関西の電車を観察する

IMGP0320.jpg せっかく関西に来たので、関西の電車を乗り歩いてみました。

 昨日も含めて、阪神・大阪市交・近鉄・南海・京阪・阪急・JR西日本、と、大手は一通り巡りました。

 一番印象的だったのは、駅で車掌さんがホームに降りないこと。


 関東だと、駅に着けば車掌さんが必ずホームに降ります。
 そして、JR東日本以外は、車掌さんがホームに立ったまま乗降を確認してドアを閉めます。

 関西は、JR西日本と京阪を除いて、基本的に車掌さんは窓から顔を出すだけです。
(近鉄や南海が見通しの悪い駅ではホームに降りる程度です)

 そして、ほとんどの電鉄では運転士さんも窓から顔を出して、車掌さんに乗降の終了を合図するんですね。(写真)

 ……阪急の、車掌さんが運転士さんとともに列車の前後で手を上げながらドアを閉める仕草は、なんだかかっこいいなぁ、と思ってしまうのでした。(←マニア)


 さて、JR西日本以外は出発の合図は車掌さんが鳴らすベル2発です。
 関東だと、JR東日本以外はブザー1発(京成だけ2発)なんですよね。

 関西は私鉄や地下鉄の大半が路面電車を発祥としていた名残だとかで、運転士と車掌のやり取りがブザーではなくベル(JRだけブザー)です。しかも2発で発車する光景はまさしく文字通りの「チンチン電車」です。


 あと、面白いなと思ったのは、阪神の車掌さんは「車掌士」、大阪市営地下鉄の車掌さんは「高速車掌」というバッジをつけていたこと。

 阪神は運転士に対する車掌「士」なんでしょうけど、めずらしいです。
(実は「車掌」と「車掌士」は違う、という話も耳にするのでいずれ調べてみます)

 大阪市交は、路面電車に対して高速な電車の車掌、という意味なんでしょうね。
 東京メトロも2年前までは「帝都“高速度交通”営団」という名前でしたし、新幹線が時速300キロで走る時代でも、時速60キロ程度の地下鉄が「高速鉄道」という位置付けだった名残を感じます。

 あ、それから、京阪には契約社員の車掌さんがいて、時給950円+ボーナスだとか。
埼玉県・埼玉高速鉄道検討委員会調べ
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あいりん地区に泊まる

IMGP0302.jpg さて、今回の宿は1泊2100円です。(ここ

 昨晩いっしょに飲んだ方に、新今宮駅の近くに宿を取ってあると告げると「さすが早稲田の人は違いますね……」という反応をされましたっけか。


 あいりん地区、いわゆる「釜ヶ崎」と呼ばれる地区は、東京でいうところの山谷に当たります。

 まぁ確かに、東京で旅行者が「山谷に泊まる」と言ったとしたら、意外な顔をされるのが普通でしょうね。


 しかし、実際には「個室・冷暖房完備・テレビ冷蔵庫つき」を掲げる宿が多く、シングルルームが3畳半程度という狭さを除けば、いわゆる一般人でも快適に過ごせます。
(トイレ・風呂は共同)

 こうした宿の実態を私が知ったのは、日本で開催されたワールドカップのときでした。
 外国人バックパッカーの多くが“ドヤ”を拠点に観戦をしている、実は日本人ビジネスマンにも活用している人がいる、かつてのイメージとは違う、というのを新聞が取り上げたのです。

 小学館の「ビッグコミックオリジナル」でときおり掲載される、石塚真一の「東京チェックイン」(外国人バックパッカーが多く泊まる安宿のお話)の舞台は、おそらくこういう形態の宿でしょう。

 今回泊まったところも、旅行者やビジネスマン、就職活動中の学生という感じの人のほうがむしろ目立ち、ステレオタイプなイメージの日雇い労働者ふうの人はついに見かけませんでした。
(屋外で冬を越している人たちの存在を無視するわけではありませんが)

 部屋は写真のとおりで、確かに「ビジネスホテル」にしては狭いです。


 が、個室は個室ですし、カギも一応かかります。
 都市部にある大型のユースホステルだとかカプセルホテルに泊まったことがあれば、あんまり抵抗ないんじゃないでしょうか。こちらのほうがむしろ快適な気がします。

 個人的には、勤務先で泊まり勤務のときに寝る部屋を一回り小さくしてテレビと冷蔵庫を置いただけのような感じに受け取れたので、なおのこと違和感も何もありませんでした。

 この宿の場合は1階ロビーにパソコンが3台あって、インターネットも使えましたし。
 それに、部屋にはガウンやタオル、歯磨きセットの備え付けもあり、実は宿泊費が周辺の同種の宿に比べて高めです。


