10月の大安+週末の披露宴事情

 昨日呼ばれた結婚式の話の続きです。最初に予告しますが、ちょっとあんまりふさわしくない話をします。


 聞くところによると10月は1年で一番結婚式が多い月なんだそうで、しかも、きのうは週末(土曜日)の大安でした。

 確かに、準正装(礼服)で出席するのに暑い時期は勘弁で、気温も落ち着いてくる頃にやってくれるのはありがたいことですが、10月+大安+週末+午後に披露宴をやろうとするとどうなるのか、よくも悪くも今後の参考になりました。。。
(参考といっても自分にそんな予定はありませんが!)


DSC03764.jpg 挙式の1時間前に式場(ホテル)に着いたら、まだ控え室が前の組ので、挙式の10分くらい前までホテルのロビーでお待ちくださいとの案内。……式場はまさにフル回転の様子です。

 ウェルカムボードも、我々が会場へ向かう前に式場のスタッフが早々に片付けていたのが印象的でした。

 こういう舞台裏を垣間見てしまうと、結構いろんなところが気になり始めてしまいました。


DSC03769.jpg 披露宴が始まると、刺身がいかにも前もって盛り付けて冷蔵庫で冷やしてありました、という感じで減点大きかったです。

 回転寿司屋だってこんなネタ出ないよ!(失礼)

 海辺のホテルの15階なのに窓がない部屋(!)というのも輪をかけて残念でした。


 新郎も新婦も鉄道好きなので10月14日の「鉄道の日」にちなんで近い日を選んだのか、と聞いたらそうではないということで、純粋に季節と曜日と暦(六曜)を最優先して選んだみたいです。(推測)

#でも役所に婚姻届を出したのは今日だったそうなので、やっぱり鉄道の日に…


 もちろん、こればっかりは何を優先するかに左右されると思うのですが、ただ、「大安」というのは本当に「いい日」なのか、自分なんかは少し考えさせられてしまいました。


 まぁ、盆暮れ正月ゴールデンウィークに旅行するのは値段も混み具合もサービス水準も(他の時期に比べて)最悪で最大の負け組! と思っているような自分の考えなので、変わり者の戯言と聞き流してください。。。
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小規模私立学校の戦略というかそんな感じの話

DSC03652.jpg 我が母校(中学・高校)の学園祭があったので、顔を出してみました。

 1学年250人という小ぢんまりとした学校です。
……体育の時間には校庭を斜めに走らないと50m走ができないという、物理的にも小さい学校です。


 浦安から電車を乗り継いで中学・高校の6年間通った学校ですが、自分が卒業するあたりから入学試験の日を変えたり、先生方も入れ替えたり、校長先生が何回か変わったり、だいぶ雰囲気が変わりました。

 校舎も戦前建築の歴史を感じさせるものから、新築ではあるものの何の変哲もないつまらない建物に変わりましたし。

 学園祭で後輩君たちを見ていると、「よい子」が増えたという印象です。……扱いに困る子が減ったという点ではよいのかもしれませんが、いなきゃいないで、つまらないですね。(なんてことを)

 もはや、15年前に卒業した頃とは、すっかり違う学校になっていました。

 いや、15年も経って化石のように変わっていないようでは、それはそれで心配になりますが。

 母校の教員になった同級生と話しても、「腰パン」なんかいなくなったほか、この学校の入学試験も狭き門になって(いわゆる偏差値が上がって)入るのも難しい学校になっているのだとか。


 この学校に入れたい(入りたい)という親御さん(子ども)が増えたということは、学校の経営面ではよい傾向なのかもしれないです。


 一方、引き続き千葉県に住んでいる身として、仮に自分に子ができたとして果たして山手線の向こう側まで通わせる価値があるのか、と考えると、千葉県内にも似たような学校ならあるんじゃない? という気がしてきました。


 自分の場合は「電車に乗って学校に通いたい」という動機があったので、都内の学校、という時点で意義はありましたが!

