横手駅の顔出し看板

IMGP7290.jpg 横手駅で北上線に乗り継ぎます。

 横手市は『釣りキチ三平』の作者、矢口高雄の出身地だとかで、写真のような“顔出し看板”があるんですけど、、、、


 まぁ、観光地にありがちなのは、歴史的にゆかりのある人物(戦国武将とか)の顔の部分がくりぬかれていて、観光客がそこから顔を出して写真を撮るような代物ですが………


 魚ですよ魚!!

 三平に釣られちゃってる魚ですよ!


 しかも、顔の部分じゃなくて、胴体(エラ?)から顔を出すようになってますし…。。

 一人旅じゃなかったら絶対に写真を撮っていました……かね?
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朝の山形駅

IMGP7266.jpg 昨晩泊まったホテルは7時から無料サービスの朝食があるそうでしたが、7:08発の列車に乗るので6時半ごろチェックアウトしました。
(きょうの朝食は松屋のソーセージエッグ定食大盛450円)

 山形駅は、入るなり「おいしさに感動!! やまがたの米 山形米 庄内米」という、どでかい垂れ幕があって、あぁ、関東地方ではない場所に来たな……と実感します。

 というかですね、駅周辺の高層ビルで目立つのは、駅となりのNTTドコモのビルと、その向こうにあるJA(!)の建物、というのが農業県という雰囲気が出ています。


#ドコモがなぜあんなに大きなビルを山形駅前に持っているのかは謎。


 群馬県はTBSラジオで「グッドぐんまの新鮮野菜」とCMを流してこそいますが、高崎駅や前橋駅にこのようなポスター類はありません。


 それはそうと、駅前のファミリーマートでSuicaが使えなかったので、NEWDAYSで…と思ったら、山形駅のNEWDAYSは7時からだなんて!

 結局ファミリーマートへ引き返して、朝刊や飲み物を買いました。。。


 東北地方のNEWDAYSは文字通り「セブンイレブン」なのか? と思いきや、新庄駅のNEWDAYSは5時半から営業、横手駅のNEWDAYSも朝6時から、と、なぜか山形駅だけ遅いスタートみたいです。
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山形へ向かっています

IMGP7227.jpg 今月の勤務が発表されたのを見たら、7日が泊まり勤務明け、8・9・10日が3連休でした。

 …2連休すら珍しいのに(今月も、この3連休以外は連休なし)、3連休とあっては、これはどこかへ出かけざるを得ません。


 勤務発表(=3連休があることが判明)から日にちがないなかで考えた末、北東北のローカル線を乗り歩くことにしました。


 まず手始めに、早稲田での講義を受け終えて18:08発の「つばさ127号」で出発です。

 実は、山形新幹線って乗ったことがないんですよ。

 中学2年のときの鉄研の合宿のルートに入っていたんですが、前年の合宿費用(…青春18きっぷ主体の行程で19000円)と比べて一気に5万円超に跳ね上がったのに反発して参加しなかったんですね。。。


 ここは、社会人の可処分所得にモノを言わせてグリーン車を奮発。


 東京駅ですでに入線していた列車はE3系でした。
 ……次に山形新幹線に乗るのはいつのことやらと思うと、400系は乗らずに終わってしまうんでしょうか?


 E3系「つばさ」といえば、座席のAC100Vコンセント。
 グリーン車は各座席についています。

 前のノートPCを使っていたころなら重宝したでしょうが、いま使っているVAIOは3〜4時間ほどバッテリーが持つので、今回は使いませんでした……。。

#東京から新庄までずっとDVDを再生する、とか、電池の消耗が早い携帯電話などを使っていると、重宝するかもしれませんが。。


IMGP7242.jpg それと、車内販売のカタログに「生ビール ¥500〜 ※山形新幹線の一部列車にて販売しております」というのを見て、「一部列車」ってE3系のことだよね? よね? と意気揚々と車内販売のおねーさんを呼び止めたものの、この列車は缶ビールしか扱っていない由でした。。。orz
(缶ビールならグランスタの「はせがわ酒店」で調達済み)


