暑いですねー

 エレベーターのスキップ階で廊下がないので南北の窓を両方開けっ放しにでき、風が吹き抜けて過ごしやすい我が家ですが、先週の金曜から日中は室温が31℃に達するようになり、金曜と日曜はさすがに家を閉めてファミレスで過ごしていました。
(土曜日は家でぐでーっとしていた)

 今夏、冷房を入れたのは来客があった1日だけで、あとは扇風機だけでしのいでいます。


 そうはいっても「節電」という名の東京電力不買運動に参加しているという意識は低いです。

 「懲罰的料金」とでも言うべき第3段階料金に突入しないようにしよう、程度の意識はあるものの、極力電気を使わない、というには自宅サーバを24時間回している時点で限界があります。


 明日から台風が来ると北からの風を呼んで涼しくなるようなので、何日かは過ごしやすくなりそうです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

機動的!

IMGP3290.jpg 京成線に乗って海神駅で降りました。

 そしたら……同じく電車を降りた、「添乗」の腕章をした人がやおら線路に飛び降りて、停止位置目標を拭き始めるじゃないですか。

 見張りも立てずに一人作業です。……帽子に金色の線が1本入っているので、乗務員区の助役さんか何かでしょうか。

 上野寄りではもう一人が、同じ作業をしています。

 私の勤務先基準で物事を考えると、うわぁ、あなた方、いつか電車に轢かれるよ! 何やってんの!! と思っちゃうんですけれども、事故が起きたためしなんてないのでしょう。

 彼らにしてみれば、電車が接近すれば踏切が鳴りますし、踏切警報機の信頼性はかなり高いですから、踏切が鳴っているのに見込み作業を続ける人がいるとも思えない、ということに違いないです。たぶん。


 群馬在勤時に、似たような(あくまで「似たような」)ケースで遅々として問題を解決できない事例があったのを思い出しました。

 現場へ立ち入るのにあれやこれやの手続きが要るのと、そもそも持ち主がいて勝手にいじれなくて持ち主にやってもらわなきゃらしいのと、おまけに持ち主が自分で使う物じゃないから「困っている」という認識を持ってくれない、、、等々の事情があったように記憶しています。

「できない理由」ばかりがいくらでも出てくるのは、社員に対しても同じです。

 この秋で離任して3年が経ちますが、相変わらずそのままではないかという気がします。


 目の前でまさに(似たような)問題をさっさと解決している光景を見て、この(ような)やり方がそのまま我が社で通用することはない……とはいえ、それを言い訳にしないで問題に機動的に対処するにはどうしたらよいものやら、、、、と考えさせられました。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

16年ぶりの山づくり

IMGP3276.jpg 稲門鉄道研究会(=早大鉄研のOB・OG会)の企画でNゲージレイアウト(鉄道模型のジオラマ)を作っています。

 5人ほどで分担して、自分は山を担当。

 レイアウト作りって早大鉄研在籍中には経験がなく、中学高校の鉄道研究部時代にさかのぼるので、高校2年のとき以来……16年ぶりです。

 1990年代に攻玉社中・高の鉄研が学園祭向けに毎年作っていたレイアウトには必ず山があったので、山を作った経験があるといえばあるのですが……自分はあんまりうまくなかったんですよね。


 とりあえず、今回はトンネルがない=山の中に線路を敷く必要がない、というのが気楽です。

 また、“稲門鉄研仕様”として「山は取り外し可能にする」というのが独特です。


 玉社鉄研の山は、柱を建てて地面との間に太めの針金を網目状に組んで山の輪郭を作り、表面を新聞紙と石膏で固める、というもので中がスカスカなんですが、今回は発泡スチロールを積み上げて整形しました。

 玉社時代の山すらうまく作れなかったのに、初体験のやり方を採用するという……

 発泡スチロールをどう入手するか……がちょっとした難関でした(以前はスーパーマーケットで簡単にもらえたんです)が、去年買ったIKEAの家具の緩衝材を捨てずに取ってあったのを思い出して、それを使いました。


