PHS派の憂鬱

 セブンイレブンの電子マネー「nanaco」を持ってみようかと思ったはよいものの、チャージがレジでしかできないと知って、煩わしいなぁと結局やめました。

 セルフサービスでチャージができるのは、「nanacoモバイル」のほうで、対応している携帯電話の端末が必要なんですよね。

 おサイフケータイといえば「モバイルSuica」で、こちらでも「モバイルSuica特急券」などという、カードタイプにはない新しいサービスが始まることが先日発表されました
 それに、従来からネットショッピングでの決済は「モバイルSuica」限定の機能です。

 なにしろ、おサイフケータイの場合、1台で複数の電子マネーサービスを利用できるのが好都合です。
 Suicaなどは他のICカードと重ねてタッチしてはいけない(東海道新幹線利用時は2枚重ねでタッチする模様ですが)ので、財布の中に複数のICカードを入れる場所に気を遣うんですよね。

 ……ところが、我らがウィルコムからは「おサイフケータイ」対応機種が登場する気配もありません。


 カードタイプのICカードと違って電池が切れたら使えないなど不便な点はあるものの、またPHSが置いてけぼりかよう、と思うのです。

 あ、ドコモのPHSが来年1月7日24時でサービスを終了するという知らせが届きましたね。
author by よんなん
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5万人中30人でロックアウト

 早稲田大学が「はしか」による全学休講を決めたそうで。(公式ページ
 おまけにキャンパスは立入禁止だとか。

 いくつかの大学で休講措置がとられているというニュースを聞いて、最近の早大だったらやりかねないな、と思っていたら案の定で、ばかじゃねーのと思うのです。

 …早大生や大学当局がばかなのは今に始まった話じゃありませんが。

 留年覚悟で自主休講するなり、欠席を認めるなり、最高学府だったらそんなの学生と個々の教員の判断に任されてしかるべきじゃないか、と。

 じゃぁ、その辺の会社が、ほんの一握りの社員が感染したからってロックアウトするんですかね。その社員を休ませるだけだと思うんですけど。

 そのうち、社員が30人「はしか」で休んだら電車も止まるに違いありません。


 何よりばかげているのは「課外活動の禁止」。
 ロックアウトですから、学内施設が使えないのは百歩譲るとして、学外での活動について大学当局があれこれ口を出すなんて、ママから離れられない慶大生並みの扱いです。

 早大生もそんなお子ちゃま扱いになっちゃったんでちゅねー。ばぶばぶ。


 おまけに、報道によれば、

> 優勝をかけた東京六大学野球の早慶戦を6月2、3日に控えた野球部など、43運動部の部員については、既往歴か、抗体検査で免疫があると確認されれば、活動を認めることにした。免疫がない場合には、予防接種を受けて医師が許可すれば活動できる。
(読売新聞)

と、野球部をはじめとする競技スポーツセンター(=他大の「体育会」に相当)の各部はいいなんて、ご都合主義もよいところです。

 とにかく学生をばかにしすぎです。

 やるんだったら徹底して、さっさと早慶戦で2戦とも不戦敗して、慶大と(来週末の試合結果によっては明大も)の8勝2敗どうしのプレーオフもそれぞれ不戦勝を献上すればよいのですよ。


 仮に野球部はOKで試合は行われても、当然ながら、いちょう並木の入場列には職員と警備員を総動員して「学外も含めて課外活動は禁止です」「外出を自粛してください」と、学生を追い返すんですよね? よね?

 だって、感染が拡大したら大変なんでしょ?
 「二次感染を防止することが最優先」なんでしょ?

 課外活動禁止+学生に対して外出を自粛するよう宣言した以上、キャンパス内より増して人口密度が濃くなる神宮の学生席に早大生が集まるなんて、何をしてでも回避させないと整合性がありません。

 あ、それ以前に、野球部と応援部は活動できても、早慶戦支援会や全早連が活動できない(活動させない)から、いちょう並木に入場列が作れない…というか、入場券が発売できませんね。(実際に入場券発売の延期が決まってますが)

 きっと、学生席は招待券などで入場するわずかな学外者と応援部員だけになるんでしょう。


 そのくらいばかげていて、実効性のない措置だってことです。
 現時点では今月29日までの措置なので、来月2日・3日の早慶戦には影響しませんが。

 …って、OBが息巻いたってどうしようもないんですし、実際には学生は言うことなんか聞かないんでしょうし、休んだって単位が来るんだから、社会人学生が怒る程度であとはみんな喜んでるのが実情だとは思いますが。
author by よんなん
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アンテナ次第で左右されるリサーチ

