ボーダフォン健在

IMGP2368.jpg 日本では、すでに看板がかけ替えられたボーダフォンですけれど、やはりこちらではよくロゴを見かけます。

 ピレウスの港に泊まっている大型船にも、このとおり。

 日本ではパッとしない電話会社でしたが、こちらでは一大勢力のようです。
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地下鉄の車掌

IMGP2425.jpg アテネを離れて、ピレウスという街まで行ってみることにします。
 エーゲ海への航路が出ている港町です。

 とはいえ、地下鉄で行けちゃうのですが。


 3号線まであるうちの1号線に乗ります。

 ここで、車掌がドアの開け閉めをしている地下鉄を初めて見ました。

 ヨーロッパの地下鉄は、ロンドンも、パリも、アテネの2号線・3号線も、どんなに長い編成でも運転士だけのワンマン運転でした。
(パリの急行地下鉄「RER」はダブルデッカーの大型車8両編成でも車掌がいません)

 1号線だと、編成の真ん中にも運転席があって、そこに車掌が乗って駅に着くとドアの開け閉めをしていました。


 まぁ、日本で見る車掌に比べると適当なもので、ドアが開いたらホームに降りる車掌もいれば、窓から顔を出すだけの人もいますし、電車が発車してホームを出るまで顔を出している車掌もいれば、早々に窓を閉めて引っ込んでしまう人もいます。

 運転席と客室のあいだは、他のヨーロッパの地下鉄と同様に窓がない壁なので、車内の様子をある程度見張ってくれているわけではありません。

 が、地上区間に出ると、今日はいい天気だからか、客室の電気が消えました。
 日本でも、一部の電鉄は天気がよくて明るいと車掌が客室の明かりを消します。

 とはいえ、1号線のホームの先端にも、ほかの2・3号線と同じように運転士がホームを見るための大きな鏡が置いてありましたし、なぜ車掌を乗せているのかは謎です。
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遺跡=要は廃墟

IMGP2308.jpg 古代アゴラ、という場所に来ました。ガイドブックによれば、昔の市場とその周辺施設の跡だとかどうとか。

 世界史に疎い私は、神殿やら、基礎だけ残っている建物の遺構などを見ても、いまいちピンと来ません。

 なにしろ、高校生活で唯一、通知表に赤い数字で成績を書かれたのが世界史でしたから。


 ちょっとした神殿やら、音楽堂の跡やら、いろいろあるんですけど、見ているうちに、要はこれって廃墟めぐりだよな、と思えてきました。

 鉄道マニアで廃墟めぐりといえば、廃線跡探索です。

 草に埋もれた中から、昔の線路の跡とか、トンネルとか、築堤とか、はたまたトンネル名や鉄橋名などを記した銘板なんぞ出てこようものなら狂喜乱舞する、正気とは思えない趣味です。

 ……いや、鉄道の廃線なんて、ほとんどは20数年前のもので、特に歴史的に解明が必要なことがらもないでしょ? といえばそうかもしれません。

 が、たとえば、名羽線(北海道の「未成線」)の白地畝(しらちせ)信号場付近は実際に着工されたのか=跡そのものが存在するのか…など、旧鉄建公団の部内者には分かりそうなことでも一般のマニアにはいまだに謎なこともあったりするのです。
(確かめに行こうにもハードルが高すぎることでごく一部のマニアに有名……でも、最近ようやく存在しない模様だと分かりつつある。参考1参考2


 とまぁ、ただその辺にあるモノを見てもその歴史の背景なんぞまったく知らない私ですが、廃墟なんだ、という視点で神殿なんか見てみると、なんとなく分かるような気がするのです。

 逆に言えば、北海道の士幌線跡がアーチ橋を文化財に指定されて駐車場も完備で散策しやすいようになっているのとかは、廃線めぐりの楽しみを半分持っていかれたような感じが私はしています。
(解体・撤去されて跡そのものが残らないよりマシなんですが)


 そういう観点からは、こうして整備された遺跡を歩くのは、シュリーマンだとかそういう歴史家がいわゆる廃墟めぐりの楽しみの半分以上を持って行ってしまったあとをなぞるようなものなのかなぁ、などとも思うわけです。
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地下鉄シンタグマ駅の展示コーナー

IMGP2291.jpg 地下鉄シンタグマ駅のコンコースを少し外れた一角に、地下鉄工事で出てきたという発掘物が展示されています。

 こういうのもアテネならでは……みたいなことがガイドブックには書いてあるものの、東京の地下鉄工事でも、ナウマン像の化石を掘り当てたりしているんですよね。


 アテネならではといえば、出てくるのが化石ではなく人工的な遺構だということ。

 水道管のようなものや、棺と人骨なんてのも飾ってあります。


 それでも、汐留のシオサイト建設でも、関東大震災で焼失したまま埋められた旧新橋駅時代の遺構やら駅弁の器だとかお茶用の瓶だとかがわんさか出てきたりしているわけで。

 素直に喜べばいいものを、そういうことを考えるあたり、どうもいけません。

 東京の地下鉄博物館にそのナウマン像の化石が飾ってあるのかといえば違うのですから、やっぱりアテネらしいのだと思うべきなのでしょう。
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ギリシャの朝マック

