改修と新築の費用比較

 鎌ケ谷市に購入した220万円の古家つき土地に建っていた建物は、見た目で私のような素人が思っていた以上の劣化度合いでした。

 これまで自宅や物件Aの改修を依頼してきた2社に改修の見積もりを依頼したところ、2社とも見積もりを辞退(!)してきました。

 自宅近くのリフォームショップがようやく金額を出してくれたものの、(耐震改修込みで)800万円という金額にびっくりです。しかも外装の修繕は別途と言います。

 もしかして、800万円あったら新築の家が建つのでは……?

 と、かつて「555万円の家」という広告を出していた住宅メーカーに見積もりを依頼すると、いまは「888万円の家」なんだそうで、しかも解体費や外構費などあれこれ含めると1,900万円という金額になりました。

 こんなに小さな家が1,900万円!

 自宅と最寄り駅の間で新築工事をしていたもう一社にも見積もり依頼をしてみると「アイダ設計に価格では勝てない」と言いつつも、おおよそ同じくらいの見積もりでした。

 改修に800万円かけたとしても、新築の4割で済むではないですか。

 そのほか、組体操のCMを流しているプレハブメーカーにも見積もりを依頼してみましたが、道路と敷地の間に電線がある場所には設置ができないといいます。

 そこでもう一度800万円の改修見積を精査すると、屋根の葺き替え(瓦⇒ガルバリウム)が入っています。耐震化に屋根の軽量化が有効とは知っていますが、雨漏りをしている屋根ではありません。

 そのほか先送りできる箇所を省いていって500万円ほどになりました。

 うち240万円は耐震改修費(屋根除く)なので、劣化部改修費は260万円です。

 この古家付き土地を買った220万円と劣化部改修費260万円を合わせて480万円から耐震化と(構造以外の)内外装の修繕を始める、と思えば、近隣で売りに出ている中古住宅の価格帯と結局は同じになりそうです。

 かろうじて安物買いの銭失いは免れそうですが、古家付き土地を買う値段をもっと値切っておくんだったな……。
author by よんなん
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