 発泡スチロールでは段差ができてしまったり、カッターで切り過ぎてしまった部分には粘土を盛ります。(写真の茶色い部分)

 一昔前なら紙粘土の出番だったところですが、いまはダイソーで「木粉ねんど」なんてのを売っていて、紙粘土より軽くて扱いやすいです。(木の粉が原料なので茶色をしている)


IMGP3279.jpg 山の形ができたら、ここは「玉社鉄研方式」で新聞紙を洗濯のりでベタベタ貼ってゆきます。

 たぶん、一般的にはティッシュペーパーを木工ボンドの薄め液で貼り付けるんじゃないかと思うんですが、そこは“玉社流”。

 新聞紙を貼っただけで形は変わっていないのに、グッと山の形らしく見えてきましたよ。

 ただし玉社方式では新聞紙の上から石膏を塗って山を固めるのですが、今回の山は中空ではないので省略してみます。


 繰り返しですけど、当時ですらうまく作れなかったのに、いいとこ取りのようなやり方でうまくできるのかどうか……。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

最近何をしているのかというと

 「ごはん日記」ばかり更新していると、自分でも「そういえば6月の最終週〜7月第1週って何やってたっけ?」となるので個人的な備忘録も兼ねまして。

 結論から先に書くと、宿題を4つ抱えています。……何のために会社休んで療養してるんだ、という向きもありそうですが。。。


IMGP3189_2.jpg1)Nゲージレイアウト(鉄道模型のジオラマ)作り

 稲門鉄道研究会(早大鉄研OB・OG会)の企画で、締切は今月18日(海の日)です。

 レイアウト作りなんて高校の鉄道研究部以来で、もう15年以上やってませんよ!? というレベルなんですが、「山を作った経験がある人」が実働会員の中で自分だけだったのと、レールの敷設など肝腎のところは後輩君が手分けしてやってくれて、自分は山作りに専念すればよい、というわけで担当セクションを引き取ってきたのが前回の日曜日です。

 ところが、山を作るにはスーパーマーケットで発泡スチロールをもらってこなきゃなのに、スーパーの店員が怖くて声をかけられないまま1週間が経過……。

 店員さんが怖い、って、自分でも「なにそれ!?」と思うんですが、実際問題としてそうでして、店員さんには商品を差し出してお金を払う以外のアプローチができないまま、時間が経過してしまいました。

 そもそもいまどきのスーパーって発泡スチロールの空き箱を分けてくれるんだろうか、今般、食品トレーすら有価物として回収するくらいだから、ドロボー呼ばわりされるんじゃないか、一度断られたら今後ずっとマークされてしまうのではないか……

 あらためて文字にしてみると、荒唐無稽な妄想でしかないのですが。。。

 一応、後輩君が作ってくれたパーツをちまちまと接着するなど、自分でプランを考える必要がない単純作業だけは着々と進んでいます。(写真)


2)日商簿記2級試験対策

 6月28日(火)に3級の合格発表があって無事合格してました。

 3月に一度2級の勉強を始めたときはテキストに何が書いてあるのか「日本語が読めない」という状態だったのが、3級という段階を踏んで、どうにか頭に入るようになりましたよ。

 基本的には、特に用がなければ午前中の涼しい時間は家で自習、午後気温が上がってきたら家を閉めて図書館へ行って続きをやっています。


3)移動式クレーン運転士免許学科試験対策

 いろいろと資格を増やしているなか、さすがにこの資格は要らないんじゃないか……とは思ってますが、なにせ教習所が自転車で行ける距離にあるのと、まとまったヒマもあるので。。
(移動式クレーンの教習は連続6日間です)