 リサーチってほどのものじゃありませんけど…。

 群馬にいて「よく見かけるクルマ」って、スズキのワゴンRだと思ってました。

 レンタカーで軽自動車を借りると同型のマツダ「AZワゴン」(=スズキがOEM供給している)が来て、よくできた軽自動車だなと印象に残っていましたし。

 一方、昨年末に早大鉄研の後輩のパジェロミニに乗せてもらったとき、「群馬でパジェロミニは見かけませんか?」と後輩から聞かれたものの、いやー、群馬で軽自動車といえばワゴンRでしょ…なんて言っていました。

 さて、先日、久々に軽自動車の値段など調べていたら、49万円〜だったスズキのツインが実は生産を終了していて、今はどうやらスバルのプレオが新車では一番安いクルマらしくて、そういえば○○さんが乗ってたっけ…なんて、「プレオ」というクルマを妙に意識するようになりました。


 そうしたら、その辺を歩いていると実はプレオもワゴンRに負けないくらいたくさん走っているのを見かける、というのに気がつきました。

 そんなの昨日今日に突然プレオが増えたはずもなく、つまりそういうアンテナを張って見ていなかったから、というだけに過ぎないんですね。

 市場の流行に対する個人の印象というものがどれだけいいかげんなのか、思い知らされるというものです。

 まぁ、それでもパジェロミニはあまり見かけないんですけど…。(^^;)


 そういえば、このあいだ浦安の家に帰ったとき、テレビの売れ筋はどんなタイプかという話になって、父が「32インチ以上の大型を買うのが『普通』だ」と言うのに対し、はぁ? そんなでかいテレビ、どこに置くんだよ、何が「普通」だよ、と思ったものです。

 が、父が想定している「普通」は、子供がそろそろ独立する頃合で、家もそこそこ広く使える、という家庭なんですよね。

 私にとっての「普通」は、一人暮らしとか、あるいは結婚したばかりで狭いアパートとか社宅住まいとか、そういう環境です。

 アンテナの張り具合でこうも違うわけで、違うアンテナを持っている人と会話をするときは、それを認識しておかないと妙な食い違いが起こりそうです。
author by よんなん
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再放送やDVD販売のないTV番組…

 先日のNHK「クローズアップ現代」で同業他社が取り上げられたと耳にしました。

 クローズアップ現代の再放送は当日中にBS2でやるのみなので、次の日以降になって知ったところでもう後の祭りです。

 テレビ東京で毎週火曜の「ガイアの夜明け」は次の日曜日にBSジャパンで再放送があるので、4〜5日のうちに耳にすればなんとかなるのですが。

 毎日生放送(+1時間遅れで再放送)をしてそれっきり、という番組の割には内容が濃いので、何とかして見たいわけですが、偶然録画していた人を探して個人的に見せてもらうしかありません。


 著作権の問題が気になるものの、こういうときに動画投稿サイト……と思って探したものの、今回の放送は誰もアップしていないようですし。

 こういうのって、事前にアンテナを高くしておくしかないんですよね。

 とはいえ、見るべき番組がほとんどないのに毎日テレビ欄をチェックするのも非現実的ですし、見ないことがほとんどでもHDDレコーダに録画しておくのが最良なんでしょうか。
author by よんなん
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仕事の本籍地

 今年はじめにあった勤務先での部課長面談で

「仕事の軸足を置く『本籍地』を、育成期間中に作ってほしい」

というアドバイスをもらいました。

 勤務先の会社は手がけている事業も極めて幅広いですし、おまけに異動の希望と反した発令(特に勤務地)が目立つことでは定評があるので「言われればどんな仕事でもしますし、どこでも行きます」と言ったんです。