IMGP2292.jpg ユースホステルの公式ガイドには、アテネ国際ユースは朝食料金込みって書いてあったのに、フロントで聞くと「no breakfast」なんて言われてしまいました。

 まぁ、その公式ガイドも6年前に買った2000年度版ですし。

 というわけで、国会議事堂前のシンタグマ広場の一角にあるマクドナルドに入ります。

 ソーセージエッグマフィン、ハッシュポテト、コーヒー、という典型的な朝マックのメニューを注文して、確か5ユーロ弱。(正確には忘れた)

 約700円の朝マックであります。(高ッ!)
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ユースホステルの難点

 ユースホステルといえば男女別相部屋(なぜか今回は女性が一人いますが)で、要は他人が同じ部屋にいるわけです。

 で、困るのが、寝る時間と起きる時間が合わないこと。

 昨晩は0時ごろに寝に入って、今朝は7:15ごろに自然に目が覚めたのですけど、同室の2人はまだ夢の中。

 しかも、アテネ国際ユースはトイレ・シャワーが部屋の中にあるので、水を流す音すら迷惑になるわけです。
……しょうがないので7時半ごろになってから使いましたけど。


 2人は時差ぼけなんだろうかとも考えましたが、すくなくとも一人は韓国(あるいは北朝鮮)の方のようなので、そうするとむしろアテネより時間が進んでいるわけですし、その時差ぼけだと朝寝坊にはならないでしょう。

 まぁこれは国内のユースホステル(特に都市部)も似たような傾向にあると思いますが、どうも皆さん朝起きるのが遅すぎるんですよね。
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男女同室のユースホステル!?

ユースホステルに戻ると、チェックインしたときより一人増えています。

 しかもそれは女性!


 ユースホステルといえば男女別相部屋なのですけれど、アテネ国際ユースはgoogleで検索すると、異性どうしで泊まったとか、確かにそんな記述が見られるのです。

 ですが、それは互いに知り合いだとか、そんなのだと思っていました。
(日本でも、家族なら一室提供するユースホステルはありますし)

 男だけなら、着替えとか、シャワーの利用とか気兼ねないんですけど、女性がいると気を遣わないわけにいかないじゃないですか。

 しかも、シャワーは、階ごとにシャワールームがあって共用なのではなく、部屋のなかにトイレ・シャワー室があって4人(この晩は3人)で共用ですし。。。
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リカヴィトスの丘

IMGP2281.jpg アテネの夜景を眺めるならここ、ということだったのでやってきました。

 標高277メートルだそうで、階段で登ることもできるものの、ふもとにあるケーブルカー乗り場(それでもかなり階段を上がったところ)の時点で息が荒れていたのでケーブルカーを使いました。(2.5ユーロ×往復)

 夜景は夜景でも、遠くの丘に神殿らしきものがライトアップされている(アクロポリス付近)のが見えるのは、アテネらしいのかな、と。

 難点といえば、この丘そのものもライトアップされているので、展望台から下界を眺めるにはその光(写真の下に写っている光源)がちょいとじゃま、といったところでしょうか。


 レストランもあるので、複数人で来たなら、この夜景を見ながら食事なんてのも乙でしょう。
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「タベルナ」というレストラン

IMGP2264.jpg ギリシアには、レストランより気軽な食べ物屋として「タベルナ」という業態の店がガイドブックに紹介されています。

 今日の夕飯は、この中でJTB版と昭文社版の両方に載っていた「ビザンティノ」という店へ。

 果たしてどこか分かるだろうかと思いながら歩いていたら、客引きが「ビザンティノ? ジャパニーズ?」と話しかけてくるのですぐ分かりました。

 観光地でこうして客引きをする店なんて普段は信用ならないんですけど、JTB版のガイドブックに客引きの存在も含めて記してあるので、想定内です。


 日本語のメニューを眺めて、3つあるセットのうち「A」を注文。

 こういう場所で日本語のメニューを用意している店ってのは、、、と思わなくもないですが、哀しいかな現時点での私の語学力ではこういう店でないと入れないのです。

 おかげで一応ギリシア料理と呼ばれるものを口にできるのですから、むしろありがたいというべきでしょう。


 出てきたのは、グリークサラダ・ムサカ・仔牛のスブラキ・アイスクリーム。
 これで14.9ユーロ。メニューによれば仔牛のスブラキがないのは8.5ユーロ。

 というか、ムサカを食べ終わった時点で結構おなかが膨れていたんですけど。

 それと、客引きの店員が「ミソ、ミソ」といって薦めたビールが中びんで2.8ユーロ。


 日も落ち始めて風も出てきて、屋外のテラス席で久々に海外らしい食事です。

 前回フランスへ行ったときは、ホテルで食べた以外の外食はすべてマクドナルドでしたので。


 で、会計を済ませて帰るかぁ、、というときも、客引き兼ウエイターのおじさんが、「オナカ、イッパイ?」って、、、いや、はい、ごちそうさまでした。
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東京の地下鉄と同じ描き方

IMGP2252.jpg アテネのメトロ駅で、ホームに降りる階段付近に掲げてある路線図が、この写真。

 反対方向の駅が薄いグレーで描かれているのって、東京の地下鉄と同じです。


 さっきの国鉄線乗り入れの部分の描き方といい、どうしてこんなに似てるんでしょうか。
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