 それでも、入学試験の日が2月2・6日だったので第2志望として受けられる学校だったから選んだというだけで、「この学校に行きたい!」と選んだわけではなかったですし。。。


 東京の私立中学の入試日は2月1日に集中するので、どれか1つ選ばなければいけない、というときに、我が母校に特徴らしい特徴があるかというと、激しく微妙なところです。


 家から近くて、中高一貫校で、このくらいのレベルの学校があったなら、そこでもいいんじゃないかという話になりそうです。……千葉県内の中学入試は1月中なので、志望しようがしまいが都内の学校の前に練習代わりに受けるんですけどね。

 入試難易度が同じくらいのレベルだと、市川学園を筆頭に、渋谷教育学園幕張とか。

 自分の中学入試のときは、「本八幡まで(JRで4駅)しか電車に乗れない」という理由で市川学園の合格を辞退しておいて何を言っておるかという話ですが。


 ……たぶん学校経営者にとっても、上に書いたように定員はもともと少ない学校ですし、東急目黒線沿線(目黒まで1駅)にあって大井町線や田園調布以遠の東横線から通学は便利ですから、東急沿線の親御さんに「家から近くて変な虫もつきそうになくて…」と選んでもらえれば経営的に満足なのかもしれないです。

 個人的には、2月1日に入試をやる学校なら何か「これ!」っていう特色が出てくれないと、卒業生といえども子を入れる気にならんよと思っちまいますが、どんなもんでしょうねぇ。

 近年は公立も中高一貫をやり始めたので(たとえば県立千葉!)、単に「高校受験がない中学校生活を送れて、後半では大学進学の準備もできる」という目的で学校を選ぶなら公立校も有力な選択肢に入ってきそうです。……そのうち、特色のない私学は「公立校に入れなかった子が入るところ」になるかもしれません。
author by よんなん
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「夏休み」考

 「夏休みのご予定は?」と主治医の先生をはじめ何人かに聞かれるのですが、私の勤務先には「夏休み」がありません。

 そう答えると決まって、なるほど●●業ですもんね、という反応が返ってくるので、ちょっともどかしいです。

 たしかに●●業といえば365日営業のイメージですが、いま勤めている事務所は月〜金のデスクワーク部門なので、カレンダー通りです。あと、年末年始のお休みなら世間並みにあります。


 とはいえ、よその会社のことをよく知らないので、「夏休み」というものは我が勤務先のように社員個々人がこのシーズンに自分の年次有給休暇を消化して連休を作ることをいうのか、はたまた年末年始の休みのように元々休みなのか、そのあたりのことはよく分かりません。

 労働法上は、社員の有給休暇を5日残せば(就業規則への記載と労使協定を経て)、会社側が日にちを指定して「計画的付与」させることができるので、事業所が一斉に休む「夏休み」が実は有給休暇の消化である、というケースもあるでしょう。


 旅行を趣味にしていると、年次有給休暇の消化だったらオフシーズンに自分で時季指定できたほうが嬉しいので、いまの勤務先のように「夏休みはない」ほうがありがたいです。
(その線でいくと、本当はGWや年末年始の連休も別の時期に欲しい、という話になる)

 最近は旅行も控えていますが、逆に言うと現在は年20日の休暇(=月1〜2日ペース)は、2週に1度の通院、産業医の先生との面談、それと(調子の悪いときは)本当に丸1日休養するのに使うなど、順調に減っているので、用もないのに会社側から何日も休みを消化させられてはたまらない、という事情もあります。
(産業医と面談するのに平日勤務者は休暇の消化が必要……というのは何気なく痛い)


 そんなふうに考えていた折、先日、勤務先の同期D君(他社へ出向中)と話したら

「出向先は、7〜9月に土日祝とは別に4日間の休みが与えられて、この3か月間のどこかに自分で日にちを指定できる、年次有給休暇とは別だから年間休日数は出向元より4日多い」

な、なんだってー!!!


 そういう夏休みだったら、欲しいなぁ……。
author by よんなん
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クロネコとのすれ違い

 きのう、会社から帰宅したら宅急便の不在票が入っていました。

 以前、次の週末まで待って今日なら受け取れるよと配達依頼の電話をしたら、とっくに送り主へ返送された後だったことがあったので、営業所もすぐ近くだし、幸い今日は早く帰宅できたし、とさっそく電話をかけたのが19:15。

 営業所が近いからか、早いときは配達員が待ち構えていたのかと思うほどあっという間に(5分と経たないうちに)持ってくるんですけども、今回は待てど暮らせど持ってこず1時間半が経過。

 「これからはご在宅ですか?」と聞かれてハイと言ってしまった以上、配達に来るまで我が家のすぐ裏にあるコンビニにも行けません。


 まぁ、自分の場合は、コンビニへ行きたいんじゃなくて早く寝たいんですが!