 一見すると意欲的でも、ある面では受身な姿勢でもあります。
 そんなので社会人として成長できると思うなよ、となってもおかしくないわけでして。

 おまけに、技術系枠で採用されているのに広報やりたいなんて言い出したので、なおのこと出身部門のプロでなきゃ話にならないのでしょう。


 さて、そんなことがあって3か月ほどたった先週、テレビをつけたら都知事選の政見放送を流していて、浅野氏が

「私の本籍は福祉です」

なんて言ってると、都知事選の有力候補でもこういう言葉使うのかー、とアンテナが反応したりするわけです。

 同じ言葉でも別なルートで耳にすると、より納得してしまうんですよね。

 実際には「浅野 本籍は福祉」でgoogle検索すると懐疑的な論調が上位にヒットするんですけど。


 とはいえ、かつて大学で機械工学科の教授が「スペシャリストはゼネラリスト」なんて言うのを、視野の狭そうな学科の雰囲気に「嘘だッ!!」とか思ったのはさて置いて、今後は少し意識してみるといいことがあるやも…なんて思ったりしたのでした。
author by よんなん
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「若手にも仕事を任せてもらえる会社ですか」

 就職活動時の説明会では、学生からのこういった質問を何度か耳にした記憶があります。

 で、先週月曜(4/2)の読売新聞が一面トップに

国交省がキャリア速成指南書、入省3―4年で一人前に

という記事を載せていて、ん? と思いました。

政府が掲げる公務員の能力実績主義を見据え、同省は早期育成で若手登用を進めて、優秀な人材が「能力を発揮できない」として民間に流出する傾向に歯止めをかけたい考えだ。

 さすがの中央官庁でも、たとえば財務や警察キャリアが20代で税務署や警察署の署長、なんてのは過去の話だそうで、Wikipediaの「キャリア(国家公務員)」の項目にも

「様々な批判を受け(第一線の職員達からは“現場を知らぬバカ殿”との陰口も聞かれた)、現在では20代で署長になることは無くなった」

とあります。
(「第一線の職員」の「陰口」は、フリーの百科事典ゆえの記述といった気がしますが)


 どうなんでしょうね、私も社員数万人という企業で「本社採用」という立場のサラリーマンを始めて3年経ちましたけど、振り返ってみると入社3〜4年程度で「『能力が発揮できない』となげく優秀な人材」って、実は単なるうぬぼれで、実際にやらせてみれば「現場を知らぬバカ殿」でしかないんじゃないのかね、などと思ってしまうのですよ。

 私の勤務先で本社採用の「育成期間」が同業他社に比べて長いのは、まさに「現場を知らぬバカ殿」批判の反省でもあったはずですし。

 まぁ、入社同期(すでに退職)のブログに「同期はいっせいに閑職に異動させられました」「まるで邪魔者であるかのように異動させられた」とか書いてあると、ああ、国土交通省もきっとこういう「優秀な人材」に手を焼いているのだな、と合点するわけです。

 私は本社採用でも事務系枠ではなくて技術系枠で採用されたので、彼らの言う「閑職」がどんな仕事か身をもって知る立場にはありません。

 が、本当にヒマで「能力」をもてあましているのなら、何か創造的な「暇つぶし」を考えるのも仕事の一つではないのか……なんてのが、まさしく「現場を知らない」から出てくる評論家的な戯言に違いないわけでして。(すみません)

 
 じゃぁお前は毎回定時退社できて、しかもそれが平日の昼間という環境下で何をしてるのか、と言われると……くたびれて帰って寝てることがほとんどですし。(^^;)


 ま、冒頭の記事によれば、今回の国土交通省のそれは「能力実績主義」の一環のようですから、やらせてダメなら能力相応の箇所に配置し直せば済む話です。それはそれで一つのやり方なのかもしれません。

 ただ、仮に「やらせてみる」といったって、そんな責任と影響力のある仕事に半年や1年で結果が出るとも思えませんし、ダメだと分かる頃にはすでに入社(入省)6〜8年で、そこからふり出しに戻るわけですよね。

 自称「優秀な人材」にそれを分からせるには、ちょいと無駄が多い気もします。

 私のような未熟者には、今の勤務先のようなシステムでちょうどよいような……って、会社に丸め込まれ過ぎですか?
author by よんなん
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「読み逃げ」ですか

 最初この単語を聞いたとき、コンビニや本屋で立ち読み(=タダ読み)することかと勘違いしてしまいましたけど。

 マイミクのこうたろう(←mixi内)さんや知人のRISCさんが言及していて、初めてこの単語の意味を知りました。

 そもそも私の場合は、このブログや「よんなん総研」にコメント欄を設けていないので、コメントを残せない仕掛けを自分で作ってるんですが。
(このブログへのコメントは、電子メールや、トラックバックなどでお願いしています)