 学科試験をパスしておくと教習所で学科教習を受けなくていい(3万円くらい安くなる)のと、試験は2か月に1回しかないのでとりあえず今月の試験に申し込みました。

 新宿タイムズスクエアの紀伊国屋で対策本を買ってきて読んでいるんですが……つい簿記の勉強を優先してしまいます。

 簿記の試験は11月、移動式クレーンは7/17なので優先すべきはどちらなのか、本当は明らかなんですけれども。


IMGP3228_2.jpg4)引きこもり部屋リフォーム

 ようやく工務店も決めました。昨年のリフォームとは別の会社です。

 施主支給やセルフ施工にも好意的なところで、どうせヒマだし自分の部屋だし(←重要)自分でできることは自分でやって、少しでも工事費を抑えようと思います。

 で、さっそく壁を壊してみました。……グラスウールが隙間だらけで、こりゃ道理で冬寒くて仕方がなかったわけだ、、、

 住宅エコポイントをもらうには今月中に(工務店が)着工する必要があるので、作業と並行して全体の仕様を決めなくてはいけません。

 工費を削りに削っても1年分の貯金が吹き飛ぶ計算ですが、傷病手当金だけでよくこれだけ貯めたなぁ、という気もします。


 ……休職前は月の超勤時間が10時間前後、と、業務量は決して過重じゃなかったんですけれども、当時を振り返ると、やっぱり今みたいにあれにもこれにも手を出してプライベートを忙しくしすぎていたきらいはあります。

 復職後は、プライベートな友人知人には「付き合いが悪くなった」と思われる程度にセーブしないと、、、いけないのかもしれません。。。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

都区内フリーきっぷで出かけよう

IMGP3132.jpg 産業医の先生との面談がありました。

 職場の健康管理部門は大井町にあって、原木中山から地下鉄・JRで片道390円です。

 面談そのものは小一時間あれば終わるので、前回は帰りにふと思い立って寄り道をしてきました。

 どうせ寄り道をするなら、その都度初乗り運賃を払うのはばかばかしいので、今回はJRの「都区内フリーきっぷ」を買いました。

 23区内のJR1日乗車券「都区内パス」にフリー区間最初の駅までの往復がついたようなきっぷで、下総中山駅からは1040円の設定です。
(都区内パス+下総中山〜小岩の往復運賃より10円安くなっている)

 ほとんどの民鉄で売っている「○○+東京メトロパス」のJR版みたいなきっぷですね。

 東京メトロ+都営交通+23区内のJR線に乗り放題の「東京フリーきっぷ」だと、本八幡や西船橋が地下鉄ならエリア内なのにJRではフリー区間外、というケースがありますが、地下鉄の路線がない品川以南では逆にJRが強いです。……地下鉄で蒲田まで行けるか!


 きょうのルートは…

 下総中山→品川→大井町→(徒歩)→西大井→新大久保→新宿→(徒歩)→代々木→水道橋→四ツ谷→御徒町→浮間舟渡→下総中山
(乗換駅を含まず。すべて改札を出入りした駅)

 乗り放題をよいことに、単にラーメンを食べるためだけに新大久保へ行ったり、最後は用もないのに23区の北限のJR駅、浮間舟渡まで行って帰ってくるという始末。

 下総中山〜大井町の往復運賃だけで900円なので、1040円の元が取れたかどうかは計算するまでもないでしょう。


 ただ、ちょっと欲張りすぎたようで、疲れが出たのか翌朝3時ごろに猛烈な頭痛と軽い吐き気に悶絶し、翌日は朝から図書館へは行かずに午前中ゆっくり過ごしました。。。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

副都心線に乗る

IMGP3083.jpg 副都心線は何度か乗ったことがあるのですが、きょう乗って気づいたことをいくつか。

 まず、ホームドア設置にあたって07系を有楽町線・副都心線から東西線へ転配するなどしてドアの位置を揃えた、と聞いていたのですが、よく見るとホームゲートの大きさがまちまちです。(写真は西早稲田駅)