 だんだんいらいらしてきて、21時までに持ってこれないようなら今日は不要、と告げようと電話をかけたら電話に出るなり「あと3〜4軒ですので……本当に申し訳ありません」と平謝りだったので思わず了解してしまいました。。。

 電話を切って考えてみれば、3〜4軒ってどんなルートで3〜4軒なのか分からないのですし、21時半〜22時ごろに持ってこられたって文句言えません。……そば屋の出前並みにまんまとかわされてしまったことに気づきます。

 世間の人はそのくらいの時間なら当然起きているとはいえ、電話をかけてから2時間近く人を家に拘束するってどういうサービスなんだ……むかむかむかむか。


 結局21:05に届いて、開封もせずに昨晩は即行で就寝しました。。。

 19時過ぎに帰宅できたんだから20時半には寝るつもりだったのに。


 さて、ヤマト運輸には「クロネコメンバーズ」というサービスがあります。

 厳密には、クロネコメンバーズのなかの「宅急便e-お知らせシリーズ」というサービスです。

 配達前に電子メールが届いて、こちらから受取日や時間帯、コンビニ受取などを指定できるという、一人暮らしで不在時に受け取ってくれる家族がいない自分にはとても魅力的なものです。

 ヤマト側にとっても不在なのに配達員が無駄足を踏むことがなくなれば効率化できるメリットがあることでしょうし、トラックが走る回数も減れば少しは環境に貢献できるというものです。
(もっとも、最近の配達はトラックではなく自転車で引くリヤカーや手押し車が増えましたが)


 実は3月に登録したんです。

 ところが、4月に突然

「宅急便e−お知らせシリーズ登録解除のお知らせ」

というメールが一通届きました。

>宅急便e−お知らせシリーズのご登録をいただきましたが、
>登録を解除させていただきましたことをお知らせいたします。

>宅急便e−お知らせシリーズの登録解除は、
>下記のいずれかの理由となります。

>●ご登録に際し『宅急便e−お知らせシリーズ登録完了のご案内』を
> お送りしておりますが、お受け取りが確認できなかった場合。
>●……

 冒頭に書いた、再配達を依頼したら送り主に返送された後だったという荷物が、この「登録完了のご案内」だったんだよーーー!!!(なんだってー!)


 一人暮らしのサラリーマンで、平日に配達されたって受け取れないからサービスを申し込んだのに、本人確認の案内を受け取れずに登録できなかった、ってまるで何かの悪いジョークのようです。

 twitterでぼやいたら、後輩君が登録したときはメール便で送られてきてポストに投函されていたのだそうで、自分にもメール便で送ってくれればポスト投函で難なく受け取れたのに……。。。o.....rz


 Amazonでポチろうにも平日に持ってこられたって受け取れないし、不在が続いて返送されたんじゃたまんないし、なるべく木曜か金曜の夜にポチることにしてましたが、今回は土曜の朝にポチッたら土曜の発送に間に合わなかったみたいで日曜に発送されちゃったんですよね。。

#木曜か金曜の夜にポチっておくと、金曜か土曜に発送されて土日に受け取れる


 なにより木曜か金曜にねらってポチらないといけない(木・金の帰宅後にポチる元気を残しておかなきゃいけない)なんて不便だし、今回のでほとほと懲りたので、また登録するか……。。。


 それはそうと、営業所は東西線の駅へ向かう途中(総武線の駅とは反対側)にあるので、東西線で通勤してたら営業所受け取りにするんだろうな。
author by よんなん
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今の日本を作ってきた人びと

DSC03190.jpg マンションの管理組合総会がありました。

 築年数がかなり古いので、出席している区分所有者はほとんどがリタイア世代です。いわゆる「55年体制」を支えてきた世代といえましょうか。

 これまでのやり方を「信用」することが正しい道で、ちょっとでも考え方の違う人は「何でも反対の人」で現在(表面的に)うまくいっていることを乱す人……と誘導されてしまう典型的な構図を垣間見た気がしました。

 世の中には勧善懲悪しかない、白と黒しかない、執行部はとにかく白、「灰色」は徹底的に黒と決め付けられてしまうような……言い過ぎかな。。


 現理事長の1年間の総括報告にこんなことが書いてありました。

 (自治会活動について)総会議案として提案する予定で事前に次期理事候補の方々にその内容を一部説明しました処、「(自治会が管理組合の一部なのは)違法行為になるので、提案すれば総会で指摘し、問題にする」との意見が出されました。

 残念ながら議案提出を取りやめ、この後は新理事会にお委ねすることとなります。

 このような仕儀になり、居住者の皆様に深謝しますと共に、過日、助け合い活動に参加の意思表明を頂き、会合に参集くださった方々、そして自治会活動推進にご協力いただきました関係者の方々に対し、深くお詫び申し上げる次第です。

