TBS「ニューイヤー駅伝」と日テレ「箱根駅伝」

 きのうは、初めてニューイヤー駅伝をテレビ観戦しました。
(去年までは、勤務先が用意する応援バスに乗って現地で応援していた)

 社会人になるまでは新年に見る駅伝といえば箱根駅伝で、ニューイヤー駅伝はほとんど見たことがありませんでした。


 勤務先は、応援バスを仕立てて沿道で会社名入りの横断幕や旗を立て、テレビ中継にちゃっかり映してしまおうとやっているわけですが、見ている人ってどれだけいるんだろうなぁと思うわけです。

 ちゃっかり会社名の横断幕を映す、という点ではNTT西日本はかなり研究してノウハウを持っているのか、だいぶ目立つ場所で何度も映っていた気がします……。

#それ以前に、勤務先のチームが年々順位を上げて、選手そのものが画面に映る時間も結構あったのはいい傾向だと思います。


 ニューイヤー駅伝中継と箱根駅伝中継の明らかな違いは、事前に用意した素材の量でしょうか。

 箱根駅伝は、中継の合間にVTRを流す時間が多いんですよね。(「今昔物語」とか)
 駅伝中継と言いつつ、中継映像の時間とVTRを放映している時間の比率は結構いい勝負じゃないでしょうか。

 それと、アナウンサーの実況も箱根駅伝は事前に入念に取材して用意した原稿が結構あるような気がします。

 駅伝とはまったく関係のない沿道のスポットの紹介(スタート直後だと東京駅とか皇居とか)でも、あらかじめ調べておかないと分からないデータ(東京駅の一日の列車発着本数とか、元日の皇居一般参賀の人出とか)がさりげなくアナウンサーの口からポンポン出るんですよ。

 こういうのが箱根まで延々と続くからか、陸上競技そのものにはあまり詳しくなくても、テレビの前で延々とゴロゴロしながら見ていてちっとも飽きないんですね。

 それと、実況そのものでも、何かこう悪く言えば美化するような、よく言えば見る人を思わずひきつける文句が結構出ます。

「○○選手、4年生、最初で最後の箱根。浪人生活を経てスポーツ推薦ではなく一般入試で△△大に入学しました、卒業後は××業界に進み陸上生活はこれでピリオドを打ちます、4年間をともにして別の×区を任される同級生□□選手は彼をこう語ります、『○○がいるから自分は安心して×区を走れる』……(以下延々と)」

 実況と言いつつ事前に用意した原稿なのでしょうが、こういうこと言われちゃ見てるほうはつい感情移入しちゃってチャンネル変えられないんじゃないでしょうか。


 残念ながら、TBS(と群馬テレビの共同制作)のニューイヤー駅伝中継はVTRも、沿道紹介も、実況そのものも、箱根に比べてしまうといまひとつに思えます。

(事前取材VTR云々では一応、特定の選手にスポットを当てた見どころ紹介的な番組が12月中に何度か放送はされているんですが)


 たぶん、37チームある出場企業・団体の社員・家族だけでも全国に何十万人〜何百万人、ヘタすれば何千万人といて、勤務先が出場しているだけでテレビをつけてくれる(私のような)社員が一定数いるはずですから、それだけでもある程度の視聴率はガチ、ってことなのかなぁ、と少々うがった見方をしてみたりみなかったり。

#箱根駅伝のテレビ観戦が、実は関東地方以外では正月の風物詩とは限らない(らしい)……というのとは対照的です。

 社会人野球でも、都市対抗・日本選手権のどちらも毎日新聞社が主催して他紙とは比べ物にならない詳細が載る(というか他紙にはほとんど載らない)=企業関係者による一定の購読が見込める、という似たような構図が見えます。

 で、企業関係者ってどうせ自分の会社のことしか見ちゃいないんですから、別に私の勤務先の名前がチラチラ映っても、あんまり関心を持って見てもらえないんだろうなぁ……と思うのです。