 だいいち、既存のメディアは、大半が「聴き逃げ」「読み逃げ」「見逃げ」ですよ。(笑)

 …にしても、「mixi」の「足あと」機能ってのは、ある意味で恐ろしい機能だなぁとは思ってました。

 たいていの「足あと」は知っている人なので気に留めないんですけど、私の知らない名前の人からの足あとが定期的についていたりすると、この人誰だっけなぁ、実際には私を知ってる人なのかな、、、とか考え始めたりするわけです。

 Web上の日記なんて他に(面白いのが)いくらでもありますから、偶然たどりついただけの見ず知らずの人が定期的に読んでくれるようになるとはとても思えませんし。

 ま、「よんなん総研」そのものを私の実名でやってますから、勤務先の誰かさんが私のダメ人間度合いを定期的にチェックしていても別に何の不思議もないですけど。

 学生時代に仲のよくなかった人が今でも時折「読み逃げ」してる「足あと」もありますし。(笑)

 ただ「足あと」はアクセス解析と違って特定のユーザーが繰り返し見ていることが分かりますから、誰だか分かんない人のがあると気になっちゃうんですよね。(^^;;)

 で、誰だっけ…と足あとを踏み返したことも先方には分かるわけでして。

 別にいいんですけど……気になっちゃってます。あはは。
author by よんなん
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タミフルと社会調査法

 大学で受けた「社会調査法」の講義で、もっと勉強をしたければ医学(疫学)関係の調査法のテキストを薦める、という話があったように記憶しています。

 私はそこまで社会調査法を詳しく勉強しませんでしたが。


 職場の詰所でテレビを断片的に見ていると、これまで厚生労働省が「タミフル服用」と「異常行動」の因果関係が「ない」と断定していたかのような取り上げ方が目立つ気がします。

 社会調査では、インフルエンザの患者で異常行動を起こした人の割合と、そのうちタミフルを服用した人で異常行動を起こした人の割合を比較します。

 で、割合に明らかな差があれば「関連性がある」。それほどでもなければ「関連性があるとはいえない(ないともいえない)」ということになる(はずな)のです。

 おまけに、仮に関連性があっても、因果関係があるとはいえないのもポイントです。
(タミフルを飲んで異常行動を起こした人に、共通して何か別の要因があるかもしれない、という意味)


 つまり、厚生労働省の立場は、タミフルを飲んでもいないのに異常行動を起こした人がいるでしょう、その割合と比較してそれほどでもないという調査結果しかありません、現時点で異常行動がタミフルのせいだと決めつけはできません、ということです。

 それに、インフルエンザはただの風邪ではなく、死亡する危険性も高い病気だということもあるでしょう。

 タミフルを飲んで異常行動を起こす割合と、インフルエンザに罹患しただけで異常行動を起こす割合に明らかな差が(現時点では)認められないのに、それ以前にインフルエンザそのもので死んでしまう人をどうするの、と。

 そう判断する第一線の厚生労働省の職員を、そこまで罵る根拠って何なのかなぁ、と思ってしまうのです。

 もちろん、子を亡くした親が「こんな思いをするのは私たちだけで充分だ」と言いたくなる気持ちは理解できますが。


 インフルエンザの患者が異常行動を起こす可能性がある、とは私もそれほど知りませんでしたし、それが周知されていなかったことは問題かもしれません。

 ただ、厚生労働省が「因果関係がない」と意固地に断定していたかのように取り上げて、その姿勢をあらゆる表現で貶めるテレビ番組を見ていると、少しは「社会調査」が何なのか知ってから番組を作ってほしいもんだと思うのです。

 なにしろ、新聞社やテレビ局だって、「世論調査」という社会調査をしているのですから。

 テレビ局の関係者が血眼になるとかいう視聴率の調査だって、社会調査なんですし。
author by よんなん
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「いらついている」という感覚

 3か月にわたる研修の修了試験が始まりました。

 これまで自分では気づいていなかったのですが、ピリピリしてるなぁ、緊張してるのかなぁ、……というか、はっきり言って、これは「イライラしてる」という感覚なのかなぁ、となんとなく感じました。
 やっぱり、なんだかんだいって試験になるとそういうふうになるものなんでしょうか。