 Wikipediaによると、ドア位置の違う車両に対応するためホームドアの大きさには大中小の3種類があるのだとか。

 07系は変則的な座席配置ですから、おそらく、それでも合わなかったのでしょう。


IMGP3085.jpg それと、今日乗った7000系電車の後部運転台には、「土休日急行ATO未対応車」のシールが貼ってありましたよ。

 副都心線の急行は、去年3月のダイヤ改正から土休日のみ明治神宮前駅に停車するようになったのですが、ATO運転だと通過してしまうのでしょう。

 ……ということは、手動運転で停止位置を合わせるか、ATOではなくTASCを使っているか、、、でも、TASCで停車駅を認識できたらATOで問題なく運転できそうな気もします。

#「ATO」=「自動列車運転装置」=駅を自動的に出発して次駅まで運転する装置
#「TASC」=「定位置停止(支援)装置」=所定停止位置の一定距離手前からのブレーキ操作のみが自動操縦される装置

 乗る機会が多い丸ノ内線では、運転士が見習だとすべて手動で運転して停止位置をホームドアに合わせ、駅停車中のドア扱いなどのワンマン業務もすべて一人でやっていますから、おそらく副都心線の土休日の急行もワンマンの手動運転でやるのでしょう。

 まぁ、「未対応車」とわざわざシールが貼ってあるということは「対応車」もあるだろうことは想像がつくわけで、それなら、未対応車は急行に充当せず、土休日にダイヤが乱れたら急行運転を中止する、というやりかたも考えられますが。


 書泉グランデで売られている業界誌「運転協会誌」には、横浜市営地下鉄でも通常はホームドア+ATOワンマン運転のところを運転技能維持のために手動運転をする列車をあえて指定しているような話が以前載っていましたっけ。

 何らかの事情でATOやTASCが使えなくても、運転士は手動でホームドアに合わせて運転することは技能的に可能、というのが地下鉄業界では標準ということでしょうか。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

日商簿記3級リベンジ!

IMGP3074.jpg 2年前に受けて落ちた、日商簿記3級の再受験です。

 前回は高崎商工会議所で申し込んで会場は高崎経済大学でしたが、今回は船橋商工会議所で申し込んで市立船橋高校が会場となりました。

 船橋市内の会場はいくつかある(船橋商工会議所が一方的に指定する)ので市立船橋高校になったのは偶然ですが、前回も今回も「市立」という点が共通です。


 大学の教室は、大学卒業後も資格試験やら科目等履修生やらで行ったことがありましたが、高校の教室をこうして使うのは、高校卒業以来です。


 1人1人ずつの机! カバンが提げられる机! 壁に貼ってある時間割表!

 個人的に、この「学校の机」って汎用性がとても高いと思っていて、ウチにいくつか欲しいなぁと思うんですが、どこで売っているものなんでしょうか。


 さて、前回は大学の長尺机に(カンニング防止のために)間隔をあけて席を振られたので机を広く使えたんですが、今回は机の広さはあくまで1人分。

 試験問題、解答用紙、計算用紙はすべてA4用紙で、それに電卓などを置くにはかなり工夫が要りました。


 試験は、もともと3月ごろから秋へ向けて2級の勉強をしようと思っていたところ、まだ「テキストの日本語が読めない」という状況で、じゃぁ以前(落ちたとはいえ)試験を受けるところまで勉強した3級を……と復習したようなものだったので、わりと落ち着いて受けられました。

 GW中から勉強を再開したら問題集を2回解くことができ、そこで2回とも間違えるなど引っかかりやすいところを注意していたら、試算表の作成でまさにその引っかけが出ました。
(決算前の未記帳事項で受取手形と売掛金が減って、その後に貸倒引当金を見積もる問題)

 試験中に計算ミスをして左右の数字が合わない、ということもなく、おかげで落ち着いて解き終えて見直しもできました。
(前回は左右の数字を合わせるだけで2時間終了)