 ……まぁ、帰宅ラッシュ時の下り新幹線で生ビールなんぞ販売しようものなら、大宮や宇都宮までの通勤客が次々注文して、7両編成に1人しかいない車内販売員がてんやわんやになりそうなのは目に見えていますが。。。

#おそらく小田急ロマンスカーと同様、ワゴンにビールサーバーを積むのではなく、列車内のどこかにあるサーバーへ注文のつど販売員が往復する……はず。


 福島には東京から1時間38分後の19:46着。
 「MAXやまびこ」と切り離して新幹線の高架から下ってゆくあたりの車掌さんのアナウンスで

「これから山間部に入ります。これまでの区間よりも揺れが激しくなりますのでご注意ください」

というくだりや、ときおり通過する踏切に、すっかり気分が高揚します。


 ……といってもすでに20時近くで外は真っ暗なんですけれども。
 それでも、右へ左へ、新幹線ではありえない勢いでカーブする様子は分かります……が、いずれ再履修したいところです。。。

 今回は、とりあえず乗りました、ということで。。
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日本中央バス「シルクライナー」

IMGP7106.jpg 京都からの帰りに利用したのが、前橋に本社がある日本中央バスの夜行「シルクライナー」。

 この便の始発は大阪(なんば)で、京都でも乗車ができて群馬県内では富岡・藤岡・高崎・日高パーキング(=前橋市内)・前橋、と乗客を降ろしていきます。

 シルクライナーは他に4便あり(=合計5往復)、それぞれ関西圏での停留所と群馬・栃木県側の停留所が違って、たいていの群馬県内〜関西圏の夜行需要には対応しています。


 今週、関西を2往復して、

「プレミアムドリーム号」(プレミアムシート)
「サンライズ瀬戸・出雲号」(ノビノビ座席)
「ぷらっとこだま」(グリーン車)

と利用して、あーだのこーだの、家で横になって寝るのと比べて不満を述べましたが……


も 、 、 、 申 し 訳 あ り ま せ ん で し た ァ ッ


 あらためてスタンダードな夜行バスを利用してみると、こんなに窮屈だったっけ? と思い知らされます。

 初めて夜行バス「ドリーム号」に乗ったときは、鉄道の座席夜行(「ムーンライトえちご」とか急行「能登」とか)と比べてはるかに楽だと思ったんですけどね。


 座ると、シートピッチ(=前後の座席間隔)は鉄道のほうが広いですし、リクライニングも新幹線「MAX」の普通車のほうが倒れるのでは…という気がします。

 というかですね、発車後の車内アナウンスで「背もたれを目いっぱい倒しますと後ろの方のひざに当たりますのでおやめください」って、夜行バスでリクライニングを目いっぱい倒さなくてどうするんだー!!!

 あと、「禁酒禁煙」の旨アナウンスがあり、禁煙は分かるものの禁酒は公共の乗り物ではあんまり耳にしないですね。……ましてや夜行バスです。


 鉄道と違ってレッグレストはあるんですけど、脚が載るほど伸ばせませんし、結局使いませんでした。


 逆に鉄道と違ってよいところは、

・大きなフットレストがある(靴が脱げる)
・カーテンの遮光性が高く、照明も足元灯だけなのでほぼ真っ暗で眠れる
・毛布が備え付けられている
・シートベルトで体を座席にしばりつけるので、寝ている間に体勢が崩れにくい

…でしょうか。


 もともと疲れていたこともあって、断続的に目を覚ましはしたものの途中休憩も気づかず眠れましたが、翌日はやはり少々疲れが残っていました。


 ところで、JRの夜行バスは三ヶ日に営業所があって交代の乗務員が待機している(仮眠している?)のでワンマン運行ですが、日本中央バスは途中に拠点がないのでツーマン運行で交代しながら運転するんですね。

 運転しない乗務員は、ただの便乗者なのか、車掌扱いなのか、どうなんでしょう?

