明日から2日間、水戸で「
コみケッとスペシャル5 in水戸」が開催されます。
コミケットといえば同人誌即売会ですが、地方開催ということもあってか、地域を盛り上げるいろいろなタイアップ企画があります。
……水戸駅を降りるなり、NEWDAYSで写真のような土産を売っているのには度肝を抜かれました。
駅コンコースの特設売店でも、瓶のラベルにかわいらしい絵が描いてある梅酒だとかいろいろ売っています。
梅酒は帰りに寄って買っていこうと思ってたら、夕方には売り切れてました。。。
(
確かこんなの)
で、同人誌即売会にはあまり興味がなかったんですが、知人に誘われて、茨城交通が実行委員会とタイアップして開催しているスタンプラリーをやってきました。
その方面では有名なイラストレーター6人(自分はどれも知らない人…)が手がけた特製スタンプが、水戸市内の旧跡、書店、ゲームセンターなどに置いてあって、スタンプを集めると記念品がもらえる企画です。
……で、そのスタンプの台紙が、茨城交通の1日乗車券なんですよ。
うまい商売だなぁ、と駅前のバス案内所でやはりかわいい女の子の絵が描いてある1日乗車券(400円)を購入。……その裏がスタンプの台紙になっています。(写真)
「弘道館」(←水戸藩の藩校)など入場料が必要な施設では、中に入らなくてもスタンプは押せる仕組みで、1円でも同人誌の購入資金に温存したいヲタク向けには良心的な企画です。
が、今回は同人誌を買いに来たわけでもなく、台紙を見せると入場料が割引になるというおまけもあって、知人ともども中に入りました。
(↑台紙を見せ忘れて通常料金で入った人)
弘道館は水戸駅から歩いてこれる近さのわりには、偕楽園ほど有名ではないからか人だらけということもなくて、天気がよくてぽかぽか陽気のなか、庭園の梅をじっくり眺められました。(写真)
このあと、定番の偕楽園などは茨城交通のバスで訪れ、路線がないゲームセンターへは知人のクルマで行って、5か所集めて終了です。
#最後の1か所は、明日からの「コみケッとSP5 in水戸」の会場
バスの車内や行く先々で、我々と同じぁゃιぃオーラをムンムン発している人たちを大勢見かけましたし、冒頭に書いたように早々に売り切れてしまったお土産もあったようですし、ヲタクの経済効果は少なからずあったのではないでしょうか。
一方で、その筋の人に聞いたら、同じタイアップ企画でも思ったほど集客できなかったもの(たとえば
JTBのツアーとか)もあったようです。
ヲタクはうまく取り込めばいい商売になる一方で、何がヒットするかは、そんじょそこらのヲタクにも分かりかねる、というのが難しいんですよね。。。
#一握りの、非ヲタクの世界でも通用するような人は、そういうビジネスセンスも持っているのでしょうけれども……。
とはいえ、今回の「スタンプラリー」だとか、私の周りで大流行の「国盗り」やら、あちこちを回ってスタンプのようなものを集める企画は、子供向けどころか「大きいお友達」の心をくすぐるのは確かなようです。
そうそう、最後のゲームセンターでは「コミケットの歴史展」と称して、現存する過去のコミケのポスターなどがずらりと展示してあって壮観でした。
……コミケといえば、ヲタクといえば、萌え萌えしたものばかりイメージしがちですが、そういう路線のものが台頭してきたのは、コミケの歴史の中では本当にごく最近のことだったんですね。