<< さよならセービング | TOP | もう昔の地下鉄なのか >>

閉架式図書館でも便利

 国会図書館へ行きました。

 国会図書館はすべて閉架式で、読みたい本やら資料は係の人に持ってきてもらわねばなりません。

 一方、某早稲田大学図書館は、基本的に全書架に入れます。(一部の貴重書などを除く)
 学生時代、キャンパスツアーガイドだった私は、この「開架式」が某大学図書館の特徴だとPRしていたものです。


 さて、久々に国会図書館へ行ってみると、何年か前まではひどく面倒だった閲覧・複写申し込みが、検索用パソコン上でできるようになっていました。

 学生時代に来たときは、

・コピーしたい記事が載っている雑誌の閲覧を申し込む
    ↓
・30分くらい待って、持ってきてもらう
    ↓
・当該の記事を見つける
    ↓
・複写を申し込む
    ↓
・また30分くらい待つ(または、後日受け取りや郵送受け取りも可)
    ↓
・代金と引き換えに受け取り
    ↓
・原本の雑誌そのものを返却

だったんですけど、国会図書館は、雑誌そのものだけでなく雑誌に載っている記事(論文)ごとに目録ができていて、きのうは

・端末上で、コピーしたい記事を見つける
    ↓
・端末上で当該の記事だけ複写申し込み
    ↓
・1時間くらい待つ(別の本を閲覧申し込みして読んでいればよい)
    ↓
・代金と引き換えに受け取り

で終了でした。
(端末上で申し込めるのは白黒コピーのみでしたが)


 国会図書館の「登録利用者」になれば、ネット上で記事検索→ネット上で複写申し込み→郵送受け取り、も可能なんだそうで。


 国会図書館は複写料金が高い(1枚25.2円)ものの、以前と違ってここまで「全部やってもらえる」となると、少しは納得してしまったりもするのです。

 それと、国会図書館の複写サービスは「日本キリスト教奉仕団」という団体に委託されていて、後日受け取り・郵送受け取りにすると、障害者雇用にも一役買うことができる(らしい)という一面もあります。


 こうしたサービスを利用してみると某大学図書館の「開架式」は、聞こえはよいけれど、すべてセルフサービスってことなんですよね。
(もちろんコピー代なども安いんですが) 
author by よんなん
- | trackbacks (0)

Trackbacks

Trackback URL :

  1. 無料アクセス解析