 大型二種の教習所に通って初めて知ったんですが、バスに車掌が乗っていると、バックするときや警報機のない踏切を通過するのに車掌の誘導が「義務」なんですね。
(↑観光地の駐車場でバスガイドが笛を吹きながら誘導するのをよく見るのはこのため)

 まぁ、高速道路のSAで大型バスが駐車するのにバックが必要なところもないでしょうし、ましてや踏切、しかも警報機もない踏切を夜行高速バスが通過することもないのでしょうが。


 あと、路線バスは早発禁止が交通法規で決まっている(←これも大型二種の学科教習で初めて知った)んですが、降車専用バス停はどうやら早発OKなのか、富岡・藤岡…とどんどん早く発車して、高崎バスセンターには6:20着のところ5:45には着いてしまいました。
(早発不可なら、群馬県側最初の富岡で所定の時刻まで時間調整するはず)

 しかも、京都を発車した時点で、順調に走ると早着することと、各停留所の早着見込み時刻もアナウンスしていて度肝を抜かれました。


 ……降車側停留所は、到着のたびに室内灯を点けて車内アナウンスもするので、6時過ぎまでグースカ寝ている算段だったのが5時過ぎには起こされてしまい、その後再びウトウトしても停留所の都度起こされてしまいました。orz

 東京などの大都市発着ではない以上、こうしてこまめに需要を拾っていかないといけないわけで、分かるとはいえつらいです。

IMGP7108.jpg 一方、日本中央はタクシーもやっている(というか、もともとタクシー会社)ので、頼んでおくと降車側停留所では早朝でもタクシーを確保して待っていてくれるんですね。

 ようやく朝早くから明るくなる季節になりましたが、まだ薄暗い時期は、人通りの少ない道を歩いて帰るのに抵抗がある人にとってありがたいサービスでしょう。きっと。


 それはそうと、大阪・京都から群馬まで、てっきり東名道〜関越道かと思いきや、名古屋から中央道〜長野道〜上信越道経由だったんですね。

 在りし日の急行「ちくま」から長野新幹線に乗り継いで帰るルートですか。
(↑鉄道に置き換えないと分からない人)

 シルクライナーには京都始発〜金沢・富山経由(京都駅18:00発→高崎駅4:55着)もあって、鉄道で言えば京都から特急「サンダーバード」に乗って金沢で急行「能登」に乗り換えるようなもの(京都19:54発→高崎4:05着)です。

 東京近郊で育った身には、高崎も「東京駅から所要1時間の場所」という認識で、どこへ行くにも(どこから戻るにも)東京を経由するもの…という頭しかなかったりすると、群馬に本拠地があるバス会社が取るルートは新鮮です。
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「おけいはん」になる一日

IMGP6933.jpg 「スルッとKANSAI2daysチケット」の残り1日分は、京阪電車を乗り歩いて使いました。

 1日分1900円ですが、月曜日の南海電車+山陽電車でおそらく3800円分の元は取ったはずで、のんびり乗り歩きました。


 京阪の車掌は、関西では珍しくドアが開くとホームに降りるのが所定です。

 ……そのほかは南海の6両以上とほぼ同じで、車掌スイッチも下に引っ張って開け、上に押し上げて閉めるタイプです。

 運転士側のドアは、助士側と同じものがついていて開ける向きが逆なのも、南海と同じです。
(10000系などの新型だと、よく見るとまったく同じではなく落とし窓の取っ手の場所が違う、という素敵なこだわりがありました)

 旧型車だと乗務員室ドアの上に車掌スイッチがあって、ドアを閉めるときの体勢はなかなか面白いです。

 写真の「車掌知らせ灯」って、あんまりよく観察してませんでしたが、「運転士知らせ灯」と同じランプなんですかね? ……最長でも8両編成だしホームに降りて側灯を見るなら特に要らないのでは、、、という気もしますが、


 そのほかたまげたのは、ほとんどの駅で停車中のブレーキシリンダ圧が「0」だということです。

 運転士さんのほうを観察していても、やはりブレーキ弁ハンドルは緩め位置です。……ブレーキなしで電車は転がっていかないんですかね??