 議論を始められるよう提案する計画が、結果として潰されてしまったことは残念です

 だいぶ中略してますけど、A4用紙4ページにわたって延々と述べられています。報告事項全体は10項目で12ページなので、どんだけウエイトの大きな問題なのかとまず思っちゃいます。

 しかし、「新理事会にお委ねする」というところで次期理事選出も議題の一つなので(といっても実質的には輪番で当番になった人を承認するだけ)議案書にある名簿を見ても、「心当たりのある人」は役職を振られておらず、実質的な執行部に加わらないであろう=ここまで書くほど大きな影響はないことは明らかです。

 だいたい、総会の場になってガタガタ指摘されたって会場は後述のように早く帰りたい人ばっかりですから、結局は執行部の提案どおり全部決まるのが実情じゃないですか。……こんなことgdgd書かないで議案出せば通るでしょうに。


 理事長の報告だから「潰された」「残念」とかいう理事長の一方的な主観を示すのは勝手なんですけれども、要約すれば「みんながよかれと始めてこれまではうまくいってたことが『誰かさん』のせいで潰されちゃったよ!」と書いてあるのです。

 ……こんな晒され方をしてかわいそうに、というか、うっかり執行部の人と意思の疎通を間違えると誰もが団地内でそういう晒され方をされ得る、ってのは恐ろしいなぁと思いました。

 自治活動を「助け合い活動」なんて言い換えたら誰も否定できない単語になるわけで、「それに異議を唱えた人」なんてレッテルを貼られたら、完全に悪者です。


 現・次期執行部と多少の考え方の違いがあるから、ってこの書き方はどうかと思ってたら、案の定、質疑応答の中で

次期理事
 「僕はね、確かに自治会のあり方に疑問は呈したけれども法的にどうだとか議案を潰そうだとかここに書いてあるような指摘をした覚えはない」

現理事長
 「○○さんね、あなた何か心当たりがあるのか知らないけれども、あなたとは書いてない」

という、ひっじょーに醜いやりとりがありました。


 現理事長、それはどうなの、と思う部分も多々あるわけですが、総会が10時に始まって昼までには帰りたいと思っている人が多いなか、「そういうことは違うところでやってよ!」「議事進行!」という野次が会場内からあがります。

 ……つまり、空気としては、異議を唱え始めた次期理事の人が全部悪いような雰囲気になっちゃって、すべて執行部が優勢な感じで進んでいきます。

 
 この件のほかにも全体的に、「根回しや説明不足を『理事長のリーダーシップ』という名の強行でカバーする」という雰囲気が否めかったです。

 そんな団地の中にあって次期理事長はワンマンな人らしく、早く帰りたいムード満々だったはずの会場からも方針について要望が出ました。……というかですね、次期理事長へ要望の発言をするのは過去の役員経験者ばっかりなのです。

 自分は住み始めてまだ2年なので人間関係はよく分からない部分が多いものの、相当ぎくしゃくしそうな予感です。


 それを受けて次期理事長が言ったのは

「私は理事会を密室で、全会一致で進めます! こういう(反発する人がいるような)ことのない、みんな笑って仲良く過ごせる団地を目指します」

えええーーーこれは何かの聞き違いだろうかと、自分の耳を疑いました。

 密室? 全会一致? どこの全体主義体制ですか???

 これじゃ「次期理事長と違う意見を持ってる人は、団地の和を乱す人」と決めつけてるようなものじゃないですか。ひどすぎます。
 
 10時に始まった総会も長引いて13時にさしかかろうとしており、一言言ってやろうと思うのをあきらめてそのまま終わるのを待って帰ってきました。


 たぶん、晒し者にされていた次期理事の一人も、理事会の中では浮いた存在になっていくんじゃないのかな、という気がします。

 ……というか、たぶん、理事会の開催時に都合を聞いてもらえなくて、あとで「○○さんは結局理事会に一度も出席することなく、決まったことに後で異議を唱えている」みたいな言われ方をされるんじゃないかと予想。


 かように思うところは多々ある管理組合の執行部ではありますが、マンションが崩れない程度に建物を維持管理できればあとは死活問題に直結することはあまりないので、何か思ったとしてもこんなことに巻き込まれるくらいなら別にどうでもいい……と思っちゃいました。

 いや、ほんとに。
author by よんなん
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かけそばの値段

DSC03061.jpg JR東日本の駅にある「あじさい茶屋」は立ち食いそば業界の中でもまずい店の代表格だと思っていて行かないようにしてるんですけども、下総中山駅で降りてほかに選択肢がなく久々に入りました。