 深夜になって帰宅して、資格予備校の解答速報と手元の計算用紙を見比べたところ、おそらく満点と思うような出来です。……計算用紙に書いたことと答案用紙に書き写す中身を間違えたり、解答欄を間違えるなどしていなければですが。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

久しぶりの書泉グランデ

IMGP3064.jpg 上司との面会がありました。

 「どこがいい? 好きな場所でいいよ」とのことだったので、御茶ノ水にしてもらいました。

 上司と別れてからは神保町へ歩いて書泉グランデへ。ここへ来るのはかなり久しぶりです。……たぶん、会社へ通っていた頃に仕事のお遣いで業務資料を買いに来て以来じゃないでしょうか。

 この店6階の鉄道書コーナーは読みたくなる本が山ほどあって、でも衝動的に買ったところで「積ん読」になっちゃうことは目に見えているので、1冊だけ買いました。

 あとは、三省堂6階の学習参考書売場へ。ここ、検定教科書も売ってるんです。

 「インフレターゲット」について高校生レベルでよいから復習したいなぁと思って政治経済の教科書を何冊か目を通したのですが、詳しく言及している教科書はなく、「ゆとり教育」のせいかな、それとも教科書じゃなくて先生のプリントで勉強したんだっけ? と思いつつ結局買わずに帰りました。

 工業科の教科書って、他の科目より値段が2倍くらいするものの大学の教科書より分かりやすそうで、技術士の勉強をするときにはもう一度来てみようかと。


 さて、上司との話に出てきたのは「復職後の身の振り方をどうするか」。

 振り返ってみると、休職するレベルまで神経をすり減らしたのは仕事「だけ」が原因ではないと思っていますが、数ある理由の一つに「現職場での仕事の面白さをなかなか理解するに至らなかった」というのがあるのも確かです。


 ただ、この仕事、いままではあまり日が当たらなかった業務ではあるものの、「これから」の分野なんですよね。……しかも、この業務をすすんで希望する人がまだ社内にほとんどいない、という現状があります。

 「鶏口となるも牛後となるなかれ」は個人的に好きな言葉でして(そのわりには牛どころかマンモスのような規模の会社に入っちゃいましたが)、「第一人者になりたかったら他人がやりたがらないことをやるのが近道」という主義です。

 そういう点では、現在の業務の面白さを追及するのが手っ取り早いだろう、というのは想像に難くないです。……こういう仕事がしたくてこの会社に入ったわけじゃありませんが。


 ただし、「こういう仕事がしたくてこの会社に入ったわけじゃない」というのも事実で、自分ってそんなに上昇志向あんの? という気もするのです。

 もし仮に将来結婚できるとすれば、カミさんを自宅で三食昼寝つき待遇なんかにせず現金収入が得られる仕事をさせます(「女性の社会進出を後押しする」ともいう)ので、自分ひとりがガツガツ出世欲を燃やさなくても恵まれた部類の世帯収入が確保できるでしょう。

#たぶん夫婦で管理職クラスなら世帯収入は取締役レベルになる……と思う

 結婚できなければ、それこそ手取り額=すべて自分のお小遣いですから、やはり経済的には比較的恵まれた部類に入ることでしょう。たぶん。
(億万長者になるのはこの会社での収入だけをあてにする限り無理ですが)


 しかし、事情が事情だけに今回の復職後の希望進路についてはおそらくワガママが比較的通りやすいだろうことは容易に想像がつきます。

 そんな場面でいざ希望した職場へ行って万が一「パリ症候群」なんかに陥った日には、もう会社に居場所がない……いや、これだけの巨大組織なら居場所はどこかにあるのでしょうが、人生の大半の時間をつまらなく過ごすことになるのは確かでしょう。

 希望進路を言い出すのであれば、それはそれでかなりの覚悟が要ることになります。


 まぁ、ひとまずは始業から終業まで机に座っていられる体になるのが先でありますが。


 写真は、書泉グランデのトイレの掲示。「デルツマール」って薬の名前? と家に帰ってからgoogle先生に聞いてみたものの、「秘密結社デルツマール」は誰が何のために作ったサイトなのかパッと見ではよく分からず……。