 あいりん地区は山谷と違って、電車でのアクセスが非常に便利です。
 地下鉄御堂筋線と堺筋線の動物園前駅を降りれば、そこはもう簡易宿泊所の看板ばかりの光景です。

 すぐ目の前にはJR大阪環状線の新今宮駅、阪堺電車や南海電車の駅もあります。

 山谷が南千住駅から少し歩いたところにあるのとは対照的です。
 まぁ一応地下鉄は通じていますけど、JRだと山手線から上野か日暮里で乗り換えないといけませんし。


 山谷もあいりん地区も、楽天トラベルで検索するといくらでも出てきます。
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新梅田食堂街ほか

IMGP0301.jpg 試合中は、早大鉄研の後輩2人(はちなん氏と、も氏)が現地で合流して3人で応援していました。

 試合終了後、今日じゅうに帰るという2人とともに阪神電車で梅田へ。
 ……JRの改札口まで見送ろう、と2人が歩くのをついていくと、どうも途中からJRの駅とは違う方向へ進んでいきます。

 入っていったのはJRのガード下にある「新梅田食堂街」。


 新宿の「思い出横丁」に近い雰囲気でしょうか。
(そちらは行ったことがないんですけど)


 はちなん氏が以前行ったという明石焼を主体にした店で軽く飲んで、新幹線で帰る2人を見送りました。


 そのあとは、在阪の同業他社に勤める慶大鉄研出身の知人と待ち合わせ、曽根崎お初天神通の一角にある「縄すし」で22時過ぎまで過ごしておりました。

 「まわらない」すし屋なのに、2人で会計は5000円台半ば、というお店です。

 私と違ってすでに本社勤務ゆえの視点での話や、同業他社から見た私の勤務先の話など、お話をうかがってばかりでしたが有意義なひとときでした。
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神戸空港

IMGP0285.jpg 先月開港したばかりの神戸空港に降り立ちました。

 「関西圏に3つも空港は要らない」「ムダ」等々の悪い評判のほうが耳に入る機会の多い空港ですが、空港そのものはこじんまりとして機能的で、好印象でした。
(国際空港が神戸ではなく泉州沖に造られた経緯はさて置くとして)

 丘珠空港や旭川空港くらいの大きさでしょうか。

 小さいので、飛行機を降りてから市街地へ出る交通機関への乗り継ぎも非常にスムーズです。

 飛行機が14:45に着いて、預けた荷物がなければ14:49発のポートライナー(東京の「ゆりかもめ」のような乗り物)に乗れます。
(私はあちこちウロウロしていたので、あと一歩のところで乗り損ねましたが)

 乗ってしまえば三宮まで18分。
 ……私は1本あとの快速に乗りましたが、所要17分、と、大して違いはありません。


 「片道9600円」のスカイマークが唯一就航していることと合わせると、目的地の場所によっては関空はもちろん、伊丹よりも使い勝手がいいように思いました。
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片道9600円のスカイマーク

IMGP0284.jpg 急遽、甲子園へ行くことにしました。

 昨日、職場のテレビで早稲田実業×関西学院の再試合決定の瞬間を見ました。
 再試合は今日の第4試合とのことで、夜勤明けで行けば間に合う、と思ってしまったのです。

 休みが合えば応援に行こうとは、出場が決まったときから思っていたので、決断は早かったです。


 さて、日程に余裕があれば夜行バスやら青春18きっぷなどで行ったのでしょうけれど、今回は午前8時過ぎに群馬県の新前橋で仕事を終えて夕方には甲子園球場にいなければいけません。

 先月、神戸空港に就航したスカイマークが普通運賃9600円(空港施設使用料など400円を含めて合計10000円)だったのを思い出して、もちろんそれを使いました。
……他社も割引運賃を活用すれば同じくらい安いのでしょうけれど、普通運賃なら当日思い立っても使うことができます。

 決めたからには一刻も早く予約したいのですが、コンビニでは売っていないのが意外です。
 高崎の寮を出るときにネット予約を済ませ、羽田に着いてチェックインするときはすでに満席でした。

 コンビニで売っていないのは格安航空会社ゆえにネットや自社カウンターでしか売っていないからか、と思って後で調べると、JTBなどの旅行代理店では扱っているんですね。


 さて、前回スカイマークに乗ったのは4年前の鹿児島線(当時の日記)で、当時と違うのは、搭乗券がレシートのような感熱紙から他社と同じタイプに変わったこと。

 それと、今年の2月かららしいんですが、機内の飲物サービスは廃止になったそうです。それと機内販売や機内誌も姿を消しました。
 AIRDOがANAとのコードシェアを始めてしばらくしてから飲物サービスを始めたのとは対照的です。(スカイマークもいくつかの便でJALとコードシェアをしているのですが)