 「あじさい茶屋」のかけそばなんかとても食えたものではない……というか、社会人になって可処分所得が増えたので、かき揚げそば。370円でした。

 近ごろは、JR東日本の駅なら「いろり庵きらく」「ほんのり屋」「湾岸そば」、地下鉄なら「めとろ庵」など、駅の立ち食いそば屋でもまぁまぁおいしいのを出す店が出てきて、そのぶん単価も上がっているんではないかという印象を持っています。

#「ほんのり屋」っておにぎり屋なんですが、西船橋駅の「ほんのり屋」はイートインで麺類も扱っている


 中学生の頃、JR五反田駅の「小竹林」でかけそばが250円、自分はめったに手を出さなかったかき揚げそばは350円だったと記憶しています。


 それから20年近い年月が経って、350円でかき揚げそばが食べられるお店ってなかなかないんじゃないかという気がします。

 あじさい茶屋でさえ370円、めとろ庵390円、湾岸そば390円、いろり庵きらく400円、市中へ転じれば、ゆで太郎380円……。

#行く機会はないですが、調べたら小諸そばが350円でした


DSC03062.jpg ところが、店を出るときふと券売機を見たら「かけそば240円」と書いてあってびっくりです。

 かけそばの値段が20年前とほとんど変わっていない!(むしろ下がってる)

 20年前に250円でかけそばを食べたのと、現金の価値が変わってない……道理で、銀行に預けたってろくに金利なんかつかないわけです。

 小さい頃は「お年玉を使わずに銀行に10年預けておけば倍になって返ってくる」と聞かされたものですが、物価も上がっていたのです。


 いや、かき揚げの値段が100円から140円に上がってるだろ、……って、20年前の自分はかき揚げそばなんかほとんど食べませんでしたから。(そういう話か)
author by よんなん
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国鉄が私鉄になれなかったところ

 生まれ育った地元の京葉線について、私的に(←重要)つらつら考えております。

 少し強い風が吹いたら止まっちゃうし、新浦安から総武線沿線へ出るには西船橋方面は1時間に2〜3本しかないし、JRで都心まで乗ると運賃安くないし、かといって地下鉄東西線は西船橋へ行く本数が圧倒的に多い+都心へ出るには地下鉄が安い(渋谷や新宿へはJRの半額程度)といっても浦安駅までのバス賃や時間を考えれば、新浦安駅近辺に家がある身にとっては「ないよりマシ」程度に思ってたほうがよさそうな電車であります。

 あれはなんとかならんものか……。


 さて、幼い頃は浦安に東西線しかなかったのでよく乗りましたが、幼稚園児ながらも勝手に

「長い鉄橋を渡ると快速通過待ち駅がある法則」

なんてのを見つけて悦に入っていたものです。


 都心方面から東西線に乗ると、トンネルから地上に出て荒川中川橋りょう(私鉄単独では日本一長い鉄橋)を渡って、葛西駅があります。快速通過待ちがある駅です。
(西葛西駅はあとからできた)

 行徳駅を過ぎて第二江戸川橋りょうで江戸川を渡り、もしかして……と思っていると、同じように快速通過待ちがある原木中山駅があって、幼稚園児の自分は予想が当たって内心大喜びでした。


 ただ、以来30年近く「長い鉄橋+通過待ち駅(=連動駅・Wikipedia)」の組み合わせなんて何かの偶然だろうと思ってました。

 が、きのう、京葉線について考えているうちに


強 風 規 制 時 に 折 り 返 し 運 転 が で き る よ う に し て あ る ん じ ゃ な い か !


と、はたと気づきました。……30年間、どこに目玉をつけて鉄道マニアやってたんだか。。。


 荒川で風が吹けば、西船橋〜葛西で折り返し運転ができます。西船橋駅へ出られれば、総武線だって京成線だってあるわけです。

 江戸川で風が吹けば、原木中山駅で折り返し運転ができます。……といっても、西船橋駅は原木中山駅の次ですし、総武線の下総中山駅も徒歩圏なのでそこまでして輸送を確保する必要はないのかどうか、のちに折り返しができる設備は撤去したそうですが。
Wikipediaによると、国鉄のストライキが頻発して西船橋駅が機能しなくなっても原木中山始発ができるようにするための設備だった……とか??)