 ま、そんなことを客観的に思っている時点でどうかしているのですけれど。

 とはいえ、帰りの新幹線で振り返ってみると、きょう一日は特に荒れていた行動が目に付いたなぁ、と思うわけでして。


1.他人のどうでもよいことにちょっかいを出す

 これは別に今に始まったことではありませんが、これでもこの3か月は(自分の中では)セーブしていたつもりでした。
(実際には普段と変わらなかったかもしれない、のですけど)

 それを忘れてそういう行為に出る、ということは、何かがおかしい……あ、おかしいのはもとからですね、はい。

 それはそれとして、来週もこの調子だとまた同期で口をきいてくれない人を増やしそうです。

 C君ごめんなさい。


2.ミスを指摘されて無口になる

 答案回収後に「高橋、つまらないところで間違えたな」と教えてくれた人がいました。

 確かに紛らわしい部品名ではあるのですけど、見直し時に見ていなかったことになります。
(言われてみれば、その前後の解答の間違いに気づいたのに気をとられて、その解答は飛ばして見直していた気もします)

 普段なら、何がしかのリアクションを返すのですけど、どういうわけかそのときの私は会話を打ち切ってテキストの当該ページを凝視する(だけ)という行為に出ました。

 せっかく教えてくれたのに、それはないよなー、と。
 なにより「なんだかんだいって100点は取れない」とは、先輩からも言われて分かっていたつもりだったのに。

 普段以上に自分勝手になっている、というのは、いわゆる「キレた」ときの行動パターンだよな、と思うわけです。

 ま、最近はさすがに人前でモノを投げたりしなくなりましたが。


3.帰りの新幹線のキップを忘れる

 研修センターから駅までの送迎バスに乗っていて、きっぷを忘れたのに気づきました。

 帰る直前に制服から着替えたとき、同室の面々が切符の話をしていたにもかかわらず、自分のキップのことに頭が回らなかったなんて!

 いや、往復10キロ近い道のりでも歩くのは好きですし、列車を1〜2本ずらせば新幹線もガラガラですし、最後に駅の近くで食べたラーメンもなかなかおいしかったので、取りに帰る道中そのものは楽しかったですが。

 ま、そもそも、この3か月間で忘れたことがなかったモノを持たずに出てくる時点で、あー、やっぱり余裕がなくなりつつある、というか、ギリギリの状況、というか、いわゆる「テンパっている」状態なのかなぁ、と。


 なるべく表面上は取り繕っているつもりですし、こうして後から振り返る余裕すらまだ持ち合わせているわけですが、キレているときって、自分では気づいていないに決まっています。

 …こういうときは、なるべく人と話さないに限ります。

 ……ただ、そんなことをしていると、無口で、かつ話しかけると(なぜか)キレられる、という、どう見ても変な人になってしまうのですが。
author by よんなん
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もう少し背筋を伸ばしたほうがいいよ

 先週の月曜日に職場へ顔を出したときに、先輩から言われました。

 今週の研修中にも、同期入社の人から言われました。


 私が胸を張っているときなど、決まってろくなことがありませんって。

 少し落ち着いて(落ち込んで)いるくらいが、傍目にはちょうどいいのです。
 ……なんて、ここ1週間ほど思っています。

 いちかわエフエムで番組を担当していたときも、録音したのを持ち帰って自分で聴いてみると、調子悪いなぁ、気分がのらないなぁ、と思っているときのほうが実は落ち着いていてむしろよかったりしましたし。

 先日の祖母の葬儀でも、当り障りなく黙って振舞っていたら、あまり会う機会のない親戚から評判がよかったようですし。


 自分で調子がいいと思うときは、傍目にも本当に文字通り「調子に乗っている」のであって、周囲を相当不快にさせていたと後で気づくことが多いです。

 そんな私が胸を張って歩くなど、傲慢以外の何物でもないのだろうなぁ、と思うのです。


 いや、いいじゃないですか、背中を丸めてたって。

 「笑点」などで落語家が登場するシーンは、必ずといっていいほど、落語家は背中を丸めて出てくるじゃないですか。

 でも、その姿を見てみすぼらしいなんて思う人はいないわけでして。

 ま、私の勤務先で、もしも部長やら課長やらが普段からそんなふうに背中を曲げていたら、この会社は果たして大丈夫なんだろうか、なんて思っちゃうかもしれませんけどね。
author by よんなん
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