 どうやらヤクルトが運営しているサイトらしいことまでは分かったのですが、このサイトを見てヤクルトを買う人がどれだけいるのやら……少なくとも自分は、ヤクルトのサイトだと気づくまでヨーグルトの効能をアピールするサイトかと思いました。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

歌舞伎初体験

IMGP3017.jpg 実家のご近所の方が急に行けなくなってチケットをいただいたから、と、母親にお伴して新橋演舞場へ行ってきました。

 チケット代がタダだったので、イヤホンガイド(650円+デポジット1000円)を借り、筋書き本(1200円)を買いました。

 歌舞伎って確か中学だか高校の頃に芸術鑑賞で見たよなー、背景に松の絵しかないんだよね……と思ってたら、開演と同時に現れたのはドリフかと思うようなセットですよ!

 あぁ、そうだ、背景に松の絵しかないのは、歌舞伎じゃなくて能だった……。

 32歳まで、何見て生きてたんですかね。


 歌舞伎というと最初から最後まで加藤茶の歌舞伎コント(あんなのとかこんなの)みたいにやっているのかと思っていたのですが、最初の演目「吹雪峠」は本当にドリフというか吉本新喜劇というかそういうのと違いが分からない……。。。

 歌舞伎といえば女形ですけど、まるで青島幸男の「いじわるばあさん」のようだ。。。

 セットも、吹雪も、効果音も、照明も、現代の舞台となんら変わりがないようにしか見えない無学な自分。


 ところでイヤホンガイドは、あったほうが理解はしやすいものの、片耳をふさいでしまうのでセリフがあんまり耳に入らないのが難点です。

 幕間に筋書き本をあらかじめ読んでおけば、能と違ってセットもあれば効果音もありますし比較的理解しやすいので、ないほうがむしろいいかもしれません。

 最後の演目「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」だけが、雨音を太鼓で表しているだとかセリフもほとんど歌舞伎コント状態だったので、唯一イヤホンガイドありがとうと思った程度でしょうか。


 重要無形文化財どころか世界無形遺産にすら登録されている歌舞伎ですが、自分にはさてどうなのかなぁ、と思うところは多々ありました。

 「色彩間苅豆」の主人公って、子持ちの人妻とデキた挙句にその旦那を殺し、その娘も食べちゃってるような人ですよ。(娘は逃亡した相手が親の敵だとも知らず、子を身籠ったと後を追ってきて男に殺されてしまう話)

 梨園の実生活というと、その辺がとても厳しいようなイメージがあるんですけど、こんな演目ばっかりだと、こないだ六本木で騒ぎを起こした若手歌舞伎俳優もかくありなんという気がしなくもないです。


 さて、週刊『モーニング』で連載中の「テラシネマ」で、歌舞伎出身俳優のセリフ覚えが早いのは毎月演目が変わるから、というエピソードがあったばかりですけど、二つ目の演目「夏祭浪花鑑」の最後、やはり主人公が育ての親(しかも舅=義父)をまさに殺そうとしているシーンで、殺されかかっている市川段四郎が

「違う、違う、逆、逆」

と、明らかにセリフじゃない単語を中村吉右衛門に向かって言っているのにはずっこけました。

 テレビドラマみたいにNGシーンが放送されないのと違って、生の舞台ならではですね。


 しかし3つの演目中、2作品が「クライマックスは殺害シーン」ってのは、どうなんでしょう。

 もちろん、殺害シーンもケンカのシーンも独特な立ち回りで見た目は暴力的でも残酷でもなく、これが歌舞伎ならではの表現なんでしょう、。

 ……とはいえ、草刈り鎌でメッタ切りにされた女がなかなか死なない、とか、そこが見せ所とはイヤホンガイドを聞きながら理解しつつ、焼酎「しろ」のCMを思い出してしまいました。

