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契約

 晴れて中古マンションの購入契約することになり、売主さんとご対面です。

 場所は津田沼駅近くの不動産屋さんの事務所で、朝9時半集合。

 5分ほど早く9時25分ごろスタートして、終わったのは11時半。たっぷり2時間かかりました。

 何に時間がかかったかというと、「重要事項説明書」と「契約書」を、一字一句ぜーんぶ読み上げるんですよ。

 、、、さすがに、読むのは不動産屋さんがやってくれましたが。


 読み上げが終わって、手付金を売主さんに、仲介手数料の半分と印紙代を不動産屋さんにお渡しして、必要な書類にサインして判子をつきます。
(仲介手数料の残り半分は後日)

 実は、印鑑登録をした印鑑(=実印)を持ってないのですが、事前に不動産屋さんに相談したら「認印で構いませんが、いずれ登録する印鑑をお持ちください」とのこと。

 手付金は、物件価格の1割が相場(法律上は2割が上限)だそうですが、売主さんのご厚意で100万円でよいということになりました。


 売主さんは、受け取った手付け金の中から不動産屋さんに仲介手数料を支払っています。

 、、、って、このときまで売主さんも仲介手数料を払うとは知らなかったんですよ!(←世間知らず)


 契約書を読み上げるのを聞いていて面白いと思ったのは、これから残金を支払って引き渡されるまでの間に手付金を放棄せずに契約を白紙に戻せるのは、銀行のローン審査が通らなかったときと(←これは知っていた)、地震等で物件が滅失したとき、ということです。

 築38年なので大地震がくればちょっとおっかない気がしなくもない物件ですが、引き渡しを受ける前か後かで、途方に暮れるのはどっちなのか全然違うんですね。


 さて、雑談中にいろいろうかがうと、なんと売主さんは、隣の市にある△△病院にお勤めの整形外科の先生だとおっしゃるじゃありませんかっ!

 えっと、、、いや、、あの、、△△病院といったら、事務長の△△さんには大変お世話になってますよっ!

 それと、やはり△△病院職員の○○さんも親しいので、先日、今回の物件について相談したら「そんなの買っちゃダメだよー、○○○万円以下だね、買うなら」と言われていたんですけど……。

 まさか売主が○○さんの勤め先の先生だったとは!


 で、売主さんは、同じ棟の8階に引き続きお住まいになる(私が買った6階の部屋は奥様がピアノ教室を開くのに使っていた)そうで、

「何か不安なことがあったらいつでも言ってください、隣も上も下もみんな知ってますから」

と言ってくださり、大変心強いお話です。


 一通りの段取りが終わって売主ご夫妻がお帰りになったあと、30分ほど不動産屋さんから今後の動きについてレクチャーを受けて、帰途につきました。

 レクチャーを受けたといっても「アイミツ」「ウチイレ」という単語の意味が分からず、不動産屋さんに意味を教えてもらっても要領を得ませんでしたが、後で調べるとそれぞれ「相見積もり(=複数の業者から見積もりを取る、複数の銀行に事前審査をしてもらう)」「内入れ(=ローンの繰り上げ返済)」ということのようです。

 特に「内入れ」=「繰り上げ返済」だと分かっていれば、不動産屋さんの説明はもっと早く飲み込めたのに、不慣れだといろいろまごつきます。
author by よんなん
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