 あと、箱根駅伝は中継途中に入るコマーシャルも独特なんですよ。

 ソフトバンクのCMでは犬のお父さんが「選手は箱根まで走っているんだぞ!」と言ったり、サッポロビールのCMでも田村正和が「駅伝見たいなァ」とつぶやいていたり、箱根駅伝中継でしか流せないCMも結構あります。

 ニューイヤー駅伝のTVCMは…別に駅伝とは特に縁のないものばかりのような。。。


 …要は、直接広告費の要らない企業コマーシャルとしてのニューイヤー駅伝テレビ中継って、そんなに世間一般の人は見てないんじゃないかなぁ、、、とふと思ったわけです。
author by よんなん
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いまだに汽車が走っている

IMGP5399.jpg おとといは浦安に帰り、きのう高崎へ戻りました。

 京葉線の新浦安駅へ適当な時間に行くと、上り電車が16分間来ないタイミングがあります。(13分の次が29分)

 どういうわけか13分の電車が行ってしまったタイミングで駅へ来ることが多く、地下鉄が走っているエリアの駅で16分も電車が来ないって何! などと思うんですけれども。

 地下鉄の終点・西船橋から先の東葉高速鉄道だって、いくら本数が少ないといっても15分おきですよ。

 浦安駅から出ている地下鉄東西線のほうは、中野方面も西船橋方面も15分おきに快速電車1本+各駅停車2本の繰り返しです。……中野方面は各駅停車1本が葛西駅で快速に抜かれるので、実質的に乗れる電車が15分間に2本来る勘定です。

 ローカルに目を転じると、江ノ電だって12分おきですよ。

 目蒲線だって7分半おきでしたよ。

 西船橋よりも東京寄りで、しかも快速電車が停まる駅で16分待つって何なの! ……快速電車なら待っている間に東京駅着いちゃうよ! などなど思うわけです。


 実は、ホームで待ちぼうけをくらっている間に特急が1本通過してゆくので、JRの人が机上でダイヤ図を見る限りでは偏りなく列車のスジが並んでいて、京葉線の利用者数に対する電車の本数も(数字の上では)適正なんだろうとは思うんですが。


 これでも、京葉線は2002年のダイヤ改正で1時間ごとにほぼ同じ間隔で繰り返すパターンダイヤになっていて、JR東日本の路線にしては従来比で画期的にマシになったんですよね。

 1時間おきに「16分待ち」が繰り返されるのが分かっているなら、その時間帯を避けて駅へ行けば済む話だ、と言われればまぁ確かにそうなんですけれども。


 でも、京葉線は1時間おきに8本が快速も各駅停車もばらばらに来る、だなんて、結局は時刻表を見なきゃいけない部類に入ると思います。

 東西線は15分おきに「1分・8分・14分」「16分・23分・29分」「31分・28分・44分」「46分・53分・59分」……の繰り返しで、「1分」が快速、「8分」が各駅停車、「14分」が葛西で快速に抜かれる各駅停車、の3本だけ覚えればあとは15分ずつ足せば分かるんですよ。

 しかもうまくできていて、ランダムに駅へ行っても、快速が停まる駅へは7〜8分間隔、快速が通過する駅へは6〜9分間隔、と、快速が停まらない葛西・西葛西・南砂町へ行くのに9分待ちの場合があるほかは、ほぼ等間隔です。


 おまけに、京葉線は貨物列車が走る影響か、ほぼパターンダイヤとはいっても「28分」だったり「29分」だったりで合ってませんし、毎時後半に来る快速なんて「49分」や「51分」のときもあれば「55分」の時間帯もあったりで5分以上のズレがあります。


 こんなの「電車」じゃありません。
 やっぱり父親の世代が言うところの「汽車」です。(2002年の改正でマシになったとはいえ)