 ひるがえって、京葉線はどうでしょうか。

 蘇我方面へ折り返し運転ができるのは新木場駅だけです。

 よりによって、荒川の鉄橋があるのは新木場〜葛西臨海公園です。……荒川で強風が吹くと、京葉線には折り返し運転をできる駅がなくて電車が全線で止まるのです。

 せめて舞浜駅かそこらに折り返し設備があれば、旧江戸川・荒川・曙運河で強風が吹いても、西船橋・蘇我方面への輸送だけは確保できるのに。


 JRになって1〜3年後に開業した新木場・東京方面は、国鉄時代に開業した西船橋〜千葉みなとに比べてかなりスリムな印象があります。

 西船橋〜千葉みなとは、西船橋を出ると南船橋、新習志野、海浜幕張と連動駅が3駅も続いて、どの駅でも西船橋・東京方面へ折り返し運転ができます。

#海浜幕張駅の折り返し設備ができたのは1995年ですが、高架橋は開業時からあって線路を敷くだけでしたし、さらに、まだ何か作れるような準備工事の跡が南船橋駅などに見てとれます。

 新習志野に車庫があるから、という側面もあるにせよ、安定輸送の確保や運転系統を考えると、そんなに折り返し駅が要るのか、設備が過大気味じゃないのかという印象があります。(個人の印象です) 


 一方、JR開業区間の西船橋〜東京は、折り返し駅が新木場駅しかありません。……ゆえに、荒川で風が吹けば京葉線は全線が止まるという脆弱性を持っているわけで、国鉄開業区間の重厚長大なスペックをちょっとでも分けてほしいくらいです。

 折り返しの渡り線こそないものの連動駅が2駅ありますが、葛西臨海公園駅は荒川と旧江戸川の間にあって折り返し設備を作っても輸送の安定性にはあまり貢献しなさそうですし、新浦安駅で折り返したって、一大需要地が舞浜にあるのに何のための折り返し運転か、という話です。

 ……もちろんJR開業区間の仕様が、民営化後=開業1〜3年前なんていう間際に決まったとも思えず、どの駅にどんな設備を置くか決めたのは国鉄時代だったのでしょうが、国鉄が私鉄流の経営を目指したもののノウハウが不足していた時期の(負の)遺産のような気がします。


 たぶん、特急がビュンビュンかっ飛ばすのを最優先で考えて、そうすると各駅停車や快速電車が待避するのは葛西臨海公園と新浦安が最適だったんじゃないか、くらいしか思いつかないです。……そんな特急列車も、京葉線の最高速度は100km/hに押さえられたままですし、いまやアクアラインのおかげで特に内房線直通さざなみ号は風前の灯です。


 同じスリムにするのでも、営団地下鉄が風規制区間に隣接した葛西駅と原木中山駅にピンポイントで待避線+折り返し設備を置いて、残りは全部停留所にしたような思想はみじんもなさそうです……。

#そんな東西線も、行徳〜原木中山の車庫に出入りするための下妙典信号場が妙典駅になって、ここでも快速通過待ちをするようになってからは、原木中山駅の設備をもてあまし気味のように見えますけれども。


 運転規制が発生しうる場所を考慮して折り返し設備を置く、優等列車の待避などの機能もそこにまとめてスリムな設備にする、という点で、1988〜90年開業の京葉線をJRに引き継いだ国鉄は、1969年に東西線を開業させた営団地下鉄に比べて20年は遅れていた、というべきかもしれません。


 ついでにもう一つ書くなら、二俣新町駅のホームは何で京葉線の電車しか停まれないような場所に作ったのか……。京葉線の各駅停車って、もはや二俣新町駅のためだけに走っているようにしか見えないんだよな。。。

 個人的には、(たとえば二俣新町駅に南船橋方面の武蔵野線直通電車が停まれるようにしたと仮定して)武蔵野線直通電車を京葉線内各駅停車にすれば、京葉線って快速電車だけ走ってれば事足りて、その余力で西船橋発着の電車が増えれば喜ぶ人はきっと多いのではないかという気がするのです。(個人的な考えです)


 もともと貨物線として計画された路線を転用したから、旅客を運ぶのに適した形はしていない……のかどうかは知りませんが、立派な高架橋が延々と連なっているわりには活かしきれない設備をしているなー、と新浦安へ帰るたびに思います。
author by よんなん
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昨日の記事について

 きのうの話、我ながら何をあほなことを考えているのかと思いながら書いてましたが、よくよく読み直してみると本当にばかだなと思いました。


 いかにも、

「いっぱいべんきょうをしてりっぱなかいしゃにはいれば、しあわせなじんせいがまっているんだ、とぱぱやままにいわれてやってきたのに、ぜんぜんそんなことないじゃないか」

