「高橋さん」の憂鬱

 おととい、郵便の誤配がありました。

 ……まぁ、間違うこともあるさ、と法律にしたがって付箋紙に誤配である旨を記してポストに投函しておきました。

(参考) 郵便法 第四十二条 (誤配達郵便物の処理)
郵便物の誤配達を受けた者は、その郵便物にその旨を表示して郵便差出箱に差し入れ、又はその旨を会社に通知しなければならない。

 が、実は誤配は2回目でして、宛先は前回と同じです。

 誤配されたハガキを見ると、郵便屋さんがときに間違うのも道理、道をはさんで隣のマンションの、我が家と同じ「△△号室」にも、「高橋さん」が住んでいるようなのです。。。

 世の中「高橋さん」多いですけど、こういうピンポイントでかち合うかぁ。。


#実家も誤配がときおりありましたが、番地の数字をアナグラム的にシャッフルした場所に「高橋さん」宅があって、やはり間違いを誘発しやすいパターンでした。。。


 しかも間の悪いことに、我が家も、隣も、マンション名に開発業者のブランド名(たとえば「ライオンズマンション」みたいなの)が入ってないんですよ。

 「地名+集合住宅を表す普通名詞」なのです。


 よく、通販などの住所記入欄にある「マンション・ビル名もお書きください」というやつは、郵便屋さんがうっかり番地を間違えても、マンション名で気付いてもらうためにあるのでしょうが、

・マンション名の“地名”は合っている(“集合住宅”の外国語が違うだけ)
・しかも、△△号室の郵便受けには「高橋」と書いてある

というのでは、間違って仕分けされた郵便物を持ってきた配達員さんに「番地の書き間違いなのでは」とどうぞ勘違いしてくださいと言っているようなものです。。。


 ふと気付いてしまったんですけども、先方の高橋さん宛ての郵便物がこちらに届くということは、逆もありうるということです!


 郵便や宅配便の一部商品には、ポストへの投函でも追跡サービスを提供しているものがある(郵便の「レターパックライト」とかヤマトの「クロネコメール便」など)ので、宅配便屋さん達が誤ってポストに投函してしまえば、発送した側には「配達完了」と出てしまいます。


 もしかしたら、私にお送りいただいた郵便物やメール便が、実は届いていない、ということがあるのかもしれません。。。

 なにより困るのは、誤配に気付くのは「間違って配達された側」であって、「届かなかった側」ではない、ということです。……これはもどかしい。。
author by よんなん
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