 ……実際に、機関車に引かれてランダムに走ってくる貨物列車がJRにはあるんだから、電車しかない地下鉄や民鉄と違って致し方ない事情もあるんだと思いますが。


 だったら東西線乗れば? 運賃も安いんだし、というのが消費者としては賢明な選択ではあるものの、新浦安エリアから東西線の浦安駅へ行くのに10〜15分ほどの時間とバス賃140円がかかりますから、だったら16分後の電車を待ってもJRの電車賃でもほぼトントン……なんですよね。。。
author by よんなん
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社員のブログ

 勤務先と競合する同業他社が、営業エリア内の人気スポットを紹介するwebサイトで、現場第一線で働く従業員のブログを始めたんですね。

 これまで、採用ホームページに採用担当者のブログが掲載される、などは私の勤務先にもありましたが、現業部門で働く社員のブログを掲載するのはこの業界ではかなり珍しいんじゃないかと思います。


 私が勤める業界で従業員個人が開設するwebサイトなどは、職業について不適切な記述をしては消え、しては消え、の繰り返しで、数年前には業務中に撮影した写真を個人サイトに掲載して懲戒解雇になった(職務専念義務違反)人もいたと新聞記事で読みましたし、それだけ、その方面には厳しいと認識しています。

#「よんなん総研」も地雷を踏まないよう、内容に気をつけてはいるつもりです。。。


 というのも、一つには防犯面での必要性があるからだと思うんです。

 私の勤務先も同業他社も、過去に何度も大規模な事件の標的になってきました。
 フィクション映画の舞台になったのも、挙げればキリがありません。

 そういう業界なので、あんまり舞台裏についてオープンにしすぎるというのもどうか、というのは一理あると思います。


 で、冒頭に記した同業他社の「公式」社員ブログです。

 大規模な事件の舞台にされたこともある会社のはずなんですが……。

 いーんですか、こんなことまで書いちゃって、というネタが結構ありますよ。


 あぁ、○○社さんはこういう業務体制なのか、とか、事業所の施設はこうなっているのか、とか、私の勤務先とはこの辺が違うなぁ、とか。。。


 公式サイトである以上、広報などを担当する部門のチェックを経て掲載されているとは思うんですけれども、すごいことやるなぁ、というのが率直な感想です。

 たとえるなら、銀行が公式サイトで「○○支店の金庫はこうなってま〜す」とかおおっぴらに書いちゃうようなものじゃないですか??


 まぁ、これだけ個人での情報発信が容易な世の中で、出ては消え、出ては消えの繰り返しになるのなら、出ても差し支えない部分を線引きして会社公認で書きたい人に書かせてしまおう、ということなんでしょうか?


 ところで、拝見していると、明らかに私の勤務先の施設内で撮影した写真が掲載されていますね。

……建前上は敷地内での無断撮影は禁止のはず(→だから、趣味誌では記事に必ず「取材協力△△社」と書いてある)なので、、現実的には個人サイトなどは黙認しているのが現状とはいっても、同業他社が公式サイトで企業としてやっちゃってるのはどうなんだろう、という気はします。

 その辺はきっと抜かりなく、きちんと手順を踏んでやっているのだろう、と思いますが。。
author by よんなん
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設計したの誰だ!

IMGP4914.jpg 逆光で全然分からない写真ですが。

 先週、新幹線「はやて」に乗ったとき、いわて沼宮内駅で車内から見た駅名標です。

 座席に座ったままの目線だと、ホーム柵に隠れて「いわて…」しか見えません。


 何を考えて設計したんですかね。


 いっぽう、営団地下鉄(当時)のサイン計画は、

・駅名標は電車の座席に座っている人の目線から電車の窓を通して見える高さで
・加減速度が高い地下鉄電車からでも読み取りやすいように駅名は漢字で
・書体の「ゴシック4550」も、当時は最適な書体がなかったので営団地下鉄がデザイナーに依頼して新しく開発した

……と、高校生のころ「鉄道ファン」か何かで読んで感激した記憶があります。

#東京メトロになって、書体やデザインは別のものに差し替えられています

 ちなみにその営団地下鉄の新サイン計画は1973年のことだとかで、30年近くを経て2002年に開業した新幹線の駅がこのていたらくってどうなんですか!