 あと、関西の電鉄は運転士も駅停車中のホーム看視をするんですけど、京阪はそのとき車掌スイッチにカギを挿すんですね。……危ないと思ったら運転士側でもドアを開けたりするんでしょうか。 
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造幣局「桜の通り抜け」

IMGP6917.jpg 私が早大鉄研の幹事長だった年に慶大鉄研の代表だった方が在阪の同業他社にお勤めなので、久々にお会いすることにしました。

 京阪電車の天満橋駅で20時半ごろに待ち合わせをすると、まず連れて行ってくれたのが橋を渡った先にある造幣局。

 造幣局の「桜の通り抜け」はきのう(15日)から始まったとか。

 ……え、桜って東京都内はもちろん高崎・前橋でもとっくに散ったのに? と思ったら、八重桜なんですね。


 東京の上野公園だと酔っ払いの巣窟と化していますが、こちらは「通り抜け」の名のとおり、立ち止まってはいけないルールです。
(東京ミレナリオと同じ)

 公式サイトに

>日没後にぼんぼりなどでライトアップします。

とあって、ぼんぼりでぼや〜っとほのかに照らしているかと思いきや、ぼんぼり「など」と書いてある通り、ほんぼりではなく強烈な水銀灯で真っ白けになっちゃってたのが少々残念ではありました。


IMGP7021.jpg このあと京橋の「餃子の王将」で食事をして、帰り際に「ぜひ昼も通り抜けてみてくださいよ」と言われ、翌日の午後にもう一度通ってみました。

 桜といえばソメイヨシノしか頭にありませんでしたが、こうしてぽかぽか陽気のなかを歩いていると、この時期にきてよかったと思えます。

 ……ちなみに、後ろに写っているマンションは官舎だそうです。


 敷地の外では屋台(←祭のときに出るようなの)が軒を連ねており、「はしまき」(←お好み焼きのようなのが箸にクルクル巻いてある)とか「おたますくい」(←金魚ではなくオタマジャクシ)とか関東では見ないようなのがいくつかあって、こういうのを見るのも楽しいですね。

 「関東煮」という文字も見えましたが、いまでも関西では「おでん」のことを「かんとだき(関東煮)」なんて一般的に通じるんですかね?

 とはいいつつ屋台では何も買わず、昼食は枚方市のモスバーガーでした。(えー)
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大阪へ向かっています

IMGP6882.jpg 「スルッとKANSAI2daysチケット」の残りがもう1日分あるので、大阪へ向かいます。

 きょうは泊まり勤務明け・明日は休みなので、今日中に移動しておこうと、「ぷらっとこだま」の東京駅14:56発の「こだま」を押さえました。

 9:40に退勤してゆっくりしてから昼過ぎに高崎を出る列車で出かける算段でいたら、勤務終了後に勉強会があることが出勤後に判明して、結局職場を出たのは11:40でした。orz


 最初、東京駅13:56発のと迷っていたので、14時台にしておいてよかった! と思いましたね。
(「ぷらっとこだま」は購入後の列車の変更ができないので)


 こだま号だと東京〜新大阪に3時間57分、と、ほぼ4時間かかるんですが、どうせ泊まり勤務明けの日は寝不足でぼけ〜っとしているので、「のぞみ号」や「ひかり号」で急ぐ必要はないんです。

 とはいえ、在来線の各駅停車を延々乗り継いだり、「東海道昼特急」に乗っているほどの時間はありません。

 ……JR東海ツアーズの旅行商品「ぷらっとこだま」なら、+1500円でグリーン車に乗れて合計11500円で優雅に移動できちゃうんですね。

 ただし、、実は正規料金でガラガラの自由席に乗って6人分の席を独り占めするのが一番勝ち組ではないのか、と私は思っていますが。。。。
(学生時代に学割を使って東京〜名古屋で4人分を独り占めしたことがある=グリーン車よりも広々と使えます)


 ところで、「ぷらっとこだま」は安く移動できるだけでなく、350mlの缶ビールが1本サービスなんですよ。
(引換券をくれるので、JR東海系列の売店で引き換えられる)

 ですが、、、名古屋まででも3時間かかるのに、缶ビール1本でヒマをつぶせるわけがないじゃないですか!