 こちらとしては、10時間以上乗る国際線ならともかく、国内線では飲み物なんか出なくたって構わないのですけれど。
(それに、薬を飲むときの水程度なら提供してくれるそうです)


 そんな航空会社なのに、空港での業務をすべて人手でまかなっていることが意外でした。
 チェックインも自動チェックイン機がありませんでしたし、搭乗のときも自動改札ではなく係の人が半券をちぎります。(搭乗券は他社と同じ磁気券になったのに)

 まぁ、言い方は悪いですが、もしアルバイトや契約社員に時給や月給だけ支払って業務に当たらせることができるのであれば、機械化の必要はあまりないのかもしれません。


 最近、整備士が大量に退職してメンテナンスの技術が云々……という評判も聞くので、落ちなければいいけど、とは思うものの、こんど就航する羽田−札幌線も普通運賃が9600円というのはやはり魅力ではあります。
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春スキーはこれから

IMGP0196.jpg スキー2日目です。

 今回のアクセスは新幹線とスキー場の送迎バスでした。

 が、すでに道路は路面が見えていて、これからはノーマルタイヤのマイカーでもスキーに行けそうです。

 気温が氷点下になる日も少なくなり、路面凍結の心配もなさそうですし。
(きょうは、リフト乗り場の温度計が10℃もありました)


 春は雪質がどうだとかいう話も耳にしますが、少なくともきょう滑った限りでは充分楽しいです。


 今シーズン、群馬県内のスキー場は1回行っただけでしたが、クルマで行けるとなれば、電車・バスではアクセスの不便な他のスキー場にも行けそうです。
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スキー4回目

IMGP0163.jpg 今シーズンはスキー4回目です。

 もと早稲田祭運営スタッフ遊興局の人たちとシャトー塩沢スキー場へ行きました。

 リフトが4基だけの、こじんまりとしたスキー場ですが、土曜日だというのにガラガラで非常に快適です。

 急斜面もほとんどなく、練習するには最適でした。
(私が通っていた中学校のスキー教室もこのスキー場でした)


 しかも、偶然にもきょうは年に一度の「スキーカーニバル」の日だとかで、夜は花火が上がったり地酒が振る舞われたり。

 おまけに、「かんじき競走」なるレースに飛び込みで参加した同行者2人が、景品に地酒の4合瓶を1本ずつ獲得してきたり、と、なかなか景気のよいイベントでした。


 1泊2食+リフト券2日分付きで休前日だというのに12920円(1室4名以上)と、周辺のスキー場に比べて低めの価格設定で、ずいぶんおいしい思いをさせてもらったように思います。
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スキーを教わる

 今回のスキーは職場の先輩とだったんですけれども、さすが群馬県で、みなさんすごい腕前です。

 久々にスキーを教わりながら滑りました。


 最後にスキーを習ったのは中学3年のスキー教室でしたから、12年ぶりということになります。

 12年間で我流になっていた部分を直そうとしながらすべると、転ぶこと転ぶこと。


 でも、教わることは、そういえば中学生のときにそう習ったなー、と思い出せることばかりで、再び上達できたらいいなぁと思うのです。

 パラレルターンができるようになるのが、今シーズンの目標です。
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野沢温泉スキー

IMGP0040.jpg 野沢温泉の2日目です。

 あいにくの雨なのですれど、カッパを着てゲレンデに出ました。
 それにしても2月のスキー場で雨に降られるなんて。

 そこらじゅうがキリで、写真のようなありさまです。


 野沢温泉スキー場は水曜日にリフト券を買うともう1日分オマケしてくれるキャンペーンをやっているので、水・木の日程だった今回はリフト代が事実上半額でした。


 明日の朝帰るのですけど、明日はぐっと冷え込んで、雨も上がるようです。

 これじゃあ私が雨男みたいじゃないですか。
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熊の手洗湯

IMGP0039.jpg 野沢温泉へスキーに来ました。

 天気はあいにくの雨でしたが、スキー・夕飯の後は温泉へ。


 野沢温泉には13の「外湯」があって、自由に入れます。
 が、湯が熱すぎるのも野沢温泉の特徴です。


 この「熊の手洗湯」は13の中で最もぬるい浴場で、初心者向きです。

 浴槽が2つあって、片方がぬるく、もう片方は熱いのですけれど、熱いほうでも東京都内の銭湯の熱いところ並みです。

 ぬるいほうは、何人もの人が入ったりすると物足りないくらいぬるくなります。

 2つの浴槽を行ったり来たりするのがちょうどよいようです。
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