 JR東日本は大所帯すぎるからか、統一された+計算されたサインシステムってのがないような気がします。

 地下鉄と違って地上の駅は、電車のすぐそばに大きなカベがあったり、太い柱が何本もあったり、なんてことがないので、看板を取り付けるにも天井から吊り下げるとか細い柱に収まるサイズにするとか、苦労もあるとは思いますが。


 やはり高校生のころ、新宿駅や秋葉原駅で(おそらく試行的に)導入されていた、(圧迫感のない)丸みを帯びた+(下から見やすいように)角度がつけてある駅名標などがすごく印象的でしたけれども、普及には至りませんでしたし。

#あれとて地下鉄と比べてしまうと、本当に見やすかったかといえば別の話ですし


 仮にサイン計画があったとしても、一斉導入ではなく駅の大規模改良があれば順次導入……で普及しおわる前に別なスタイルに改良されて今日に至るのでしょう。きっと。

 最近は、東京近郊で駅の改良工事がめじろ押しなので、ごく限られたエリアではなんとなく統一されたイメージができつつありますが。


IMGP4917.jpg この写真も、車内の明かりが映り込んだりして激しく見にくいんですが、いわて沼宮内の次の二戸駅は、ちゃんと座ったままでも見える位置に、「にのへ」という縦に細長い看板がついています。

 駅をデザインした人が別なんですかね?

 整備新幹線区間は、鉄道・運輸機構が設備を建設して保有するのをJRがリースで借りて運営するしくみですけれども、こういう駅のデザインはJRと機構のどちらが手がけるんでしょうか。
author by よんなん
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タクシーの物品サービスは悪いことなのか

 たまには、こうした戯言でも。

 テレビをつければ「『居酒屋タクシー』の呆れた実態」みたいなニュースが流れているこのごろです。


 高校の同級生でマイミク(=某省の公務員)のmixi日記にも、「そのタクシー券は国民の税金」「さぼってお茶している時間を省けば、残業を減らすことができる」なんてコメントがついたりして、同級生が気の毒…というか、そのコメントをつけた人の公務員に対する無知・偏見がひどいです。


 国会議員による不要不急な「質問主意書」を減らした方が、よほど霞ヶ関官僚のタクシー帰りを減らすのに有効だと思いますけどね。


 今回の件について国土交通省は現金や商品券の提供は不正な「運賃の割戻し」だとして行政処分を視野に実態調査の方向、個人タクシー組合は内規で酒類の提供を禁じているので違反防止策の検討をするそうです。(産経新聞


 不正なら是正は必要ですが、テレビニュースでアナウンサーは「ビール、商品券、つまみ、おしぼりなどの提供を受けているケースが…」と原稿を読んでいて、おしぼりまで一緒くたにして報じているんですよね。


 お し ぼ り ま で や り 玉 に 挙 げ る の か … … 。


 私の勤務先では、一部のサービスを利用されるお客さまにジュースとおしぼりを提供していますが、見直しが必要ですか?


 公務員は、公費で出張の際、飛行機でジュースやおしぼりやお菓子を受け取ってはいけませんか?