 CMと違って女も主役ですが、延々と続くので「早く死ねよ」と思ってました。(なんて奴)


 まぁ、「家のセットは左側が玄関」というのはドリフがそっくり取り入れていますし、マンガ「県立海空高校野球部員山下たろーくん」のピッチャーが投げてからキャッチャーミットに届くまでどうやってセリフがこんなに詰め込めるんだと思うようなコマ割りも、おお、歌舞伎の表現手法だったか、なんて思ったり。


 なにはともあれチケットをくれた方には申し訳ないのですが、自分が理解するにはちょっとレベルが高すぎる芸術だったようです。


 最後にもう一つ、身近な歌舞伎表現といえば応援団の「勝利の拍手」などに歌舞伎の要素が取り入れられていたりして、「六旗の下に」などのステージでリーダーが体を反らせば客席から拍手がわいたりリーダーの名前や「日本一!」やら「まだまだ!」などの声で飛んできたりするんですけど、歌舞伎は客席から声をかけるのでも

「ほぁりぃむぁいゃぁ!」(=播磨屋)

などとそれっぽく叫ぶのですね。……最初、舞台側で誰かが演出しているのかと思ってましたが、どうも客席から呼んでいるようです。応援団ステージみたいに好き好きに名前を叫べばいいのと違って、なかなかハードルが高いです。


 来月の午前の部は「義経千本桜」「勧進帳」「楊貴妃」の3本ですから、もしかしたら自分みたいなのにももう少し分かるかもしれません。
author by よんなん
- | trackbacks (0)

遺産

 といっても、ありがちな血なまぐさい話ではなく。


 きょうは父親の誕生会で実家近くのレストランへ行きました。

 料理もおいしく、お土産の誕生ケーキまでもらってご満悦でひとまず実家へ帰宅……したあとに始まったのが、面倒な家族会議でした。。。orz


 遺産は遺産でも、「バブルの遺産」があるんですね我が家には……。


 父親はよくも働いて働いて着々と返し続けてすごいものだと思うのですけれども、母親はどうも納得がいかない様子です。

 定年のない自営業だから父親の歳になっても働いて返せるというのはある一方、サラリーマンのような有給休暇なんかないので、この歳になっても父親に休む暇はありません。

 母親は、もうこの歳だし心のゆとりがほしい、なんでバブルなんかに踊らされたのか、それさえなければ今ごろは、的なことを主張。
(実際はもっと大人な言い方ですけど趣旨はこんな感じ)


 いや、あの時代に土地つき一戸建てのマイホームをすでに持っていて、本業以外の副収入も特にないなか、銀行と証券会社の営業を頑なに突っぱねられたら、それは相当すごい人だと思います。

 バブル破綻から20年あまり、銀行に家を取られなかっただけ立派なんじゃないかと思うのですが、、、庭は取られてしまったので、その時点で母親は「恥ずかしくて外を歩けない」と思っているようです。

 確かに、庭が人手に渡ってそこに塀ができて他人の家が建ち始めた時は「すごいねー、何作るの?」といろんな人から聞かれて返事に困りましたし、事実が知れ渡るにつれ周囲の我が家を見る目も急に変わって母親はその矢面に立たされてきたことでしょう。


 こればっかりは、いま渦中のとある会社がどれだけ謝っても許してくれる人なんかいないのと同じ……といっては被害に遭われた方に失礼かも分かりませんが、

「なんで発電所なんか建てたんだ……」
「発電所さえなければ今ごろは……」

と現地の方に言われては、もう誰も何も言い返せません。


 我が家の中に関しては、銀行に返すお金は決まっている(=ゴールが見えない道のりではない)のですし、もうちょっと建設的な話ができないか、、、といったところです。
author by よんなん
- | trackbacks (0)
  1. 無料アクセス解析