人、列に並んでいました。

 関係者だったらコネで分けてもらえる…ということはなく、やはり並んで買うのですね。
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安房鴨川に来ました

IMGP6435.jpg 明日、SuicaのJR線利用エリアが広がるのに合わせて、JR東日本の千葉支社・水戸支社・仙台支社・高崎支社がそれぞれオリジナル柄のSuicaを発売します。

 職場ではそういうのを集める趣味を持つ先輩が何人かいらっしゃって、

「お前千葉出身だから千葉の買って来い! 浦安から始発に乗って行け!」

と一方的に泊まり勤務明け(13日)、休み(14日)の予定が決められてしまいました。orz

 …自分も一応は鉄道マニアの端くれですが、こういうの集める趣味はないうえに、有無を言わさず決まってしまったのであんまり乗り気じゃないです。。。


 千葉支社のリリースでは、発売箇所が館山駅・安房鴨川駅・勝浦駅・佐原駅・銚子駅、と、どれも浦安から遠い場所ばかりです。

 エリア拡大記念ですから新しく使えるようになる駅で売るのは、そりゃそうでしょう。

 浦安=千葉、ってのは間違ってないんですけど、千葉へ出るより東京へ出るほうが近い場所なんですよね。orz

 それに、13日のうちに浦安へ帰って14日早朝に家を出ると、何をしに行くのか家族から聞かれて説明するのも面倒です。
(到底理解されないのは明らか)


 そんなわけで、発売前日のうちに安房鴨川で泊まることにしたわけです。

 東京駅19:00発の「わかしお23号」に乗って、安房鴨川駅21:03着。

 ちなみに、同じ東京駅を18:03発のブルートレインを見送ろうと思えば行けましたが、ああいう騒ぎはSuica集め同様にあまり好きではないので、その頃は上野駅近くの「てんや」で夕飯を食べていました。
(というか、ブルートレインなら今後も高崎駅には毎日2往復が通りますし)

 安房鴨川駅は、明日のSuica利用開始と同時に自動改札にするらしく、新しい自動改札機がビニールに包まれておりました。(写真)

 一緒に列車を降りた鴨川市民と思しきおばちゃんが、駅員さんに記念Suicaの買い方を聞いていたので、私も便乗してどこに列ができるのですかと聞いたら、朝4時半に駅が開くのと同時に整理券を配布し始めます、とのことでした。

 やっぱり、電車柄じゃなくてペンギンだと鉄道マニアじゃなくても1枚欲しいと思うんでしょうか。


 宿に着いたら、女将さんが「今日のお客さんはみんなSuica目当ての人ですよ」だとか。
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丸ノ内線ワンマン運転

IMGP6418.jpg きのう東京へ出たとき、丸ノ内線に乗ったらワンマン運転が実質的に始まっていました。

 まだ移行時期らしく車掌さんは一応乗っていますが、駅の到着・発車時に窓から顔を出しているだけで、ドアの開け閉めをするわけでも、ホームに降りるわけでも、出発合図の車内ブザーを出すわけでもなく、取り扱いはほぼ完全にワンマンになってます。


 車掌さんがホームではなく車内から顔を出している状態でドアが閉まり、ブザーなしに発車していくのはJRのようで、地下鉄なのになんだか妙な感覚ではあります。

 いずれ移行時期が終われば、東京モノレールなどと同じになるわけです。


(09/3/15追記:3月13日にワンマン化がプレス発表され、28日から実施とのことです)


 丸ノ内線の全駅にホームドアがついて、02系電車の運転台にワンマン関係の機器が取り付けられて、ワンマン運転化は秒読みと思われつつも、あんな路線で本当にできるのか、設備は作っちゃったけど実現しないのではないかという声も耳にしていました。

 ……実際に始まってみると、(私が乗ったのは朝のラッシュ時じゃないからか)車掌さんがいなくてもフツーに電車が走っちゃうんですね。。。


 私の幼稚園の卒園アルバムには、将来なりたい職業に「とうざいせんのしゃしょう」(=東西線の車掌)と書いてありまして、東京メトロではない会社の社員になったいまでも、地下鉄の車掌はあこがれの職業の一つです。(←だったら転職してみろよ)

 そんな私にとって、南北線や副都心線のような(比較的)閑散とした路線ではなく、「丸ノ内線が」車掌さんなしでも走れるという現実は衝撃的でした。


 なんといっても「到着・発車時に車掌がブレーキ片手に電車にぶつかる人がいないか看視するより、ホームドアのほうが安全」という、まぎれもない事実はどうしようもありません。

 ホームドアを置くとホームが崩れてしまう(=建設時にはそんなに重い構造物を取り付けるなど考えられなかった)銀座線や、電車によってドアの場所が違う日比谷線や東西線、その他JR線など、ホームドアが取り付けられない路線はしばらく(=おそらく何十年というスパンで)残るのでしょうけれども。