 もともとは、深夜早朝利用のある航空会社社員向けに始まったそうで、それが民間企業の社員、霞ヶ関の公務員へ広まったようです。(毎日新聞

 民間企業の社員はよくて、公務員はダメ、という線引きもどうかといつも思います。


 実際問題として、国家公務員を志望する学生は減少傾向にあるそうです。

 国家公務員1種の申込者は1996年度に46000人だったのが、2006年度は26000人だったとか。


 私の勤務先も先日発表した経営構想のなかで

>人口減少社会でも優秀な人材を確保し技術力を高めていくために…

と書くくらいですから、偉い人は、学生が減る一方なのにどの会社も採用を増やすなか、いまのままじゃ入社して定着するのは(私のような)バカばっかりになってしまう、と危機感を持っているようです。


 公務員だって、特にI種はどんな民間企業の総合職と人材の取り合いになっているのかを考えれば、より魅力的な待遇を用意するのは決しておかしくないと思うのですが。

 賃金や福利厚生という面もそうですが、雇い主からの評価というのも大事だと思うんです。

 公務員の雇い主は、言ってみれば国民一人ひとりです。

 部下を罵倒してこき使うばかりの会社じゃ、どんどん人は辞めていき、まともな人は入ってこなくて、いずれ会社がつぶれてしまうのが当然の帰結じゃないでしょうか。


 マッサージチェアだって、9時5時(=5時は「翌朝の5時」)で大半をサービス残業(=ただ働き)させているんだから、そのつかの間に使ってもらったっていいんじゃないかと思うんですよ。私は。

 私の職場にはそんなものありませんが、マンガ喫茶で夜通しマンガを読むときにマッサージチェアを使うと効果てきめんです。


 今日は日付が変わる前に帰れた、とか、「めざにゅ〜」が始まる前に帰れた、とかそんなことを言っている人たちの、退勤後のことまでテレビがこうしてあげつらったって、見ているほうはちっとも楽しくないのです。


 デジタル放送対応のテレビを購入した世帯の10%は実際には地デジ放送を見ていないのだそうですね。(5月28日付日経MJ)

 つまり2011年には地上波テレビを見なくなる人々が一定数いるというのは、もっともな話かもしれません。
author by よんなん
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この程度の空気は読みたい

 きのう、高校の同級生4人と飲んだんですよ。

 全員魔法使い予備軍でして。(笑)


 そのメンバーの会話の中で、「この5人で、空気を読もうなどというやつは一人もいない」という話が出たんです。

 ……まぁ、、、実際そうなんだろうけど、、、わざわざ言うか。。。orz


 今年に入って複数の人から「空気を読め」「お前の2008年上半期の目標は空気を読めるようになることだ」などなど言われて、近頃思うのは「少しは相手を思いやりなさい」ということなんだろうなぁ、ということです。

(たとえば1月に知人宅へ招かれて手ぶらで行ったとき…のような)


 いわゆる、周囲と同調せよという意味では決してなく。


 そんなふうに思っているものですから、「空気を読まない」と平然と宣言されてしまうと、それはどうかなぁ、と感じたりもするようにはなったわけです。

 …思ったことをズバズバ言える間柄なので、その点ではよい意味で空気を読まずに言いあえるこの集まりは大切にしたいんですが。



 で、帰るとき、会計が一人4180円(≒4200円)でして、この集まりでは久々に私が会計をまとめることにしたんですけども、、、


 4人中3人が「1万円(と200円)でお釣りある?」って聞いてくるのはどうなんだ!!


 誰が幹事というわけでもなく、5人中の誰かがそのときたまたま会計を引き受ける集まりに、潤沢なつり銭が財布にある人っているんですか……。(今回は、1000円札で18枚必要)


 さすがにこのときばかりは、このKY集団め! この程度の空気は読んで、飲み会前は1000円札でATMから引き出してこい!! と思いました。。。orz
(せめて5000円札とか2000円札とか…つり札が少なくて済む紙幣を、、、)


#ただ、それもケースバイケースで、会計後に1000円札の束ができるより1〜2人に1万円札のお釣りで渡しちゃったほうが、すっきりして勘定間違いが少ない、ということもないではないんですが。


 とにもかくにも、4人のうち1000円札を用意していたのが1人だけ、ってのは、「俺たちは空気を読まない宣言」をまさしく象徴しているんではないか、、、と。(笑)


