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サンライズ瀬戸・出雲の「ノビノビ座席」

IMGP6853.jpg 山陽姫路22:54着で、「スルッとKANSAI2dayチケット」を使った1日の鉄活動を終えました。

 東京への帰路に利用したのは、姫路23:35発の「サンライズ瀬戸・出雲」の「ノビノビ座席」。

 列車名からは、四国や山陰と東京を結ぶ列車のイメージですが、関西〜東京の移動にも使えます。

 今回は、寝台料金が要らない「ノビノビ座席」を利用しました。


 寝台列車に連結されている座席扱いで横になれる設備は、ほかに「あけぼの」の「ゴロンとシート」や「はまなす」の「のびのびカーペット」があって、それぞれ設備が違います。

 この「ノビノビ座席」は、毛布と、袋状になっていない枕カバー大の布が1枚置いてありました。

 「枕カバー大の布」はあっても枕がなく、使い道が分からなくて車内改札に来た車掌さんに聞いたら、バッグなど枕代わりにするものにかけて使ってほしいとのことです。


 往路の「プレミアムドリーム号」では「座席はなんだかんだいっても座席」、という感想でしたが、復路のこれはこれで「完全に横になれるぶん、家で寝るのと比較してしまって不満が出る」といったところでしょうか。

 そんなの、家で寝るのと比べたら個室寝台を奮発しようがダメですって。

 なんといっても枕がないのが大きいです。
(空気枕のようなものを持参すればいいんですが)

 クッション類がないので、寝転ばないで起きていると、体をもたれるところもないんですね。……おとなしく寝ているしかありません。

IMGP6859.jpg まぁ、ラウンジ(←写真)もあるので、寝ないならそこで何か飲むなり本を読むなりパソコンを持ち込んで何かするなりできます。

 それと、寝返りを打つと、下は布団ではなく固いカーペットなので、昼寝のような居眠りならともかく、夜の睡眠では違和感があります。
(↑寮でもたまに床で寝ているくせにこんなこと言う人)

 …座席だとそもそも寝返りが打てないので、それだけ正真正銘フルフラットで横になれている証ではあるんですが。

 フルフラットなだけに、カーブで電車が傾くとバッグを枕にしていても頭が下になっったように思えることもしょっちゅう……というのは、座席に座っていると気がつかないことです。


 さらにバスとの違いといえば、バスの騒音はエンジンの低音なんですけど、鉄道の騒音はモーターの「ヒュイ〜ン」という音とロングレールの上を転がる「シャー」という比較的高い音なので、気にし始めるとダメですね。
(鉄道マニアだから電車関連の音が気になるだけなのかもしれませんが)

 あと、毛布が縦に短くて、肩までかぶると足がはみ出て、足が出ないようにすると胸の辺りまでしかありません。

 付け加えると、鉄道も車内を減光するとはいえバスはもっと暗くなるので、そういうのも気になりだすと止まらないです。
(安いアイマスクは窮屈ですし、手ぬぐいを折ってアイマスク代わりにしていると寝返りを打った途端にとれてしまいます)


 列車ならではという点では、列車内にシャワー室があって310円で利用できることでしょうか。

 今回は列車内では使わずに、東京駅で降りてから御徒町駅近くの朝から営業している銭湯へ行きましたが、列車内で済ませてもよかったなぁと思います。


 もちろん、色々不満を述べつつも翌日に寝不足の影響はほとんどありませんでしたが、姫路〜東京は12220円で、やはりちょっぴりいい値段がしますね。
(↑は、相生からの乗車券と相生〜姫路の新幹線特急券をつけて乗継割引利用の値段)

 ……逆に、これと比べれば「プレミアムドリーム号」も決して高嶺の花というわけではありません。
author by よんなん
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