 結局、おつまみやお弁当や追加の酒類など余計に買っちゃうんですよ。


 JR東海は商売がうまいなぁ……と思いつつ、今回は「グランスタ」(=JR東日本系列)で弁当だのおつまみだの酒だの3000円近く散財してしまいましたが。(笑)
(弁当1500円+おつまみセット1000円+ビール500ml缶340円)

 東京駅だったら、キヨスクよりもこういうエキナカのほうが充実しているのは事実です。
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サンライズ瀬戸・出雲の「ノビノビ座席」

IMGP6853.jpg 山陽姫路22:54着で、「スルッとKANSAI2dayチケット」を使った1日の鉄活動を終えました。

 東京への帰路に利用したのは、姫路23:35発の「サンライズ瀬戸・出雲」の「ノビノビ座席」。

 列車名からは、四国や山陰と東京を結ぶ列車のイメージですが、関西〜東京の移動にも使えます。

 今回は、寝台料金が要らない「ノビノビ座席」を利用しました。


 寝台列車に連結されている座席扱いで横になれる設備は、ほかに「あけぼの」の「ゴロンとシート」や「はまなす」の「のびのびカーペット」があって、それぞれ設備が違います。

 この「ノビノビ座席」は、毛布と、袋状になっていない枕カバー大の布が1枚置いてありました。

 「枕カバー大の布」はあっても枕がなく、使い道が分からなくて車内改札に来た車掌さんに聞いたら、バッグなど枕代わりにするものにかけて使ってほしいとのことです。


 往路の「プレミアムドリーム号」では「座席はなんだかんだいっても座席」、という感想でしたが、復路のこれはこれで「完全に横になれるぶん、家で寝るのと比較してしまって不満が出る」といったところでしょうか。

 そんなの、家で寝るのと比べたら個室寝台を奮発しようがダメですって。

 なんといっても枕がないのが大きいです。
(空気枕のようなものを持参すればいいんですが)

 クッション類がないので、寝転ばないで起きていると、体をもたれるところもないんですね。……おとなしく寝ているしかありません。

IMGP6859.jpg まぁ、ラウンジ(←写真)もあるので、寝ないならそこで何か飲むなり本を読むなりパソコンを持ち込んで何かするなりできます。

 それと、寝返りを打つと、下は布団ではなく固いカーペットなので、昼寝のような居眠りならともかく、夜の睡眠では違和感があります。
(↑寮でもたまに床で寝ているくせにこんなこと言う人)

 …座席だとそもそも寝返りが打てないので、それだけ正真正銘フルフラットで横になれている証ではあるんですが。

 フルフラットなだけに、カーブで電車が傾くとバッグを枕にしていても頭が下になっったように思えることもしょっちゅう……というのは、座席に座っていると気がつかないことです。


 さらにバスとの違いといえば、バスの騒音はエンジンの低音なんですけど、鉄道の騒音はモーターの「ヒュイ〜ン」という音とロングレールの上を転がる「シャー」という比較的高い音なので、気にし始めるとダメですね。
(鉄道マニアだから電車関連の音が気になるだけなのかもしれませんが)

 あと、毛布が縦に短くて、肩までかぶると足がはみ出て、足が出ないようにすると胸の辺りまでしかありません。

 付け加えると、鉄道も車内を減光するとはいえバスはもっと暗くなるので、そういうのも気になりだすと止まらないです。
(安いアイマスクは窮屈ですし、手ぬぐいを折ってアイマスク代わりにしていると寝返りを打った途端にとれてしまいます)


 列車ならではという点では、列車内にシャワー室があって310円で利用できることでしょうか。

 今回は列車内では使わずに、東京駅で降りてから御徒町駅近くの朝から営業している銭湯へ行きましたが、列車内で済ませてもよかったなぁと思います。


 もちろん、色々不満を述べつつも翌日に寝不足の影響はほとんどありませんでしたが、姫路〜東京は12220円で、やはりちょっぴりいい値段がしますね。
(↑は、相生からの乗車券と相生〜姫路の新幹線特急券をつけて乗継割引利用の値段)

 ……逆に、これと比べれば「プレミアムドリーム号」も決して高嶺の花というわけではありません。
author by よんなん
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南海色に染まる一日

IMGP6677.jpg きょう大阪に来たのは、昨年の夏に買ってしまった「スルッとKANSAI2daysチケット」の有効期限が5月1日に迫っていたからです。

 3800円で好きな2日間(=別々の日でよい)に使える磁気カードで、関西エリアの外で売っています。(今回は京浜急行の品川駅で買った)