 付け加えて事情を考慮するなら、参加者5人中2人が電子マネー系列の企業に勤めていて、細かい現金を持ち歩く習慣があまりない、という点もあるのかもしれませんけれども。
author by よんなん
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背負っているものはあるか

 社員寮の新年会が(いまごろ)ありました。


 こういう場でつくづく思い知らされるのは、よほど親しい人以外とはちっとも会話が続かないことです。

 学生のころはそうでもなかったはずなのに、どうしたことだか。


 最近は、こういう場では誰かと話すより食べるものを食べて飲むものが飲めれば満足、という性分になってしまったので、一人でもぐもぐと寮母さんお手製のオードブルやらビールやら口に運んでひそかにご満悦気分でした。


 ときおり、ほかの人から話しかけられるものの、会話の糸口がありません。

 ありません、というか、また一人で食べて飲みたいとひそかに思っているので見つけようとしないだけなんだろうと自分で分析しているんですけど。


 まぁとにかく、何もしゃべらないというのは楽でいいものです。

 後日になって揚げ足を取られることがありませんし。
 しゃべりさえしなければ失言なんてないんです。


 ……なんてネガティブな。


 たぶん、学生時代との違いは、ここなんではないか、とふと思いました。

 あのころは、考え方の違う相手と衝突しても、「早大生が(研究室の用事をすっぽかして)神宮へ行って何が悪い」「早稲田祭2002を放ったらかしてゼミ合宿なんて行けるか!」なんて強情にタンカを切っていたものです。(←空気を読まない、とも言う)

#こんな学生をきちんと修士課程修了にしてくださった教授には頭が上がりません。


 それが今や、考えが柔軟になったというか、それ以前に何も考えていないというか、長いものに巻かれておけというか、少なくとも表面上だけは波風立てないように…なんて考えるようになったのかもしれません。(←空気の読み方が間違っている)

 自分自身に、ほかの人とは考え方の違う部分があまりにも多いようなので、なおさらです。
 よほど気心が知れていないと安心して話すらできない自分がいたりします。


 でも、最近のこういう場での振舞い方を振り返ってみると、花火が上がるのを恐れて、火をつける前からバケツの水に漬けてしまっているような……分かりにくいですね、すみません。

 普段がそれなので、ロケット級の花火をぶつけていい相手と話す機会があっても、上げるべき花火が全部湿気てて不発に終わる…という気分になるときもありますし。


 要は、もうちょっと、いまの自分の立場や考え方に自信や誇りを持ったほうがいいんじゃないのかな、と。
author by よんなん
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貯金が通用するのは3年まで

 最近そんなことを思うようになりました。

 「貯金」は、お金の貯金……というより、知識の貯金。


 仕事の知識は、もともと興味ある業界に進んだこともあって、入社前25年間の蓄積がありました。

 大学・大学院での研究も、それなりに勤務先の業界に関係ありそうな話でしたし。


 で、振り返ると、入社後の3年間は、その知識の貯金でやってこれたのかなぁ、と。

 貯金を食いつぶすだけというのは、表向き、うまくいっているようで、中身は何の進展もなくそのまま停滞しているだけ、ということです。


 4年目になって、そろそろネタの貯金が尽きてきたにもかかわらず、3年間の惰性というのは恐ろしいもので、それに気づかずに過ごしていた気がします。

 結果として、一時期、退職すら考えたり、それ以前に人生を終了させたくなるほどの問題も起こしました。


 一応、それまでの勤務先での上司との面談でも

上司:「最近取得した資格や、取り組んでいるものは?」
自分:「あの、、、すみません、、まったくありません。。。」
上司:「お前、平日の休みと泊まり勤務明けの時間に、何やってんだ」

