早大鉄研60周年記念「西北の杜」号

DSC04255.jpg 見てください、この人だかり!

 早大鉄研60周年記念の貸切SL列車は無事に運行できました。

 日曜日とはいえシーズンオフに350人も集客して、どんなもんだい! という気分です。

 JR高崎支社では、愛好家団体によるSL貸切運転は初の事例ということで、個人的には、ワセダの鉄道研究会とそのOB組織(稲門鉄道研究会)として一味違うことができてよかったのではないかと思っています。


 やってみると前例がなかったのも道理、JRでSLを貸切運行するのには敷居も高かったです。

 ……別にJRがお高くとまっている、というのではなく、高崎支社にある2両の蒸気機関車は上越線や信越線での定期的な運行のほかにJR東日本管内各地でのイベント運行に引っぱりだこ、という特徴があります。

 各地ではSLが来るなんて一大集客イベントで、どこへ行っても大盛況になります。

 そのスケジュールを我らが愛好家団体(10年前の秩父鉄道SL貸切での実績では200人)のために空けてほしい、しかも土曜か日曜に……というのですから敷居が高いのは当たり前で、JRの営業窓口にノコノコ出かけてホイホイ貸してくれる話ではなかったです。

 接触を重ねるうち「平日なら…」という話にはなったものの、こちらも土日でないとサラリーマンや家族連れのOBが集まれませんから、そこが最大のポイントでした。


 2年前からJR高崎支社のほか沿線の自治体・観光協会・商工会とも接触を繰り返し、信頼を少しずつ積み重ねてどうにか実現のあかつきとなりました。


 群馬在勤の頃はSLなんか当たり前のように走っているイメージでしたが、こうしてシーズンオフにもかかわらず300人を超える大勢の人で賑わって、参加者に喜んでもらえている様子を見ると、蒸気機関車の魅力ってのはすごいなぁとあらためて思うイベントでもありました。
author by よんなん
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