 1日分が1900円で、きょうは南海をのりつぶすことにしました。

 南海電鉄には一日乗車券がないので、うってつけです。


 まずは、なんば駅9:15の特急「こうや」で極楽橋・高野山へ一直線。

 その後橋本駅からJRで和歌山市駅へショートカット(別運賃820円)して、南海線系統を順調に乗りつぶし、汐見橋駅へ戻ったのは19:34。

 非常に乗り継ぎがうまくいって、本当に電車に乗ってばかりの一日でした。

 もともとの趣味が「車掌萌え」なので、ほとんど後ろで車掌さんのしぐさを見ていました。(=迷惑)


 写真は、南海電車の車掌スイッチ。(=ドアを開け閉めするスイッチ)

 一般的なのと上下が逆で、下に引っ張ってドアが開き、上に押し上げてドアが閉まります。……スイッチの下側が大きな取っ手状になっていて、引っ張るのも押し上げるのも下の取っ手側で操作します。

 旧型は運転士側の乗務員用ドアが逆に開く(=助士側のドアと同じものが取り付けられているので、開ける向きが逆になる)ので、半分後ろを向いて到着・発車時の状態看視をするんですね。

 昔は左右でドアを同じものにすると、少しはコストダウンになったんですかね?

 それと、関西は車掌がホームに降りないのが一般的ですが、南海は6両以上だとホームに降りるのが所定のようです。

 ドアを閉めるときは、片足を電車に乗せるスタイルでした。……電気回路上、ドアが閉まっていれば車掌が出発合図の電鈴を鳴らさなくても電車が動くかもしれない、ということなんでしょうか。

 出発合図は「小田急方式」(と私が勝手に呼んでいる)で、車掌が“亀の子状”に乗り込んでから送るという順序です。

 それにしても、車掌の女性用制服は首にスカーフを巻いてますけど、運転取扱をするのに暑苦しかったりヒラヒラして危なくないんですかね? (こういうの
(駅掌の制服と同じでよいのでは…と私は思う)


IMGP6762.jpg あと特徴的なのは、夜間の運転席後ろの遮光幕。……運転席真後ろの1枚しか降ろさないんですね。

 基本的に関西の鉄道は関東に比べて遮光幕を降ろす割合が低いように思いますが、関西でも夜間は真ん中も含めて2枚降ろすのがほとんどです。

 こちらは夕方の帰宅ラッシュでギュウギュウ詰めになっても、前面のパノラマがあればあんまり退屈しなさそうです。そういうのはマニアだけですかね?

 ちなみに南海車はこの部分がスモークガラスになっていて、昼間は山間のトンネルがある区間でも遮光幕を降ろさないです。

 あと、運転席もいろいろ見ていたら、紙ベースの時刻表がありませんでした。

 ……旧型車も運転席にモニターが取り付けられていて、ICカードを差し込むと表示される画面上の時刻表が正式な運転士への業務指示書としての時刻表なんですね。


 日が暮れて汐見橋で南海線を完乗したあとは、毒食らわば皿まで、とばかりに阪神なんば線経由で山陽電鉄を姫路まで移動して、山陽電鉄も完乗(飾磨〜網干も含む)しました。

 実は「スルッとKANSAI2daysチケット」は高野山ケーブルだけでなく、その先のバスも乗れるので、これで1日分1900円でいいんだろうか? と思えるほどお得です。お得すぎます。
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「安全運航に影響はありません」

IMGP6269.jpg 帯広から羽田への帰りは、MD-81

 来たとき(確かA300-600R)と違ってクラスJもなく、新幹線と同じ2列-3列の小さな飛行機でした。

 小さいこともあって、搭乗率は(目測で)8割くらいだったのではないでしょうか。


 で、参ったのは離陸時のすっごい揺れ。

 左右はもちろん、上下にも揺れ、もし地震計があったら震度5〜6くらいはじき出していたんじゃないでしょうか。

 よく「離陸後の3分」とは聞きますが、5〜10分ほど続いていたように思います。

 やっぱり、同じ風にあおられても大きな機材と小さな機材ではゆれ方が違うんでしょうかね。(船みたいに)