とでも言いたそうじゃないですか。……ていうか、言ってるよタカハシ君。


 さっさと削除して穴があったら入りたいところですが、これはこれで、これだけ周りが見えなくなってるんだなー、という今の時期の記録のかわりに残しておくことにします。
author by よんなん
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働き始めたが貯金が減るようになった

 復職して、(業務内容はともかく)傷病手当金ではなく自分で働いて得たお金で暮らすようになりました。社会人として望ましいことです。

 ……が、通帳の残高は少しずつ減る一方。

 休職中は生活に困らないどころか貯金までできてたんだけどな。。。


 というのも、休職中に受け取ってきた傷病手当金の算出に使われる「標準報酬月額」には

・通勤定期代
・それまでの残業代

も含まれていたうえ、傷病手当金には所得税がかからなかったのです。


 復職してからは、通勤定期は現物貸与で現金収入にはなりませんし、残業をしないのだから残業代なんか出ませんし、給与所得には所得税もかかります。

 ……天引きで勤務先の株を買うのも自動的に再開されたので、手取りが減った分のいくらかは資産形成にまわっている計算ですが、現金の貯金は切り崩しながらの暮らしがしばらく続きそうです。


 もちろん、休職中の暮らしに困らなかったどころか元職に復職できて恵まれている立場です。

 世の中には職を失って路頭に迷う人もいるのに、自分なんか家など資産を手放さずともせいぜい冬のボーナスまでが当面の辛抱のしどころ……と理屈は分かっているものの、通帳に記帳するたび「働き始めたのに…」と釈然としないものです。


 なぜ夏のボーナスではなく冬のボーナスまでかというと、今夏のボーナスは昨年10月から今年の3月まで働いてない日があれば(当たり前ですが)日数に応じて減額されるので、今回は1月いっぱいまで休職していましたから単純計算して3分の1くらいしか出ないことになります。

#実はまるまる休んでも最低限いくらかは出る決まりで、休職中もいくらかもらっていたのとあんまり変わらない


 ほかにもため息をつきたくなる要素は山ほどあって、まず、働いていれば去年が昇進試験の受験資格がある年で、受かった同期諸君は4月1日付で昇進+昇給してさらに新たな手当も出るようになったはずなんですよね。

 休んだ分遅れるのは分かるのですが、タイミングの悪いことにこの4月から人事制度が大改正されて、自分が昇職試験(試験の名前も変わった)を受けられるのは1年遅れではなくなんと2年遅れ!

 まぁ、試験を受けたからといって受かるとは限らないので単純な比較は難しいものの、あの手当×2年分っていくらだよ……。安いクルマなら買えるよたぶん。


 おまけに4月の定期昇給も、惜しいことに前年度に2か月しか働いてないので今回はなし(のはず)です。
(1月に復職して3か月働いていれば所定の4分の1だけど上がりはした計算)

 ……昇給なし、って、たとえ月給1000円とか1500円でも会社を辞めるまで毎月の給料+ボーナス+退職金に影響するからな。。。この1か月を「ノーワーク・ノーペイ」で割り切るにはちょっと差が大きすぎたよな。。。


 そしてそういうことしか頭に思い浮かばないタイミングで届く固定資産税・都市計画税の納付書。……家を持っている以上払うことは分かってる税金ですからさっさと払ってきましたけども。


 何か少しでも手取りが増える展望があるかといえば、去年は税金がかかる収入がなかったので、住民税の所得割が6月から1年間課税されなくなる(はず)といったくらいでしょうか。

 それと強いて挙げれば、4〜6月に残業をしないなら標準報酬月額の定時決定に反映されますから、休職前に残業をしていた頃のままだった現在の額より社会保険料がほんの少し安くなる……かもしれません。(10月の給与天引から)

#余談ですけど標準報酬月額の「定時決定」は4〜6月の収入を元にするので「4〜6月は残業を控えて他の月で稼ぐのが得」と言う人がいますが、その後収入が大きく上下すると「随時決定」の対象になって標準報酬月額はその都度変わります。


 会社員たるものそんなシケたこと気にせずとも、仕事をがんばれば(時間で給料が出るうちは残業すればするほど来月の)給料は増える、という分かりやすいモチベーションみたいなものがあるわけですが、「このタイミングで仕事をがんばって再発させる人が多い」と指導を受けているうちはそれすら夢のまた夢です。