など、気がつくきっかけはちゃんとあったんですけれども。


 そうはいっても、具体的に何に取り組むか、などを見出せたわけでもなく、そもそもその動機づけがなかったり。


 で、年が明けて、今年は変化の年にしよう、と思ったときに、ようやく、あれこれ今までやらなかったようなことをやってみたくなったわけですよ。

 どちらかというと、仕事に直結する話じゃなくて、趣味とか家事のほうですけど。


 だからといって、あれはダメこれはダメと自分で勝手に決めつけて結局何もしないのでは、今までの停滞状態と同じです。

 そういえば、「停滞は死滅である」ってのは、われらが母校の創立者の言葉でした。
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知ってる人をニュースで見る

 中国の検索エンジンが日本進出したそうで。

 それ自体はどうでもいいんですが、ネット上の記事(たとえばこれ)や昨日の「めざましテレビ」のインタビューに出ていた日本法人の取締役って……、

 私の学生時代に放送研究会の代表だった舛田さんじゃないですか!

 放研の舛田さんというか、新生早稲田祭ネットワークの舛田さんというか。


 すごいなぁ、ソニーの出井さんと一緒に出てるよ。


 ……と、独身寮で朝ごはんを食べながら見ている、まもなく30歳で日々ルーチンワークに従事するサラリーマンの私。

 これでも、鉄道研究会じゃ幹事長だったんですよ?

 放送研究会とか広告研究会とか企画系のサークル出身の人たちは強いなぁ、と、少し引け目を感じたりしてしまう一瞬であります。


 が、単に、自分が目をつけて飛び込んだ業界・商品は、入社して数年で大きく動かせるほどコンパクトなシステムではなかっただけだ、とすぐに気がつきました。
(↑今の勤務先は第2志望だったくせにこんなこと言う奴)

 「入社後5年間は育成期間」と言ってくれて、同業他社でも類を見ない期間の現場経験を積ませてくれる勤務先です。


 で、20年後も、こんな自分も大学時代はああいうのと同じ場所にいたんだ、とか、あいつ「早稲田祭」でちんこ神輿作って担いでたんだぜ、としか言えないようでは話にならんのです。

 いつしかあんなふうに、勤務先の商品の魅力に磨きをかけて、世の中をもっと居心地のよいものにして、で、会社の収益も自分の給料も上げてやるぞ〜、なんて獲らぬ狸の皮算用をやってみたり。


 幸い、事業規模と世間への影響力だけは大きな会社に潜り込めたんだから、可能性はゼロじゃないぞ、と自分に言い聞かせるのです。
author by よんなん
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ガソリン税はもっと高くていい

 政権与党は定期的に変わったほうがいいと思っている私ですが、「ガソリン国会」だとか言っている民主党の無節操ぶりにはあきれます。

 民主党は6年前から「炭素税」を掲げていた(参考)から少し期待してたのに。


 2005〜2006年度の比較でようやく、「ガソリン価格の上昇が原因」と思われる、自家用車から出るCO2の減少傾向が現れはじめたっていうのに税金下げてどうするんですか。


 京都議定書の目標達成はほぼ絶望的ですが、CO2排出量を増やしている諸悪の根源は自家用車で、1990年比45%増ですよ(参考)。

 6%減らすんじゃなかったんでしたっけ?


 岩波新書の『自動車の社会的費用』が言うとおり、クルマのユーザーは、公害などに対処するコストを負担していないのです。

 都合の悪いコストを全部他人(=主に行政)まかせにできるんなら、そりゃみんなクルマに乗りますってば。


 ハイブリッド車だの何だの言う前に、マイカーから電車に乗り換えれば、6%どころか、9割近く減るわけです。
参考←単位輸送量当たりのCO2排出量は、自家用車173gに対して鉄道19g)

 そのために、駅のまわりに、密度の濃い、歩行者でにぎわう市街地ができるように税金や規制で誘導して……鉄道が繁盛することは地球環境への貢献、というのが私の持論です。
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