 乗る前に空港ラウンジでサッポロクラシックの生を飲み干し、3日間の心地よい疲労感とともにすっかりいい気分で、こりゃ機内サービスが来る前に寝ちゃうんじゃないかな、と思ってたんです。


 それが左右にガクガクするだけならまだしも、上に下に、しかも下にフッと落ちるときの高速エレベーターやジェットコースターにも似た気味悪い感覚と、エンジンの回転音(?)が時折「ギュゥゥゥゥゥ.......ン」と小さくなってゆくのが何度も何度も繰り返され、とても羽田まで帰れる気がせずすっかり酔いが覚めてしまいました。


 地面に足がくっついていない状況で「スゥッ」と一瞬落ちる感覚を味わうと、もしこのまま日高山脈へ真っ逆さまだったら、あぁ、生きて帰ろうなんて思わないほうがいいんだろうな、、、という気分になります。

 この程度の揺れで座席にしがみつくのが精いっぱいな私には、1985年のJAL123便事故を題材にした『クライマーズ・ハイ』『沈まぬ太陽』のどちらにも登場する、ダッチロールが続く機内で家族宛てに書かれた遺書があらためて思い出されます。

 ……あんな状況下であれほどのことを書き遺す相手を持つ「パパ」と遺された家族は、文字通り「本当に今迄は幸せ」だったのだろうなぁ、と。


 あまりに揺れがひどいとすかさずアテンダントが表題のような機内アナウンスを入れるんですが、きっと123便も似たような放送をしていたんだろうなぁ(←推測ですが)……というか、「この世にもともと存在するのは『危険』であり、『安全』とは云々……」と、どこかで習ったようなフレーズが思い出され、この航空会社の客室乗務員は正社員なんだか契約社員なんだか知らないけれど本当に分かってアナウンスしているのかなという気分になります。

 どうせアナウンスするなら「いつものことです」とか「この程度の揺れは朝飯前同然に操縦士は訓練を受けています」みたいに言ってくれた方が信用できます。


 あと、「安全運航に…」に続いて

「気分が悪くなられたお客さまは…」

という言葉が出てきたので、え、シートベルト着用中なのにアテンダントさんはどう対処するのだろう、と思ったら

「座席前のポケットにございます紙袋を…」

セ、セルフサービスですか。。。


 公共の乗り物なんだし、そういう考え方もありだよな、と、ふと思いました。


 さて、揺れも収まってシートベルト着用サインが消えると、機内サービスです。
 アテンダントの数を数えたら、4人でした。

 非常口は6ヶ所ではないのか? と思いましたが、非常専用口を除くドアの数は3つなので、それを考えると異常時の非常専用口はアテンダントではなく付近の乗客3人がアテンダント1人に指導されながら誘導する前提か、あるいは操縦士2人を含めると数がピッタリだなと推測できます。
(この航空会社の社内基準はどうなっているか知る由もないですが)

 自分なんか酒気帯びだけど、こんな乗客が非常口座席に座っていたらどうするんだろう、と思って後で調べたら、今年(2009年)4月から一定の基準を満たさないと座れないようになるんですね。(参照


 私の席は2列席の通路側で、たまたま窓側が空いていたので移ったら、背もたれがリクライニングしません。

 見るからに古そうな飛行機ですし、高崎線の特急「あかぎ」と同じリクライニング故障(←ごくまれに出くわす)かよ! 天下のフラッグキャリアが老朽機材をこんなメンテナンス状態で飛ばしちゃダメだろう、と思いつつ通りかかったアテンダントの方にあの〜と声をおかけしたら

「こちらは非常口の前の席ですので、背もたれが倒れないようになっております」

た……大変失礼致しましたァっ!

 確かに、窓側の席で背もたれを倒したとしたら、非常口が隠れてしまいます。


 それならそうと書いておいてほしい、という気もしますが、こういう席は最後の最後まで空席にしておくのでしょう。きっと。


 アテンダントの方々は来たときの便と違って、飲み終えた紙コップを集めた後も、新聞を配ったりアメを配ったり機内販売だったり常に機内を歩いており、なぁんだちゃんとやることあるんじゃん、と少し見直します。

 …来たときの便との違いは何なんですかね?
author by よんなん
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