 …それでも、JR山手線はホームを補強+6扉車廃止の方向でホームドアを取り付けることになりましたからね。


 もちろん、車掌の仕事はドアの開け閉め+到着・発車時の看視だけではなく、舞浜リゾートラインのように運転士を省略して車掌だけが乗っているワンマン運転もあります。

 まぁ、それを言ったら「ゆりかもめ」や「日暮里・舎人ライナー」のような無人運転もあるわけですが。
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未来をひらく福澤諭吉展

IMGP6429.jpg そのうち行こうと思っていたら今週末で終わってしまう時期になってしまい、早大理工キャンパスへ行ったついでに上野の国立博物館へ行きました。

福沢諭吉展公式サイト

 上野駅の公園口改札内にある窓口で上野公園内の各博物館・美術館の入場券を売っていたのでそこで買ってしまいましたが、国立博物館のキャンパスメンバーズになっている大学の学生証があれば、博物館の入場券売り場で大学生料金からさらに200円引きになることがあとで判明。

 ……法政大学の学生証持ってるよ! (=通信課程の科目等履修生)

 JRの駅なんかで買うんじゃなかった!(ぉぃ)
(↑通常の大学生料金だった)


#あと、上野駅にある入場券売り場ではSuicaが使えませんが、国立西洋美術館では直接美術館のチケット売り場へ行けばSuicaで買えて、そっちのほうが便利です。


<お願い> ここからは、他大出身者による妄想混じりの感想ですので、承知してください。


 さて入場して最初のコーナーは、福澤諭吉の遺品などの展示で、真っ先に目に入ったのが、生前に好んで着ていたという紺色の「紋付長着」。

 早稲田大学の会津八一博物館に、大隈さんが好んで着ていたという緋色(=早稲田カラーのエビ茶色・えんじ色を明るくしたような色)のガウンが飾ってあるのと対照的です。

 おまけに、この紺色がブルー・レッド・ブルー(=慶應の「三色」)のブルーに見えてしまい、絶対に早稲田の博物館を意識して展示してるだろっ! と最初から勝手な妄想をしてしまいました。


 それと、福沢諭吉の身長について、“170cmを超えて当時としては大男の部類だった”という解説がありましたが…大隈さんが183cmだったという事実の前には(以下自主規制)。

 というか、福澤諭吉ゆかりの展示の一角に、遺品でも写真でも当時の肖像画でもなんでもない「一万円札」が展示品になっているのはどうなんだ! どうせこっちにはお札になった人いないよ! 悪かったな! 


 さて、展示を通じて慶應義塾につきまとうステレオタイプなイメージとは裏腹に、福澤諭吉は質素な人だったことが分かりましたが、それがどうして、、、という疑問が生じます。

 順路に従って2階へ行くと、福澤諭吉は「官尊民卑」を戒め、民間の実業を通じた国の発展を説いたことを示す展示が並んでいます。

 そして「福澤山脈」と呼ばれる明治〜大正期の日本を支えた実業家を多く慶應義塾から輩出したあたりから、どうやらねじ曲げて受け止められた節があるようです。


 ……「民間にできることは民間に」という、慶應出身の元総理大臣のフレーズに通じるものがありそうですね。

 一方、早稲田大学系属のどこぞの実業学校では、入学試験の父母面接で大学の総長兼・実業学校理事長が寄付金を出せるか聞くという露骨なマネをしていたことがありましたっけ。

(落ちたら子供が学校に入れない面接でそんなこと聞かれて「(授業料だって高いのに)さらに寄付金なんてとても出せません」と言える親なんかいるわけがない)

 どっちが「金の亡者」で、学校名に「実業」を入れる資格があるのはどっちだという気分になります。


 と思っていたら、「塾生風俗の変遷」という、塾生のスタイルを解説する展示で「仰々しい角帽は好まれず…」という非常に当て付けな解説を見つけてしまいました。
(↑重箱の隅をつつく奴)

 あのね! 角帽は大隈さんが作らせた早稲田の学生である目印で、当時は角帽が早大生の身分証明書代わりだったんだよ! それを塾生がかぶるものじゃないだろう!

 だいたい、丸帽なんかその辺の東大とか他の学校の学生と同じじゃないかっ!


 ……にしても、お札にはなるわ、国立博物館でこんな展示をしてもらえるのは、福澤諭吉が生涯「無位無官」の民間人だったからなんでしょうか。

 大隈さんは、作った大学の校風が「反骨精神」だとかどうとか言われる割には、総理大臣という国家権力の最たる地位(天皇は別格として)にいたこともあるわけです。

 このご時世、明治憲法時代の総理大臣を称えるような紙幣や国立施設での展示は、残念なことに簡単ではない気がします。
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