 もちろん、給料が変わらないなか目の前の現金収入を増やすのには、毎月定額で勤務先の株を買うのをやめる選択肢があります。……今の住まいを賃貸に出して自分は別の場所に住むのも一つの方法です。

 といっても現在のローン返済額+管理費・修繕積立金は賃貸住宅に住むよりかなりお値打ちで、賃貸収入を得ても自分が別に住む場所の家賃が当然かかりますし、引っ越しもそれなりに費用がかかることです。

 また、毎月定額(←重要)を積み立てて株で資産形成している場合、株価が安い時期に安易に積み立てを減らすべきではありません。……なにより、会社の持株会を通じている(=会社からいくらか補助が出る)ので、拠出を減らすことは会社からもらう補助も減らす=全体で見ると実は収入を減らしていることを意味します。


 先述の通り、満額支給を期待できる冬のボーナスまでが辛抱のしどころなのは分かっているので、貯金残高とにらめっこをしながら欲しい物は選んで買い、がまんするものはがまんしようと思います。

 なにより、休職中に作ってきた貯金も少しはあるうえ、仕事を失って路頭に迷うよりよほどマシなのです……んーむ、、、分かってはいるのだが、、、
author by よんなん
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【エネルギー】 短期の政策、中期の政策、長期の政策

 ニュースを見聞きしていて、「我が国の原子力発電所がすべて止まる日が来る」という話題がない日はないくらいです。

 個人的な考えとしては、(ほぼ友人の受け売りですが)中期的には現在の核分裂炉によるエネルギーには頼らざるを得ないものの、しかし長期的には核融合炉が実用化でき次第、核分裂炉は捨てて移行するべきだと思っています。


 とはいえ、じゃぁ一日でも早く原子力発電所を再稼動させないと! 地元では雇用が失われる! 路頭に迷う人が出る! 産業が国内からどんどん逃げ出してゆく!! と書きたてる新聞には、「次にあれだけの事故が起きたときどうするの?」という視点が抜けていると思います。

 まさに、事故が起こるその日まで「そもそも事故が起こる発電所なんか反対反対!」「いやいや事故なんか決して起きません、起こさせません」と(不毛な)やり取りをしてきた末の出来事だったのをもう忘れたのか、という気がします。


 当然、使われないに越したことはありませんが、最低でも

事故発生
 ↓
何のデータに基づいてどのエリアの人がどこへ避難するのか

くらいの段取りは用意しておかなければ、もし明日、事故が起きたとき再び行き当たりばったりの対応をすることになるのは目に見えています。

 また同心円状に逃げるんですか? 今回の事故での避難誘導が決して適切ではなかったことは明らかです。

 そのことに関してすら、まだ今回の事故の検証ができてないじゃないですか。


 現在の新潟県知事は経済産業省の官僚出身、と、経歴だけを見れば原子力発電に協力的であるようにも見えますが、県内の原子力発電所の再稼動に首を縦に振らないのは冷静な判断だと思います。


 本来であれば、総理大臣なり経済産業大臣なりが

・短期的(数年間)には節電をお願いするしかありません(期限を設けるから協力して下さい)
・中期的(50年間くらい)には核分裂炉をエネルギー源として頼らざるを得ません
  →世界的にもそうなので独・仏・韓のように我が国もシステムを海外へ売り込みます
・長期的(50年後くらいが目処)には核分裂炉を捨てて核融合炉へ

と、方針を示さなきゃいけないはずです。


 我が国の地形を考慮すると(=仮に過酷事故が起こり続ければ住む場所がなくなってしまう)直接的には核分裂炉へエネルギーを依存でき得なかったとしても、ドイツのように「国内では原子力発電所をやめるが海外へは売り込む」(相手国から代わりのエネルギー源を融通してもらうなりの取引もできる……かもしれない)、という選択肢も取りうるでしょう。


 ……が、宮城県や岩手県のがれき処理や、青森の雪を沖縄に運んで子どもに楽しんでもらうイベントが「放射能」の一言でぽしゃるような、我が国の現状では当分は無理だろうな。。。


 たぶん、ずるずると電力不足+エネルギー料金の高騰が続いて、原発再稼動の強硬論が増してきて、それで「なし崩し的に」再稼動を認める自治体が出てきて、事故もそんなに起こるものじゃないし、海外にもシステムとして売れるからナァナァに、ってなるんじゃないでしょうか。

 困るのは、確固とした先が見えない製造業を中心とした我が国の産業界でしょうね。……当然、我が国に進出してお金を落としてくれる海外企業なんかまれでしょう。
author by よんなん
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