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とんかつ あさや

DSC06212.JPG 都市対抗野球へ足を運んだ折りに食事の定番にしていた水道橋の「とんかついもや」が2018年3月に閉店してもう7年が経ちます。

 同じく神保町にあった「天丼いもや」(←実は行ったことがなかった)も、早稲田の「天丼いもや」もなくなってしまい、思い出の味になってしまったとばかり思っていたら、馬喰町に系列店が代替わりして営業していると知り、都市対抗野球の第1試合を途中で抜け出して総武線の電車で浅草橋へ向かいました。

DSC06213.JPG 2024年まで「とんかついもや」の店名で営業していたそうで、それを知らなかったのも悔やまれますが、13時ごろ店に着いてみると、

「うおおおおお! これだ! これだぁ!」

 白いのれんに木枠の引き戸、そして足元の窓ガラスにお品書きが貼ってあるだけでテンションが上がります。

 入店すると水曜日(平日ど真ん中)の13時でもちょうど満席で、満席時は壁際の長椅子に詰めて座って待つのも同じですし、その長椅子に座るなり注文を聞かれるのも同じです。

 ただ、神保町のとは違っておじさんからぶっきらぼうに「とんかつですかー?」と怒られるように聞かれるのではなく、お姉さん方は愛想がよいです。

 白木のカウンターも同じです。
 よく見ると揚げ鍋から昆布が出ていないのは違います。(神保町のいもやはなぜか大きな昆布が鍋から出ていた)

 メニューがとんかつ定食、ヒレかつ定食のほかにもエビフライ定食や魚盛合わせ定食があるところや、2人組の客がべちゃくちゃしゃべりながら食べているのも違いますが、神保町の「とんかついもや」と何から何まで同じ、と期待するのが間違っているというものでしょう。
(神保町や早稲田の「いもや」はとにかく黙々と食べる店でした)

 さすがにこのご時世でとんかつ定食は1,300円、ごはん大盛100円、おかわり100円で合計1,500円かかりましたが、いやいや、このスタイルのお店が残っていただけで大満足です。

「いいかい学生さん、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。 それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。」

 1,500円なら、まぁどうにか気がむいたときに食べに来れそうです。
author by よんなん
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